平成12年第9号に掲載したものです

山麓のトピックス

眠りから覚めた仮面土偶

山麓・茅野湖東中ツ原遺跡にて出土

2000年8月23日発掘された土偶は女性を形どった仮面土偶で、出土された状態のまま8月30日に公開されました。『縄文のビーナス』で知られる国宝土偶が1986年に近くの棚畑遺跡で出土され、それに続いての完全な大型土偶だけに地元ではこの話題に沸き立っています。専門家の間では国宝級と囁かれております。
4000年の眠りから覚めたとは思えないほど生々しい状態で興奮を覚えます。

青味を帯びた全身は約35cm程で逆三角形の仮面に目鼻口が表現され胴部、腕には紋様が施されているのがハッキリわかります。
青味は彩色された様に見受けられますが専門家からは何の発表もされていません。
この縄文中期〜後期に彩色とは従来の見方では到底考えられませんが、万が一にも彩色となれば大変な騒ぎになるはずです。
素人としてはその万が一を望んでおります。
 

中ツ原遺跡は茅野市中心部より蓼科高原を登り白樺湖に至る観光道路のビーナスライン沿いにあり、谷筋の高台に位置しています。
八ヶ岳を一望できる畑の中が発掘現場です。縄文人も日当たりのよい景観の良いところが好きな様です。


下は縄文集落の家屋跡ですが、その集落跡の中央部に在った墓域の土坑の底から発見されたものです。
ここでは過去に県内最大級のヒスイの飾りが出土しておりました。
                   縄文期の文様文字考1