以下の例はすべて 湿邪内欝 (脾虚湿勝の人が湿邪に外感すると内外の湿邪が相乗的に反応する) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 下痢
2. 下痢/小便の出が悪い
★ 下痢
女 49歳
もっとも治して欲しいこと : 下痢症
最近普段でも下痢気味、時々急激な下腹の差し込む痛みがともなう。
汗かき、寝汗をかく、目が眩しい、目がかゆい、最近よく喉が渇く、
腹部はおなかが良く鳴る、大便の切れが悪い、足の裏がほてる、
夏蒸し暑くなると腕などに湿疹ができ痒くなる
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返事 :
自然界の風・火・暑・湿・燥・寒の「六気」の過多あるいは不足は
人の生命現象と極めて密接な関係があります。
この異常な六気を「六淫」といって発病の原因と考えています。
>下痢症、最近普段でも下痢気味、時々急激な下腹の差し込む痛みがともなう。
>おなかが良く鳴る、大便の切れが悪い、
>汗かき、寝汗をかく、
>夏蒸し暑くなると腕などに湿疹ができ痒くなる
これだけでもう“湿”が原因である事は明らかです。
「湿滞」には内外の二つがあり、脾の運化失調に関するのは「内湿」です。
「脾は湿を悪み、燥を喜ぶ」といい、湿の停滞は脾の機能低下につながります。
それを「脾虚湿盛証」といいます。
>最近よく喉が渇く、
>目が眩しい、目がかゆい、
>足の裏がほてる、
湿が久しく停滞すると熱化して「湿熱」となります。
痒みやほてりや湿疹がそれです。
しかし「時々急激な下腹の差し込む痛み」とありますから湿熱は表面だけで、
脾 (膵臓と小腸)には「寒湿」があります。
この寒湿を温めて乾燥しなければ慢性の下痢は治りません。
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脾は太陰湿土の臓なり,性は温を喜び寒を悪み,燥を喜び湿を悪む。
脾は寒湿によりて困る所なり,升降運化が其の常度を失すれば,
飲食は化せず大腸に走りて瀉を作す。
其の腹瀉の状は,腸鳴り腹瀉し,糞質は清稀で穢臭少なし。
寒邪に因りて内攻される,故に腹痛のときは熱を喜び暖を欲する,
これは寒湿が脾を困らせるなり。
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おすすめの漢方処方
(1) 胃苓湯(いれいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 新加平胃散(しんかへいいさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 下痢/小便の出が悪い
男 39歳
もっとも治して欲しいこと : 1番目 胃腸弱い お酒を飲むと、翌日に食欲不振、下痢 夏場に食欲不振、下痢
お腹がゴロゴロする ストレスを受けると食欲が無くなる ミゾオチ左右が不快、その背中側も不快(軽い痛み)
下腹部、膀胱あたりに力が入らない 寝ている時に、吐きそうになり口まで来て起きる 便通は良い方
以上は、生まれつきとか、十年来
2番目 5年前に尿管結石になって以来、腎系が弱い 明け方尿が出る 尿の出がいまいち 残尿感 排尿時に力みが必要
全身:だるい 気がふさぐ さむけ 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面:普通 鼻づまり
口 唇 舌:唇の色が紫色 舌がもつれる アフター性口内炎がでる 口は乾かない
胸 脇:脇が痛い 胸やけがする 酸っぱい水が上がる
腹部:脇腹が痛い 腸が鳴る 食欲が無い
大便 小便 陰部:夜間排尿が多い 小便の出が悪い 切れが悪い 尿が濁る 尿が濃い インポ 早漏
腰 膝 下肢:腰が痛い 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪:にきび フケ性 若白髪
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返事 :
> お酒を飲むと、翌日に食欲不振、下痢
> 肛門に熱感がある 膀胱がすっきりしない
> 小便の出が悪い 切れが悪い 尿が濁る 尿が濃い
> 5年前に尿管結石になって以来、腎系が弱い
> にきび フケ性 若白髪
脾(消化器系)と下焦(腎・膀胱経)に湿滞があります。
また湿が久しく停滞すると熱化して「湿熱」となります。
> インポ 早漏
あるいはこれも湿熱のせいかも知れませんね。
おすすめの漢方処方
(1) 胃苓湯加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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