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あとの祭り

重賞回顧アーカイブ


●若葉ステークス

アドマイヤグルーヴに怖れをなしたか、小頭数の皐月賞トライアルになった。

この馬が得意とする上がりの速い競馬になったし、着差も僅かだったけれど
牝馬が牡馬相手の芝2000のオープンで、胸を貸すような競馬をして押し切るんだから
やっぱりふつうの馬じゃないよね。
さすがは、エアグルーヴの娘というところだろう。

この母娘のすごいところは、とにかく「頑張るところ」だ、と僕は思っている。
追えば追うだけ伸びる。けっして諦めない。
そういえば、祖母のダイナカールが勝ったオークスも、空前の大接戦だったっけ。

内容はといえば、ヘイローによるヘイローのための…、というレースだった。
エースインザレースが引っ張るスローをアドマイヤグルーヴが番手から抜け出す。
そして、それを差してきたのがビックコング。
…という形で、ヘイロー系の3頭が完全に仕切ってしまった。

直線だけ急にペースアップする競馬で、ヘイロー系以外お断り、という世界である。
ヘイロー系3頭による頭の高い叩き合いは、ある意味見応え充分だった。

こうなると、ブライアンズタイムでは動きが大きすぎて間に合わない。
外を回して加速を付けたホシコマンダーが最後に迫ったが
時すでに遅しの3着だった。

内伸びの阪神で求められるものはなんなのか?
ということを考える上で、示唆に富むレースだったと思う。

タメが要求される競馬ならば、ヘイロー的な反応の良さがアドバンテージになって
タメが不必要な競馬ならば、ミスプロ的な回転効率の良さがアドバンテージになる。

どちらにしても、求められるのはシンプルでコンパクトな走りであり
ロベルトとか、ブラッシンググルームとかには不利な世界なんだろう。

ああ、それなのに先々週の大阪城Sの本命がローマンエンパイアとは!
俺のバカ、バカ!


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