以下の例はすべて 肝火上攻 (肝の陰血が枯れて相火を制止できず、火は高巓に上る)
肝欝化火 (気鬱により肝が疎泄を失すると肝は気実から火を生ずる/肝火証) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 生理前の体調不良
2. 月経前緊張症
3. 生理不順/ニキビ/精神的な不安定さ
4. 咳嗽と痰
5. 鼻づまり目のかゆみ
6. 不眠症/おでき/過食症
7. 生理痛
8. 生理時のニキビ,ニキビ/顔がほてる
9. 球後視神経炎
10. 葡萄膜炎
11. 風邪をひきやすい
12. 胆嚢手術後の不快
13. 臓躁病
★ 生理前の体調不良
女性 22歳
もっとも治して欲しいこと : 生理前の体調不良
旅行中に疲れがたたってか発熱、嘔吐、下痢。
生理が来てこの症状は治まる。
その後コーヒー色の尿が出て急性腎炎といわれた。
それから生理が来て、症状が治まる。
次ぎに尿道結石と診断される。
その後また生理が来て体のだるさ、おなかの痛さは治まる。
今月になって37度5分の熱が出て、だるくて会社に出社できず。
仕事終えた頃に生理が来る。
なにか緊張することが始まったりや大きな事が終わると、倒れている。
社会人として暮らし始めたばかりなので、緊張の連続だがこの体のまま働きつづけるのは不安がある。
もともと腎臓が弱いらしく、中学2年生のときに血尿、蛋白反応が出ている。
その後今年の2月まで何の反応もなし。
ただ常に顔色悪く、眼の下のくまが消えない。それも相当ひどい。
又むくみがひどく、毎朝まぶたがはれている。
疲れているときは顔の形違う。
肌の乾燥が激しく、生理前には頬に必ず化膿ニキビができる。
しかし、健康診断の結果は異常なし。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 白い 瞼がむくむ 目がまぶしい 目が痒い 耳から汁がでる
口 唇 舌 : 歯茎から血が出る
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 尿が濁る 血尿が出る (だるいと思うと)
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい 無力で歩けない
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) かゆい おできや化膿 にきび フケ性 かゆい
婦人 : 月経が早くなる 月経痛がある 血の塊が混じる 乳房にしこりがある
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返事 :
>もっとも治して欲しいこと : 生理前の体調不良
月経前に体調を崩し、月経が終了するとそれが回復するのは大変興味深い事です。
月経が始まる前は受胎可能態勢に入るため子宮の気血は大いに充実します。
漢方では「女子は肝を以って先天と為す」と言われているように、
月経と肝の働きには密接な関係があります。
従ってここで集められる気血は“肝”の気血です。
>全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい
肝は精神情志の調節をも司ります。
精神情志がストレスを受けて緊張状態が長いと肝気は停滞して動かなくなります。
これを「肝気欝滞」といいます。
>婦人 : 月経が早くなる 月経痛がある 血の塊が混じる
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
>腹部 : 腹が張る
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、
目は疲れ、胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経が早くなったり月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
>大便 小便 陰部 : 尿が濁る 血尿が出る (だるいと思うと)
また「肝欝化火」といって肝欝が長くなると必ず肝火に転じます。
肝火とは肝気亢進の状態です。
“肝腎かなめ”という言葉があるように肝と腎は母子関係にあり、お互いに影響し合っています。
だから多くの場合、肝火があれば腎火も起きます。
>口 唇 舌 : 歯茎から血が出る
>顔面 : 目がまぶしい 目が痒い 耳から汁がでる
「腎は骨髄(歯)を生ず」「肝は孔を目に開く」「腎は耳に通ず」と良く符合します。
肝腎に火熱(炎症)があり機能亢進状態です。
>皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) かゆい おできや化膿 にきび フケ性 かゆい
肝火が肝経に沿って頭部や頭面を巡るときに“湿”と結びついて“湿熱”となり、
おできや化膿・にきび・フケ性・痒いという事になります。
斑点(しみ)はまた肝斑でもあります。
>婦人 : 乳房にしこりがある
肝経は乳首を通り、肝鬱のため乳腺にしこりを生じます。
>全身 : 汗をかきにくい
>腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい 無力で歩けない
>また、むくみがひどく毎朝まぶたがはれている。疲れているときは顔の形が違う。
「肝は疎泄をつかさどる」といいます。
疎とは疎通、通じること。泄とは発散・昇発のことです。
身体下部で疎泄しなければ足のむくみとなり、
上部で疎泄しなければ瞼のむくみとなります。
>全身 : だるい 眠ってばかり
これも肝鬱から生じた鬱熱のため疎泄機能が停滞して“春の気”が発揮できないのです。
>コーヒー色の尿が出て急性腎炎といわれた。その後生理が来て、症状が治まる。
>次ぎに尿道結石と診断される。その後また生理が来て体のだるさ、おなかの痛さは治まる。
>今月になって37度5分の熱が出て、だるくて会社に出社できず。仕事終えた頃に生理が来る。
蓄積された肝経の鬱熱は月経という満潮の勢いに乗じて荒れ狂い、
月経が終わるや干潮になるので台風一過のごとく肝経にしばらくの平安が訪れる。
実に身体のメカニズムの不思議を感じます。
おすすめの漢方処方
(1) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 月経前緊張症
女 34歳
もっとも治して欲しいこと : 排卵期が終わる頃から、頭痛、腰痛、肩凝り、吹き出物、
(調子が悪ければ蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、風邪もひきやすくなります)
イライラ、首の凝り、冬期には手足の異常な冷えもこれに加わります。
子供を生む前には生理中がつらかったのですが、現在は生理中は痛み止めを飲めばしのげます。
が、産後上記の症状が強くなりました。
普段は怒らないことでも、身体がこんな状態では押さえられないので子供を叱ったりします。
それでますます落ち込みます。
産婦人科で診てもらった結果、月経前緊張性とのことでした。
薬を頂きましたが、身体がむくむ、ボーっとするなどがあり、止めてしまいました。
1ヶ月のうちで体調がいいのは1週間だけです。
全身 : だるい おこりっぽい さむけ 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 普通 頭痛 頭が重い 目が赤い 目が痛い 目が痒い くしゃみ
口 唇 舌 : 唇が腫れる 口が乾く
喉 気管 : 喉が痛い 声がかすれる
腹部 : 腹が張る 腸が鳴る
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 膝が痛い(ときもある)足が冷える
むくみがある 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 斑点(しみ) さめ肌(乾燥肌) かゆい にきび
抜け毛 若白髪
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 不妊症(以前は)
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返事 :
すべては「肝鬱化熱」の結果です。
前例と殆ど同じ病機によっています。
おすすめの漢方処方
(1) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 生理不順/ニキビ/精神的な不安定さ
女 26歳
もっとも治して欲しいこと : 生理不順 ニキビ 精神的な不安定さ
顔の吹き出物がひどい。ニキビの原因は食生活の乱れと食べ過ぎだと思うのですが、
精神的に自分をうまくコントロールすることができません。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 不眠 眠ってばかり
顔面 : 赤い 瞼がむくむ 目がかすむ 目が赤い
口 唇 舌 : 口は乾かない
胸 脇 腹部 : 腹が張る 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 便秘 出が悪い 切れが悪い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経が来ない 血の塊が混じる 出血が止まらない おりもの
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返事 :
>ニキビの原因は食生活の乱れと食べ過ぎだと思うのですが、精神的に自分を
>うまくコントロールすることができません。
その通りです。精神的な問題こそが主原因のようです。
>全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 不眠 眠ってばかり
>胸 脇 腹部 : 腹が張る 食べてもすぐ腹が減る
>大便 小便 陰部 : 便秘 出が悪い 切れが悪い
>婦人 : 月経量が多過ぎる 月経が来ない 血の塊が混じる 出血が止まらない おりもの
これらの中に共通なものは肝経の「鬱熱」です。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、
目は疲れ、胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経周期が狂ったり、月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
肝欝の期間が長くなると「肝欝化火」といって必ず鬱熱に転じます。
肝の鬱熱は胃を犯して胃熱に変わります。(胃熱熾盛)
盛んとなった胃熱は胃陰を消耗するので「食べてもすぐ腹が減る」飢餓感を生じます。(熱盛傷陰)
これが亢じると糖尿病(消渇病)になることがあります。
わかり易い言葉で言えば「腹立ち食い」です。
腹が立ったらいくらでも物が食べられると言う、あれですね。
おすすめの漢方処方
(1) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 咳嗽と痰
女 41歳
もっとも治して欲しいこと : 咳をとめたい。体力をつけたい。
23歳の時、妊娠時に風邪を引いたのが引き金で糖尿病昏睡となり、死産。それと同
時にインスリン「依存型糖尿病」と診断される。現在1日4回のインスリン注射をしている。
30歳ごろから肺に影があるといわれ、「びまん性汎細気管支炎」と診断され、たび
たび風邪を引くようになる。
同時に「滲出性中耳炎」も繰り返し、両耳にチューブを入れたが現在も左耳からは
常に浸出液が出る。
36歳の時、全身にむくみと湿疹がでて入院し、原因がよくわからないまま「好酸球
増多症候群」診断され、ステロイド治療60mgを行い、ステロイド減量のため、7ヶ月
入院し、現在もステロイド5mgの投薬を受けている。好酸球増多症候群と診断された
頃から、咳・痰もひどく特に午前中は動くと息切れがする。そのため現在は気管支拡
張剤も飲んでいるが、風邪を引きやすく一旦風邪を引くとなかなか治らず、入院、抗
生物質の点滴を受ける。
子供の頃から、鼻づまりがひどく「蓄膿症」と言われ、耳鼻科にも長く通ったがあ
まり効果はなかった。現在は抗生物質の長期投与を受け、鼻詰まりは全くないが、
咳は相変わらず続いている。
私自身は咳が収まり、階段の上り下りで息が切れず、できれば軽い運動程度できる
体力が戻ればとてもうれしい。今は風邪を引くのが怖くて外出もあまりしないように
している。
全身 : 寝汗をかく
顔面 : 普通 鼻づまり 濃い鼻汁 耳から汁がでる
口 唇 舌 : 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる 咳が出る ゼイゼイ音がする
呼吸困難 切れにくい痰がある
大便 小便 陰部 : 咳をすると尿が漏れる
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
皮膚 頭皮 毛髪 : 抜け毛
婦人 : 月経が遅れる おりもの 乳の出が少ない
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返事 :
これは大変な難症ですが丁寧に紐解いていけば活路があるかもしれません。
>インスリン「依存型糖尿病」
>びまん性汎細気管支炎
>好酸球増多症候群
>咳・痰もひどく特に午前中は動くと息切れがする。
>鼻づまり 濃い鼻汁 耳から汁がでる
>現在も左耳からは常に浸出液が出る。
>口が乾く
>寝汗をかく
共通するのは「熱」ですが、その熱が広範囲に及んでいます。
おそらくは「インスリン依存型糖尿病」というのが病根でしょう。
御存知の様に糖尿病というのは単に膵臓からインスリンが出にくくなったという
だけではなく、全身の病気です。
殊に依存型ともなればこれは先天的な要素も考えなければなりません。
糖尿病の典型的な症状としての口渇・飢餓感を考えてみると、漢方ではこれを
上焦熱(胃熱)と考えます。
血糖値が高くなると色々な病気を併発するというのも実はこの「熱」のせいなのです。
熱には実熱と虚熱があって、後者は虚に次ぐ二次的な熱です。
もっとも実害があるのは前者の実熱です。
生殖や血液にもっとも影響を及ぼすのは肝と腎です。
この二臓と密接な関係にあるのが任脉・衝脉で、ここに熱が発生すると流産や
「死産」につながります。(女子は肝を以って先天となす)
肝熱は上昇して脳へ行き、脳から下がって鼻へ来たのが蓄膿です。
「耳は腎の府」といい、腎熱は耳へ出ると中耳炎になります。
本来、肝を制御する役割があるのは肺なのですが、肝熱が強すぎると逆に肺が熱で
焼かれる事になります。
それが気管支炎であり、咳・痰なのです。
これは漢方理論の中でも大変難しい「金不制木」という概念に属します。
(肺失粛降では肝陽の過亢を抑制できず)
また「肝肺同病」になります。
口乾も寝汗も必然となります。
いま積極的に肝の実熱を排除しなければ災いは生命をも脅かしかねません。
現に階段の上り下りにも息が切れる程に体力がなくなっています。
風邪を引きやすいのも肺が焼かれて本来の機能を発揮できないからです。
おすすめの漢方処方
(1) 清金化痰湯(せいきんかたんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 鼻づまり目のかゆみ
男 12歳
もっとも治して欲しいこと : 鼻づまり、目のかゆみ、頭痛、乗り物酔い
鼻詰まりがひどく、口でいきをしているため、いびきもある。鼻をかんでも出ない時
もあるようで、いらいらするようだ。また春先は目のかゆみもあり、充血したり、白目
に透明の粘膜が盛り上がる感じになる。鼻が詰まるせいか、人ごみで気持ちが悪く
なったりや車酔いを起こしやすい。またときどき頭痛もある。
全身 : 汗っかき
顔面 : 頭痛 目が赤い 目が痒い 鼻づまり 濃い鼻汁
口 唇 舌 : 口が乾く
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返事 :
>鼻詰まりがひどく、口でいきをしているため、いびきもある。
>鼻をかんでも出ない時もあるようで、いらいらするようだ。
>目のかゆみもあり、充血したり、白目に透明の粘膜が盛り上がる感じになる。
>鼻が詰まるせいか、人ごみで気持ちが悪くなったりや車酔いを起こしやすい。
「肝は孔を目に開く」といい、目の症状は肝熱の現われです。
鼻の症状は肝熱が強すぎると逆に肺が熱で焼かれています。
肝熱がまた胃を犯すと「肝木犯胃」といって、悪心や嘔吐になります。
根本の肝熱を冷ましてやることが望まれます。
おすすめの漢方処方
(1) 鼻竇炎合剤(びくうえんごうざい)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 不眠症/おでき/過食症
女 21歳
もっとも治して欲しいこと : 不眠症(夜中何度も目が覚めてしまう)、
おでき(足の付け根に月1位、大きくて3cm位のシコリがいくつもできる。
それが破裂して膿や血がでるときもある。最近は全身例えば顔や頭皮等にもできてきた)、
アレルギーによる虫刺された後の腫れのひどさ、
過食症による肥満(夜中目が覚めると食べてしまう)
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 汗っかき 不眠
顔面 : 白い 頭が重い 目がかすむ クシャミ
口 唇 舌 : 口は乾かない
喉 気管 : 痰は無い
胸 脇 : 胸が痛い
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 便秘
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : おできや化膿
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
>過食症による肥満(夜中目が覚めると食べてしまう)
腹がへっていくらでも食べられるのは何故でしょうか?
漢方では「胃中に熱があると腹がへる(消穀)」といいます。
それは「熱盛傷陰」という生理的な結果なのです。
ではどこからこの熱は来たのでしょうか?
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
ところが色々なストレスの為に条達疏泄が妨げられると肝気は蘊積して火に化します。
>怒りっぽい 汗っかき
これが「肝火(肝胆鬱熱)」の所作です。
肝火はまた胃を犯して胃熱の誘因となり、空腹感から過食をもたらします。
酒食からくる温熱と肝火が合わさると、火熱は上炎して神明(精神)を擾乱します。
すると心神は不安となり睡眠障害を起こし「多夢易醒」の状態になります。
>頭が重い 目がかすむ
肝胆の鬱熱は当然、目と頭頂にも及びます。
>おでき
膏梁厚味の食べ物と結んで生じた鬱熱は次第に熱毒に変化していきます。
おすすめの漢方処方
(1) 清胆竹茹湯(せいたんちくじょとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 生理痛
女 39歳
もっとも治して欲しいこと : この半年前からのひどい生理痛。子宮内膜症の疑いあり。
今までに飲んだ事のある漢方薬とその結果: 真武湯 加味逍遥散料 加工附子
これらは保険のきく病院で処方してらって、飲み始めて3年ほどです。これにより頭痛・平均
的な生理痛・下半身のむくみはなくなりました。
が、半年前から鎮痛剤も効かないくらいの痛み・吐き気・ひどい腰痛・生理中の微熱・排尿痛
・タール状の出血が出始めました。
全身 : 微熱 汗っかき 寝汗をかく
顔面 : 普通(顔色はよくないです)
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口が乾く
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす 夜間排尿が多い 排尿痛がある
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある
足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経が遅れる 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
>半年前から鎮痛剤も効かないくらいの痛み・吐き気・ひどい腰痛・生理中の微熱
>・排尿痛・タール状の出血が出始めました。
いままで加味逍遥散料などで緩解されていた生理痛が以前にも増して激しくなり、
処方が効かなくなったのは何故か?
それはこれまでが「肝鬱気滞」の状態だったのが何らかの条件で「肝鬱化火」へと
更に状態が悪化したと思われます。
>歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口が乾く
>排尿痛がある
>月経量が多過ぎる
これらはみな熱症状の激しい“化火”の状態です。
肝鬱が起こるのは「七情所傷」といってストレスによる事が多いのです。
そのストレスが更にひどくなり加味逍遥散料では解消しきれなくなったものと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 宣鬱通経湯(せんうつつうけいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 生理時のニキビ
女 19歳
もっとも治して欲しいこと : ニキビ
全身 暑がり
顔面 赤いニキビやニキビ跡がある
口唇 唇がかわく
便 便秘気味
肩腰 肩凝り、腰がいたい
皮膚 ニキビ(生理前や生理中とくに悪化)
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返事 :
>ニキビ(生理前や生理中とくに悪化)
生理と関係があるという事は衝脉・任脉に鬱火があるという事です。
衝脉・任脉は肝経と関連深いので、これは「肝経熱証」と呼ばれる範疇です。
>赤いニキビやニキビ跡がある
>暑がり
>唇がかわく
>便秘気味
すべて熱証になります。
肝気が鬱結したまま長く経過すると「化熱生毒」といって毒が発生し、それが肌膚に
熏蒸してニキビになります。
肝気鬱結するとその他に生理時の乳房脹痛やいらいら感、大便干結などとなります。
おすすめの漢方処方
(1) 丹梔逍遥散(たんししょうようさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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★ ニキビ/顔がほてる
女 40歳
もっとも治して欲しいこと : 顔の吹き出物 二番目 胃腸障害(胃に熱がこもり顔がほてる)
幼い頃から便秘、下痢の繰り返し
その他の身体状況:35歳過ぎてくらいから何もする気がおきない。
全身 : だるい 気がふさぐ 健忘症 怒りっぽい さむけ 微熱 不眠
顔面 : 普通 お昼の食後や温度差で頬が赤い 瞼がむくむ 胃に熱を持った時など耳鳴り
口 唇 舌 : たまに歯茎から血が出る 口が乾くが飲みたくない
腹部 : 胃の辺りが痛い 胃に熱がこもる 臍の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食欲が無い
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす 頻尿
腰 膝 下肢 : 膝が痛い 足が冷える むくみがある 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 30代後半になってから2度ほど月経が早くなる 月経痛がある
血の塊が混じる おりもの
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返事 :
> 胃に熱がこもり顔がほてる
> 怒りっぽい 微熱 不眠
> 30代後半になってから2度ほど月経が早くなる
これがやがて更年期障害になるのです。
性ホルモンと関係のある「肝火」が上炎しています。
> 顔の吹き出物
肝火(肝熱)は湿を伴うことが多く「湿熱」になるとニキビやおりものになります。
肝欝化火 (気鬱により肝が疎泄を失すると肝は気実から火を生ずる/肝火証) の証に該当します。
次のホームページを参照して下さい。
http://www.geocities.jp/youjyodo2/kmandara2/20.html
おすすめの漢方処方
(1) 丹梔逍遥散(たんししょうようさん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 球後視神経炎
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 左眼に球後視神経炎を患っていて、現在視力が矯正で0.09です。
色もわかりにくく、中心暗転があり、とくに光っているものが見にくい。右は正常。
あと、生理がおかしいです。
周期が一定せず、大体1.5ヶ月〜2ヶ月に一回という感じです。
生理前にはまず便秘になり、風邪をひき(6度8分から7度の熱、のどの痛み、だるさ、食欲不振など)
腰痛になり、ニキビも多発します。でも、直前には元気になり、便通もよく食欲もあります。
前日が一番元気ではないかと思います。生理中は大して痛みもなく腰が重い程度です。
全身 : 体温は高め(特に手、冷え性ではない) 大変疲れやすい 気がふさぐ 怒りっぽい
顔面 : やや顔が赤い 食後サラサラの鼻水 花粉症 頭が重い 目がかすむ
口 唇 舌 : 唇がカサカサ 唇の色が紫色
胸 脇 : 緊張すると胸がつまったり、首が熱くなったりする 胃がポチャポチャする
腹部 : 便秘になると臍の辺り(特に臍の左)が痛いし、腹が張り、食欲も無い
大便 小便 陰部 : 便秘 出が悪い 尿が濃い
頸部 背 手腕肩 : とてもくびや肩が凝る 背中も凝り凝り
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 膝が痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : ニキビ多し(始め赤で次白膿) ややさめ肌
婦人 : 量は普通で、期間は5日ぐらい 月経が遅れる 血の塊が混じる
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返事 :
>球後視神経炎を患っていて……色もわかりにくく、中心暗転があり
視神経炎は漢方では「暴盲」の範疇に属します。
其の病因は風熱・気鬱・気血兩虚などと考えています。
また病機は風熱が肝経に侵入して肝竅である目が壅閉したか、或いは精血が耗損して
上へあがれず目が養われなかったか、或いは暴怒により肝を傷つけたため肝気が条達を失し、
気滞血淤になったためか、のいずれかに分類されます。
>生理前には、まず便秘になり、風邪をひき(6度8分から7度の熱、のどの痛み、
>だるさ、食欲不振など)、腰痛になり、ニキビも多発します。
生理と関係がある事から「血海」である衝脉・任脉に鬱火がある事が分かります。
衝任脉は肝経とつながるので、これは「肝経熱証」になります。
>大変疲れやすい
>緊張すると胸がつまったり、首が熱くなったりする
>便秘 出が悪い 尿が濃い
いずれも肝気欝滞による熱化の現象です。
自己免疫疾患は肝気欝滞によるものが多くあります。
おすすめの漢方処方
(1) 疏肝解鬱益陰湯(そかんかいうつえきいんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 葡萄膜炎
女 30歳
もっとも治して欲しいこと : 半年前からのブドウ膜炎、それに伴い続発性緑内障にもかかってます。
目の前に白いもやのようなものがかかって光の周りに虹色の光の輪が見えるのです。
免疫機能が非常に低下しているようです。体調の加減で発作的に眼圧があがったり、目の奥が痛く
なったりするのです。
それから、もともと胃酸過多なのですが、最近特に胃のほうがすっきりせず、背中に棒が入った
ような痛いようなだるいような日々が続いてます。これは2ヶ月ぐらい続いてます。
どれだけ眠ってもつかれもとれず、とにかくからだのだるさがとれないのです。
ちなみに低血圧で、朝はとても苦手です。
全身 : だるい 気がふさぐ 微熱 汗をかきにくい 寝汗をかく 不眠 眠ってばかり
顔面 : 白い 瞼がむくむ 頭が重い 目がかすむ 目が痛い 濃い鼻汁
胸 脇 : 胸やけがする
腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い
腰 膝 下肢 : 足が冷える 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
婦人 : 月経痛
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返事 :
>半年前からのブドウ膜炎、それに伴い続発性緑内障にも
>眼圧があがったり、目の奥が痛くなったり
漢方では「怒れば気が上逆する」といい、そういう人は「肝火旺盛」です。
この“肝火”が肝の上竅である(肝は目に開く)目を灼くと目珠は脹痛します。
なぜ肝火が燃えるかというと、肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌うのに
情緒が欝滞(肝気欝滞)する事が多いとやがて熱化します。(肝鬱化火)
>もともと胃酸過多なのですが、最近特に胃のほうがすっきりせず、背中
>に棒が入ったような痛いようなだるいような日々が続いてます。
この肝火はしばしば脾胃の働きを阻害します。(肝火横逆犯胃)
>どれだけ眠ってもつかれもとれず、とにかくからだのだるさがとれないのです。
肝火が疎泄されないで体内に鬱積しているからです。(肝経実熱)
おすすめの漢方処方
(1) 瀉肝湯(しゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 風邪をひきやすい
女 31歳
もっとも治して欲しいこと : 風邪をひきやすい
月に1、2回はひいています。
あまりの多さに、ずっと、風邪をひいているような感じがします。
初めの頃は私一人が風邪をひいていたのですが、子供が幼稚園に通う頃
(2年前)から家族の誰かがひいています。
喉が痛かったり、鼻水がでてきたりするとすぐに市販の薬を飲みます。
だいたい一週間位でよくなっていますが、治らない時もあって常に体がだるかったり、
最近ではよく肩こりがおきます。
全身 : だるい 汗っかき
顔面 : 普通 めまい 頭痛
腹部 : 胃の辺りが痛い(よくある)
小便 陰部 : 血尿が出る(尿検査の結果)
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い(よくある) 肩の痛み(よくある)
腰 膝 下肢 : 腰が痛い(生理中) むくみがある
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) にきび
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
>風邪をひきやすい
>汗っかき
体格が痩せすぎで皮下脂肪が少ないようです。
皮下の真皮組織には「衛気 えき」というバリケードがあります。
ここで外気温の変化から身体を守っています。
もし衛気が少ないと寒さをすぐに感受するし、汗かきになります。
衛気の源になる皮下脂肪を貯えるようにもう少し肥るようにしてください。
なぜ今痩せているかというと「肝火」が盛んで疏泄作用(新陳代謝)が過剰だからです。
>血尿が出る(尿検査の結果)
>斑点(しみ) にきび
>おりもの
これらはいずれも肝火が表面化したものと思われます。
おすすめの漢方処方
(1)竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 胆嚢手術後の不快
男 38歳
もっとも治して欲しいこと : 3年前に腹腔鏡下胆嚢摘出手術を受けました。
その後、3ヶ月位はなんともなかったのですが、以前胆嚢があったところが、痛くはないのですが、重たく、
中の内臓がつりそうな感じになり、とても不快で夜もぐっすり寝れません。
原因の1つはお酒の飲んだ次の日がとても苦しく、お酒の暫く止めると収まるという感じでした。
病院では他の臓器には異常がなく、手術の後はどうしてもこのような症状が残る人もあるといっていました。
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返事 :
>以前胆嚢があったところが、痛くはないのですが、重たく、
>中の内臓がつりそうな感じになり、とても不快で夜もぐっすり寝れません。
>手術の後はどうしてもこのような症状が残る人もあるそうだといっていました。
手術で悪いところを取り去っても本当の原因はまだ残っているからです。
漢方では臓器のほかにそれらを結んでいる経絡という気の流れる道があると考えます。
肝経絡の気の流れが滞るのを「胸脇苦満」と表現しているのによく似ています。
おすすめの漢方処方
(1)四逆散(しぎゃくさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 臓躁病
女 24歳
もっとも治して欲しいこと : イライラ感。
特に夜寝る前にいろいろなことを思い返していらいらして眠れなくなってしまう。わけも分からず泣きそうになる。
二番目は顔面のほてりと動悸。突然どきどきして顔がかっと赤くなる。腰とおしりと手足の冷え。
生理前になると大きな赤いにきびが顎から頬にかけて出来て治りづらい。赤みが残る。
アルコールを飲むと顔面の紅潮。飲めないわけではない。二日酔いしやすい。
その他の身体状況:
全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 汗をかきにくい 寝つきが悪い。時々怖い夢を見る。
顔面 : 普通〜赤い、目がかすむ 目が赤い 目がまぶしい なみだ目 鼻づまり
胸 : 動悸がする
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰が冷える 足が冷える むくみがある
皮膚 : おできや化膿 にきび
婦人 : カンジタになりやすい。生理周期は40日で順調。
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返事 :
> 夜寝る前にいろいろなことを思い返していらいらして眠れなくなってしまう。
> わけも分からず泣きそうになる。
こういうのを漢方では「臓躁(ぞうそう)病」といい、肝鬱が長引いて熱化して精神に影響するのです。
それが顏のほてりやニキビになります。上が熱くて下が冷えます。(上熱下寒)
おすすめの漢方処方
(1) 丹梔逍遥散(たんししょうようさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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