織物はタテ糸とヨコ糸を交錯して造ります。タテ糸を複雑に上げ下げして図柄を構成します。
下の写真は紗(しゃ)織りという種類の織物です。経(たて)糸が捻れて織れていますので、隙間があったり、きらきら光って見えます。このような織物をねじり織りといい、古代から羅織り・紗織りなどと称されています。昔から立派な武将が並んでいる有様を、綺羅星のごとくと、形容して書かれているのも、紗や羅の上等の織物を羽織った武将が並んででいる事から由来しています。古代中国の書物には、「羅紗を羽織った女性」「薄い布をまとった女性」と書かれています。
織物技術は中国から渡来してきました。そして古代呉の国から伝わったものが最上とされ、「呉服」と称され珍重され現代に至っています。いいかえれば呉服は上等の織物という意味です。
別の話題になりますが、タテ糸の「上げ下げ」を表すのに、古代から使用されている図を組織図といいまして、糸が上がるのを黒印、糸が下がるのを白印で表しています。
つまりヨコ糸一本につき、タテ糸の数(何千本)の黒や白の印で表しています。黒や白を「0や1」に置き換えて見ると、コンピュータと全く同じ考えになります。
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