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あとの祭り

重賞回顧アーカイブ


●京成杯オータムハンデキャップ

ブレイクタイムがまたヌレエフを連れてきて、波乱になった。
(このレース2着のシベリアンホークは、ヌレエフ系スピニングワールド産駒)。

「また」と言ったのは
一昨年の安田記念で馬連10万馬券を出したときの相手が
ヌレエフ産駒のブラックホークだったからだ。

おう?
シベリアンホークのお祖母ちゃんは、ブラックホークのお母さんじゃないか。
ということは、今年の京成杯は一昨年の安田記念の再現だったわけか!

一昨年の安田記念を引き合いに出してまでして僕が重視したいのは
ここでワンツーした2頭は両方とも優れたスタミナを持っている、ということだ。

つまり、ダッシュがあるために短距離馬っぽく見られてしまうが
短距離戦で勝ち負けするには、じつは脚の回転が追い付いていかない。
だから、勝ちに掛かってからジリだったり、小脚が利かないために不器用だったりする。

また、カテゴリー的には両馬とも「首が寝ている」。イコール、スタミナである。
血統を見ても、シベリアンホークのお母さんはスルーオゴールド×シルヴァーホークだし
ブレイクタイムはヒズマジェスティとグロースタークの同血クロスを持っている。
これまた「ド」が付くスタミナだ。

要するに、緩急がつけるのが苦手なので短いところを中心に走っているが
バテない身体構造をしているので、ハイペースのスタミナ勝負で強い、というデザインだ。

そういう馬たちを、仮に「鈍足スプリンター」と呼ぼう。

鈍足スプリンターの系図には、現役ではサニングデールやニホンピロハーレーがいる。
最近ではG1でもめったにハイペースにならないので彼らが主流になることは少ないが
逆にいえば、展開が加熱したときにはバテないスタミナで波乱の主役になれる。
「鈍足スプリンター」というイメージは、頭に入れておいて損がないと思う。


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