以下の例はすべて 寒傷於表 (外感の寒邪が皮毛に留まる場合/太陽病−表実証/傷寒証) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 鼻水/クシャミ/さむけ
2. さむけと咳嗽
3. 寒冷蕁麻疹
4. 咽痛
5. 頭痛と肩凝り
★ 鼻水/クシャミ/さむけ
男 33歳
もっとも治して欲しいこと: プールやダイビングのあとクーラーに少しでもあたると鼻水が
出てきてくしゃみが連発で出る。夏に土日半袖を着て(平日は長袖yシャツで過ごしている)
クーラーにあたると腕が異常に冷えてくしゃみが出て鼻水が出る。
全身 : さむけ 微熱 寝汗をかく
顔面 : 鼻づまり 鼻水 クシャミ
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる
皮膚 頭皮 毛髪 : フケ性 かゆい
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返事 :
>プールやダイビングのあとクーラーに少しでもあたると鼻水が出てきてくしゃみが連発で出る。
>クーラーにあたると腕が異常に冷えてくしゃみが出て鼻水が出る。
漢方では自然界の風・火・暑・湿・燥・寒の「六気」の過多あるいは不足を「六淫」
といって、外的病因すなわち外邪と考えています。
なかでも「寒邪」は日常もっとも遭遇することの多い外邪です。
これが体表を犯す(寒邪外束)と毛竅が閉じて、体表を温めている陽気が衰退(衛陽欝滞)し、
さむけを感じます。
同時に皮膚と関係深い肺も犯されます(外邪襲肺)。
「鼻は肺の外竅」でもあるので肺の病変はいち早く鼻に現われます。
鼻水(鼻涕清稀)は「表寒証」の代表的な症状のひとつです。
おすすめの漢方処方
(1) 葱鼓湯(そうしとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ さむけと咳嗽
女 43歳
もっとも治して欲しいこと : 咳が止まらない ずっと風邪を引いた様な感でゾクゾクして首が痛い。
2ヶ月位前に胸が苦しくなり、その後咳が出始める様になった。
痰も出て、風邪の様な気がしたので風邪薬を飲んだか効果が無かった。
全身 : だるい さむけ 不眠
顔面 : 普通
頭痛 : 頭が重い 目がかすむ 目の奥が痛い 目が痒い 鼻水
口 唇 舌 : 口が苦い 口は乾かない
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる 咳が出る 呼吸困難 きれにくい痰がある
胸 脇 : 動悸がする 胸が苦しくなる
大便 小便 陰部 : 便秘
頸部 背 手腕肩 : くびが凝る 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 足が冷える 足がだるい
月経痛がある 不妊症
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返事 :
> ずっと風邪を引いた様な感でゾクゾクして首が痛い。
> 2ヶ月位前に胸が苦しくなり、その後咳が出始める様になった。
> 鼻水
> 声がかすれる
少し長すぎますが、総合して典型的な風寒症の風邪でしょう。
おすすめの漢方処方
(1) 杏蘇散(きょうそさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 寒冷蕁麻疹
女 26歳
もっとも治して欲しいこと : 寒冷蕁麻疹
小学校1,2年のころから、急激な寒さや、冷たい水に数分つかると、その部分や全身に
蕁麻疹が出る。かゆみはあまりなく、蕁麻疹が出すぎると意識を失うこともある。
冬は、少しの風にあたると顔からはじまり全身に出る為、外に出ることが嫌になる。
全身:気がふさぐ・怒りっぽい
腹部:食欲がない
大便等:便秘・尿が濃い
腰等:足が冷える・むくみ・だるい
皮膚等:湿疹・水泡・抜け毛
婦人:月経痛・血の塊が混じる
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返事 :
>急激な寒さや、冷たい水に数分つかると、その部分や全身に蕁麻疹が出る。
>冬は、少しの風にあたると顔からはじまり全身に出る
>足が冷える・むくみ
>月経痛
漢方では自然界の風・火・暑・湿・燥・寒の「六気」の過多あるいは不足を「六淫」といって、
外的病因すなわち外邪と考えています。
なかでも「寒邪」が体表を犯す(寒邪外束)と毛竅が閉じて、体表を温めている陽気が衰退
(衛陽欝滞)し、さむけを感じます。(経気の流れが悪くなる)
また寒気には凝結の作用があり、血行障害が長期間に及ぶと肌表の外衛機能の衰えから
アレルギー反応が起こるようになります。
おすすめの漢方処方
(1) 桂枝麻黄各半湯(けいしまおうかくはんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 咽痛
女 28歳
もっとも治して欲しいこと :
1.食後、酸っぱい水がこみ上げてくること
2.冷え性(幼少時から)
3.咽喉の痛み(水泳の指導を初めてから毎月のように風邪を繰り返す、咽喉の痛み)
全身 : だるい 気がふさぐ さむけ 眠ってばかり
顔面 : 白い 頭痛 鼻づまり 鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 口が臭い 口が乾く
喉 気管 : 喉が痛い 切れにくい痰がある
胸 脇 : 動悸がする 胸が痛い 胸苦しい 酸っぱい水が上がる
腹 : 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 脱肛(ときどき)
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
>咽喉の痛み(水泳の指導を初めてから毎月のように風邪を繰り返す
>さむけ 鼻づまり 鼻水 クシャミ
咽喉は肺胃の門です。
風邪のために肺が宣散の機能を滞らせると邪気が止まって咽痛を起こします。
風邪による咽痛には風寒と風熱の2種類があります。
症状とプール環境から想像しますとこれは風寒性の風邪でしょう。
おすすめの漢方処方
(1) 六味湯(ろくみとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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>酸っぱい水がこみ上げてくる
これは日頃から脾胃の気が虚していた所へ「湿」が停滞したためです。
気滞湿阻なるゆえに呑酸となります。
A-5.3寒.湿>B-3脾 寒湿内欝041
(寒湿の邪が脾の消化機能を妨げている場合)
(1) 香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 頭痛と肩凝り
男 34歳
もっとも治して欲しいこと : 肩凝り・腰痛、目の疲れが10年前くらいから断続的に続いています。
春の時期に毎年頭痛と頭が熱っぽい感じがあり、下半身が冷えます。
特に日中暖かく、夕になって冷え込む日にしんどいです。
全身 : さむけ
舌苔は少し白い程度。舌は黄味がかっている。
少々下痢気味
痔の出血がここ数日ある
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返事 :
>肩凝り・腰痛、目の疲れ
>頭痛と頭が熱っぽい感じがあり、下半身が冷えます。
>特に日中暖かく、夕になって冷え込む日にしんどいです。
>さむけ
背中の経絡が外気の寒冷を感受しているようです。
経気が温かく流れないと肩凝りや頭痛が起こります。
当面の風寒の邪を発散させなければなりません。
また平生は体表の衛気を強くするように気血が虚にならないように心掛けなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 華陀癒風散(かだゆふうさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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