|
ガスレンジからIHクッキングヒーターへ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
築60年の我が家では、これまでに何回も増改築工事や小修繕工事をしてきましたが、ここ数年、家事合理化のための機械・設備類を順次導入しています。 今回は、ガスレンジをIHクッキングヒーターに取り替えましたので、これはその記録です。 IHクッキングヒーターが、高齢化対策としても一番安全で使いやすいということがわかって以来、そんな物はいやだという高齢の両親を説得しつつ、機能が進化して時期が来るのを待っていました。
高価な機械です。一度設置したら、気に入らないからといってすぐに取り替えることは不可能なので、慎重に機種を選びます。ガスレンジは、痛みが激しいので取り替える時期が早く来ますが、こちらは電気製品、ずっと長持ちするだろうと想像しましたからなおさらです。 安全装置は、すでにどのメーカーのものにも十分にありそうなので、以下の2点に絞って、集めたカタログでおおまかな目安をつけました。 1 両面焼きロースター 我が家では、魚焼きロースターをよく使うので、これが両面焼きであることが絶対必要でした。これまでガスレンジの両面焼きロースターをたいへん重宝していたので、いまさら、片面ずつ焼いてひっくり返すなどごめんです。
このとき、ショールームで現物を見て気になったことがひとつあります。
我が家のも以前のものから比べると、だいぶよくなっているようで、使用中の印が赤いリングとなって表示されるのと、天板で火力調節ができるのがとてもよいです。 湯沸かし専用のスイッチでは、3kwのパワーで急速にお湯をわかすことができるので、あまりの速さに驚きました。これまでのガスに比べて半分の時間しかかかっていないように思えます。 さて、両面焼きロースターですが、4匹のサンマを自動スイッチで焼いてみました。 そういえば、おいしそうな焦げ目のついた自動トーストにつられて高価なオーブントースターを買ったのですが、これも「自動」は最初からだめ。おまけに高級なサーモスタットがついているのでグラタンなどもうまく焦げ目がつかず、そのうち安いのに買い換えようかと思っているところです。
量販店で扱っている家電製品と異なり、設置工事が必要なIHクッキングヒーターなどのビルトイン機器のカタログは、ショールームにでも行かない限り、近所ではなかなか手に入りません。また、手に入ったとしても最新版ではないことがあるので、カタログの日付には注意がいります。 最新版カタログを入手するには、メーカーのインフォメーションサービスを利用して、電話で連絡をとり、郵送をしてもらうのが一番簡単な方法です。 インフォメーションサービスの電話番号は、ほとんどのメーカーがフリーダイアルになっており、他の製品のカタログに記載されている番号でたいてい間に合います。扱っていないという答えの時には、重ねて、それではどこへ電話したらよいかと質問し、該当の電話番号を教えてもらいましょう。 フリーダイアルは混んでいることも多いので、急いでいるときには、近くのショールーム・支店・営業所に直接電話します。 私は仕事がら、このような方法をよく使いますが、特に専門業者でなくても快く応対してくれるところがほとんどです。また、一部わずかなメーカーの分厚い総合カタログ以外はすべて無料です。もし、気がかりなときには、有料か無料かも質問するとよいでしょう。
専門業者に全部まかせたら、あと10万円以上はよけいに必要だったでしょう。格安だったと思いますが、同じようにしてみようと思われるかたはどうぞ慎重に。 取付は難しくないだろうと見込んでのことでしたが、毎日3回台所を使う我が家ではヒヤヒヤものでした。危ない橋をわたったものです、
・コンロ回りが汚れにくいのは、予想外の収穫でした 熱がまわるのは鍋底だけだからでしょうか。コンロ回りの壁掃除を毎日しなくてもよくなりました。フードも同じです。以前は壁は毎日、フードは1週間に一度の拭き掃除が必要でしたが、今では、壁は1週間に一度、フードは1ヵ月に一度といった感じでほんとうに助かります。メーカーの宣伝係の方はこの点をもっと強調すべきです。 ・鉄鍋のから焼きができない 底の平らな鉄製の中華鍋を最近になってやっと手に入れました。さび止め塗装を落とすために使用前のから焼きを始めたのですが、鍋の側面まで熱がまわりません。我が家にあるカセット式のガスコンロで試してみましたが、火力が弱くてこれもだめ、隣にいる叔父の家のガスコンロを使わせてもらおうと思いながらまだそのままになっています。 ・電磁波 電磁波の影響と思える現象は、いまのところ誰にも起きていないように思えます。我が家は大人ばかりですので気楽です。ただし、化学物質過敏症の人がいるように電磁波にも過敏症の人がいるそうです。(暮らしの手帖の記事より)不安な場合には、事前にIHクッキングヒーターを使った料理教室へ何回か通ってみるほうがよいでしょう。 ・加熱ムラがある たとえば、卵2個のベーコンエッグを作ると大部分は焼けてもまだ生の部分が一部残ります。卵1個ならうまく焼けますが、卵2個のときには、フライパンの位置を途中で変えて調節します。 ・焼き物は苦手のよう これには料理の腕も関係するかもしれませんが、たとえば、ギョウザはいまでもガスのようにおいしく焼きあげることができません。家族にはなんとかがまんして食べてもらっています。 ・中華鍋のかわり ステンレス製の、底が平らで浅い鍋を野菜炒めやチャーハンに使っています。鍋の側面が中華鍋のように上広がりでないのでやりにくいという点が具合が悪いだけで、料理の仕上がりにあまり関係はないようです。 ・両面焼きロースターはグラタンを焼くのにも最適 ロースターは、グラタンを焼くのにもとても便利です。このときは弱で4・5分、オーブンなどではとてもこんなに速くはできませんので、気に入っています。 ・揚げ物キーのサーモスタットが不安定 いつもはだいたいうまく働いているようで、このときにはガスよりもずっと上手に揚がりますが、ときどき、温度が設定どおりに保たれず下がってしまうことに気が付きます。そんなときは揚げ物キーから一般キーに切り替えてなんとかしのいでいます。 ・中央のシーズヒーター 熱効率が悪いので、電気代がもったいなあと思いながらたまに使っていますが、3個ともIHのものがあったらそちらを買っていたでしょう。その場合土鍋や耐熱硝子の鍋はカセットコンロを出してきて使っていたでしょう。 ・タイマーがとても便利 IHには全部タイマーがあるのにシーズヒーターにないのがとても残念です。
・揚げ物キーはほとんど使っていません 以前に書いたように揚げ物キーが不安定なためです。サーモスタットをあてにしないで自分で調節したほうがずっと確実です。一度修理サービスを頼んだことがありますが、壊れていないというのですよね・・・ ・付属品の天ぷら鍋もあまり使っていません とても使いやすい中華鍋が手に入ったのと、揚げ物キーを使わなくなってしまったという二つの理由で、ガスコンロのときのように中華鍋を揚げ物に使うことが多くなりました。 ・湯沸かし用3KWコンロについているもう一つのスイッチも今ではお払い箱 余計なスイッチには赤いテープをつけてしまい、注意して使わないようにしています。 なぜかというと、湯沸かしスイッチで使っているとき、もう一つのスイッチで火力調節をしようとして、いらいらするということが度重なったからです。逆の場合ももちろんあります。今どちらのスイッチを使っているか忘れてしまうことが主な原因なのですが、別の人が消そうとすることだってあるのです。 ・天面コントロールスイッチもお払い箱にしたいです ガラストップについているコントロールスイッチは、まったく使っていません。 うちでは無用の長物であるばかりでなく、エラーの原因になる邪魔物。スイッチ部分に水がこぼれると安全装置が働いてスイッチが切れてしまうという困りものです。次に買い換えるときには、このようなよけいなものが付いていない製品を選びたいです。 ・矢印キーもなんとかしてほしいです 火力を強から弱に切り替えたいとき、なぜ1段階ずつし落としていくことしかできないのか。もしかして急激に変化させるのは故障の原因になるのでしょうか。 火力は0(保温)から最強の6まであります。たとえば、6の火力で煮こぼれ寸前というときに、6→5→4→3と矢印キーを3回も押さなくてはいけないので、そのたびに腹が立ちます。1回で6→3と切り替わるようにしてください。 ・煮こぼれの洪水で修理代の出費 多少の煮こぼれは天板から溢れないように縁がわずかに高くなっていますが、これでは間に合わなかったことがあります。盛大にコンロの外まで吹きこぼしてしまい、ピーピー異音がして電源が落ちてしまいました。メンテナンスサービスはたいへん行き届いており、その日の夜修理に来てもらえ、たいへん助かりました。 ・天板をきれいにしておくのは結構たいへん 天板は黒ですが、続けて使っているとまもなく焦げ付き(?)汚れが鍋底に沿って丸くついてきて、けっこう目立ちます。これがひどくなると落とすのはかなりたいへん。サランラップやアルミホイルにクリームクレンザーをつけて気長にこするしかほかに方法がありません。あまりためないうちならば、たいした手間ではないのですが、なかなか、、、。この頃では、天板がグレーのものなどもありますが、これなら目立つので汚れが大量に溜まらないうちに掃除ができるのかもしれませんね。 ・火に対する注意力が衰えた この冬の始め、買ったばかりのブルーフレームの燃焼テストをしたときのこと。母がうっかり、天板に手をついてしまいました。すぐに冷やしたので何事もありませんでしたが、注意力が衰えたのは、高齢のためばかりではないと思います。 ・薄い鍋にシワができて最小の火力でも焦げ付く 鍋底が発熱するというのは、多分素材に大きな負担がかかっているということなのでしょう。大鍋の底がだんだんと波うってきました。 この鍋で、カレーやシチューを作ると、最小の火力でも部分的に焦げ付くようになりました。なぜだろうかと不思議でしたが、波うったシワの部分は抵抗が大きくなって、そのために発熱量が大きくなるのではなどと想像しています。大鍋があまり厚手では重いし、困っています。 ・鍋は消耗品 薄い鍋の底にはシワが寄ると書きましたが、小さな穴が開いてしまったのでお払い箱にした薄手の鍋もありました。 アルミとステンレスの三層構造の高級小鍋も傷んできました。ステンレスが浮いてきて、一部に隙間ができてしまいました。使い始めの数分間鍋底から水蒸気が発生します。隙間に入っていた水が湧いて蒸発するのですね。支障はこれだけなのでまだ使っていますが、寿命が来るのは時間の問題のようです。 中華鍋も電磁調理器OKの1.2ミリの既製品はすぐに底が凸型になってしまいましたので、1.6ミリのものを特注しました。 ・熱効率はまあ良い 中ぐらい(1リットル前後)のヤカンに1杯のお湯が2・3分で沸きます。これまでに自宅で使ったいろいろな加熱器具で湯沸かしテストをしていますが、燃費は、天然ガスコンロ、ジャーポット、ビルトインIHクッキングヒーター、卓上型IHクッキングヒーターの順でした。ただし、ジャーポットは、少し条件が違います。詳しくはこちらをご覧ください。
・スイッチに故障がありますが直さずにだましだまし使っています。 右側のコンロには揚げ物キーと一般キーの二つのスイッチがついていますが、揚げ物キーは1年目ぐらいから不安定になり、3年目にはほとんどアテにならなくなりました。 サーモスタットというのは壊れやすいものなんですね。たとえば、180度に設定してもときにより、揚げ物の途中でとろ火になってしまいます。これではおいしく揚がりませんから、揚げ物キーはお払い箱、今ではぜんぜん使わなくなりました。(同時にコンロ附属の天ぷら鍋も今では使いません) 5年目ぐらいからはスイッチにまた違う故障が起こるようになりました。 スイッチボックスには、一般キーと揚げ物キーが並んでいますが、一般キーを押すと3回に1回ぐらいの割合で揚げ物キーがオンになってしまうのです。 しかもそれをオフにするには一般キーではだめ、揚げ物キーをもう一度押さなくてはなりません。6年目のいまでは、2・3回続けて揚げ物キーが入ってしまうこともよくあります。ぜんぜん触っていないのに。機械相手にいらいらしてもしかたがないので、こういうものだと思うようにしていますが、最近では早く致命的な故障が起こってくれないかなどと考えてしまいます。そうなったら買い換えられる・・・ この頃またあらたな故障が起こり始めました。今年12月に入ってから、まだ数回起こっただけですが、右側コンロのスイッチを押すと左側コンロがオンになります。リモコンでもないのになぜ?そのうちに電源を入れただけで、コンロのスイッチが入ってしまうようになりはしないかなどと余計な心配も。 とはいえ、コンロに炎がないのはほんとうにありがたいことです。代償として注意力が低下することは、肝に銘じておく必要がありますが。 くれぐれも油断しないようにしてください。 ガスコンロから電気に取り換えたのはついこの間のような気がしていますが、あっという間にときがたちました。そろそろ、うちのIHクッキングヒーターもほんとうに寿命がくるかもしれません。 次に買い換えるときには、 ・天面スイッチがない(こぼれた水滴でエラーになって、知らないうちに火が落ちていてはたまりません) ・矢印スイッチではなく、ダイヤル式スイッチの製品(1回の操作につき数秒時間を節約できます) ・天板の色は、シルバー(焦げ付きが目立つのできっとこまめに掃除をしたくなるでしょう) ・全部のコンロにタイマーがついていること。 という目安で選ぼうと思います。 もし、この条件を満たしたものが二つ以上あったときには、冷却ファンの騒音の少ないほうを選びます。電源を切ったあとでもけっこう長い間ごうごうとファンの音がものすごいのはちょっと気になりますから。 それにしても安くなりましたねーーー、、、 それだけたくさん売れるようになってきたということでしょう。心配しながらオークションなどで買わなくても、慎重に選べば10万円そこそこで買えるのはほんとうにありがたいことです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright Harumi Yoshida 2002