気のはなし

Pousse Cafe 12

木々の鮮やかな花は虫に見つけてもらう為にあり、木々の実は鳥に食べてもらってその種を遠くに運んでもらう為にある。

動けない木々の子孫繁栄の為の涙ぐましい仕掛けです。

思考する器官のない植物が何故意志を持ってその形を変化させて来る事ができたのでしょう。

ある種の木々は雄と雌があるらしい。雄は雌をどうやって見つけるのでしょう。

ある種のサボテンは危機にあって悲鳴の様な弱電流を発するとか、誉めれば美しい花を咲かせるとか、三面記事めいた話もありますが、子孫繁栄の為に環境にあわせて変化をして来た事は事実の様です。

たくさん発生する突然変異の中で新しい環境に合ったものが残り、合わないものは淘汰される、という科学的な説明もあると思いますが、それだけではない植物の意志を感じます。

「求めよ、さらば与えられん。」は人にだけではなく、植物にも言える事なのではないでしょうか。

本気で求めれば、いつかは願いが叶う。…と僕は思います。

簡単な事ですが、絵のアイデアが出てこない時、寝ても覚めても思っていると、夢に答えやヒントが出てくることがあるのです。

出来上がった絵を見てどうしてこういう風に描いたのだろう、と思うことがあるのです。

駄作もあるけど、自分で驚く程、良いのができる事もあるのです。

学生時代、デザイン講座で16枚の紙片に色を塗り、4×4の16枚を並べなさい。と命題を与えられました。

僕は作に窮して、いろんな色を混ぜて、とても美しいとは言えない色を作り、16枚に別々の色を塗りました。そして無造作に16枚を並べました。

そこへ教師が通り掛かり、教材用に取り上げました。

何人かの生徒の作品も取り上げて、前の黒板に並べ、比較説明を始めました。

ある生徒の作品は、明るい色から暗い色への変化の並べ方でした。

別の生徒の作品は市松模様に並べてありました。

二人とも考えた作品です。

僕のは汚い色の組み合わせですが、ちょうど知恵の輪の様にひねった形の部分が明るめの色になっていました。

教師の批評です。色の使い方がいい。色の並べかたが計算されている。

最高の評価でした。

誉められて鱗が落ちました。

頭で考えない事です。出来上がりを期待して、やって見る事です。

考える以上の成果がある時があります。その時の気分の良さは言葉で表わせません。

本気で思えば、答えが見つかる。

この気が植物にもあるのではないでしょうか。

気とは何なのでしょう。

元気、弱気、気力、気構え、気合、気持ち。気を表わすいろんな言葉があります。

戦う時は気を充実させなければ、力で勝っていても気合で負けてしまう。

英語ならmindでしょうか。

気というのは、その人の思いの強さかも知れません。

中国に気功というのがあります。

気を貯めて放出すると、そのエネルギーで物理的に人を動かす。

気を貯めてそのエネルギーで、体の悪い部分の治療をする。

本当でしょうか。

植物の葉をナイフで切って、切った方を移動してもしばらくは切った部分にエネルギーの残像が残る。…という実験を見ましたが本当でしょうか。

まだ、科学で説明できない何かがあるのかも知れません。⇒NEXT[平等と独自性]





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