
■WAVE 1/24「タチコマ」transparent arabesque pattern■
着工:2007年3月29日
完成・公開:2007年4月1日
「攻殻機動隊」との出会いはもう10年以上前になりますかね…確かどこかの情報誌で
劇場版が製作されるというニュースを見て、原作の存在を知ったんだったと思います。
当時はまだ士郎正宗という漫画家も知らず(士郎作品に詳しいのはもっと上の世代だと思うので…)
世の中にはこんな不思議なスタイルの漫画が存在するんだと、かなり驚かされたのを覚えています。
漫画の主人公が搭乗する機体なのに多足歩行というのも衝撃的でしたね。
劇場版は国内でたった一日だけ公開された英語吹き替え版も含め、3回見に行きました。
その後ちゃんと豪華版のDVDも購入。しかし「SAC」シリーズには一切手を出さずにいました。
別に自分の中の理想の「攻殻」が劇場版だからとは言いません。
むしろアニメ化されたものの中で一番原作に近いのはPS版のムービーシーンだと思ってますから。
原作に登場した「フチコマ」がリデザインされて「タチコマ」として発表されたときは複雑な気持ちでした。
だってこれ…なんか士郎デザインっぽくないんですよ。かなり工業的というか。
それでもこのWAVE製のプラモを買ったのは、「フチコマ」の立体物が手に入りにくかったからです。
まあ…色々権利的に面倒なので詳細は省きますが。

このWAVE製のプラモなんですが、入荷して即日購入したのに丸一年以上放置してありました。
なんだろう…なんとなく作るのが面倒くさかったのかな。
それか「SAC」を見なかったことで製作意欲が湧かなかったという理由もあるかもしれません。
ではなぜ今更作ろうと思ったかというと、あることを模型的に再現してみたかったからなんです。

原作1巻をお持ちの方は確認できると思います。第7話「PHANTOM FUND」の148ページに登場する
素子の赤い随伴機なんですけど、なぜかこの2コマだけ唐草模様の塗装になってるんですよね。
ただ、その直後のページではベージュの都市戦用カラーになっていたりと…つまり「フチコマ」の表面は
光学迷彩するのと同じ感覚でカラー変更が効くのではないかと推測しました。
で…この謎の唐草模様は作戦時以外に使う素子のプライベートパターンなのではないかと。
素子は皆さんもご存知の通り非常に実用主義的な性格で、装備品についても同様の要求をする様子が
同じ148ページの中でも確認できるので…恐らく簡単に切り替えることができるのでしょう。
なのでその変化する表面の塗装みたいなのを再現することに挑戦してみたというわけです。
上の写真…わかりづらいですが、薄っすらと唐草模様が見えると思います。
照明の当て方を色々と試してみたんですが、この写真が限界でした(笑)
実物を肉眼で見るともっとハッキリわかります。

ボディカラーを指定色である青から赤へ変えたので、指示灯の色をグリーンに変更してあります。
このキットなんですが…説明書通りに作っているとおかしな部分がふたつほどあります。
ひとつは脚を胴体と繋いでいる部分のパーツC6。両脇の凸部を削らないと所定の位置に収まりません。
もうひとつは胴体と背嚢部を繋いでいる部分に被せるパーツC15。かなりスカスカです。
可動部を妨げない為にスカスカになっているのかもしれませんが、接着してしまった方が健康的です。
公式サイトの説明によるとグレネードのキャップ(C9)が成型上の都合で設定と異なる形状になってるそうです。
自分はやりませんでしたけど、そのへんも突き詰めてみてはいかがでしょうか。