***国鉄ED10−2(1/3)***

<実車の説明>

 大正11年(1922年)東海道線の電化に備えて輸入された貨物用電気機関車。ウェスチング・ハウス+ボールドウィン製で、同じ組み合わせの凸形電機のED22よりもアメリカンという感じがします。深いヒサシ、鋳鉄製バーフレームとイコライザーの台車が特徴です。オリジナルは大型のパンタが1基で、屋根に重連用のブス、妻の外側に砂箱が付きました。
 2号機は、昭和35年(1960年)の廃車で、昭和37年に西武鉄道に払い下げになり、E71になっています。
 写真は、保存のための整備が入る前のものです。
たまたま、庫内に入線している時に撮影でき大変ラッキーでした。室内はもちろん、屋根上の撮影も出来ました。


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  撮影位置の凡例説明
 数字はそれぞれ1次側2次側を示し、●は、撮影位置を示します。

  撮影位置
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 ED10の側面は一見すると両側面共に同じように見えますが、こちら側は室内の機器が取り出せる口が2つ多くあります。(車体中央のドアーの向こうに見える四角い部分が多い)
 側窓が追加されていますが、充分に輸入機の雰囲気は醸し出しています
 後方には、ED12(E52)が見えます。

  撮影位置
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 連結器付近です。連結器座は比較的オリジナルのようです。解放テコは初期に両側に改造されています。バッファーの孔の跡は全然わかりませんでした。デッキステップの最下段は広く改良されています(西武鉄道への払い下げ後の改良でしょう)。

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 屋根へのステップは、原形では登りずらそうな大変小さなもの(側面窓下に砂箱があったのですべてデッキ手すりの外側に配置)でしたが、随分と改良されています。デッキの手すりにまでステップがついており、ヒサシが深いので側面に回り込むようになっています。
 

  撮影位置
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 ヒサシ下には小さな手すりもあります。ステップも本来のステップに踏み板を張り付けてあるのがわかります。

  撮影位置
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 深いヒサシの部分。ヒサシの下の配線は、ヘッドライト用のものです。

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 ドアー上の2つある丸い塞ぎ板のところには、輸入当時は重連用の制御の接続機器がついていたそうです。

  撮影位置
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 運転席側の窓は、原形では一枚枠で、早い時期(パンタが1台の時代)に引き違いに改造されたと思っていたのですが、引き違い窓ながら、全開できる構造なのかもしれません。また、窓のヒサシは、原形にはなく、ヒサシの形状も時代によって、変化があります。

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 小窓は新設されたものと小さく改造されたものの2種類があります。写真は、後の改造で一回り小さくなって上部に丸みがついた窓。

  撮影位置
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 デッキは網目鋼板です。ステップ部分のデッキのかき取りは原形にはありません。標識掛けも同様です。

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 運転台です。主幹制御器はオリジナルのようです。

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 雑然としていますが、メーター類はともかく、結構オリジナルの機器があるように思えました。写真上の丸いスイッチなど古そうです。左上にパンタのカギ外しのヒモらしいものが見えます。ただし、屋根をみると違うようです。
 窓の向かうに見えるのは、ED12(E52)です。

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 主幹制御器のは、WH社のWのマークがありました。

  撮影位置
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 機械室は外側通路です。配管が塗り分けされています。

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 両側にある機器の取り出し口の室内側です。裏側から見るとこんな感じです。
 原形では窓はなく、ガラリも形状が違います。

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