| 老人は ウエブの扶けをかりて |
天主堂を巡る旅 |
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制作 YOKO |
contents
第1回(07年晩春)
- 旅の準備
- 天草
- 長崎
- 外海
- 五島(福江)
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(5)五島 |

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大瀬崎の灯台

井持浦天主堂
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2007年5月(第四日)
井持浦天主堂。
長崎港を 早朝の7時40分に出港したフェリーが 五島・福江港に着くと ウエブの 「たびの足」で手配したタクシーは 名札を掲げて待っていました。青年です。
旅の目的を話すと ルルドの天主堂から廻ろうということです。
ここの環境には似つかわしくないほど広く よく整備された道路も 曲がりくねる農道のような道路も 若いドライバーは 我が庭のように進みます。一度は 東京に出て働いたそうです。
長い時間を走りました。
車は山路を辿って 山頂近くに停まりました。そして指さされた方向をみますと 崖の下に灯台が見えました。五島列島最西端の大瀬崎の灯台です。(灯台)という宿命を一身に背負ったような美しさです。口数少ない青年は これを見せてくれるために走ったのです。
観光バスが3台ほど停まった場所に着きました。井持浦天主堂です。
フランスのピレネーの ルルドの奇蹟の聖地にあやかった教会です。
信仰の深い巡礼者と Legend(言い伝え)を巡る観光客が 訪れているようです。
初代の建物は明治28年(1895)に建てられ いまの建物は昭和63年(1988)に建てられています。
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堂崎天主堂
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2007年5月(第四日)
堂崎天主堂。
再び 福江島を縦断します。美しい風と 美しい緑のなかを長い時間走ります。
福江市の中心に戻って 美味しい寿司屋に案内してもらいました。
午後の一番は 堂崎天主堂です。
水が 美しく澄んだ 海水浴場の浜に面して 重圧感を備えて建っています。
文化財として保存の運動もあるようです。
明治41年(1908)に 鉄川与助の親方の野原与吉によって建てられ 鉄川与助は その下で働いたそうです。
この教会は 明治の初期に盛んだった(間引き)の風習から子供を救済する運動が活発に行われた歴史をもっています
信仰 そして 迫害の歴史は その背景に 充分 それを推測出来る環境があるものですね。
トスカーナの東部は 慈悲の聖母の マントの下に庇護されるミゼリコルディアの地域で そこには(捨て子の文化)が残ります。そのサンセポルクロやモンテルキの地に立つときと共通した空気を感じます。
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楠原天主堂
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2007年5月(第四日)
楠原天主堂。
二度と同じ道を辿ることができないだろうと思う 農道のような曲がりくねった道を通って 明るい在所にでました。
そこに 楠原天主堂がありました。
藩の施策によって外海から渡ってきたキリシタンは 多くの迫害を受けたようです。界隈には 牢屋と名のつく史跡の多いのに驚きます。
(男性的な建築の教会)と呼ばれているようです。
明治45年(1912)の竣工で 鉄川与助の設計・施工だろうと推定されているそうです。
お堂のなかでは なにかの集会が行われていました。
いまでは 地域の暮らしと密着し 平和な生活があるのでしょう。
有り難いですね。
美しい幼稚園が 隣接しています。
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水之浦天主堂

窓
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2007年5月(第四日)
水之浦天主堂。
この教会は 鉄川与助の設計・施工の建物です。
それも 鉄川与助が 爛熟しきった年代のものです。
昭和13年(1938)に竣工しています。
楠原天主堂が (男性的な建築の教会)と呼ばれているのに対して この 水之浦天主堂は (女性的な建築の教会)と呼ばれています。
クルマが 教会に近付いていきますと その 高貴にまで清潔な建物が 視界を占領してしまいます。
この天主堂を眺めるのに 一番 いい場所かもしれません。
外から見る 窓の美しさも女性的です。
お堂の周りを廻っても 何故か 女性的な心配りの清潔さです。
見終わって クルマは 教会の裏の道を 田園のなかに下っていきます。
教会に接して とても瀟洒で 何一つ無駄なもののない建物があります。
これは何ですか。
ドライバーは 女性の修道士たちの宿舎ですと 教えてくれます。
(よかったですね。)
苦難の五島に ささやかでも こんな平和が育ったのだから。
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2007年5月(第四日)
ご馳走とお土産。
夕方の 長崎に戻るフェリーの時間まで まだ沢山の時間があるので ドライバーは心配をして 夕方まで どこかを案内すると申し出てくれます。
しかし 老人夫婦には 体力的にも この程度で充分です。そしてなによりも 感動と興奮の許容量も この程度が限界です。
昼食を案内して貰った寿司屋が とても満足でしたので 今度は お土産の一夜干しの店に案内してもらいました。東京に届いた品は とても満足な品でした。
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老夫婦・テーマをみつけて 旅 |
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