以下の例はすべて 胆気虚怯 (胆気の不足) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります
1. 不安神経症
2. 緊張体質で手に汗をかく
3. 不安感
4. 緊張性
★ 不安神経症
男 41歳
もっとも治して欲しいこと : 自己診断なのですが「不安神経症」ではないかと思います。
主な症状は車で運転中、高速道路ですが、急になにか、言うに言えない不安感を感じ、
手のひらに汗をかきます。特にトンネルです。
我慢できないほどになると車を停車しますが、その瞬間、吐き気をもよおします。
自分で制御できないのです。その程度といえばその程度ですが、高速道路に乗れ
なくなる気がします。スピードを落としても駄目です。
このままではいけないと思い、何度か高速道路に挑戦はしています。
大丈夫な時もあります。この症状が出てかれこれ10年です。
このままでは一般道のトンネルも苦手になりそうです。
全身 : 怒りっぽい 寝汗をかく
顔面 : 普通 瞼がむくむ 鼻づまり 昔はホコリに対しくしゃみ
口 唇 舌 : 歯茎が腫れる 口が乾く(水をよく飲む)
喉 気管 : 喉が詰まった感じ
胸 脇 : 動悸がする(ただし異常時) 吐き気がある(ただし異常時 )
大便 小便 陰部 : 下痢、軟便が多い よく噛まないせいか腸が弱いと思う
頸部 背 手腕肩 : 腕の痛み(40肩と診断された)
腰 膝 下肢 : 本屋などで一定の態勢で立ち読みした時に膝が痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : 少し若白髪
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返事 :
>車で運転中、急になにか言うに言えない不安感を感じ
>その瞬間、吐き気をもよおします
こういう状態を漢方では「善驚」「驚嚇」「驚慌」等といいます。
いわゆる「七情内傷」の内の“驚”です。
七情とは喜・怒・憂・思・悲・恐・驚です。
“驚けば気が乱れる”と昔から言われている精神情緒の病気です。
神魂が激しく動揺するのを漢方では「心胆が内傷される」としています。
何故なら「胆は中正之官,決断出ず」という役割があり、神明をあずかる君主之官
の心を補佐する立場です。
心胆が内傷されれば精神活動である「神明」は乱れることになります。
不安感を「心慌惧事」と表現しています。
>下痢、軟便が多い
>寝汗をかく
心胆をサポートする脾胃も虚して水湿が多い状態になっています。
おすすめの漢方処方
(1) 温胆湯(うんたんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 緊張体質で手に汗をかく
女 30歳
もっとも治して欲しいこと : 幼少の頃から緊張体質で手に汗をかきやすく、
ちょっとしたことでビックリしたり動悸がします。
1年程前にはいろいろな悩みがいくつか重なり呼吸が深く出来ないようになってしまいました。
現在では背中の上部が凝り固まってしまうくらいです。
ですので緊張や不安をなくしてゆったりとした自然な呼吸ができるようになりたいと思っています。
(最近は気分もふさぎがちで困っています)
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 微熱(たまに) 汗っかき
寝汗をかく やや不眠(夢が多い) 緊張による手のひら、足の裏、腋の下の発汗
顔面 : 顔色が悪い 目の下にクマ 頭痛(こめかみ)目がかすむ 右目に飛蚊症
鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 舌の先がギザギザ 舌苔がうっすら 唇の色が薄い
喉 気管 : ゼイゼイ音がする(肩を右・左交互に上げ下げすると気管から音がする)
呼吸困難 吸うことは普通に出来るが吐きづらい 切れにくい痰がある
胸 脇 : 動悸がする 胸苦しい 少し胸やけがする
腹部 : 胃の辺り(みぞおち)が押すと張っていて痛い ゲップが出ると楽になる 腹が張る
腸が鳴る 食欲旺盛で食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 快便(たまに下痢) 頻尿 痔が痛む 痔の出血がある
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い(胃の裏辺りから上の部分。特に肩甲骨の周り)
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰が冷える 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 頬骨のラインに沿ってにきびが出来始めた
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる やや月経痛がある 血の塊が混じる(ごく微量)
生理前に胸が張る
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返事 :
>緊張体質で、その影響からか手に汗をかきやすくちょっとしたことでビックリしたり
>動悸がします。
こういうのを漢方では「善驚」の症といいます。
「心は君主の官,神明出ず」で、精神的な主導は心がつかさどります。
一方「胆は中正の官,決断出ず」といい、胆気が強ければ心気も安らかでいられます。
ところが一旦胆気が大驚をなして怯えるともう心気は安寧にはおられません。
これを「驚けば気が乱れる」(心神不寧)と表現しています。
昔から「心胆を寒からしめる」ともいい、驚悸は心胆の安寧を脅かします。
反対に心胆気虚であるとよく善驚するのです。(胆虚証……胆力の不足)
胆虚の原因は心の陽気不足です。だから
>さむけ 微熱
>頻尿
>背中の上部が凝り固まってしまう(心の裏側)
となるのです。
おすすめの漢方処方
(1) 桂枝甘草竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 不安感
男 31歳
もっとも治して欲しいこと : 不安感と首から後頭部に来るコリ
ちょうど1年前、根を詰めた仕事中に体の力が抜けた感じの後、急に不安感が出てきた。
終業時間だったのでそのまま帰宅。しかし不安感は抜けないまま、どんどん不安になっていく。
手汗と手がふるえた。病院へ行き、点滴。抗不安薬をもらう。
1週間後、仕事中に再び不安感が出てきたので仕事場の医務室で診てもらう。
メンタルクリニック受診を勧められ、通院。別の抗不安薬に切り替える。(現在服用中)
ある時、ホテルのマッサージで首のコリを指摘され、それ以来、不安感と首のコリ
(肩はあまり凝らない)も続いている。
全身 : だるい 気がふさぐ 微熱 汗っかき 汗をかきにくい 寝汗をかく 眠ってばかり
顔面 : 普通 頭が重い 目がまぶしい
口 唇 舌 : たまに舌がもつれる 口が乾
喉 気管 : 呼吸困難っぽくなる
胸 脇 : 不安になると動悸がする
頸部 背 手腕肩 : 首のコリ
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返事 :
>根を詰めた仕事中に体の力が抜けた感じの後、急に不安感が出てきた
>手汗と手がふるえた
うつ病とはまた違った不安神経症が増えています。
これは憂鬱傷神といい、もの思いがいつのまにか高じて神明(精神)を傷つけているのです。
「汗は心液」といい、心気の変化は汗に表現されます。
豪胆な精神の人はそんな目には会いませんが、豪胆な精神や決断を
つかさどるという胆気が不足すると不安感が生まれるようです。
おすすめの漢方処方
(1) 甘麦大棗湯(かんばくだいそうとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 緊張性
女 26歳
もっとも治して欲しいこと : 『常に人前や人と関わる事がある時や前に強く緊張するし予期不安もあり
気分が前向きに明るくなれず意欲低下状態』症状からして社会不安障害SADだろうと思います
人と接する機会がある前や接する時や外出や何かをしなければいけない時
(コンビニ、電話、買い物、美容室、病院などの日常的な事)レジでお金を支払う時、人前で字を書いたりする時、
食事や外食の時に手が震えたり首が震えたり動悸、手足の汗、など必ず緊張と不安が出て
外食や食事は家族や親しい人の前でさえなります
首の震えは(外食、食事中に食べ物や飲み物を口へ運ぶ時、タバコを口へ運ぶ時)が1番辛いです
2番目は…手足の冷熱が交互で緊張してる時は冷たくなり汗は出たり出ない時もあります
他に身体症状は夕方に体がだるく疲れ憂鬱になります
物音や物、人、虫などにビックリしやすい、体温調整が出来ない、天気で体調症状が左右される、
など色々な身体症状が出たり出なかったりの繰り返しの毎日で、人と接する場所など回避してしまい
日常生活や仕事復帰が出来ません
月経前にはさらに酷くなったり気分もガクッと落ち家でボーっとする事が増えます
自分では神経質でマイナス思考と実感してますし人目ばかり気にする毎日です
全身 : だるい 気がふさぐ 冷熱交互(緊張時は冷え) 汗っかき(緊張時)特に手足 眠ってばかり 食後眠くなる
顔面 : 普通 立ちくらみ 頭痛(たまに) 耳鳴り
喉 気管 : 呼吸困難(息がし辛く苦しい時がある)
胸 脇 : 動悸がする(緊張時)
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る(緊張で力が入る)
腰 膝 下肢 : 足が冷える
婦人 : 月経痛が少しだけある 流産した事がある
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返事 :
> 手が震えたり首が震えたり動悸、手足の汗、など必ず緊張と不安が出て
> 手足の冷熱が交互で緊張してる時は冷たくなり汗は出たり出ない時もあります
> 夕方に体がだるく疲れ憂鬱になります
> 物音や物、人、虫などにビックリしやすい
俗に云う“肝っ玉が小さい”のですね。
この“肝っ玉”というのは肝胆の“胆”に属する機能です。
これを漢方では「胆は中正之官,決断出ず」と表現します。
(裁判官が判決を下すように断固とした決断力を持つのが胆である。)
胆気が虚しておれば当然 心気も虚しています。
それで心神不安になります。(心虚胆怯)
生来の気性だと諦めてはなりません。
漢方では「形神合一論」といって身体と精神は一如と考えます。
即ち精神の病気は身体を治すことによって治せるとします。
おすすめの漢方処方
(1) 竜歯鎮心丹・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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