NOUVELLES

ダルタニアン物語のエピソードや、史実との関連などを思い付くまま書いてます。

ルイズちゃん
Louise de la Valliere

レジスタンス三銃士

多分、この本はいま絶版でしょう。
日記にも書きましたが、中学生のころ、市立図書館でこの本を見つけ、夢中で読みました。なんといっても、第二次大戦中に四銃士がナチス相手に活躍するっていうんだから、たまりませんです(笑)
で、あらすじはほとんど『三銃士』の王妃の首飾り奪回作戦そのままです。取り返すのは首飾りではなくて、王妃とドイツ人伯爵のツーショット写真。ドイツは、其の写真でスキャンダラスなコラージュを作成して、イギリスにばら撒こうと企んでいる。そこで、イギリスに亡命してフランス奪還を目指す部隊に所属する四銃士が、ドイツに渡ってこのアルバムを取り返すというお話。
で、ところどころに『ダルタニアン物語』に出てくるエビソードのパロディーがちりばめられていて、ダル物好きにはそれを探すのも面白いです。
しかし、この本、なぜか三銃士がドイツで生死が分からず、ダルタニアンに相当する主人公が「ぼくが探しにいきます」と宣言しているところで終わってしまっているんですよね(^^ゞ
続編では敵役のハイドリッヒが連合国首脳のそっくりさんを集めてなにやら企んでいるのを再び四銃士が阻止するという話らしいんですが、売れなくて翻訳されなかったのか、最初からする気がなかったのかは謎。
しかし、ドイツ、やることがせこすぎる・・・・(笑)

ちょっとネタバレ?人物紹介はこちら

クリストファー・リー 心の叫び

ロシュフォールに関する話題が少ないので、ちょっと関係した(?)お話おば。

レスター版『三銃士』でロシュホールを演じたクリストファー・リー。私にはすっかり「リー様=ロシュホール」というイメージが出来上がっているのですが、世間一般ではドラキュラ俳優として名高い人です。
しかし最近「ドラキュラ等のホラー映画での怪物役の話ばかりしないでほしい」と訴えたそうです。
多くの言語を話せる彼は、英語、ロシア語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語の映画に出演。シャーロック・ホームズとその兄マイクロフト役の両方を演じた唯一の役者で(よく分からないがすごいことらしい・・・)、チャールズ1世・ルイ16世・フェリペ2世など歴史的人物も数多く演じてきました。さらに300本近い映画・テレビ番組に出演し、映画出演最多数の国際的な俳優として「ギネスブック」に載るという輝かしい功績を残しています。

にもかかわらず、いまだにドラキュラのイメージで語られる・・・・・。

しかも45年間( ̄□ ̄;)!!

・・・確かにいやになりますわな・・・・

リー様は現在79歳。来年公開予定の『ロード・オブ・ザ・リング』や『スターウォーズ エピソード2』にも出演されるそうです。

そうそう、クリストファー・リーブぢゃないですよ。あちらはスーパーマンですから(笑)

『ヤング・ブラッド』人物評

『ヤング・ブラッド』の人物評をりくらむなりにしてみました(^^ゞ
ストーリには触れていませんが、先入観なしの真っ白な頭で見たい人は見ないほうがいいかもです(^^ゞ
ここからお入りください♪

『ヤング・ブラッド』の衝撃?(ネタばれなしです(^^ゞ)

現在公開中の『ヤング・ブラッド』見てきました〜♪
以前ディズニー版の『三銃士』を見に行ったときには30分以上前から入り口で並んで、それでももう少しで立ち見になりそうになった経験があるので、今回も早めにいったほうがいいかな〜と思って40分前に映画館へ!
・・・・・人がいない?
もしかして間違った?
でも入り口にポスター貼ってあったし、ここだって券売所のおねえさん言っていたし?(^◇^;)


(10分経過)


やっと二人づれの女の子が・・・・


(20分経過)


前の回が終わってお客さんがでてきましたが・・・・

少なすぎる( ̄□ ̄;)!!


結局、開演時間になってもお客さんは20人たらずしか入りませんでした。
ゆったり見やすい席で見れたからよかったといえばよかったんですけどね・・・
なんか、さびしかったです・・・・。

ハリウッド流・三銃士

今年も『ヤング・ブラッド』が公開されますし、ダルタニアンと三銃士が活躍する映画は数多く作られてますね。でも、りくらむは、以前からハリウッドで作られた三銃士映画には違和感を感じています(^^;
もちろん、ダルタニアンが活躍するというだけで、すごく嬉しいのですが、あまりにも「勧善懲悪&ハッピーエンド♪」な内容がちょっと・・・・(正義感あふれるアメリカ国民の性格を反映しているのかもしれませんが)
原作の『ダルタニアン物語』では単純に人物を善悪に分けることなく、人生の理不尽さもリアルに描いています。
たとえば、リシュリューはダルタニアン&三銃士にとって「敵」なのですが、決して邪悪な人物ではありません。むしろ、リシュリューはダルタニアンの実力を認め、最後には副隊長にまで任命してしまうのです。
(そう言えば、銃士になれたのもリシュリューの口添えだった(^^;大恩人ぢゃん・・)
そうゆう意味で、決して勧善懲悪に終始せず、敵方も愛すべきキャラとして描かれたNHKの『アニメ三銃士』は良く出来ていたのでは・・・('-'*)フフ♪

貴族の肖像

フランス貴族(含王族)の肖像画ですが、どの肖像画を見ても、同じ角度から、同じ目線(カメラ目線だから当然か?)で画かれているものが多い気がします。
中国の清朝歴代皇帝や皇后の肖像には、結構厳しい決まりがあったそうですが、西欧の肖像画にもそんな形式とかあったのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃったら教えてくださ〜いm(__)m
ちなみに、ハリー・トンプソンの『鉄・仮・面ー歴史に封印された男』では、ルイ14世の顔が父のルイ13世よりもリシュリューの親衛隊長だったカヴォア殿に似ていることを、ルイ14世がルイ13世の息子ではないことの証明の一つにあげていますが、肖像画をみるかぎり眉の形とか目の辺りとかルイ13世似な気がしなくもない・・・(^^;;

美味しい話

ダルタニアン物語には食欲をそそる場面がおおいですよねっ。国王の豪華な晩餐から、コクナール家のケチな昼食まで、ついつい食べてみたいっと思ってしまうのはわたしだけでしょうか?
其の中で特に私の興味を引いたのは、ラ・ロシェルで、スイス傭兵の好物だった鳥の脂だったりします(^_^;これにジャムを付けて食べるというのですが、いったいどんな味がするのでしょう?ジャムはイチゴじゃなきゃとかこだわりがあるのかなぁなんて考えてしまいました。
脂好きのりくらむはチョット食べてみたい・・・・。

フェルトンとバッキンガム公爵暗殺事件

『三銃士』でフェルトンはミレディーにたぶらかされた為、あのようなおおそれた事件(バッキンガム公爵暗殺)を引き起こしてしまったことになってます。しかし、実際の事件のあらましは、小説とは大分違うようです。
まず、『三銃士』では、フェルトンはウィンター卿の部下として働いていましたが、実際の彼は、海軍将校として手柄を立てたにも関わらず、不況のあおりを食って失業中の身でありました。この不況の原因を作ったのが、チャールズT世の寵臣として活躍していたバッキンガム公爵。
バッキンガムは議会で罷免を求められていたにも関わらず、チャールズの力で、権力の座にとどまり、国際問題にも口を出します。しかし、彼が指揮したイスパニアとの戦争も、フランスのユグノー支援もことごとく失敗に終わり、イギリス社会のあらゆる階層から反発を買っていました。これらの失策によって、イギリス政府は財政難に陥り、フェルトンのような在郷軍人の年金は滞っていたのです。
1628年8月23日、フェルトンは肉切り包丁を手に、ラ・ロシェルへの再遠征計画を立てていたバッキンガムの本営に入り込み公爵を刺殺、そのまま捕らえられました。国民はそんな彼を英雄と称え、連行途中の道々で歓呼の声をあげたといわれます。そんっなに嫌われてたのか・・・バッキンちゃん(T_T)
しかし、フェルトン自身はこの行為を深く後悔し、バッキンガム夫人に謝罪状を送った後、処刑されました。

イギリスでは革命が成功したのに、なぜフロンドの乱は革命となり得なかったのか

ともに”議会VS国王(フランスの場合はマザラン&アンヌ母后)”という対立の構造は同じであるにも関わらず、なぜ結果が異なってしまったのでしょうか。その要因の一つに、フランスにはクロムウェルが存在しなかったということが挙げられます。じゃあなんでクロムウェルとなり得る人物がフランスに現れなかったかというと、フランスとイギリスの議会構成員の立場の違いにその答えがあります。
フランスの高等法院官僚は、任官とともに貴族の称号を手に入れ、しかも、その官職は世襲となります。対して、イギリス議会は、ジェントリという地方の有力者で無給で地方行政を請け負ってきた人々が多くの議席を占めていました。
つまり、イギリスの議会構成員は、なんら国王に負い目もなく(無給で国家に奉仕してやってんだから感謝しろぐらい思ってたかも)、またその出身地の人々、つまり国民の代表という意識が強かったのです。このようなジェントリ層から、クロムウェルを始めとする、清教徒革命の立役者たちが登場してきました。
一方、フランスの高等法院官僚は、生れながらでないとしても、貴族の一員であり、国民の声を反映する存在とはいえず、また、フロンド派に組した貴族たちも、自らの利害にとらわれて、お互い反目し合うありさまであったため(このへんは『二十年後』に巧妙に描写されています)、そこに取り入ったマザランとアンヌ母后は、無事王位を守り抜くことが出来ました。こうして、フランスはルイ14世による絶対王政への道を歩むことになるのです。

バルコニーにいる人たち

ルーブル宮のバルコニーにはたくさんの「人」が立っているのはご存知でしたか?歴代の大臣たちがここにずらりと並んでいます。rig.lamは3日程かかって、ようやくリシュリュー・マザラン・コルベールを確認しました。ほかにもヴォーバンとかルヴォワとかもいたのかな・・・。残念ながらフーケはなかったようです。犯罪者だもんねー(T_T)。
ルーブル写真集でリシュリュー・マザラン・コルベールのお三方を紹介していますので、ご覧ください♪

ロシュホール伯爵

このコーナーの名前になっているのに、この人に関しては一度も触れたことがありませんでした(^^;。実は、この人に関する史実をrig.lamは全然知らないのです。
『三銃士』でリシュリューの側近として活躍する彼ですが、リシュリュー関係の書物では、名前が出てきません。実際小説のような役目を負っていたとしたら、歴史の表舞台にはぜったい出てきませんものね。
しかしロシュホール伯爵領というのはちゃんとフランスにありますし、初代ロシュホール伯爵は赤毛だったというような伝承が地元では伝わっているというのですから、ほんとうにロシュホール伯爵という人はいたのでしょう。アレクサンドル・デュマもこの小説を書くのに『ダルタニアン氏の回想録』とともに、『ロシュホール伯爵の回想録』なるもの(『ダルタニアン〜』同様回想録の形態をとった小説でしょうね)を参考にしたそうですから、案外フランスでは知られた家なのかも知れません。(たんなるrig.lamの無知か?)
現在ロシュホールの城はチサンさんのゴルフ場のゲストハウスになっているそうです。

バッキンガム公爵その2

『三銃士』でミレディーにたぶらかされたフェルトンによって暗殺されたバッキンガム公爵ですが、その死の数日前に、父のバッキンガムの幽霊が頻繁に館に現れたという伝説があるそうです。権勢を誇った贅沢三昧の生活が国民の怒りを買っていることをいさめるためとも、暗殺の予告であったともいわれていますが、こういう伝説が生まれるのがイギリスらしいですね。

バッキンガム公爵

バッキンガム公爵といえば、『三銃士』におけるアンヌ王妃との悲恋のヒーローですが、『ラ・ロシュフコー公爵傳説』によれば、フランス人はこの「Buckingham」という発音が出来ず、ブーカンカン(Bouqinquant)公爵と呼んでいたそうです。なんかブーカンカン公爵っていまいちあの伊達男バッキンガム公爵のイメージとかけ離れてると思うのはrig.lamだけでしょうか?このブーカンカン公爵が、フランスの宮廷で真珠をばらまいたり、アンヌ王妃を追い回していたのは本当ですが、当のアンヌ王妃がどう思っていたかは定かではありません。ところで、現代のフランス人はバッキンガム宮殿を「Palais Bouqinquant(ブーカンカン宮殿)」とか呼ぶのでしょうか?

「魔法の島の悦楽」のダルタニアンとコルベール

「魔法の島の悦楽」とは1664年にルイ14世が、寵姫ルイーズ・ド・ラ・ヴァリエールのお披露目のために催した祭典で、改築されたばかりのヴェルサイユ宮殿で開催されました。なんと、ダルタニアンはこの祝祭での舞台で、王の小姓に扮して出演したそうです。rig.lamには、このように祝祭に参加している彼の姿は想像もつきませんが・・・。
さて、この頃のコルベールは、フーケを追い落として得意の絶頂にあるかと思いきや、フーケ以上に贅沢にいそしむ国王に絶望して、心痛のあまり死にそうになっていたとか。史実と小説ってやっぱり違うのですね。

ヴァテルについて

ダルタニアン物語第三部に出てくるこの人を覚えていらっしゃるでしょうか?財務卿フーケの司厨長で、宴会に招かれる客の好みに合った酒を仕入れるため奔走しているのを知ったフーケから感謝された時、「あたりまえにつとめを果たしてお礼を言われるんじゃ、恥をかかされるようなもんだ」という名言を吐いた人です。この場面はrig.lamのお気に入りのエピソードの一つです。ヴァテルはチョイ役ですが、デュマはこのようなちょっとした一言でその人物の人柄をしのばせるのがうまいと思います。
ちなみにヴァテルは、フーケの逮捕後コンデ公の司厨長になりました。料理人としての名声を欲しいままにした彼ですが、コンデ公がルイ14世のために催した祝宴で、魚介類が間に合わなかったことで面目を失い、自殺をしてしまったそうです。
最近では彼が主人公の映画が公開され、叶姉妹が試写会に現れたことで話題をさらいましたが・・・・(^^;;;

ルイ14世の出生について

映画『仮面の男』では、思わぬ人物がルイ14世の真の父親として登場しますが、実際に結婚23年目にしてようやく誕生した王太子については、当時からいろいろ取り沙汰されていたようです。もともと女性ぎらいな上に、スペイン人ぎらいなルイ13世とスペイン王女アンヌ・ドートリッシュとの仲が良かろうはずもなく、この王子の誕生は奇跡に近いものがあったようです。正式な発表によれば、狩の途中で嵐にあった国王が、王妃の住んでいたルーブル宮に避難してきたが、急なことでベッドの用意が間にあわず、やむなく王妃と一緒に休んだところできてしまったとか。『ダルタニアン物語』では、この問題には特に触れていませんが、アンヌ太后が「王は王妃なしに世継ぎを持つことはできないが、王妃は王なしに世継ぎを持つことができる」という意味深な台詞を言う場面があります。

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素材提供: Cloister Arts