以下の例はすべて 肝鬱脾虚 (気鬱や怒りが長く続くと脾の消化機能を悪くする) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 気がふさぐ/怒りぽい/寝汗をかく
2. 自律神経失調症
3. 緑内障
4. 欝っぽい
5. 更年期障害による鬱病
6. 瘰癧(リンパ腺腫)
7. うつ病
8. 眠気(あくび)
9. 胃部不快感
10. 卵巣嚢腫
11. 月経前のニキビ
12. 頭痛・肩凝り
13. 卵巣腫瘍の術後
14. 対人恐怖症
★ 気がふさぐ、怒りぽい、寝汗をかく
男 39歳
全身 : 気がふさぐ,怒りぽい、寝汗をかく
口 : 喉が乾きやすい
胸 : 時々動悸を感じることがある
大便 : どちらかと言うと下痢をしやすい,インポではないが元気がない
肩 : くびや肩が凝る,背中が痛い(凝る)
その他,飲酒する事が多いため肝臓数値があまりよくありません。
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返事 :
肝とは本来、春の生長の気の表れであり、条達を喜び抑制を嫌います。
肝は疎泄を主り、全身の気を休まず運行させています。
気の疎通・発散など昇降出入一切をコントロールする司令塔です。
これにより代謝や輸送、流通や調節、貯蔵や運行などが正常に行われます。
それなのに肝気が伸び伸びせず欝滞すると精神は抑鬱され、
気が塞いだり怒りっぽくなったりします。
寝汗をかいたり喉が渇いたりするのは肝鬱が長引いて熱化した為に
津液を焼いて枯渇してきているからです。
津液の不足はまた心の陰液の不足につながり、
相対的に心の陽気を高める結果になり、動悸を感ずることがあるのでしょう。
下痢をしやすいのは肝気が鬱して行き場が無くなり、
横逆して脾胃を攻めるからです。
肝と脾胃は相和するのが本来の在り様です。
肝は筋肉を支配するので肝気が伸び伸びしないと首や肩も凝ります。
インポは必ずしも腎虚ばかりが原因ではありません。
肝経は陰器を纏うので肝経が欝滞するとやはりインポになります。
<漢方まんだら>のページの中の
B-1.3肝.脾>A-3湿 肝欝脾虚049
(気鬱や怒りが長く続くと脾の消化機能を悪くする)
の証パターンが可能性として考えられます。
肝欝というのは主に自律神経系の失調によりホルモンの異常を来すものではないかと考えられています。
あなたの場合は加えて
B-1.5肝.腎>A-2熱 肝腎陰虚050
(気鬱が続くと火を動かし陰液を消耗する)
へと変化しやすいので注意が必要です。
現在の「肝欝脾虚・水湿停滞」の証には「疎肝補脾・健脾利湿」法を採用します。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遥散(しょうようさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 滋水清肝飲(じすいせいかんいん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 自律神経失調症
女 54歳
全身 : だるい、気がふさぐ、健忘症、怒りっぽい、汗が出る
顔面 : 白い、めまい、頭痛、頭が重い、目がかすむ、目がまぶしい、耳鳴り
口 唇 舌 : 舌苔が厚い、口が苦い、唾液が多い、口が渇く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ、喉が痛い、咳が出る
胸 脇 : 脇が痛い
腹部 : 胃の辺りが痛い、食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 頻尿
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰が痛い、腰がだるい、腰が冷える、こぶらがえり、かかとが痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : さめ肌、若白髪
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返事 :
自律神経失調症とのこと、つかみどころのない難しい病気ですね。
相談表を見てもどれが主症かなかなか分かりにくくて迷います。
(1)
>だるい、気がふさぐ、怒りっぽい、めまい、頭痛、頭が重い、目がかすむ、
>目がまぶしい、耳鳴り
これらの症状を一くくりとすればおおよその状態がおっしゃるとおり、
自律神経失調症としてまとまります。
(2)
> 舌苔が厚い、口が苦い、口が渇く、喉が詰まった感じ、
>脇が痛い、胃の辺りが痛い、
(1)の症状と(2)の消化器系の症状の間には密接な関係があります。
少し専門的になりますが、
<漢方まんだら>のページの中の
B-1.3肝.脾>A-3湿 肝欝脾虚049
(気鬱や怒りが長く続くと脾の消化機能を悪くする)
の証パターンが可能性として考えられます。
つまり「肝欝脾虚・水湿停滞」という状態だと想像されます。
肝欝というのは肝気鬱結ということで、本来伸び伸びとすべき肝気が
気鬱や怒りのために鬱結して自律神経の失調を起こし、
それが脾胃の消化器系にまで影響を及ぼしているのです。
幸いあなたは生まれつき胃腸の丈夫な方ですので、
>食べてもすぐ腹が減る
ほどで、脾胃への影響はまだそれほどではありません。
以上のことに対して「疎肝補脾・健脾利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遥散(しょうようさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 緑内障
男 47歳
病名と経過 : 今春、緑内障と診断され、点眼で治療中。
最近、視野が狭くなったと実感(車の運転中、横からの飛び出しが見えにくい)
全身 : 健忘症 とにかく物忘れがひどいです
口 唇 舌 : 口が臭い 舌がもつれる(しゃべるときよく起こります)
歯茎から血が出る(歯磨きの時、時々血が出ます)
腹部 : 食欲が無い(一応3食食べますが 多く食べられません)
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返事 :
「肝は孔を目に開く」といって、視力と「肝」は密接な関係があります。
肝は疎泄を司り、疎泄とはのびのびと広がる意味で、
春の生長の氣・条達を喜ぶ性質です。
このソフトであるべき性質が時としてストレスや過労などによって
硬化することがあります。
それを「肝気鬱結」といい、悪くするとノイローゼや鬱病などの
心身症へ進むこともあります。
自律神経の働きとも密接な関係にあるため、
殆どの場合は胃腸障害を起こします。
これを専門用語では「木剋土(肝剋脾)」といい、
肝気が鬱結したために脾胃の働きに制限を受ける事になります。
筋肉質の痩せ形に多い体質です。
肝鬱になると感情の起伏が強くなり、怒りやすく落ち込みやすく、
緊張のために「物忘れ」や「舌がもつれる」という現象が起こるのかも知れません。
今の場合はたまたま「緑内障」となって現れていますが、
それ以外にも肝鬱は色々な病変になり得ます。
根本的な対応としてはリラックスすることが大切です。
「気功」とかヨガやストレッチとかが向いています。
肝気の欝滞を解消するためには「疎肝剤」という漢方薬を用います。
おすすめの漢方処方
(1) 丹梔逍遙散加味(たんししょうようさんかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 加減逍遙散(かげんしょうようさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 欝っぽい
女 32歳
もっとも治して欲しいこと : 2年程前から自分が冷え性だと自覚しました。
体の体幹部、特に背中から下が水につかったようにいつも冷たく、下着に気を
付けていてもなかなか温まりません。
エアコン風に弱く、外で汗をかいてその後屋内で寒さのために一気に冷えると
自律神経失調症のようになって、気が散ってしまい、何をしたらいいのかわから
なくなってしまうことがあります。
それと雨がふる前や台風が近づいたり気圧が下がってくると肩こり、頭重、頭痛、
目痛、首こり、ひどいときは吐き気がし、身体も重だるく、無気力、欝っぽく
なってしまいます。
生理前も同じような症状+気が立ちイライラになります。
冷え性と天気に左右される体調・気分を治したいです。
全身 : だるい さむけ 汗っかき 眠ってばかり
顔面 : 白い 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目が痛い クシャミ
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 口が乾く
頸部 背 手腕肩 : 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い 足が冷える 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経痛がある(我慢すればできる程度の痛み) 生理中、後に乳房、乳首が痛む
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返事 :
>それと雨がふる前や台風が近づいたり気圧が下がってくると肩こり、頭重、頭痛、
>目痛、首こり、ひどいときは吐き気がし、身体も重だるく、無気力、欝っぽく
>なってしまいます。
>生理前も同じような症状+気が立ちイライラになります。
>生理中、後に乳房、乳首が痛む
「肝は条達を喜びて鬱を悪む」という本来の性質のために肝気が欝滞すると
全身の気機が流暢さを欠いてあちこちに気血の停滞が起こります。
気血の停滞だから冷え性でもあり、他方では鬱が長引いて熱化すると足のほてりや
顏のニキビなどの部分的な熱感も起こります。
寒熱が交錯して一体自分は冷え性なのかのぼせ性なのか分からなくなります。
いわゆる自律神経失調症です。すべて「肝鬱」が大元の原因なのです。
肝経は殊に女性では月経や胸脇部・乳房とは密接な関係があります。
大抵の鬱病の初期はみなこの時期を通って次第に重症化していきます。
慢性化していくと症状は単に肝経の範囲だけでなく、脾胃経や心経へも及んで
実鬱やら虚鬱やらと深刻な状態へと進みます。
まだ軽症ですから今のうちに気鬱を散じて(解鬱)体質改善を図って下さい。
おすすめの漢方処方
(1) 柴胡疎肝散(さいこそかんさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 更年期障害による鬱病
女 50歳
病名と経過 : 最近年齢のせいでしょうか更年期障害といわれているものになってしまったようです。
目立った症状は鬱状態が長く続いて何もやる気が起きず、誰かに責められているような不安な気持ちが
続いてしまいます。精神が不安定な感じです。
全身 : 気がふさぐ・怒りっぽい・さむけ・汗が出る・寝汗をかく・不眠
顔面 : 白い・頭が重い
口 唇 舌 : 舌がもつれる・唾液が多い・口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ・切れやすい痰が出る
胸 脇 : 動悸がする・胸やけがする・酸っぱい水が上がる
腹部 : 胃の辺りが痛い・臍の辺りが痛い・腸が鳴る・食欲が無い
大便 小便 陰部 : 下痢
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る・背中が痛い
婦人 : 月経量が多過ぎる・月経が早くなる・子宮筋腫
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返事 :
年齢的に丁度更年期の時期にさしかかりましたね。
多くの方は何の障害もなく通過されるのですが、中には貴女のように心身ともに苦しまれる
場合があります。
それは何故かというと身体的素因としてタネになるものがあったからです。
次にそれを分析してみましょう。
精神が不安定になったり、鬱状態になったりする「情志の病」を漢方では「肝鬱(肝鬱気滞)」
と言い、肝気の状態と精神情志は密接な関係があると考えております。
もともと“肝”とは春の生長の気を帯び、のびのびとした条達の状態を喜ぶ臓器です。
全身の気を休まず運行させているのも、血液の流通・調節・貯蔵を
司るのも、脾胃の運化を促進するのも、精神を明朗・快活にするの
もすべては“肝”で、いわば気機全般の総支配人なのです。
この肝気が抑鬱されると熱に変化して「憎寒壮熱」といって、急にかーっとのぼせたり、
寒気や熱感を生じたり、また寝汗も出やすくなります。
また月経を催させるのは肝経を源とする衝脉・任脉ですので生理の異状も現れます。
普通はここまでで止まるのですが、貴女の場合はその他に
>唾液が多い・喉が詰まった感じ・切れやすい痰が出る・動悸がす
>る・胸やけがする・酸っぱい水が上がる・胃の辺りが痛い・臍の
>辺りが痛い・腸が鳴る・食欲が無い・下痢
などと胃腸障害の症状が続々と出ているのを見ると、元々胃腸が弱
かったのでしょう、肝鬱の影響が脾胃にも強く現れています。
おすすめの漢方処方
(1) 婦女更期丸(ふじょこうきがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 瘰癧(リンパ腺腫)
もっとも直してほしいこと : 去年12月から右あご、首の近くにしこりができた。
耳鼻科にいっているが、長く抗生物質を飲んでも、その腫れは元のままある。
診断はリンパ節しゅ
私どもはアメリカ在住なので、あまり医師との対話がよくない。
医師もどうせ英語が上手くないのだからと思ってか、説明が足りない。
あまり長いので、私も痺れを切らしたら、手術をするという。
未だ手術に躊躇しているので、このような例で薬による治療はできますか。
いままで 、細胞検査とCTはしましたが、問題なかったとのことです。
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返事 :
>去年12月から右あご、首の近くにしこりができた。
リンパ節腫のことを漢方では「瘰癧(るいれき)」といいます。
ぐりぐりの出来る場所は大体決まっています。
顎の下の首寄り、腋の下、股の付け根などです。
ここはすべて少陽経絡が通るところです。
少陽経は感情の影響を受けやすく、精神が伸び伸びしないで鬱屈すると
「肝鬱脾損」という状態になります。
本来、水分(津液)の代謝は脾胃が中心になって司るものです。
その脾胃が「肝鬱」のために機能を発揮できないと、「痰」を生成します。
この「痰」とは気管支から出るあのねばねばした痰だけを指すのではありません。
体液やリンパ液などのようにさらさらしたものが「津液」で、
これの煮詰まったものが“痰”です。
痰は体中のどこにでも存在可能なものです。
この痰が皮膚と膜の組織間にある時、様々の形の痰塊ができ、
それを瘰癧すなわちリンパ腺腫といいます。
これを漢方では「痰凝気滞」といいます。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遥散合二陳湯加味(しょうようさんごうにちんとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 昆布消癧湯(こんぶしょうれきとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(3) 内消瘰癧丸(ないしょうるいれきがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ うつ病
女 38歳
全身 : だるい さむけ 微熱 午後から熱が高く 眠ってばかり
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口が臭い 口が乾くが飲みたくない
喉 気管 : 喉が詰まった感じ
胸 脇 : 動悸がする
腹部 : 胃の辺りが痛い 腸が鳴る 食欲が無い
大便 小便 陰部 : 頻尿
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 肩の痛み 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 膝が痛い しびれる 足が冷える むくみがある
足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 月経痛がある 月経が来ない
血の塊が混じる 乳房にしこりがある
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返事 :
漢方では「情志の生理機能は臓腑の気機によって支えられている」と考えていますから、
精神の病気も肉体面を調える事によって治ると考えます。
なかでも“肝”は精神情志の調節と深く結びついていますから、抑鬱を嫌う
肝の条達・舒暢を図ることが重要な鍵となります。
>腹部 : 胃の辺りが痛い 腸が鳴る 食欲が無い
>婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 月経痛がある
> 月経が来ない 血の塊が混じる 乳房にしこりがある
これらは「肝胃不和」といって、欝滞した肝気が胃気を脅かしているのです。
また“肝”と生理の関係は衝脉・任脉を介して結ばれていますから、
肝気の欝滞は生理の異常になって現れます。
乳房は肝経が胸を通る時の通路になっています。
だから肝鬱は乳房のしこりとなって現れます。
>全身 : だるい さむけ 微熱 午後から熱が高く 眠ってばかり
>口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口が臭い 口が乾くが飲みたくない
肝鬱は日にちを経て熱に変わりますが、だるさ・嗜眠・舌苔や「口が乾くが飲みたくない」
というのは熱が“湿”と結びついている事を意味しています。
内湿がもともと盛んだと「湿困脾陽」といって、脾経有湿の証として
「如頭重如裹(つつむ),四肢沈重,中腹滿悶,足脛浮腫」「身体沈重,倦怠嗜臥」
という症状を呈します。これは
「湿留日久,寒凝成痰,痰阻清陽」
の結果、眠気が襲うのです。
おすすめの漢方処方
(1) 無名方(むめいほう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(柴胡・香附子・青皮・・・・・)
★ 眠気(あくび)
男 30歳
もっとも治して欲しいこと : 眠気(あくび)
全身 : だるい 不眠(浅い)
頸部 : くびや肩が凝る
頭皮 : かゆい
以上ですが、他に、手に汗をかきやすい、
目が疲れる(しょぼしょぼして開ききらない感じ)、とにかくつかれやすい、
意欲の減退、特に夜になるとボーッとして、じっとしててもいやな感じがするのです。(ウツ?)
あと、胃腸の状態も悪いような気がします。
あくびがひどく、一日中かなり頻繁に出て、困っています。息苦しさもあります。
眠気がひどく、なかなか集中できず、仕事になりません。かなりまいっています。
仕事はデスクワークで、一日中座りっぱなしです。
精神科に行ったのですが、眠気覚ましの薬を飲んでいます。
検査では睡眠時の無呼吸がありました。ただし、軽症でしたけど。(いびきはかきません)
脳のCTスキャンでは異常なし、血液検査でも異常なしでした。
いろいろ試したのですがいっこうによくなりません。
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返事 :
>もっとも治して欲しいこと : 眠気(あくび)
>全身 : だるい 不眠(浅い)
あくび(欠伸)は何故起こるかを漢方の古典では次の様に説明しています。
「体表を回っている陽気(衛気)は昼は陽経を巡り,夜半には陰経を巡る。
陰経は夜をつかさどるから,夜は臥すのが正常である。
陽経はまた上をつかさどり,陰経は下をつかさどる。‥‥‥
陰陽が接近して区別がつかなくなると,しばしば欠伸をするものだ。」
ということは衛気が上の陽経である胃脉を巡らず、下の陰経である腎脉も巡らなくなり、
経気が欝滞する。
その「気滞」を一気に通利させようとして欠伸が出るわけです。
>特に夜になるとボーッとして、じっとしててもいやな感じがするのです。(ウツ?)
気機の調節をつかさどるのは五臓の中でも「肝」が中心になります。
肝は疎泄を主り、全身の気を休まず運行させています。
気の疎通・発散など昇降出入一切をコントロールする司令塔です。
肝とは本来、春の生長の気の表れであり、条達を喜び抑制を嫌います。
それなのに肝気が伸び伸びせず欝滞すると精神は抑鬱され、気が塞いだり
怒りっぽくなったりします。
>目が疲れる(しょぼしょぼして開ききらない感じ)
「肝は孔を目に開く」といって、視力と「肝」は密接な関係があります。
>あと、胃腸の状態も悪いような気がします。
肝はまた自律神経の働きとも密接な関係にあるため、殆どの場合は胃腸障害を起こします。
これを専門用語では「木剋土(肝剋脾)」といい、肝気が鬱結したために
脾胃の働きに制限を受ける事になります。
おすすめの漢方処方
(1) 柴胡疎肝散(さいこそかんさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 胃部不快感
男 35歳
もっとも治して欲しいこと : 慢性胃炎、全身倦怠感、うつ状態
約10年前から胃部不快感に悩まされています。
具体的には、胃のもたれ・むかつき・胃に水が溜まっている(腹を動かすとジャブジャブ鳴る)
たまに吐き気、といった症状です。
あちこちの病院でいろいろな検査をしましたが異常は無く、薬も効果無しの状態です。
更にここ一年は疲れがひどく、十分睡眠をとった翌朝でもぐったりした状態であり、
精神的にも不安が募っています。
今までに飲んだ漢方薬は、半夏寫心湯・半夏厚朴湯・六君子湯・補中益気湯・柴朴湯・安中散・
柴胡桂枝湯・大建中湯・当帰芍薬散・甘草寫心湯・二陳湯ですが、効果を実感できませんでした。
全身 : だるい・気がふさぐ・怒りっぽい
口唇舌 : 舌苔が厚い・口が乾く
胸脇 : 胸やけがする・吐き気がある
腹部 : 腹が張る・食欲が無い
小便 : 尿が濁る(泡立つ)
背 : 背中が痛い(凝る)
腰 : 腰がだるい
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返事 :
>胃のもたれ・むかつき・胃に水が溜まっている(腹を動かすとジャブジャブ鳴る)たまに吐き気、
>十分睡眠をとった翌朝でもぐったりした状態であり、精神的にも不安が募っています。
>全身 : だるい・気がふさぐ・怒りっぽい
>胸脇 : 胸やけがする・吐き気がある
>腹部 : 腹が張る・食欲が無い
これまでに飲んでこられた漢方薬を見ますと全部が脾胃の関係ばかりです。
しかしどれも効を奏していないのは何故でしょうか?
それは病気の源は脾胃ではなく“肝”だからです。
症状の精神的な不安・気がふさぐ・怒りっぽい等は「肝気欝滞(肝鬱)」の症状です。
肝には精神情志の調節をする働きがあります。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
これを「肝脾不和・肝胃不和」といって、欝滞した肝気が脾胃の気を脅かしているのです。
おすすめの漢方処方
(1) 柴平煎(さいへいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 逍遥散(しょうようさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 卵巣嚢腫
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : 1)卵巣のう腫
以前、子宮内膜症と診断されホルモン治療をしました。
妊娠時に卵巣のう腫がみつかり、のう腫の摘出手術をしました。
今年検診にいったところ のう腫が大きくなっているため再手術をすすめられました。
2)便秘: 高校生のころから便秘薬を常用しています。
特にお腹が張るわけでもないので放っておけば1週間以上お通じがないこともあります。
3)しみ: 手術後 顔にしみが目立つようになりました。
4)静脈瘤: 妊娠時からの静脈瘤が足にあります
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 汗っかき 汗をかきにくい 寝汗をかく
顔面 : 普通 瞼がむくむ めまい 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目が赤い 耳鳴り 耳が痛い
口 唇 舌 : 口が苦い 口が臭い 舌がもつれる 口が乾く 口は乾かない
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 痰は無い
胸 脇 : 動悸がする
腹部 : 腸が鳴る
大便 小便 陰部 : 便秘 咳をすると尿が漏れる 夜間排尿が多い 尿が濃い 血尿が出る
頸部 背 手腕肩 : 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) かゆい 湿疹 リンパ腫
婦人 : 月経痛がある おりもの
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返事 :
>妊娠時に卵巣のう腫がみつかり、のう腫の摘出手術をしました。
>今年検診にいったところ のう腫が大きくなっているため再手術をすすめられました。
手術では原因が除かれない事が良く分かります。
漢方では卵巣嚢腫のことを「腸覃」といい、痰湿[病<徴][病<瑕]に分類しています。
「脾は生痰の源」と言いますが、痰湿の名前が示す通り、この腫塊は「脾」と
胞宮に関係の深い「肝」とに原因があります。
肝脾が失調すると生理や妊娠と密接な関係にある衝脉・任脉は気鬱不和になります。
すると病的な津液である痰湿が衝脉・任脉のスタート地点の胞中に結聚して腫塊を
形成する事になります。それが卵巣腫瘍です。
>瞼がむくむ
>腰 膝 下肢 : むくみがある
>湿疹 リンパ腫
>おりもの
すべて「痰湿」の所現です。
おすすめの漢方処方
(1) 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 月経前のニキビ
女 37歳
もっとも治して欲しいこと : 月経痛 ふきでもの(特に月経前)
全身 : 眠ってばかり
顔面 : 頭痛
口 唇 舌 : 口は乾かない
腹部 : 脇腹が痛い 便秘と下痢をくりかえす 脱肛
頸部 背 手腕肩 : 肩が凝る 背中のしびれ
腰 膝 下肢 : 腰がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : ふきでもの
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経が遅れたり月経が早くなったり 月経痛がある
血の塊が混じる 乳房にしこりがある
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返事 :
>もっとも治して欲しいこと : 月経痛 ふきでもの(特に月経前)
>婦人 : 月経量が多過ぎる 月経が遅れたり月経が早くなったり 月経痛がある
血の塊が混じる 乳房にしこりがある
>腹部 : 脇腹が痛い 便秘と下痢をくりかえす 脱肛
>頸部 背 手腕肩 : 肩が凝る 背中のしびれ
漢方では「女子は肝を以って先天と為す」と言われているように、
生理と“肝”の働きは密接な関係にあります。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、
筋肉は固くなり、目は疲れ、胃腸の働きが不調になり、
血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
また乳房は肝経が胸を通る時の通路になっています。
だから「肝鬱」は乳房のしこりとなって現れます。
ところで月経前のニキビは漢方では有名で、これを「経前面部粉刺」といいます。
月経に備えて気血は“血海”である「衝脈」やそれに連なる「肝経」に充満します。
この時、経脈中に欝滞があると「肝鬱化火」といって、炎症が起こります。
情緒も乱れ、大便は干結し、乳房は脹痛し、鬱久した熱は毒を生じ、
肌膚に熏蒸して粉刺(ニキビ)になります。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遙散(しょうようさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 丹梔逍遙散(たんししょうようさん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 頭痛・肩凝り
女 48歳
もっとも治して欲しいこと : 頭痛・肩凝り
今までに飲んだ事のある漢方薬とその結果 :
半夏?・葛根湯・呉茱萸湯・五苓散・抑肝散・・・など。どれもあんまり効果なし。
よく頭痛薬を飲むので胃も悪くなる。
全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい 汗をかきにくい だるい
顔面 : 普通 頭痛 頭が重い 目がまぶしい 目が痛い クシャミ 鼻水
口 唇 舌 : 唇が荒れる
喉 気管 : 喉が痛い 痰はない
胸 脇 : 吐き気がある 胃が重い
腹部 : 食欲が無い
部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい
毛髪 : 白髪あり
婦人 : 月経痛がある
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返事 :
>全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい だるい
>顔面 : 頭痛 頭が重い 目がまぶしい 目が痛い
>胸 脇 : 吐き気がある 胃が重い
>腹部 : 食欲が無い
>部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
>婦人 : 月経痛がある
精神的な気がふさぐ・怒りっぽい等は「肝気欝滞(肝鬱)」の症状です。
肝には精神情志の調節をする働きがあります。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
多分この頭痛もキリキリと痛むのではなく、重い方だと思います。
>腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい
欝滞した肝気が脾胃の気を脅かすと「肝欝脾虚」という状態になり、
水湿が停滞するようになります。
おすすめの漢方処方
(2) 逍遥散(しょうようさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 卵巣腫瘍の術後
女 32歳
もっとも治して欲しいこと : 卵巣腫瘍(漿液性脳腫)
顔面 : 普通
口 唇 舌 : 歯茎から血が出る
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 腰が冷える
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる
卵巣に水が溜まる病気で春に腹腔鏡手術を受けました。
Dr.は水が溜まりやすい体質と言う事でまた再発の可能性が十分あると言われました。
子供がほしい事も有り再発を何とかして防ぐ事はできないでしょうか?
生理は順調で、基礎体温も二層に分かれています。
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返事 :
>卵巣腫瘍(漿液性嚢腫)
>卵巣に水が溜まる病気で春に腹腔鏡手術を受けました。
>Dr.は水が溜まりやすい体質と言う事でまた再発の可能性が十分あると言われました。
漢方では卵巣腫瘍のことを「腸覃」といい、痰湿[病<徴][病<瑕](ちょうか)に分類しています。
「脾は生痰の源」と言いますが、痰湿の名前が示す通り、この腫塊は「脾」と
胞宮に関係の深い「肝」とに原因があります。
肝脾が失調すると生理や妊娠と密接な関係にある衝脉・任脉は気鬱不和になります。
すると病的な津液である痰湿が衝脉・任脉のスタート地点の胞中に結聚して
腫塊を形成する事になります。
それが卵巣腫瘍です。
しかし今は術後の事とてそんなに早く次ぎの発病を恐れなくても良いでしょう。
最初の卵巣腫瘍が出来た原因は上記のように「肝脾失調」ですから、日頃から
肝脾の調和を取っておれば次ぎの発生を防ぐ事が出来ます。
>婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる
これも肝脾失調の結果の一つです。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遥散(しょうようさん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 対人恐怖症
男 34歳
もっとも治して欲しいこと : 人と上手くしゃべれなくなっています。
話すと舌がもつれて上手く言葉が出てこず、非常に緊張して、どもったりします。
多くの人の前に出るのが億劫となり、人の前で話すと何を話しているのかわからなくなります。
最近では顔が痙攣したり、すぐに赤面してしまいます。
つぎに普段良くあくびが出ることです。
よく睡眠をとっていてもあくびが出て、会議やデートのときにもあくびが出て、支障が出ています。
また口臭があり、歯をよくみがいても、時間が経過すると気になります。
またお腹の調子が悪く、普段からお腹が張ったような感覚があり、違和感を覚えています。
これらは全てつながっているのではないかと思い、いろいろ調べていますがわかりません。
全身 : だるい 気がふさぐ 健忘症 怒りっぽい 眠ってばかり
顔面 : 顔面痙攣 クシャミ
口 唇 舌 : 口が臭い 舌がもつれる
喉 気管 : 喉が詰まった感じ
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 便秘
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い
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返事 :
> 対人恐怖症になったことです。人と上手くしゃべれなくなっています。
> 話すと舌がもつれて上手く言葉が出てこず、非常に緊張して、どもったりします。
> 多くの人の前に出るのが億劫となり、人の前で話すと何を話しているのかわからなくなります。
> 最近では顔が痙攣したり、すぐに赤面してしまいます。
> 普段良くあくびが出ることです。よく睡眠をとっていてもあくびが出て、
> 会議やデートのときにもあくびが出て、支障が出ています。
> お腹の調子が悪く、普段からお腹が張ったような感覚があり
> これらは全てつながっているのではないかと思い
《金匱要略》という漢方の書物には次のような記載があります。
“臓躁,喜悲傷欲哭,如神霊所作,数欠伸”
(臓躁という病気は悲嘆にくれて、神霊が憑いたかのような所作をし、あくびばかりしています)
これは思慮過度(憂鬱)で、心脾受損の状況です。
憂鬱だと肝気が鬱結して肝の血行が悪くなり、肝の子である心を養うことが出来なくなります。
(五経学説によれば肝は心の母に当たる)
そのために心は恍惚となり、精神を制御できなくなります。(哭笑無常)
また憂鬱は脾胃の働きを阻害するのであくびが多くなり腹の調子が悪くなります。(思が脾を傷る)
血行が悪くなれば筋肉が栄養されず、不随意にどこでも痙攣します。(手舞足踏)
舌がもつれたり顔が痙攣したりするのもこれにあたります。
所作が神霊の如くなるとはこれを指しています。
現代では臓躁とはヒステリーや鬱病の一種ではないかと考えられています。
その治療法は「舒肝養血,平肝熄風」の方法がとられます。
おすすめの漢方処方
(1) 逍遥散(しょうようさん+)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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