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心理学者フロイトは、人間の無意識の世界を発見しました。 狂人として片づけられていた人を、無意識精神部分の障害と捉えました。 自分の中に、自分で意識できないもう一人の自分が存在する。 普通、もう一人の自分は、自分を守る為に、常に監視しています。 危険を察知すると、第六感で知らせてくれます。 最近話題になっている多重人格も、後天的に受けた精神への強い衝撃で、無意識部分の対応回路に障害が生じたという事になります。 “無意識”というのはどういう働き方をするのでしょう。 科学番組によれば、我々が日頃自分の行動に指示を出している部分は大脳や小脳に当たる部分で、もう一つその中心に原始脳がある・・・そうです。 “無意識”はその原始脳の中に蓄積された本能的な情報という訳です。 切羽詰まった時に、原始脳は瞬時に、本能的に、無意識に行動して身を救おうとします。 催眠術師が、どうしても食べられないものをいとも簡単に食べさせたり、青汁をアルコールと思わせて酔っ払わせたりします。 大脳や小脳にある理性で整理された情報が、いかに脆いものかを示しています。 我々が常日頃、思ったり、考えたり、感じたり、行動したりする基となる情報は知識であり、それは生きていく為の知恵であり、飾りであり、すぐに崩れ去る脆いもの・・・というわけです。 しかし本能的に、無意識にでてくる行動は、壊れないのです。 前述した般若心経の無色、無受想行識に相通じます。 意識を否定し、無意識を肯定している訳ではないと思います。 いかに脆いものであるかを認識して、それを戒めとせよ、と言っているのだと思います。 自分で意識できない原始脳の部分に一体どんな情報が蓄積されているのでしょうか。 また大脳や小脳が発達する以前に貯えられたものとは何でしょうか。 薬が発達して、自然治癒力が低下した様に、忘れ去ってしまった未知の能力を隠し持っているかもしれないのです。 無意識の中の未知の能力が知りたい。 インチキが大半だと思いますが、各地の呪術師の様に別世界と通信する人々がいます。 ある科学番組で、呪術を行っている時、原始脳の扉を開く為の物質ドーパミンが異常に発生する・・・と、報じていました。 イタコは、自分の中の蓄積された情報と通信しているのかもしれないし、または本当に、別世界と会話をする力があるのかも知れません。 人間、切羽詰まった時や、死を迎える瞬間に、ドーパミンを発生させて原始脳が働き始めるそうです。 切羽詰まった時は身を守る為に…、また死を迎える瞬間は体内モルヒネを発生させて安らかな気分にする為に…。不思議ですよね。 常時に、厚い理性の壁を持った大脳小脳を超えて原始脳の扉を開くには、相当の訓練と意識改革が必要な様です。 修験者が難行苦行をしたり、禅僧が自力本願を願うのも、常時に原始脳、つまりは人間がその形を形成する以前から蓄積された情報との会話をしたいからかも知れません。 もっと突き詰めると、それはDNAにプログラムされた情報なのかも知れません。 そしてそれは、創造主との会話に繋がるのかも知れません。 ⇒NEXT[水金地火木土天海冥] |