あらすじ
全日本女子プロレスの企画広報部長、ロッシー小川が書いた本。"全女"の選手紹介から、団体対抗戦の解説や裏話などを全女よりの視点 で書いていく。団体対抗戦に燃え、女子プロレスが燃えていた狂乱の時代の本。
感想
全女ファンのバイブル。今となっては、全女を退団し、対抗団体を設立してしまった「ヒール」であるロッシー小川が書いた、全女大好き な本です。その頃はみんなが幸せだったんですね。。。。この頃が女子プロ最後の全盛期でした。今の勢いのなさとは正反対で、東京ドーム 大会進出まで勢いを伸ばした。またココまでいけるかと言ったら、今は無理でしょうね。タレントが育ってない。なるほどこの頃は、選手 のタレント性もさることながら、フロントも凄かったのかなと。
そういえば、この頃の選手というのは、クラッシュギャルズとかビューティーペアなんかを見て、プロレスにあこがれてきた人たちなだけに それだけプロレス偏差値(感性の分野で)が凄かった。なるほどバブル時代に一番元気だったOL世代が彼女達で、そういう時代背景もあって、 全女はかつてない隆盛期を迎えて、後は少しずつ下火になっていきました。。。
というか、全女に関ったフロントたち、ことごとく不幸な末路をたどってしまいました。ミゼットプロレスなんかも展開していて、そういう 意味では福祉という世界にも携わっていた全女。たくさんの人々の夢と希望を生み出して、そのまま飲み込んでいってしまった全女。そんな 風に考えると、この本を読む視点もちょっと違ったものになってきます。やっぱり、プロレスもそうですが、スポーツ選手って体を痛め つけて、それで仕事してる。非常に辛い仕事なんだなというのが痛切に伝わって…って本読んだだけでは伝わらないですけどね。
背景とか、末路とか気にしないで、普通に読んでみると、それまでに全女で選手生活を送っていた選手のこととか、その頃のことがよく
わかります。現在のプロレス界の生き字引となっている選手達の、若い頃の姿を見ることができます。