〜モロッコ&ドバイ紀行2006・中中中中編〜

 

書いたり書かなかったりのモロッコ珍道中。
今回は、買い倒れの街・マラケシュ編でございます。

それ以前にどこまで続くんだ中編。

 


 

本題に入る前に。ここまでの4回を書いてきて、私は気付きました。
起こったことを全部順番に書いていくから終わらないのです。
見るもの全てが新鮮だった旅行、そりゃあ頭から出来事を連ねていけば長くなります。
終わらないのも当然です。

思えば小学生の頃、読書感想文を書く時にも
生真面目に最初のページからラストまで感想を全部書き連ねていって
結果、作文用紙数十枚分のロングテキストになったという
おバカなことをやらかしたものでした。
採点をする先生のうんざりした顔が目に浮かぶようですね。

本を題材に小論文を書け、と言われたら多分違ったものを出したと思うのですが
「感想」文という言葉に引っかかってしまっていたのではないかと…。
まあ、それはさておき。

 

このままだといつまで経っても旅が終わらないので、ちょっと考え方を変えてみることにしました。
そうですね…順番に書くのでなく、最初に言いたいことをドカンと持ってくる。
これだ。これでいきましょう。




マラケシュ滞在中のビックリ大賞↓

マラケシュの安宿のトイレには、ドアがなかった。

ということで。今回の旅行記はマラケシュ編もとい、マラケシュ・安宿編です。

 


 

空港のあるカサブランカから、砂漠の入り口ワルザザートに行く最中
中継地として一泊した街・
商業都市マラケシュ
(※中中編参照)
行きは新市街の方に泊まって通過してしまいましたが、実はモロッコの真髄は
旧市街メディナの方にあると言っても過言ではありません。

迷路のように曲がりくねった町並み、ところ狭しと並ぶお店と商品、
そこを縦横無尽に行き交う地元民&観光客&
ロバ
このごちゃ混ぜ感こそがメディナの醍醐味!!!
しかもマラケシュのメディナはモロッコ最大と言われるほどの規模なのです。

めいっぱい、お買い物とイスラム商人との値切り合戦を楽しもうではないか!
と、Mさんと私は期待に胸を膨らませてマラケシュ行きのCTMバスに乗り込んだのでした。

 

CTMのバスは、小奇麗で地元民よりも観光客の方が多く利用している印象でした。
と言いつつ後ろに座っていた地元の人と喋ったりもしていたのですが…
バスの乗り比べ感想としては、地元っぽさを味わうなら民営バス
快適に旅をするならCTMといった感じでしょうか?

新市街のバス乗り場に到着し、メディナへ向かう途中でお土産屋さんをひやかしたり
オープンカフェで朝食を取ったりしたのですが
とにかく
トイレ事件を書きたいので、そこまでかっ飛ばします

 

…あ、かっ飛ばす前にやっぱこれだけは。
朝食でMさんがメニューに書いてあったレモネードを頼んだら
何故か、瓶に入ったスプライトが出てきました。
しかも、メニューでは6DHだったのに
瓶に堂々と3DH とか書いてあります。
もはや、どこを突っ込むべきなのか。

いや、日本の飲食店だって業務用の(略)円なジュースをグラスに注いで(略)円で売ったりしていますし
場所代とか人件費とか色々ありますから、高めにお値段つけるのはいいんですよ。
でも、普通そういうのって建前上だけでも隠すじゃないですか!(笑)
それが値段のついたラベルを剥がさずにそのままぬけぬけと持ってくる大胆さ!!
素敵です。何にだかよく分かりませんが惚れました。

 


 

ここまでドタバタ、移動移動また移動と動き続けてきましたが
マラケシュには2泊、滞在する予定でした。

まずは拠点となる宿を決めよう!
どうせならメディナの安宿街でこれぞモロッコというようなところに泊まろう!
ということで、炎天下の中重い荷物を背負ってやってきました安宿街。
ところが、ガイドブックに載っていて、ここいいねーと言っていた宿は満室のようです。

じゃあ第2希望のところを当たってみようか…と玄関を出たところで
別の宿屋の客引き登場。
すぐそこの角を曲がった所にあって、お湯シャワー&トイレ付き
二人で200DH(≒2360円)と、条件も悪くなかったのでついていってみます。

ちなみに安宿街は、見た目こんな感じ↓


ピンクベージュの壁に囲まれた路地に入り口のドアがポコポコ空いていて
その中が2〜3階建ての宿屋になっています。
路地には猫がたくさんいます。




 

そして、こちらが案内された宿の入り口↓


もっと下がって全体像を捕らえたかったのですが、狭い路地だったので
これ以上下がれませんでした(苦笑)
ドア内部、右手に見えるのがフロントです。
奥がパティオ(中庭)。自然光が差し込んでいます。

日中、ドアが空きっぱなしなのが気になる所ですが
言い換えれば盗難はあまりないということなのでしょうか。

もらったホテル名刺には『Riad Douja』という名前が書かれていました。
今気付いたんですが、この名刺、長方形の向かい合う辺の長さが違っています(笑)
まさかハサミで切ったのでしょうか…
ホテルロゴ画像の解像度が72dpiっぽいところも親近感が持てます。

 


 

2階の隅っこのお部屋に招待してもらいました。

部屋の前からパチリと一枚↓


めちゃくちゃ派手ではないけれど、可愛らしい装飾。
というか手すりが手作りっぽくていいですね(笑)

左上の方に写っている真鍮性のランプは、あちこちでお土産として
売っているのを見かけました。
ついでにトンカチ(?)でカンカンと作っているところも見ました。
Mさんが、ランプの中に服を詰めてバックパックに入れて持って帰れないか…
と散々悩んだ挙げ句、家で飾る場所がないと断念していたのが印象に残っています。

 

2階から見下ろしたパティオ(中庭)↓


モロッコの宿は、建物の真ん中に中庭があって、吹き下ろしになっているつくりが多いのです。
モザイクタイル張りの噴水、水が出ていなかったのはちょっと残念…
右下と左下にある三角形は手すりです(汗)

他のお部屋は、一部屋だけお客さんが入っていたような…?
かなり奥まったところにある宿屋だったので(だから客引きさんも必死なわけですが)
見つかりにくいのだろうなあと思いつつお部屋の中へ。

 

 

おおお、結構かわいい!そんなに狭くない!!
鏡やランプ(写真には写っていませんが黄色い布で飾られてました)なども
高価な調度品ではないのですが手作りっぽくていい感じです。

まあ、壁が薄かったり窓が閉まらなかったり
ここ夜になると部屋の中が外気温と同じになるんじゃ?などの心配もありましたが
冷える前に布団に入れば大丈夫だろうということで。
早速シャワーのお湯が出るか、トイレが流れるかなどのチェックをして
宿泊代を払って参りました。

荷物を降ろしてくつろいで、さーてどこを回ろうかーと言っていたところ。
今になってたいへんなことに気付きました。

Mさん『この部屋…トイレに、ドアがなくない???』

!!!!!!!!!

 


 

チェックインの前に、お湯が出るかどうかはチェックしたけど
トイレにドアがあるかまではチェックしなかったというか
当り前のようにあるものだと思い込んでいたのでチェックしようとも思わなかったというか…

いえ、ベッドからは死角になっているんですが
見えなければいいというものではなく!!!!!!!!

問題の洗面所(手前)&トイレ(奥)&シャワールーム(左奥)。
シャワーにはカーテン付いてるのに…何故ここにドアを付けない?!!
せめてカーテン!空間、区切りましょうよ!!!

 

そこで、我々は考えました。
今更ドアがないからといって宿を変えるのは忍びない。
したがって、あるものでなんとかしてできる限りのフォローをしようではないかと。

幸いにも(?)荷物の中には、洗濯用に持ってきたロープと洗濯バサミがあります。
天井にはなにか引っ掛けられそうな突起(???)もありますし
これらを使ってなんとか疑似カーテンを作れないかと。
問題は、カーテンとなる素材です。

 

候補に上がったのは、バスタオル・部屋にあった敷物・毛布など。
バスタオルは、長さがよろしくないし自分の身体を拭けなくなってしまうし
敷物・毛布は重すぎる。
そこで目に留まったのが、ベッド上にある
水色の枕カバー
(※上の方の、ベッドが写っている写真をご覧下さい)

こ れ だ。

これを枕からひっぺがして、洗濯バサミでつなぎ合わせて
天井からロープで吊れば即席カーテンの出来上がりです!

出来上がった代物

 


 

…うん。
(自分に言い聞かせるように)バッチリですね。
何がどうバッチリなのかよく分かりませんが、ともかくバッチリです。
ちょっとカバーの間にスキマが空いていますがそこは見て見ぬ振りで。

だんだんとサバイバル能力が上がってきているような気がするのは多分気のせいです。
Mさんの名言『バックパッカーレベルが上がると女子力が下がる』

ちなみに、上の方はこうなっています↓

なんとも不安を誘う絵ですが、上を見なければ大丈夫!
ちなみにロープの右の方は、洗面台の鏡に括り付けてあります。

 

一応、ちゃんとカーテンとして機能するんですよ↓

 

…モロッコに何しに来たんでしょうか、この人達。

 

ここでふと我に返り、あまりにこんなことで必死になっている
自分達の状況が面白おかしかったので
ベッドに転がって布団をバンバン叩き大爆笑してしまいました。

いや、もう。
うん。
いいんじゃないかな。
(この場合は「どうでもいいんじゃないかな」のような気もします)
細かいこと気にしたら旅は楽しめません、ということで。

 


 

トイレで思い出したのですが、この日夕食を食べたレストランで
お手洗いを借りまして。
(宿がコレだったのでできれば外で利用したいなーというのもあり)

その際、個室で電気が消えて
真っ暗やみになってカギが開かず、半狂乱になったというエピソードもございます。
Mさんも同じ体験をしたらしいので、時間が経つと自動的に
電気が消えるようになっていたのかなーと…
いやはや、すごいトラップですね。

 

色々と思わぬトラブル(?)はありましたが
気を取り直して。
いよいよ次は、街へと繰り出すことに…!というところで今回はここまで。
次回『マラケシュ・お買い物編』に続きます!

 


 

〜続く〜