単車のページ
単車用語のページ
一般的な専門語を私なりに記録しました
- 全長
- 前輪の最先端から、最後部(リアフェンダーやリフレクターの最後部)までの長さ。事実上の長さ
になります。
- 全幅
- ハンドル又はブレーキ、クラッチレバーの先端から先端までの距離がそれになります。車同様、
バックミラーは含まれません。もちろんウインカーがはみ出すのは違反です。個人の好みによって
ハンドルを交換すると、違反になります。
- 全高
- ミラーを除いた部分の、タイヤ接地面からの高さです。カウル、スクリーンは含まれます。
- 軸距離
- 前輪の主軸と、後輪の主軸の距離。
- 原動機の種類
- 使用されている原動機の種類。単車の場合ほとんどがガソリンを使用した内燃機関である。(シ
リンダーの中で燃料が燃焼するので内燃機関という。蒸気機関はボイラーの外で石炭を燃やしている
ので外燃機関である。)同時に気筒数を明記している場合もある。
- 車両重量
- メーカーによって乾燥重量(油、冷却水、燃料を抜いた状態)で計る場合と、それらを装備した
状態(つまり燃料以外は走れる状態)で測定した場合が有ります。
- 車両総重量
- 定員をすべて乗車し、ガソリン、オイルなどを装備した時の重量。この場合人一人は55キログラ
ムで換算されます。
- タイヤサイズ
- この分野はタイヤメーカーのカタログの方が丁寧に書かれていますので、そちらを参照してくだ
さい。
- 最低地上高
- 地面から、一番近いタイヤ以外の部品迄の距離です。カウル付きの単車はアンダーカウルの一番
低い所迄の距離、そのほかはマフラーまでの距離がそれに当たります。ちなみにバンク角とは別です。
あしからず。
- 制動停止距離
- 50KM/毎時からの停止距離。一般的に言う急制動。
- 登坂能力
- 坂道を0km/毎時から発進出来る能力。測定方法は不明。
- 最小回転半径
- 直立した状態で、ハンドルをいっぱいに切って、回転できるタイヤの軌跡の半径。
- 始動方式
- 原動機を始動させる為に使う動力。人間の足のキックによって始動するタイプと、電気式パッテ
リーを使う場合がある。その昔、ホンダのパッソルは、ゼンマイ式で始動した。
- 原動機種類
- その単車の原動機が必要とする燃料の種類。単車は100%ガソリンである。
- シリンダ数及び配列
- 使用しているピストンの数とその位置関係。クランクシャフトの向きが、進行方向に向かって、
どちらを向いているかがその配列である。ほとんどが横置きである。一部の車種が縦置きに成って
いるが、全長が長くなり操縦性能に支障をきたす(軸距離が長くなると直進安定性はよくなるが、小
周りが苦手になる)ため、あまり採用されていない。複数シリンダーがある場合の位置関係は、
直列、V型、などと記載されている。
- 総排気量
- 排気量の合計。(1つの気筒の排気量×気筒数)。排気量はピストンが上下する間隔の容積で、シリ
ンダー上部の燃焼室の容積は含まれない。
- 内径×行程
- 内径はシリンダーの直径、行程はピストンの往復の距離。シリンダーとピストンの間にはわずか
隙間が有る為、この場合にはピストンの直径は無視される。これが排気量となる。一般に内径<行程
の場合にはトルク型、内径>行程の場合には高回転型、もちろん単車は高回転型。
- 圧縮比
- 圧縮比=(燃焼室容積+排気量)÷燃焼室容積×100
- 圧縮圧力
- 低速回転時のシリンダー内部の圧力。燃焼はさせず、セルモーターなどで回転させ測定する。機
械の精度は計算とは違うし、磨耗もそれを左右する為、計算では表せない部分は擬似的にエンジンを
回転させ、特殊測定工具で測定する。計算では出来ないピストンリングからの圧力漏れや、バルブか
らの圧力漏れを測定出来る。エンジンをばらさずに簡単に状態を見る事が出来る。
- 最高出力
- その原動機が持っている最高の力。最近では走行状態と同じようにフレームにエンジンを載せ、
後輪の出力を図っている。いわゆるNET馬力である。トランスミッションの馬力損失も含まれる為、
かなり実践的な数値である。しかしタイヤの摩擦や滑りは計算されているのであろうか?ちなみに
大人一人では約0.25馬力(1馬力=75kgf/sec 75kgの重量を1秒間に1m持ち上げる力)であると
言われている。
- 最高トルク
- その原動機が持っている最高のトルク。最大出力時の回転数と最大トルク時の回転数の差が大き
いと、一般的にはトルク型のエンジンと言われる。反対にその差が狭いとピーキーなエンジンである。
トルクの定義と馬力の定義はその道の専門書に委ねる。
- 弁開き(閉じ)
- 4サイクルにしろ、2サイクルにしろシリンダー内に空気と燃料を封じ込める為、弁(バルブ)
が必要になる(2サイクルはピストンがその役目となる)。そのタイミングをクランクの回転の角度
から割り出した物である。BTDC(before top dead center),ATDC(after top dead center),BBDC
(before bottom dead center),ABDC(after bottom dead center)などピストンが一番上(上死点)
一番下(下死点)の時を基準に測定する。
- 弁すきま
- 弁とカムシャフト、弁とロッカーアームのすきま。すべて冷間時に計る。エンジンが温まると
熱膨張で弁が伸びるので当然すきまは狭くなる。このことを見越してわざとすきまを空けておく。
ちなみに排気弁の直径の方が吸気のそれに比べて大きいのは、排気弁はいつも熱い燃焼ガスに
さらされているが、(その熱を弁と弁座面の接触している間にシリンダーヘッドに逃がしている)
少しでも接触面積を大きく取って熱を放出したい為である。もう一つ余談であるが、弁は開く
瞬間(閉じる瞬間)に少し回転しているので、その接触面がきれいに保たれるのである。
- 無負荷回転速度
- エンジンに何の負担も与えずに、安定して連続運転が出来る(つまりアイドリング状態)時の
エンジン回転数。
- 潤滑方法
- エンジンオイルの潤滑方法。ドライサンプや、ウエットサンプがある。ほとんどのエンジンは
ウエットサンプである。
- 潤滑油容量
- エンジンオイルの量の事。分解整備に伴うオイルの損失も明記しているメーカーも有り、
エレメント交換時には○○リットル、エンジン分解整備時には○○リットルと書かれている
所もある。
- 冷却方式
- エンジンの熱を冷やす方法。水冷もしくは空冷になる。水冷にしても間接的に空気で(外気
で)冷やすことになる。問題は直接空気で冷やすか、間接的に冷やすかである。外気の温度は
季節や気候によって不安定なので、安定した燃焼室温度をたやすく保てる方法(高出力を安定して
、継続的に出せる)として、水冷がいいとされている。
- エアークリーナー形式
- 導入される空気を浄化する方法。車と同じように、カートリッチ方式の乾式タイプと、発泡
ウレタンにエンジンオイルを染み込ませた方法がある。排気量の大きい単車には乾式タイプが
使われているが、小排気量車には、湿式が多く使用されている。コスト面の問題と(小排気量
車では、部品の単価が車体の価格に折り合わない)、使用する空気の問題が関係していると
思われる。
少し専門的なページ
- 馬力とトルクの相対関係は以下の数式で表される。
- トルク=716.2×馬力/回転数(馬力はそのときの回転数)
-
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