これら二つのエピソードは、それぞれの古代社会における(実際にあったかどうかは別として)、新たな統治体の樹立を帰結として有する。その統治体とは:
- カナンにおける預言者(又は士師)支配体制。(ヨシュア エピソード)
- 大和王朝 (イハレ エピソード)。
エピソードから離れてこれらの「帰結」単独ではく、エピソードと帰結とをあわせた長い形のエピソードが検討されるべきである。なぜなら、長い形式の モーセの出エジプト+ヨシュア と (山幸/海幸)+イハレ とは、共通シノプシス (Common Synopsis )を有するからである。(物語上、ヨシュアはモーセの後継者であり、イハレは山幸彦(ホヲリ)の孫である。)