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 叶神社(横須賀市)

 木が落葉するのは、冬を乗り切るための工夫。でも、葉を落とさない木もあります。常緑樹と呼ばれる木々です。寒さに強いというのもありますが、常緑広葉樹が林をつくっている場所は十中八九、一年を通じて温暖な場所です。
 三浦半島もその一つです。海岸線には常緑広葉樹林が点在しています。その中で比較的大規模なのが、浦賀港に面した叶神社の裏手に広がる鎮守の森です。樹高20mほどのタブノキなどがこんもりとした森をつくりだし、地域本来の森の姿を伝えていることから、県の天然記念物に指定されています。
 浦賀港といえば、日本人により初めて太平洋を渡った咸臨丸が出航した地。勝海舟らもこの景色を見たのかもしれません。
 この森の全体を眺めるのなら、浦賀港の対岸がベストです。神社の近くには、浦賀港をショートカットする渡し船乗り場があります。舟はずいぶんと小さいけれど、勝海舟の気持ちが少しはわかるかもしれません。

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