あらすじ
鈴木光司のエッセイ。子供との接し方、子育て、男の生き方とは、父性のあり方、家族との絆、人生の素晴らしさ…という、人生とか 家族とか、父性とかをテーマにしている。「リング」「らせん」の誕生秘話や、日本人の価値観などについて論じている。
感想
鈴木光司氏のエッセイは、他に「新しい歌をうたえ」というものもありますが、この本はそれよりも少し後に書かれたエッセイです。 どちらも家族の大切さをこれでもかと言うくらいに説いているのですが、こちらのほうが「日本人とは」、というテーマがおおく、自分が どうだこうだというのは少し控えめになっています。
彼にとって、日本人は生ぬるい人種みたいですが、それでも日本人は素晴らしい人種だと言う思いもあるようです。それは恐らく、 多くの日本人がそう思っているところでしょう。それと、自分がマイノリティであること、自分の価値観が独特である事を恐れるな と言う事を強く主張していました。その点について、私は大いに共感しました。彼は家族、父性というものが大好きで、それこそ父性 の塊のような人なんでしょう。こういう人は最近とみに少なくなってきていますが、少しでもそんな人が増えてくれるといいなと、私は 思いました。やっぱり、人は誰かと結婚して、子供を作って、子孫に血を受け継いでいくと言うのが、一番正常な姿だと思う訳ですよ。 そうじゃなきゃ駄目だと言う事ではないですが。
また、この人の「援助交際論」というのも少しだけありましたが、私からしてみればこの人の考え方が一番まともで、一番的確かなと
思いました。援助交際やら、風俗やらをする女性は得てして家族との関係が壊れている場合が多いそうです。そのとおりだと私も思い
ましたね。