以下の例はすべて 湿熱下注 (湿熱が欝滞して膀胱の気化や大腸の伝導機能が妨げられる場合) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 尿管結石1,2
2. 尿路結石と肝臓
3. 陰部の湿疹1,2
4. 痛風
5. 排尿痛
6. 足がしびれる
7. 肝硬変ほか
8. アトピー/不正出血
9. クローン病
10.
★ 尿管結石1
男 37歳
病名と経過 :
肩凝りと首が痛く、陰部に痒みがあります。
昔から太っているので、最近、成人病が心配です。
顔が赤ら顔で、最近足が冷えます。
尿管結石を3年周期で過去2回経験あります。
十二指腸潰瘍もあるとの事ですが、たまに溝うちに痛みがある程度で、他には症状はありません。
便秘が定期的にあり、便秘中に切れ痔になります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
> 尿管結石を3年周期で過去2回経験あります。
これは漢方で「石淋」といい、淋証に属します。
以下に解説書から抜粋します。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
淋証の内因は多くは栄養価の高い物、甘い物、酒、熱い物の過食によって脾胃の運化に異常をきたし、
湿が積って熱を生じ、湿熱が膀胱に流入することによる。
膀胱は津液を貯蔵する所であり、水は気化してはじめて排出できる。
湿熱の邪気が膀胱に薀結して気化作用が失調し水道が不利になれば遂には淋証を発する。
湿熱が久しく薀すれば水液を煎熬(煮つめる)し、尿は凝結し、年月を経ると聚って砂石となる。
つまり石淋(結石)である。
腎と膀胱は互いに表裏をなしており、その間は経脈で連なり、水道は相通じており、互いの関係は
密接である。
淋証が一旦発生すると、膀胱の湿熱の邪気は上って腎を犯し、あるいは長期間罹患して癒えないと
腎気を損傷し、二者は相互に影響し合って病状は長びき治りにくくなる。
このように腎虚と膀胱の湿熱は淋証発病の原因の中で重要な位置を占めている。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
成人病としてもっとも危険性の高いのは前立腺肥大症と直腸癌でしょう。
未然に防ぐ為にも今から対策を立てておかれた方が利口です。
>陰部に痒みがあります。
陰嚢掻痒も湿熱証によるものです。
おすすめの漢方処方
(現在は未病の状態ですから予防的に民間薬を煎じて飲むだけで良いでしょう)
(1)車前草(しゃぜんそう・おおばこ)・・・・・・・・・・(民間薬)
(2)金銭草(きんせんそう)・・・・・・・・・・(民間薬)
(3)蒲公英(ほこうえい・たんぽぽ)・・・・・・・・・・(民間薬)
★ 尿路結石2
女 23歳
尿路結石といわれました。石が出やすくなる漢方はありませんか?
全身 : だるい 汗っかき 眠ってばかり
顔面 : 普通 赤い
口 唇 舌 : 口が苦い 口が臭い 舌がもつれる 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る
唾液が多い 口が乾く
胸 脇 : 胃の辺りが痛い 脇腹が痛い 腹が張る 腸が鳴る 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 頻尿 排尿痛がある 出が悪い 切れが悪い 尿が濃い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え 肘の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 膝が痛い しびれる 足が冷える むくみがある
無力で歩けない
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 かゆい 湿疹 にきび
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 月経が早くなる 月経痛がある
出血が止まらない おりもの
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>尿路結石といわれました。石が出やすくなる漢方はありませんか?
>小便 : 頻尿 排尿痛がある 出が悪い 切れが悪い 尿が濃い
尿路結石は何故できるのか?
昔の人は「如湯瓶久受煎熬、底結白鹹也」とか
(薬缶で繰り返し何度もお湯を沸かすと底に白い滓が残るのが結石である)
「猶海水煎熬而成塩鹹也」とか言って譬えています。
(海水を煮詰めると塩が残るようなものである)
ここで沸かすとか煮詰めるとかの加熱がなされて初めて結石化します。
この加熱の強い弱いに個人差があります。
加熱の強い人は病的に“湿熱”があるのです。
大抵は熱性に偏った飲食に原因があって、内生した湿熱が膀胱へと下注して尿を煎熬します。
>全身 : 汗っかき
>口 唇 舌 : 口が臭い 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口が乾く
>胸 脇 : 食べてもすぐ腹が減る
>皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 かゆい 湿疹 にきび
>婦人 : おりもの
これらはすべて“湿熱”の存在があるからだと考えられます。
「清熱利湿」する事が対応処置です。
>腰 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい むくみがある 無力で歩けない
湿熱が長く留ると熱邪は腎陰をも傷つける事になります。(湿邪化燥,腎陰耗傷,陰虚火旺)
膀胱と腎は表裏の関係にあるので膀胱の湿熱が腎へと伝わった訳です。
すると腎の病変として上のような事が起こります。
おすすめの漢方処方
(1) 排石湯(はいせきとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 石葦散(せきいさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 尿路結石と肝臓
男 40歳
もっとも治して欲しいこと : 尿路結石 肝臓(酒を控えるようにと言われている。)
全身 : だるい 汗っかき
顔面 : 普通 なみだ目 鼻づまり クシャミ
口 唇 舌 : 歯茎から血が出る 口は乾かない
胸 脇 腹部 : 脇腹が痛い 腹が張る
大便 小便 陰部 : 下痢
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え
腰 膝 下肢 : 腰がだるい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
尿路結石が何故できるかというと、漢方では「煉液成石」という事を言います。
つまり、やかんの中の水を繰り返し煮沸していると、しまいには湯垢が沈殿してくるでしょう。
これが大きくなると結石になると考えています。
膀胱や尿道において熱があるという状態を「湿熱」といいます。
結石の原因はこの湿熱なのです。
湿熱について『三因極一病症方論』という昔の書物には、
「飲食過多で道楽にふけり、大声を張り上げてひどく疲れ、運動が適当でなければ、
津液が巡らず、集まって痰飲になる。これは不内外因に属する。」とあります。
即ち疲労が重なると津液の気化が緩慢になり、体内に湿(痰飲)が生じ、
湿鬱から熱が生じ、脾胃に鬱積し、津液を熏蒸して汗となって外へ漏れる事になります。
>全身 : だるい 汗っかき
これは「湿熱の汗出」ということになります。
>肝臓(酒を控えるようにと言われている。)
湿熱は脾胃に鬱積しているのみでなく、肝臓にも鬱積していると考えられます。
肝臓の湿熱は将来的には黄疸につながります。
今のうちに対処しておかれた方が宜しいでしょう。
>顔面 : なみだ目
「肝経は目を巡りよく視る」といいます。
肝経の湿熱がそうさせるのでしょう。
>腰 膝 下肢 : 腰がだるい
「腰は腎の外腑」で膀胱と表裏をなしています。
>胸 脇 腹部 : 脇腹が痛い 腹が張る
>大便 小便 陰部 : 下痢
多分みんな脾胃・肝の湿熱のせいでしょう。
おすすめの漢方処方
(現在はまだ血尿や排尿痛が出ていないようですから湿熱を取り去る民間薬を煎じて飲むだけで良いでしょう)
(1)車前草(しゃぜんそう・おおばこ)・・・・・・・・・・(民間薬)
(2)金銭草(きんせんそう)・・・・・・・・・・(民間薬)
(3)蒲公英(ほこうえい・たんぽぽ)・・・・・・・・・・(民間薬)
★ 陰部の湿疹 1
女 30歳
もっとも治して欲しいこと: 数年来の慢性湿疹。
15年程前から、生理時に陰部のただれが始まり、ここ5年くらい慢性湿疹化し、
皮膚が角質化、色素が沈着している。かゆみは激しく、
寝ていてもかゆみで目が覚める。生理時はひどくかぶれる。
かゆみを取り除き、生理時の血液の刺激に強い肌の状態になりたい。
全身 ;だるい
顔面 ;目が痒い
喉 気管 ;喉が詰まった感じ 喉が痛い 切れにくい痰がある 痰は無い
大便 小便 陰部 ;脱肛 陰部が痒い
腰 膝 下肢 ;腰が痛い 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 ;発疹 かゆい 湿疹 ただれ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>15年程前から、生理時に陰部のただれが始まり、ここ5年くらい慢性湿疹化し、
>皮膚が角質化、色素が沈着している。かゆみは激しく、
>寝ていてもかゆみで目が覚める。生理時はひどくかぶれる。
これは昔から「陰瘡」(陰前生瘡)と言われているものでしょう。
原因は陰部をまとう肝経や膀胱経という経絡に「湿熱」が篭っているからです。
>顔面 ;目が痒い
>喉 気管 ;喉が詰まった感じ 喉が痛い
肝経はまた咽を通り、目に繋がっていますから両方にも病変が出ます。
しかも又「女子は肝を以って先天と為す」と言われているように、生理と
“肝”の働きは密接な関係にありますから月経で悪化するのも頷けます。
おすすめの漢方処方
(1) 新加抽薪飲加味(しんかちゅうしんいんかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 竜胆瀉肝湯加味(りゅうたんしゃかんとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
*外洗液
(苦参・蛇床子・・・)
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
★ 陰部の湿疹 2
男 35歳
もっとも治して欲しいこと: 2、3ヶ月前から湿疹が出ている(陰嚢湿疹もあり)
腸がコロコロ便でガスがたまりやすい
全身:健忘症 怒りっぽい
口 唇 舌:口が乾く
腹部:腹が張る
大便 小便 陰部:便秘 陰部が痒い
腰 膝 下肢:足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪:湿疹
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
> 陰嚢湿疹
> 腸がコロコロ便でガスがたまりやすい
> 口が乾く
肝経は陰器を繞っています。
ここに湿熱があると陰嚢湿疹になります。(湿熱循経下注)
また便通にも影響します。
おすすめの漢方処方
(1) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 痛風
男 37歳
もっとも治して欲しいこと : 痛風
全身 : だるい 怒りっぽい 微熱 汗っかき 寝汗をかく 不眠
顔面 : 瞼がむくむ
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 歯茎が腫れる 口が乾く
腹部 大便 小便 陰部 : 便秘 出が悪い
皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
痛風は肉食や酒などの原因がハッキリしています。
尿酸値が高くなるのを漢方では「湿熱」のせいと考えています。
>全身 : だるい 怒りっぽい 微熱 汗っかき 寝汗をかく 不眠
>顔面 : 瞼がむくむ
>口 唇 舌 : 唇の色が紫色 歯茎が腫れる 口が乾く
>腹部 大便 小便 陰部 : 便秘 出が悪い
>皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
すべてに湿熱が該当します。
この湿熱を体内から排出することが即ち尿酸の排出につながります。
おすすめの漢方処方
(1) 四妙散(しみょうさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 排尿痛
男 42歳
もっとも治して欲しいこと : 排尿痛、吐き気
全身 : だるい 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 普通 頭痛 頭が重い 目が赤い 鼻づまり クシャミ
濃い鼻汁 鼻がかわく
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 歯茎から血が出る 鼻が乾く 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる 切れにくい痰がある シャックリ
胸 脇 : 胸が痛い 吐き気がある 酸っぱい水が上がる
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 下痢 夜間排尿が多い 排尿痛がある 出が悪い
切れが悪い 尿が濃い 痔の出血がある
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : フケ性 かゆい 若白髪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>だるい 眠ってばかり
>舌苔が厚い 口が乾く
>排尿痛がある 尿が濃い 痔の出血がある
>フケ性 かゆい 若白髪
「湿熱」の存在が疑われます。
>目が赤い 鼻がかわく
「肝は目に開く」で、湿熱と関連の深い肝経に熱があるようです。
>排尿痛、吐き気
肝経は下降して性器を纏い、足の指へと向かいます。
従って排尿異常に深く関わります。
吐き気があったり酸っぱい水が上がるのは「肝気が胃を脅かす」いわゆる
「肝剋胃」(木剋土)の関係が出来ているからでしょう。
肝気の高ぶりや肝熱を清解してやらなければなりません。
これを「肝火上炎証」といいます。
おすすめの漢方処方
(1) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 足がしびれる
男 24歳
もっとも治して欲しいこと : 下半身のしびれ
一ヶ月前から腰が痛むようになり、そのうち右のつま先からおしりの上あたりまで
しびれて感覚が鈍くなった(ずっと麻酔をされているような感じ)。
整形外科を受診し、2週間入院し寝て過ごし、腰痛の症状は落ちついたがしびれは治らず、
左足にも出るようになってしまった。
今までに飲んだ事のある漢方薬とその結果 : おととし耳が聞こえにくくなり、耳鼻科で
出されたものを飲んだことがあるが、何の薬かよくおぼえていない。
全身 : 気がふさぐ 微熱 汗っかき 不眠 首が疲れやすい
顔面 : 赤い 頭痛 頭が重い 鼻づまり 鼻水
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口は乾かない
腹部 : 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 血便 小便の出が悪い 切れが悪い 尿が濁る 尿が濃い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い しびれる 足が冷える
かかとが痛い 足がだるい 無力で歩けない 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 にきび リンパ腫 抜け毛
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>一ヶ月前から腰が痛むようになり
重いものでも持ち上げてギックリなったとは書いてないので、これはひとりでに起こった
ことなのですね。
>小便の出が悪い 切れが悪い 尿が濁る 尿が濃い
「湿熱」が原因と思われる尿の異常が気になります。
>おととし耳が聞こえにくくなり
「腎は耳に開く」で、尿のこともあり、もともと「腎陰虚」の体質なのでしょうか。
>そのうち右のつま先からおしりの上あたりまでしびれて感覚が鈍くなった
腎陰虚のために「水湿」がうまく気化されず湿熱を生じ、その湿熱が絡脉を塞いで気血が
肢端に達するのを妨害しているようです。
>舌苔が厚い
のも湿熱の存在を予想させています。
おすすめの漢方処方
(1) 加味二妙散(かみにみょうさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 肝硬変ほか
男 56歳
もっとも治して欲しいこと : 肝硬変、静脈瘤、糖尿病
全身 : だるい 健忘症 怒りっぽい さむけ 発熱 微熱 汗をかきにくい 不眠
顔面 : 普通 めまい 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目が赤い 目がまぶしい なみだ目
目が痛い 目が痒い 鼻血
口 唇 舌 : 口が臭い 歯茎から血が出る 唾液が多い 口は乾かない
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる 時々ゼイゼイ音がする 痰は無い
胸 脇 : 脇が痛い時もある 脇が詰まった感じの時もある 胸やけがする時もある
吐き気がある時もある
腹部 : 胃の辺りが痛い時もある 臍の辺りが痛い時もある 脇腹が痛い時もある
腹が張る時もある 腸が鳴る時もある 食欲が無い時もある 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 下痢が続く日が多い 便秘と下痢をくりかえす時もある
長く我慢をすると排尿痛がある 小便の出が悪い 切れが悪い
尿が濁る 尿が濃い 陰部が痒い時もある
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い時もある 手指がしびれる時が時々ある
腰 膝 下肢 : 膝が痛い 足が冷える 足がだるい 足がほてる時や冷えるときがある
皮膚 頭皮 毛髪 : 湿疹もある かゆい時もある
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>肝硬変、静脈瘤、糖尿病
大きな病気を幾つも抱えて大変なことです。
しかしそれらの根底にある共通原因はたいてい単純な事が多いものです。
>下痢が続く日が多い
>小便の出が悪い 切れが悪い 尿が濁る 尿が濃い
この二つをとっても根底に「湿熱」の存在が予想されます。
>頭が重い 目がかすむ 目が赤い 目がまぶしい なみだ目 目が痛い 目が痒い
これも湿熱が肝経の目に現われているためでしょう。
おすすめの漢方処方
(1) 葛根岑連湯(かっこんごんれんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ アトピー/不正出血
女 41歳
もっとも治して欲しいこと : 昨年よりアトピーに悩まされています。
もう一つは最近急に生理が乱れてきています。ほんの少し出血するだけで生理がありません。
先月は7日間ぐらい普通の生理がきました。
ところが生理の終わったあとでまた少し出血したりすることがあります。
また今回は2日間出血があったのですが非常に軽く、殆どおりものに一寸血が混じる程度でした。
そして間に時々少し出血があります。
上記の生理異常をどうにかしたいのと少し体重を落としたい。
夜仕事が終わるのが12時前になります。寝るのは2時から2時半の間ぐらいです。
全身: だるい, 汗っかき(左目がシャワーの後など充血する)、朝、頭が重かったり痛かったり
気管: 喉が痛い 声がかすれる 腹が張る
背 手腕肩: 腰がだるい 足が冷える かかとが痛い 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪: 湿疹 水泡
(アトピーが昨年秋から10年ぶりぐらいに体全身にでています、掌蹠膿胞症もあります)
婦人: 月経量が少い 月経が来ない おりもの 子宮筋腫
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>アトピー
>湿疹 水泡
>(昨年秋から10年ぶりぐらいに体全身にでています、掌蹠膿胞症もあります)
アトピーといってもこれは乾燥性のものではなくて浸出性のものですね。
掌蹠膿胞症もあるとすれば当然これは湿熱が関与しています。
>不正出血
>おりもの
生理期と生理期の中間に少しずつ不正出血があります。
仕事が終わる時間や食事の時間がかなり異常です。
これでは精神的な負荷も大きい事でしょう。
ストレス(肝熱)から消化機能に無理が来て(脾湿)、肝熱と脾湿が相い合わさり、
湿熱を醸生することになり、その湿熱がさらに生理と関係の深い衝脉・任脉に
留滞したためにホルモンを狂わせ帯下や経間期出血となったのでしょう。
>汗っかき(左目がシャワーの後など充血する)
湿熱はまた肝胆経に停滞しやすく、多汗や目の充血になります。(肝は目に開く)
おすすめの漢方処方
(1) 八正散(はっせいさん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ クローン病
男 29歳
もっとも治して欲しいこと : 10年前にクローン病と診断され、以後、腸の痛み、腸閉塞、
便秘、下痢、脱肛(便秘時にいきむと)、などの症状があります。
3月前から薬局から「小建中湯」を処方されているのですが、痛さが大きい時は効果が感じられません。
全身 : だるい 発熱 不眠(すべてクローン病の調子が悪い時)
腹部 : 脇腹が痛い 腹が張る 腸が鳴る 食欲が無い
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす 血便 尿が濁る 尿が濃い 脱肛
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : フケ性 若白髪
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返事 :
>脇腹が痛い
>腸の痛み
脇腹や脇下腹部は肝経絡の通り道です。
また肝経というのは湿熱と密接な関係にあります。
>発熱(すべてクローン病の調子が悪い時)
>血便 尿が濁る 尿が濃い
>腸閉塞、便秘、下痢、脱肛
湿と熱が互いに交わり大腸の機能を乱しています。(湿熱交阻)
湿熱の邪は下痢にも便秘にも両方の現われ方をします。
また膀胱の利尿にも直接に関与してきます。
湿邪は粘っこくしつこいのでなかなか取れにくいものです。
これは寒にも熱にもどちらにも結びつきやすく、いずれも難病になります。
血行淤滞の結果、膿血を見る事もあります。
おおくは舌苔黄膩の傾向があります。
これは熱証ですから小建中湯のような温性の薬物では却って逆効果になります。
おすすめの漢方処方
(1) 白頭翁湯(はくとうおうとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
メール相談例 目次