| (1) バックステップ |
走り始めると、一番最初に気になるのは、脚の位置である。サイドスタンドも出しにくいし、
ステップが邪魔で、つま先立ちの状態であった。2000年の「第1回ミニオフ会」で、参加
者の一人が社外部品のバックステップを装着していたので、いろいろと探してみたが、そんなに
簡単に見つかるはずも無い。しばらく諦めていると、中古部品の雑誌の広告にまさに同じ物を
発見。だいぶ値段が高かったが、「これを見逃しては、もう2度と手に入らないかも知れない」
と思うと、もう片手には受話器、反対の手には、現金が掴まれていた。
いままで、関心の無かった単車なので、どのようなメーカーが作っていたか、全く本人は知らな
かった。それでも、私の回りにはその名前を覚えている人が多く「ノーマルの面影を残した、
すっきりとしたデザイン」と言っている。
取り付け途中で判明したが、この他にボルト一本が必要である。買った時には、「ノーマルの
ステップとボルトで取り付けられる」と言われたが・・・・
逆に余った部品は、ボルト2本と、チェンジペタルである。
左の写真がノーマル状態で、右がバックステップである。カメラを構えた位置には充分
注意をしたが、正確な構図は取れなかった。しかし、この状態でも、ステップが後ろに
約5センチ、上に約3センチ移動しているのが、判って頂けると思う。
| (2) 社外マフラー |
当分は、フルノーマルのままで乗ろうと思ってたが、さすがに純正マフラーの
「腐食」には、レストアが追いつかず(2度ほど塗装した)、たまたま社外
マフラーが安く手に入ったので、装着する事にした。
願わくば、「ヨシムラ モナカ」を装着したく、長年探していたが、なかなか見つからず、
お小遣い程度で買える中古の「バンズ管」が手に入ったので、試しに装着した。と言っても、
もちろんCBX750用ではなく、現行「CB750」用(RC42用)です。
本来、新品であれば、メッキを施した物であるが、何せ中古品、黒く塗装してあった。
それでもかなり錆が浮いていたので、一度剥がし再塗装した。
エンジン形式が同じなので、エキゾースト部分の取り付けはそれほど心配ないと
考えて購入したが、サイレンサー部分の取りまわしには苦労した。
RC42用は、日本のメーカーからも出ている様だが、個人的な好みとして、
「直管」は嫌い、「大きく、はみ出たサイレンサー」は嫌いなので、デザイン的には
とても気に入っている。
そのまま着けたのでは、爆音なので、サイレンサーを分解し、少しでも音を小さくする
加工を行った。(今回、何も加工せずに、音を聞いた訳ではないが、「バンス管」は
うるさいというイメージが有る為、まずは消音方法を考えた。)
まずは、消音材の交換。サイレンサーは、ボルトを外せば
簡単に抜ける。FRP用の荒目のガラス繊維(1M四方)を巻き付け、
針金で固定。左側が、ボロボロになった吸音材。
サイレンサー中央部には、直径35ミリのパイプが通っている。その表面積の80%
に相当する穴を開けたアルミ板を追加した。消音効果を高め、その上、排気効率を
下げ、ノーマルのキャブセッティングでも使える様にと、何のデータも無いが、
当方の「思い込み」で、作業を行った。左側がエンジン側から覗いた写真。新しいバッフル板には、11ミリの
穴を8個、エキパイセンターからオフセットする様に、明けた。バッフル板は、
入り口にぴったり合う様に作り、たたき込んでから、ポンチで本体を歪ませて、
固定した。
サイレンサー取り付けには、下記のステーをアルミの固まりから削りだした。 ステップステーと、サイレンサーステーが平行にならず、厚めのアルミ板 を何枚か重ね、斜めに削った。鉄板ステーを曲げると簡単に出来るかも しれないが、もてる工作技術を総動員して、汗だくで作った力作。
| (3) ヨシムラデジタルテンプメーター |
空冷エンジンの為、オイル管理が重要と思い、以前から油温計を取り付けたいと考えていた。
手元に旧タイプの「ヨシムラデジタルテンプメーター」があったので、センサーを
取り付ける工夫さえすれば、簡単に付く。しかし、どこにそのセンサーを取り付けるかが、
長年悩んでいた。ある時バイク用品店で、「デイトナ」の油温計のセンサーアダプターを
発見し、それを使って「ヨシムラ」のセンサーを取り付ける事にした。
「ヨシムラ」のセンサーは、PT1/8で、主に水冷のラジエーターのセンサーと
して使用している物らしい。「デイトナ」のアダプターは、外径M20×1.0、
内径PT1/8である。「デイトナ」のアダプターを4番シリンダー真下、クランクの
下部にある、オイル通路のめくら蓋に取り付け、後は配線を行うという、簡単な
作業である。
金色に輝いているのが、「デイトナ」のセンサーアダプターである。エンジン側面にも
同じようなめくら蓋があったが、転倒時に破損すると思い、エンジン下部のこの場所に
決定した。
ご覧の通り、「ヨシムラ」はかなりの年代物で、今ではセンサー等の部品が入らないと
思う。それでも、表示部分が大きく、おまけにボルトメーターも付いていて、当方は
気に入っている。
予想していた通り、油温は100度前後である。まあ、このくらいの温度であれば、
安いオイルでも、頻繁に交換すれば、オイル酸化によるエンジン不調はないと
思う。ご心配の人は、それなりに名の通った銘柄が良いかも知れない。当方は、
「安くて、手軽」なHONDA純正を使用してゆきたい。
| (4) オリジナル Fフォーク スタピライザー |
足回りの強化等、いろいろとやりたい事が多い単車である事は事実である。反面、最新機種に「乗り換える」
という最短距離もある。まあ、せっかく出会った単車だから、あまりお金をかけず、オリジナリティー
あふれる、ユーモラスな改造をして行きたいと考え、先ずは、SRX250で、その性能を実証した(?)
フロントフォークスタピライザーを作る事にした。
厚さ2o程のアルミ板(ジュラルミン系統ではない、ただの耐蝕アルミ)で作られたノーマルの
スタピライザー(?)である。正式名称は「フロントフォークブレース」である。フロントフオーク
とは、ゴムブッシュでボルト止めされている為、ほとんどの役目は泥よけを支える為の部品である。
申し訳程度に、エンジンへの空気導入板がデザインされている。
特殊な工具もないが、まあそこそこのボール盤とヤスリがあれば、この程度の物は、作れる。そこで、
今回は、その制作工程を一部紹介したい。
材料は、JIS規格でいうところの「A7075相当品」である。厚さは15o。アルミ材料と
しては、最強の強度を持つ。よって、まるで「鉄」を削っている様な感じの材料である。
先ずは、フロントフォークの「逃げ」と、フェンダー取付穴の位置を決める。当方は、この穴を基準
にケガキ作業をした。そして中央に「軽量化」の為に、長穴を開ける事にする。手元にあるのは、
小さなボール盤、金ノコ、ヤスリ類である。よって、どんな直線、曲線も、先ずボール盤で穴を
連続的に開け、金ノコで、それらをつなげ、ヤスリで仕上げるという作業の連続である。
仕上げのケガキ線よりも、3o内側にもう一本穴あけ用のケガキ線を入れる。そこに3oごとに
ポンチを入れる。
なぜ、「3o」なのかと言うと、この材料と当方のボール盤のパワー、精度の相性が良いドリルの
直径は、2.5oであると判明したからである。まあ、各自一番良い相性を探すには、それなりに
失敗を重ねないといけない。
穴を開ける部分全週に渡り、穴あけ作業を終えた写真。単に穴を開けるのでなく、垂直である
事が一番重要、2番目は穴の大きさである。2.5oのドリル刃だど、切り子の排出が少しでも
とどこおると、切り子が材料内部でかみ合って、直径が変わってしまう。ドリル刃を何回も上下し、
切り子を排出しながら、潤滑剤(当方の場合は、CRC556)を吹きつける作業を続ける。
後は、金ノコ(糸ノコ)で、切り取る。
そして、ヤスリで、ゴシゴシ。
ついでに、フェンダーの丸みに合わせる為に、また加工。
これで、完成。
で、早速取り付け。
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