以下の例はすべて 肝腎陰虚 (気鬱が続くと火を動かし陰液を消耗する) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 三叉神経痛
2. 抜け毛
3. 太れない/冷え性/月経痛
4. 月経がだらだら続く
5. 瞬きが多い/なみだ目/目が痒い
6. 眼底出血
7. 不眠とカンジダ症
8. 不妊症/月経量多
9. 放射線治療後に生理が止まった
10. 目がかすむ
11. 目の充血
12. 目の奥が痛い/遺尿
13. 脇の多汗・慢性疲労
14. 吐き気/頭目痛/寝汗
★ 三叉神経痛
女 86歳
もっとも治して欲しいこと : 痛みをなくしたい、和らげたい。
最初は、平成5年1月 しばらく中休みがあり、再発は 6,7年前
それからずーっと、、、この一ヶ月がとくに痛い
場所は2枝、3枝と時々変化する。
これ以上の痛みってあるだろうかと思うぐらいの最高の痛み!
焼き火鉢を当てられるような、、、
ものも食べられない、話も出来ない、夜も眠られない、、、衰弱していくのがこわい!
ブロック療法を2回やった。1,2年は効力あった。
年齢、体力面から医師は、最近薦めないし、本人もやりたくない。
汗っかき 不眠 白い 普通 目が痒い 鼻水 耳が痛い 口は乾かない
喉が詰まった感じ 呼吸困難 動悸がする 胸苦しい
食欲が無い(食べたいが痛いので食べられない)
くびや肩が凝る 肩の痛み 腰が痛い 膝が痛い 膝が腫れる脚が痛い
足が冷える 足がだるい
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返事 :
>最初は、平成5年1月 しばらく中休みがあり、再発は 6,7年前
>これ以上の痛みってあるだろうかと思うぐらいの最高の痛み!
>焼き火鉢を当てられるような、、、
>ものも食べられない、話も出来ない、夜も眠られない、、、衰弱していくのがこわい!
三叉神経痛の原因は色々ありますが、中休みがあって再発したという
成り行きや年齢を見ますとかなり絞られてきます。
急性の発症なら顏の経絡が外邪によって塞がれて痛みを発する実証ですが、(通ぜざれば痛む)
今の場合は肝脾腎の三蔵の機能失調により内因として「気滞血淤」や「痰湿の壅阻」が
起こり、それらが顏の経絡を塞ぎ、その結果として「気血虧虚,陰虚津液不足」
などを起こし、筋脈が栄養されないので痛む虚証です。(不栄なれば痛む)
急ぎ「滋腎養肝,潜陽熄風」の方法をとり、肝脾腎を補わなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 大補元煎+天麻鈎藤飲(だいほげんせん+)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 抜け毛
男 25歳
もっとも治して欲しいこと :
1年ほど前から抜け毛が多くなってきた。同時に足先がよく冷えるようになった。
東洋医学では血が髪を作ると聞いたことがありますが、血のめぐりが悪いのでしょうか。
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 抜け毛
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返事 :
>1年ほど前から抜け毛が多くなってきた。同時に足先がよく冷えるようになった。
>東洋医学では血が髪を作ると聞いたことがありますが、血のめぐりが悪いのでしょうか。
《素問・上古天真論》という昔の書物に「男性は八歳になると腎気が充実し、
髪の毛が豊かになり、歯が生えかわり、…」と書かれています。
また
「腎は、…その華は髪にあり」ともあり、「腎」の精気の盛衰は髪の潤沢と枯燥、
生長と抜け毛と関係があります。
年をとって髪が抜けるのは腎の精気虚の表れです。
髪は血の滋養とも関係があるので「髪は血の余」ともいわれます。
血のめぐりよりも精気と血の量の問題です。
これを「肝腎虚弱、陰血虧損」の脱毛といいます。
またその場合の毛髮には油性の光澤があるものです。
頭皮には油脂が多かったり或いはふけ(脱屑)のため発痒したりします。
そして脱毛は頭頂或いは兩額の角の方から薄くなります。
もう一つは「風盛血燥」の脱毛といって、風邪が毛根部入って血流の欝滞をきたし、
円形脱毛になる場合がありますが、これも「肝腎虚弱、陰血虧損」の脱毛を基礎としています。
おすすめの漢方処方
(1) 生髪散(せいはつさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 生髪湯(せいはつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 太れない/冷え性/月経痛
女 27歳
病名と経過 : 太れないのが悩みです.
食欲はあるのですが,それほど量が食べれずいつも周りから”細いねー.”といわれます.
もともと疲れやすい体質で,夏場は貧血もたびたび,いつも顔色がよくありません.
スポーツジムに通ったり,サプリメントを取ったり,ガツガツいっぱい食べてみたりしましたが
一向に変化が見られません.
全身 : 末端冷え性
顔面 : 頭痛・鼻水
口唇舌 : 唇の色が紫 唇が乾燥しやすく裂けていたい(皮膚はかなり弱い)
頸部 背 手腕肩 : 首や肩が凝る
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : ときどき首や目の周りにアトピー性の湿疹がでる
婦人 : 月経痛
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返事 :
食欲があり下痢をしていないのは脾胃の消化機能が正常な証拠です。
それなのに何故太れないのかというと体質的に陰陽のバランスの偏向があるからです。
エネルギーを陽気といい、それを補給する物質を陰分といいます。
陽気の発散ばかりが大きくて、物質の補給が追いつかない体質のことを「陰虚体質」といいます。
陰分が不足する体質という意味です。
陰分の補給が不足すれば当然そこから発生する陽気も不足するので
冷え症になります。
また気血ともに不足してくるので「気虚」「血虚」の症状も現れてきます。
>もともと疲れやすい体質で,夏場は貧血もたびたび,
>いつも顔色がよくありません.
となるわけです。
陰虚は肺・胃・腎から発生します。
肺胃の陰虚は比較的軽いものですが、腎は水臓と呼ばれるように体液を司り陰分と密接な
関係にあるので、腎の陰虚は最も重大な意味を持ちます。
普通、腎と肝は親子の関係にあるので、腎が病めば肝も病みます。
従って「腎陰虚」はまた「肝腎陰虚」ともなります。
婦人の生理は衝脉・任脉によって営まれますが、この二脉は肝腎が司ります。
従って肝腎不足は月経痛などの生理異状になります。
「肝腎かなめ」と言うわけです。
陰分が虚すと相対的に押さえきれない分だけ陽気が亢盛になります。
これを「陰虚火旺」といい、「血虚風燥」という結果をもたらします。
それが
>首や目の周りにアトピー性の湿疹がでる.唇が乾燥しやすく裂けていたい
という症状になって現れています。
おすすめの漢方処方
(1) 帰芍地黄湯(きしゃくじおうとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 一貫煎(いっかんせん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 月経がだらだら続く
女 24歳
病名と経過 : 月経量が多く、血の塊がでることがあります。
1週間生理が続いた後、3〜6日後に少量の出血が1週間〜2週間位続きます。
病院で検査を受けたところ特に異常は見られないが、やや貧血ぎみだといわれました。
頚部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭髪 毛髪 : かゆい にきび
婦人 : 月経量が多すぎる 月経痛がある 血の塊が混じる 出血が止まらない おりもの
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返事 :
>月経量が多く、血の塊がでる
>1週間生理が続いた後、3〜6日後に少量の出血が1週間〜2週間位続きます。
>やや貧血ぎみ
>月経痛がある
>にきび
これらの背景にある本当の共通原因は何でしょうか ?
漢方では「女子は肝を以って先天と為す」と言い、生理と肝の働きは密接な関係にあります。
また腎と肝は親子の関係にあり、腎精と腎気の充実をまって「肝は血を蔵す」る事が出来ます。
直接的には婦人の生理は衝脉・任脉によって営まれるのですが、この二脉を司るのが肝と腎なのです。
俗に「肝腎かなめ」と言うのはこの事です。
いま月経がだらだら続くというのは「肝の藏血」が悪いことであり、
生理痛があると言うのは「肝の疎泄」が悪い事を意味しています。
にきびが出ているという事も合わせて考えると「衝任伏熱」の状態があります。
この熱は「陰虚内熱」です。
根本的原因は「陰虚」すなわち「腎陰虧虚」にあります。
おすすめの漢方処方
(1)滋陰止血方 (じいんしけつほう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2)*弓帰膠艾湯 (きゅうききょうがいとう) エキス・・・・・・・・・・(市販品)
★ 瞬きが多い/なみだ目/目が痒い
男 24歳
もっとも治して欲しいこと : 眼の痒みと瞬きの多さ(チック症状)
私が悩んでいる一番の症状は眼の瞬きの多さです。
これは私に幼い頃からあった症状なので、チック症状なのかもしれません。
ストレスが高まると瞬きが多くなり、なみだ目になります(これが一番つらい)。
この症状のために眼が疲れやすかったり、私と会話する相手も同じように眼を痒そうにするため、
かなり昔から悩んできたことですが、最近では自分の眼に常に意識を集中していなくてはならな
かったり、表情をうまく作れなかったりして、精神的にも身体的にも疲れやすく、対人恐怖・鬱気味
となってきています。
眼がやたらと痒く、眼科では眼瞼結膜にアレルギーによる濾胞ができ、充血しているため、
痒みが生じている、ということで目薬を処方していただいた。
参考になるか分かりませんが、体力多少あり。やや太りぎみ。
水や茶を飲む際必ず氷を入れ、昔から冷たい飲み物が好きです。
昔から肩こりで、視力は悪く、なみだ目です。
イライラや怒りはほとんどないですが、常に不安で感情を抑圧している部分があると思います。
血圧は普通、舌に白い苔等はありません。
あくびがやや多いです。
全身 : だるい 気がふさぐ 眠ってばかり
顔面 : 瞼がむくむ 顔面痙攣 チック めまい 頭が重い 目がかすむ・まぶしい・なみだ・痒い
口 唇 舌 : 口が臭い
腹部 : 腹が張る 食欲が無い
大便 小便 陰部 : 便秘 痔の出血がある
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返事 :
>瞬きが多くなり、なみだ目になります(これが一番つらい)
>これは私に幼い頃からあった症状なので
>眼が疲れやすかったり……精神的にも身体的にも疲れやすく
目が痒くて涙が出るのは多くは外因性ですが、幼少の頃からとなると
目の疲れやすさや視力の悪さと併せ考えて内因性と思われます。
目と関係が深いのは肝と腎です。
房事に節度がなくなると精血は衰少する,或いは悲傷哭泣など
精神的ストレスが多いと傷陰耗液となり,ついには肝腎兩虧となる。
これは陰損が陽にまで及んだ為で,陽気の泪液制御が不能になったからです。
そのために冷泪頻流,寒さに遇うと更に甚しい。
故に“無時冷泪”の名がつけられている、と古典にあります。
つまり「肝経虚寒」の証で、温養肝腎,補益精血する事が必要です。
おすすめの漢方処方
(1) 肝腎双補丸(かんじんそうほがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 眼底出血
男 53歳
もっとも治して欲しいこと : 眼底出血
十数年前より糖尿病、5年ほど前から眼底出血が始まり悪化した。
小康を保っていたが血糖値のコントロールが悪かったために先月心筋梗塞で入院、
退院時の検査で眼底出血の悪化が診られた。
顔面 : 普通 目がかすむ 目がまぶしい
喉 気管 : 切れにくい痰がある
胸 脇 : 胸やけがする
腹部 : 腹が張る
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 手指がはれぼったい
腰 膝 下肢 : 腰が痛い かかとが痛い(過去に骨折したところ)
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) フケ性 かゆい 若白髪
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返事 :
>糖尿病
>眼底出血
>心筋梗塞
まだお若いのに次々と大病をなさっておられますね。
>顔面 : 目がかすむ 目がまぶしい
「肝経は目を巡りよく視る」といい、目の病変は肝腎から来るものが多いです。
>皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) フケ性 かゆい 若白髪
「腎は骨髄を主り、その華は髪にある」といい、腎虚になると白髪や老人斑(しみ)
が出やすくなります。
フケ性や痒さも腎の陰虚によって相対的に陽気が高まった結果の虚熱によるものです。
>腰 膝 下肢 : 腰が痛い かかとが痛い(過去に骨折したところ)
「腰は腎の外腑」で腎虚腰痛(腰膝酸軟)は一番多く見られます。
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漢方の教科書には次の様になっています。
肝腎陰虚証 :
視物昏花或雀盲,筋脉拘急,麻木,抽畜,爪甲枯脆,脇痛,眩暈耳鳴,
腰膝酸軟,歯揺髪脱,遺精,形体消痩,咽干口燥,五心煩熱,午后潮熱,
顴紅盗汗,虚煩不寝,尿黄便干,舌紅少苔或無苔,脉沈弦細数。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 手指がはれぼったい
これは「筋脉拘急」に相当します。
また痩せておられる事は「形体消痩」となりましょうか。
以上より「肝腎の陰虚証」がもっとも疑われます。
「腎は精を蔵し、肝は血を蔵す」といい、精も血も共に大切な“陰分”です。
もう一つ「津液(体液)」も陰に含まれます。
この陰が不足(血精虚衰,筋脉失養)すると“虚労(老化)”が始まります。
陰虚が長引くと精血を目に運ぶことが出来ないので視覚が衰えてきます。
精血や津液が不足すると「上盛下虚」となり、虚火が生じます。
その一つが「肝陽上亢」で、眼底出血がそうです。
(肝腎陰虧,陰虚内熱,灼傷脉絡,絡傷血溢)
「津液虧損」は糖尿病です。
「筋脉失養」は心筋梗塞です。
おすすめの漢方処方
(1) 滋水清肝飲(じすいせいかんいん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 不眠とカンジダ症
女 39歳
もっとも治して欲しいこと :
毎日眠剤に依存してる不眠と、ずっと直らないカンジダ、すぐにひいて長引く風邪。
全身 : だるい 健忘症 怒りっぽい さむけ 汗っかき 不眠
顔面 : 頭が重い
口舌 : 舌苔が厚い 口が臭い 舌がもつれる 歯茎から血が出る
喉 : 喉がつまった感じ 喉が痛い
腹部 : 腸が鳴る 食べてもすぐ減る
大小便、陰部 : 陰部が痒い
首頚部 : くび肩凝る
腰 : 冷える
婦人 : 月経痛ある 子宮筋腫ある
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返事 :
>毎日眠剤に依存してる不眠と、ずっと直らないカンジダ、すぐにひいて長引く風邪
慢性化したカンジダ症には必ず何らかの体質的な原因があります。
漢方では「陰痒」といっていますが、更年期を過ぎて生理が無くなった
中年以後の婦人が夜間に痒さを訴える事はよくあります。
これは「精血虧弱」のため陰器が滋養を失い、干渋して灼熱(血燥生風)するからです。
これを「肝腎陰虚陰痒証」といいます。
「腎は精を蔵し、肝は血を蔵す」る働きがあるのに、肝腎の陰が虚すると
精血ともに少なくなり、筋膜を濡潤できず、カンジダ症に対する免疫力も衰えます。
>婦人 : 月経痛ある 子宮筋腫ある
またこういう人は大抵、月経量が少なく色も淡く、月経中や後にじわじわした
痛みがあり(小腹隠隠作痛)、腰や膝がだるく、頭暈・耳鳴などもあります。
>全身 : だるい 健忘症 怒りっぽい さむけ 汗っかき
精血が乏しいので疲れ易く健忘症に、陰虚による“虚熱”のための「多怒」や
「寒がりのくせに汗っかき」という状態になります。
>すぐにひいて長引く風邪
>喉 : 喉が痛い
>口舌 : 口が臭い 舌がもつれる 歯茎から血が出る
これもその結果の一つに過ぎません。
また不眠症というのは「心火(神明を主宰する)が独り上で亢じて」下に降りて来ない
ので頭が覚醒している状態です。
本来なら夜になると上にあった心火は降りて、下にあった腎水は昇って、
心腎の水火は互いに相交わり、交流すべきものなのです。
この自然の生理が行われないと「心腎不交」の結果、不眠症になります。
何故、心腎不交証になったかというと、腎水の不足、即ち「肝腎陰虚」が
根底にあるからです。
更年期が早く来ない様に、宜しく「補益肝腎」の必要があります。
おすすめの漢方処方
(1) 黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 不妊症/月経量多
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 不妊症
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい
顔面 : 普通 目がまぶしい
喉 気管 : 喉が詰まった感じ
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 足が冷える こぶらがえり 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 若白髪
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる 不妊症
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返事 :
「女子は肝を以って先天と為す」と言われている様に、婦人の生理と関係が深い臓器は肝です。
「肝は藏血す」とも言い、大量の血液を“血海”と呼ばれる衝脈に蓄えています。
その衝脈は子宮から始り、任脉と協力して月経と妊娠をつかさどっています。
生来の体質が肝血と腎精が足りない「肝腎陰虚」という体質であると陰陽のバランスが陽性に傾きます。
生体が陽性になるという事は衝脈が陽性になり、月経量がふえたり来潮が早くなったりします。
そのためにますます肝血と腎精が不足になり体液(津液)不足の状態になります。
>全身 : 怒りっぽい……(肝陽が高ぶると怒る)
>顔面 : 目がまぶしい……(肝は竅を目に開く)
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る……(肝は筋を主る)
>腰 膝 下肢 : 足が冷える こぶらがえり 足がだるい 足の裏がほてる
>皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 若白髪……(髪は血余なり)
>婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる 不妊症
その結果がこれらの現象となって現れています。
不妊症を治す為にはずーっと遡ったところから体質の改善を図らなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 六味地黄湯(ろくみじおうとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 放射線治療後に生理が止まった
女 21歳
もっとも治して欲しいこと : 私は骨髄移植をして2年半経ちます。
貧血で、体力がなく、すぐ疲れます。放射線治療をしたので、生理が無く、妊娠できないと
いわれましたが、漢方でどうにかなるものでしょうか。
元々の病名はウイルス性リンパ節炎です。免疫機能も高めたいです。
全身 : 気がふさぐ 不眠
顔面 : 白い 目がまぶしい 耳鳴り
口 唇 舌 : 口が乾く
大便 小便 陰部 : 便秘 痔の出血がある
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 足が冷える こぶらがえり
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 湿疹
婦人 : 月経が来ない
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返事 :
>放射線治療をしたので、生理が無く、妊娠できないといわれました
放射線療法に伴なう局部火傷や体液の消耗を漢方では「陰虚」といいます。
その傾向は次ぎの多様な症状からも窺えます。
>全身 : 不眠
「心は神明(意識)を主宰する」ので心陰が不足すると心陽が旺盛になり心神は不寧(不眠)となる。
>顔面 : 目がまぶしい 耳鳴り
>腰 膝 下肢 : こぶらがえり
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
「肝は目を主る」又「肝は筋を主る」ので肝陰が不足すると目と筋膜に変化が出る。
肝陰虚の原因はまた腎陰虚であるので「腎は耳を主る」ことより耳にも変化が出る。
>口 唇 舌 : 口が乾く
>大便 小便 陰部 : 便秘
体液(津液)の欠乏すなわち陰虚の現象です。
>皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 湿疹
同じく皮膚の乾燥から「風熱」を招き掻痒となります。
>婦人 : 月経が来ない
「肝は藏血す」とも言い、大量の血液を“血海”と呼ばれる衝脈に蓄えています。
その衝脈は子宮から始り、任脉と協力して月経と妊娠をつかさどっています。
この血の欠乏は「肝血虧損」といいますが「肝陰虚」の一部分です。
このように症状のすべては「陰虚」が原因と思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 帰腎丸(きじんがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 目がかすむ
女 31歳
もっとも治して欲しいこと : パソコン使用時の目のかすみ
最近、目を酷使しているせいかコンピュータのモニタがかすんでなりません。
顔面 : 普通 目がかすむ
口唇舌 : 口(唇)が乾く
皮膚頭皮毛髪 : フケ性
現在かなり弛緩した精神状態で、やたら眠ってばかりいます。
ちょうど夏ばて(ボロボロでした)から回復し始めたころと一致しています。
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返事 :
>最近、目を酷使しているせいかコンピュータのモニタがかすんでなりません。
漢方では「肝は眼に開く」といい、眼の機能と肝気の間には密接な関係があります。
“肝腎の気充つれば則ち精彩光明となり,肝腎の気乏しければ則ち昏朦暈眩す。”
肝腎と続けて言うのは肝の母が腎だからです。(肝腎同源)
腎陰不足となれば(肝血や腎陰・腎精などの)陰精が上部の頭目を養わなくなります。
これを「腎中真陰不足,陰精虧損,不能濡養目竅」といいます。
>現在かなり弛緩した精神状態で、やたら眠ってばかりいる
「腎は骨髄を生ず。髄は脳に通ず。脳は髄の海である。」
これより
“髄海不足,則脳転(めまい)耳鳴,脛酸(足がだるい)眩冒,目無所見,懈怠安臥。”
となります。
血を蔵する肝と津液(体液)を主る腎が身心の過労によって痛めつけられると、
>口唇舌 : 口(唇)が乾く……(咽干少津)
>皮膚頭皮毛髪 : フケ性
になるのは当然です。(水虧血少)
おすすめの漢方処方
(1) 滋陰地黄丸(じいんじおうがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 目の充血
男 21歳
もっとも治して欲しいこと : 目の充血、かゆみなど
全身 : 汗かき
顔面 : 目が赤い、目がまぶしい、涙目、鼻づまり
皮膚 : にきび
昔(10年前)はアトピー性皮膚炎などもありましたが、今は皮膚の状態は良いです。
私は小さいとき、アレルギー性の結膜炎にかかったり、緑内障になったりして
今でも通院しているような状態です。
それから目の充血もひどいので今は病院から渡される点眼薬を使用しています。
その薬は目の血管を収縮させ充血を押さえるものなのですが、それは一時的なものであり、
薬を使用しなければまた充血するというような感じです。
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返事 :
>目の充血、かゆみなど
慢性的に目が充血しているのは「肝腎陰虚目赤」です。
「肝気は目に通ずる」ので「肝気有熱」だと熱は目に現れます。
>汗かき
これは「陰虚陽亢」によって生じた虚火のせいです。
「肝は血を藏し、腎は精を藏する。肝血が不足し、腎精が虧損すれば精血は
目に上がらず、加えて虚火が生じ、上炎して目赤を発する」状態になります。
おすすめの漢方処方
(1) 十珍湯(じゅっちんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 目の奥が痛い/遺尿
女 27歳
もっとも治して欲しいこと : 1 数年前より気分にむらがあり、精神的に不安定な状態が続きます。
イライラしやすく、精神的にめいると目の奥がとても痛くなり、ゴロゴロとした状態が続きます。
2 人との距離を置くようになっているので、もっと自分を出していきたいとも思っています。
全身 : 気分がふさぐ、怒りっぽい、汗っかき、寝汗をかく
顔面 : 白い、顔面痙攣、めまい、頭痛、頭が重い、目が痛い、耳鳴り
口 唇 舌 : 舌がもつれる
喉 気管 : 呼吸困難
胸脇 : 動悸がする、胸苦しい
大便 小便 陰部 : 便秘、頻尿、尿を失禁する、夜間排尿が多い、痔が痛む、痔の出血がある
頸部 背 手腕肩 : 肩の痛み、手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い
婦人 : 月経が遅れる
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返事 :
>夜尿症
>頻尿、尿を失禁する、夜間排尿が多い
これより腎の異常が検出されます。
>怒りっぽい、汗っかき、寝汗をかく
陽気過多から腎の陰虚が観察されます。
>目の奥がとても痛くなり、ゴロゴロとした状態が続きます
>めまい、頭痛、頭が重い、目が痛い、耳鳴り
肝は目に開き、腎は陰部と耳に通じています。
腎だけでなく、肝でも陰虚が起こっています。肝腎両虚(陰虚)です。
>気分にむらがあり、精神的に不安定な状態が続きます
精神は心(しん)のつかさどる所で、肝腎陰虚から心陰も不足して心神が安定しません。(心腎不交)
http://www.geocities.jp/youjyodo2/kmandara2/38.html
結局、目の水輪(瞳孔)で陰虚火旺の状態が起こり、元気衰弱し、眼精が耗損して眼の痛みになります。
おすすめの漢方処方
(1) 清腎抑陽丸(せいじんよくようがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 脇の多汗・慢性疲労
女 28歳
もっとも治して欲しいこと : 脇の多汗、腋臭、慢性疲労、くびや肩や背中の凝り、
眼性疲労、花粉症、胃痛
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 汗っかき 寝汗をかく 眠ってばかり
顔面 : 瞼がむくむ 頭痛 頭が重い 目が痛い 鼻水(花粉症) クシャミ(花粉症)
耳から汁がでる
口 唇 舌 : 口が臭い 舌がもつれる 歯茎から血が出る 唾液が多い
腹部 : 胃の辺りが痛い
大便 小便 陰部 : 便秘 切れが悪い 痔が痛む 痔の出血がある 陰部が痒い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : おできや化膿 抜け毛 フケ性 かゆい
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
>脇の多汗、腋臭、慢性疲労、くびや肩や背中の凝り、眼性疲労、花粉症、胃痛
>寝汗をかく 眠ってばかり
>耳から汁がでる
>歯茎から血が出る
>便秘 切れが悪い 痔が痛む 痔の出血がある 陰部が痒い
>腰が痛い
>抜け毛 フケ性 かゆい
>月経量が多過ぎる 月経痛がある
なんとこれら総てがある一つの原因から発しているとしたらどうでしょう。
いろいろな薬を使わなくても一つの処方でみんな解決するとしたらどうでしょう。
腋汗が何故多いのかから紐解いていくと腋下の経脉が何であるかから考えます。
ここには肝胆両方の経脉が通っています。
肝は疎泄を主り条達を喜ぶ性質があります。
もし精血虧損・肝陰不足・血虚ともなれば肝絡不和・疏泄不利となり、
汗が腋下の経脉から漏れ出る事になります。
これを「肝虚内熱の腋汗」といいます。
急いで精血や肝陰を補って養肝しなければなりません。
肝虚内熱という視点から上の症状の数々を見ると、総てがこれを原因としている事が分かります。
詳細はメール相談例50の各例を参考にして下さい。
おすすめの漢方処方
(1) 六味地黄湯(ろくみじおうとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 吐き気/頭目痛/寝汗
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : 吐き気
ひと月前程からかなりの体調不良。疲れやすい。3週間前には左脇腹にヘルペスができる。
薬で治ったものの、その後も吐き気は常にあり、特に生理前にはひどくなり布団から起き上がれない。
腰の痛みも生理前はかなりひどい。
生理がはじまると、これらの症状はなくなり生理痛などもまったくない。
この1週間なぜか異常に光がまぶしく感じられ、夜テレビを見ることさえできない。
仕事から帰宅後はいつも目の奥が痛く、ひどい頭痛に悩まされる。
夜間にトイレに行くことが数年続いていて、寝汗もかくので毎日数回目が覚めて、まったく熟睡できない。
3年前からうつ病で通院中。
全身 : だるい 気が塞ぐ 寝汗をかく 不眠
顔面 : 白い 瞼がむくむ 頭痛 目がかすむ 目がまぶしい 目が痛い
胸 脇 : 吐き気がある 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 頻尿 夜間排尿が多い 尿が濁る 尿が濃い
頸部 背 手腕肩 : 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える
婦人 : 月経量が少ない 月経が遅れる 血の塊が混じる
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返事 :
> 吐き気、特に生理前にはひどくなり布団から起き上がれない。
> 食べてもすぐ腹が減る
食欲があるのでこの吐き気は脾胃に起因するものではない。
> 腰の痛みも生理前はかなりひどい。
> なぜか異常に光がまぶしく感じられ、夜テレビを見ることさえできない。
> 仕事から帰宅後はいつも目の奥が痛く、ひどい頭痛に悩まされる。
> 夜間にトイレに行くことが数年続いていて、寝汗もかくので毎日数回目が覚めて、まったく熟睡できない。
> 頻尿 夜間排尿が多い 尿が濁る 尿が濃い
陰虚による陽気の亢進(陽亢)が著しい。
陰の元は肝腎にあり、肝腎陰虚になると脾胃の陰も虚し、脾胃の昇降機能が逆になって吐き気が起こる。
おすすめの漢方処方
(1) 滋陰降火四物湯(じいんこうかしもつとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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