山 麓 の ト ピ ッ ク ス

縄 文 期 の 文 字 考 1

農耕を持たない狩猟、定着の採集民であった縄文人の文化は土器の制作に優れたものを残してくれました。特に縄文期中期(5500年〜3800年前)の土器に表現される文様は今だ解明できておりませんが、単なる紋様ではなく縄文文字(絵文字)の考えが定着しつつあります。
先に『縄文のビーナスにみる縄文人』でも取り上げましたが、森の時代である縄文期を解明することで日本先住民(原住民)の解明ができるのではと現在の山麓の一住民として期待をしております。

縄文期は1万年もの期間続きましたが、文様土器の最盛期は中期(約2000年間)に集中しその後影を消してしまったのはなぜなのでしょうか。あらゆる角度から検討が加えられておりますが興味が尽きません。
ここで土器発生の縄文期初頭からの土器の大まかな変遷を平安期まで辿ってみました。土器の変遷を知ることでその生活がどのように変化していったかを辿ることもできます。

土器の変遷

 縄文前期初頭の尖底土器(約1万年前) 

縄文前期尖底土器に安定性のある平底形
状と文様の出現が見られる(約7000年前)

 縄文中期初頭に様々な形状と文様に
と変化が見られる(約5500年前)
 

. 縄文の中期中葉には形状の完成と多
くの文様が出現(5000〜4000年前)

縄文考古館展示の下記作品(縄文中期)ご参照

縄文中期の後半には装飾性が幾分薄れ
生活具の形状のものが見られる

(3000年〜2500年前) 

弥生時代は文様が減少し形状も生活容器
としての傾向(約3500年前〜250年)

古墳時代には現代の生活器の原型をみる
(古墳時代300〜590年)  

飛鳥、奈良時代を経て平安時代には現代
の容器と変わらない形までになる。
平安期(800〜1100年)

 土器の変遷を見る上での年代の目安を示しております。

山麓で発掘された縄文中期(5500年〜3800年前)の文様土器

茅野市尖石考古館展示品/文様には夫々名前が付けられ研究の対象になっている。