予防訴訟ってなんですか
<予防訴訟にいたるまで>        
2003年12月26日 第1回原告団会議が渋谷で行われた。
参加者は市民を含め約80名だった。
この時点で原告団は150名以上、弁護士団は27名にのぼった。また学者団として教育学、教育行政学、憲法学の専門家もかけつけてくれた。最終的に原告の数は401人となった。
2004年1月末訴状提出。2006年9月21日地裁判決


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 予防訴訟とは

一般的には処分が出されて、撤回裁判をするのが普通ですが、予防訴訟は処分が出される前に、命令そのものが不当・無効である事を問う裁判です。都教委のような行政などの権力行使に対し、事後では回復できない重大な損害が予想される場合、事前に予防訴訟を起こすことができます。命令による「起立・斉唱・ピアノ伴奏」の一律の強制は、思想・良心・信教の自由という重大な人間の尊厳に対する侵害であり、命令は精神的・身体的な暴力です。これは教育の基礎を破壊し、若者の未来を閉ざします。不起立をする人も、やむなく起立させられる人も前もって命令の不当性を訴えることが出来ます。現在、都立学校の教員228名が原告となり、都教育委員会と石原慎太郎知事を被告として裁判を開始しました。原告はさらに増えて現在約400名となっており、画期的な教育裁判になっています。


 予防訴訟の利点は

「日の丸・君が代」強制は、この「通達」があるかぎり毎年、処分や解雇につながります。すでに300人を越す教職員が処分され、処分撤回闘争も行われていますが、予防訴訟では「君が代」斉唱時、不起立や伴奏拒否するものも、やむなく従うものも原告となって事前にその不当性を訴えることができます。
予防訴訟では、始めから憲法・教育基本法違反などの根本問題を論点にします。裁判で都教委は「職務命令を必ず出しなさいとは各校長に言っていない」と校長に責任転嫁する姿勢をあらわにするなど、すでにほころびを見せはじめています。


 予防訴訟を始めてよかったことは

「予防訴訟をすすめる会」を支える教職員と保護者、市民が、教育を私たち市民の手に取り戻すために手を結び、大きな輪が広がりニュースになっています。
また、処分撤回裁判や解雇撤回裁判等と共闘して、都教委に対するさまざまな抗議行動を行っています。


 「こんなに喜んでもらえるなんて(保護者傍聴記)」

             
1.傍聴初心者          S.K
「再発防止研修取消し裁判」の第2回口頭弁論の傍聴に行きました。傍聴はほとんど初心者でして、丸の内官庁街の広さ、裁判所の部屋数の多さ、時間刻みの裁判の多さに感心して、さながらお登りさん状態でした。

2. 歴史の最前線がここにある
被告である都教委を相手に、処分された教師がその不当性を陳述する場面でした。小柄な女性が、足を肩幅に開き、初めはぎごちなく、しかしすぐ堂々と陳述を始めました。不安、苦痛、不当性が伝わる生の声を裁判長に届けたのは、卒業式ブラウス裁判で有名(?)なWさんでした。

3. 保護者ここにあり
 エレベータの中で一緒になったので「T高校の保護者です。後姿が凛々しかったですよ。」と励ましたところ、顔がパアーと明るくなりお礼を言われました。
 弁護士会館に移動しての報告会の参加者を見ると、退職者を含めた教職員が大多数と思われました
。励ましの意味で「初めて参加した保護者です。被処分者を孤立させずにチームで支えましょう」と発言しました。

4. 茶色の朝を保護者の手で止めよう
 帰りの地下鉄入口で別れる時に渡辺さんに「ありがとーね」と満面の笑みで派手に手を振られ、赤面でした。同時に、保護者(国民)としての責任を重く考えました。攻撃されているのは自由であり、憲法であり、国民です。この「日の丸・君が代」強制の攻防を他人事と見過ごして支えなければ、次々と茶色の朝が迫ってきます。
裁判の傍聴は簡単にできることで、こんなにも喜ばれ、効果的な行動です。現役教員が休暇を取ることは大変です。保護者のみなさん、裁判の「追っかけ」をやりましょう。

 注)茶色の朝;茶色の犬を禁止するペット条例を見過ごしたことを皮切りに自由の圧殺が始まるフ
ランスの寓話。



 リンク集

 日本民主法律家協会
日民協のホームページへのリンクです。


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