以下の例はすべて 肝胃不和 (気鬱と怒りが肝を傷つけ胃の消化機能に影響する) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 胃痛/ニキビ
2. 脇腹痛/吐き気
3. 嘔気/もたれ
4. 生理痛/はき気
5. 食欲不振/吐き気1,2
6. ダンピング症候群と低血糖
7. 腹痛
8. 脇痛
9. 小心者/手足冷え
10.
★ 胃痛/ニキビ
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 1日でも食生活が乱れると(時間が不規則になった時特に)
胃が痛くなったりし、口の周りにはニキビができます。
おなかも下りやすく、胃腸を健康にしたいです。
全身 : だるい 怒りっぽい さむけ 眠ってばかり
顔面 : 普通 目がかすむ(たまに) 目が痒い(たまに) クシャミ(朝とお風呂上りに)
鼻が乾く 鼻血(ここ2,3ヶ月の間に2回ほどありました)
腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢(と普通の便)をくりかえす 頻尿 陰部が痒い(たまに)
腰 膝 下肢 : 足が冷える(夏は大丈夫です)
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび 抜け毛 フケ性(少し)
婦人 : 月経痛がある おりもの 乳房にしこりがある
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返事 :
>胃の辺りが痛い 腹が張る
冷えや食欲不振などの寒や虚の症状がなくて胃痛・腹脹があるのは「肝鬱気滞」のようです。
>目がかすむ(たまに) 目が痒い ……(肝は目に開く)
>鼻が乾く 鼻血ここ2,3ヶ月の間に2回ほどありました)……(肝火上炎)
>便秘と下痢(と普通の便)をくりかえす ……(肝気犯脾)
>月経痛がある 乳房にしこりがある ……(肝気鬱結)
>頻尿 ……(肝気鬱結)
>陰部が痒い(たまに) ……(肝経は陰器をまとう)
これらは七情内傷といい、精神的なストレスによるものばかりです。
おすすめの漢方処方
(1) 柴胡疏肝散(さいこそかんさん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 脇腹痛/吐き気
男 42歳
もっとも治して欲しいこと : ストレスや食事内容(油物、アルコール、刺激物等)で胆嚢
付近と思われる部分の痛みや吐き気が出てくる。この症状がでてすでに約8年位になります。
今までに飲んだ事のある漢方薬とその結果 : 柴胡剤……冷えが出てくるので続かない
全身 : 疲れやすい
顔面 : 普通
胸 脇 : 脇が痛い 脇が詰まった感じ 吐き気がある
腹部 : 脇腹が痛い 右、左脇腹が痛む時がある
大便 小便 陰部 : 普通
頸部 背 手腕肩 : 左肩、左背が凝る時がある 右側は凝らない
腰 膝 下肢 : 足(膝下)が冷える
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返事 :
>胆嚢付近と思われる部分の痛みや吐き気が出てくる。
>柴胡剤……冷えが出てくるので続かない
「肝気鬱結」による疏泄不利によって胆嚢辺の疼痛が起こっていると考えられます。
それが脾胃に影響を及ぼしている所から、どうしても柴胡を使わない訳にはいきません。
配合によっては柴胡といっても冷えない処方もあります。
おすすめの漢方処方
(1) 四逆二陳湯(しぎゃくにちんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 嘔気/もたれ
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 嘔気、ここ6〜7年ぐらいもたれが頻繁に起こる
冷え性、 疲れやすい、 便通が整わない
全身 : 汗をかきにくい 手足が冷える 下半身がむくむ かなりの低血圧である
具合が悪いと、冷えのぼせする 上半身がだるくなりやすい
顔面 : 白い 瞼がむくみやすい めまい(以前はひどかったが減った)
乗り物に酔ったりする
口 唇 舌 : 口内炎がでやすい 唾液がやや多め
胸 脇 : 嘔気がでやすいが吐く事はない。右の脇肋骨の下のほうがもやもやする時がある
便意とセットで嘔気がくる げっぷが多い 痛むことは少ない。
腹部 : 腹が張る 腸が鳴る 腹が冷える 最近はあまり痛まない。
上腹部が重苦しい 食欲は割りにあるが食べるとうまく消化しない。
大便 小便 陰部 : 便秘(軽い) 下痢(かなり減った) 時々頻便 頻尿ぎみ
幼少期より過敏性大腸炎だった。時々ぶり返す。 脱肛
陰部が痒い、カンジダ膣炎を繰り返す
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中がはる
(みぞおちのうらあたりや健康骨の内側辺り)もしくはだるい
腰 膝 下肢 : 腰が冷える 足が冷える すこしあるくとかかとが痛みやすい
むくみがある
皮膚 発疹 : おできや化膿がでる (口の周りあごや鼻の下)背中、胸、腕など
そけいぶに蕁麻疹が出ることがある 水虫が治らない
婦人 : 時々月経痛がある
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返事 :
>具合が悪いと、冷えのぼせする
>口内炎がでやすい
>陰部が痒い、カンジダ膣炎を繰り返す
>おできや化膿がでる
>蕁麻疹が出ることがある 水虫が治らない
これらは皆 熱+湿 による症状です。
>嘔気、もたれが頻繁に起こるここ6〜7年ぐらい
>乗り物に酔ったりする
>食欲は割りにある
>頻尿ぎみ
とすると当然これらも「湿熱」が関係しており、虚証ではありません。
>右の脇肋骨の下のほうがもやもやする時がある げっぷが多い
これは「気滞」です。肝気の欝滞です。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
さらにそれが長引くと「肝鬱化火」といって、陽気や熱に変化します。
陽気なら「めまい」や「のぼせ」になり、熱なら風や湿と結んで多様な変化をします。
肝鬱が横行して脾胃の機能を脅かすと悪心(はきけ)やもたれになります。
おすすめの漢方処方
(1) 四逆二陳湯(しぎゃくにちんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 生理痛/はき気 1
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 顔のむくみと疲れやすい体質を改善したい。
生理前や疲労時に特に顔の下辺りがむくむ。
生理痛ひどい、目眩と吐気で立てず。
疲れやすく、よく発熱(37℃〜37.2℃程度)
咳風邪をひきやすい、すぐに治らない。
胃痛、胸やけ、下痢、便秘が多い。
クマが目立つ。頭痛、心臓付近の痛みが時々ある。
八時間以上寝ても疲れが取れず。
食欲不振。ホクロが異常に増加。
平坦道でよくつまづく。疲れると耳痛。鼻炎持ち。
過去に欝病。首、肩が凝る。
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返事 :
>生理痛ひどい、
>胃痛、胸やけ、下痢、便秘が多い。
漢方では「女子は肝を以って先天と為す」と言われているように、生理と肝の働きは密接
な関係にあります。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
>目眩と吐気で立てず。
肝の働きが胃腸などの消化器に影響を及ぼすのを「肝胃不和」といいます。
つまり抑鬱した肝気が横逆して胃気を突き上げるので吐き気がします。
“肝気は目に通ずる”といい、めまいと「肝」とは密接な関係にあります。
肝気抑鬱が長く続くと熱化して肝熱となり、それが“風”を呼び込んで眩暈になります。
>疲れると耳痛。
>疲れやすく、よく発熱(37℃〜37.2℃程度)
肝経という経絡が耳の周辺を通るので肝経に異常があると耳痛になったり、発熱になります。
おすすめの漢方処方
(1) 柴胡疎肝散(さいこそかんさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 生理痛/はき気 2
女 32歳
もっとも治して欲しいこと : 一番目・・・生理痛と吐き気
中学3年生のとき生理痛で倒れて救急車で運ばれたのが最初で、その後も無理して外出し
たときなど、何度か救急車で運ばれ、周りの人たちに迷惑をかけてしまいます。
症状は月経の一日目、始まったときに貧血に似た感じで急に立っていられなくなり、同時
に吐き気があります。
それから24時間約20〜30分間隔で吐き気があります。
吐くものがないのに吐き気が続き、とても辛いです。
しかし、約24時間たったら(徐々にではなく)ピタッと治まります。
後は、体調が戻るのに数日かかりますが、軽い腹痛程度で吐き気はまったくありません。
二番目・・・生理不順
月経周期は約42日ですがばらばらです。
高校のとき1年ほど月経がとまり、その後も1ヶ月とんだり、2〜3ヶ月こなかったりと繰
り返しました。現在は、上記の周期前後でとぶことは殆どありません。
三番目・・・首、肩の凝り
首、肩の凝りがひどくて、常に首や肩に手をあててもんでいます。
腰や腕、足も凝りがあり、どこを押しても凝ってるという感じです。
肩こりは小学生の頃からでした。「子供が肩こるなんて」とよく言われました。
水泳など運動も普通にしていたのですが・・・。
小学生の頃は朝礼のとき貧血で2,3回倒れました。
献血でも、はっきりした理由は忘れましたが断られました。
全身 : だるい 健忘症 さむけ 汗をかきにくい 疲れやすい
顔面 : 白い 瞼がむくむ めまい 頭痛(肩こり) 頭が重い 目が疲れる 耳鳴り
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口が臭い 口は乾くが飲みたくない
喉 気管 : 痰は無い シャックリ
胸 脇 : 胸が痛い(以前数回) 吐き気がある(生理時のみ)
腹部 : 腹が張る(食べた後下腹部が張る) 腸が鳴る(たまに)
大便 小便 陰部 : 便秘 陰部が痒い(以前少し)
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い(凝り) 肩の痛み(凝り) 手指がしびれる(若干)
腰 膝 下肢 : 腰が痛い(凝り) 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある 足がだるい
婦人 : 月経量(1,2日目多い、3日目以降少ない) 月経が遅れる 月経痛がある 月経が来ない
血の塊が混じる おりもの 不妊症
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返事 :
>生理痛と吐き気
>吐くものがないのに吐き気が続き、とても辛いです。
月経ともっとも関係が深いのは“血海”と呼ばれる衝脉という経絡です。
衝脉の気血は肝腎によって満たされます。
血海が充分に満たされた時点で月経が起こります。
即ち月経時は肝腎経の気血がもっとも充実している時です。
中でも肝気というのはのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それなのにこれが欝滞しやすい体質の人がいます。
一般に「肝鬱」「肝気欝滞」といい、欝滞した肝気は行き場がなくてすぐ横の胃気に
横槍を入れます。(肝気横逆,胃気失和)
それで嘔吐やゲップが引き起こされます。
>月経周期は約42日
月経と関係の深い肝経の気の流れがスムーズでないので生理が遅れるのです。
おすすめの漢方処方
(1) 四七湯+左金丸(ししちとう+)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 食欲不振/吐き気
男 24歳
もっとも治して欲しいこと : 1.風邪を引いたり精神・肉体疲労が高まるときまって
食欲不振や吐き気(実際は吐いたりはしない) 喉や口の乾き、下痢、左目のめまいや耳鳴り、
不眠や寝汗、浅い眠りによる悪夢をよく見る。
軽い風邪程度でも体調が悪くなると決まって上記症状が起こる。
発熱や痛み(頭痛・胃痛・腹痛は全く起こらない)
2.精神神経症状により緊張しやすくなり、吐き気や食欲不振の胃症状が起こりやすい。
気があがり、人と電話で話すのを嫌い、人と食事ができない。
どうしても胸が詰まったようにして吐き気を催してしまう。
話しが下手。仕事もままならないほどのあがり症。
3.7.8月に夏バテしやすく、やはり食欲不振、吐き気が続く。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい さむがり 寝汗をかく 夕食後眠くなる
横になりたがる やや低血圧で朝飯後は決まって胃もたれがする
顔面 : 普通 朝晩耳鳴り 両耳穴が痒くなり、聞こえにくくなる
口 唇 舌 : 歯茎が腫れる 歯口が乾く 口が乾くが飲みたくない 口は乾かない
喉 気管 : 咳が出る風邪を引くと一月は治らない
胸 脇 : 緊張したり風邪を引いた時には決まって動悸がしてやや胸苦しいくなり、
胸やけ、吐き気、酸っぱい水はこみ上げてこない
腹部 : 風邪ぎみや精神・肉体疲労が高まる時は食欲が無くなる
陰部 : 12歳の時におしりにおできができ、切開。肛門周囲膿瘍 下痢をすると膿が溜まる インポ
腰 膝 下肢 : 足が冷える 足が疲れやすい
皮膚 頭皮 毛髪 : 剃刀負けをしやすく、思春期にはにきびはできやすかった
やや抜け毛とフケ性がある 顔色や肌に艶が無い
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返事 :
>食欲不振や吐き気、喉や口の乾き、下痢、左目のめまいや耳鳴り、不眠や寝汗
>人と電話で話すのを嫌い、人と食事ができない。
>どうしても胸が詰まったようにして吐き気を催してしまう。
漢方では気鬱は肝気の滞りと考えます。
肝気が欝滞すると「横逆」といって、出口を求めて弱いところへ向かいます。
いまは肝→胃腸へと欝滞した気が圧力をかけています。
それが吐き気、食欲不振、下痢となっています。
>朝晩耳鳴り 耳が両耳穴が痒くなり、聞こえにくくなる
また肝気の滞りが長引くと熱化してきます。(肝鬱化火)
それが陽気となって上るとめまいや耳鳴りになります。(肝陽上亢)
内熱は寝汗となって現れ、津液を消耗するので喉や口の乾きがあります。
根本の原因は肝気の滞りですから、どんな胃腸薬も効果が無いわけです。
おすすめの漢方処方
(1) 四逆二陳湯(しぎゃくにちんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ ダンピング症候群と低血糖
女 63歳
もっとも治して欲しいこと : 15年前に胃がんで胃の4分の3切除しています
ダンピングは手術直後から起こっています 血糖値は時々自分で計っていました
50〜60ぐらいまで下がる時は度々でした
低血糖の折の症状がひどくなり時として意識が朦朧となります
病院で糖負荷検査をしましたらインスリノーマではないかといわれすぐに入院検査をしました
今年に入っても20台の低血糖が頻繁に起きます
ダンピングの折にはずっと大建中湯を服用すると穏やかに回復していました
手術した先生はブドウ糖を薦められてきましたがブドウ糖を服用すると再度のダンピング
を起こしましたのでやはり大建中湯ばかりで治まってきたのです
退院後は食後ダンピングが起きそうな時間帯より少し早めに大建中湯を服用していましたら
低血糖になっても70台より下がらなくてすんでいます
最初 大建中湯は腸閉塞の折に処方されたと思います そのうちダンピングの折に服用し
ましたら穏やかな回復 たとえば27の低血糖の折 5分後ぐらいで45 10分後ぐら
いで60になりました ブドウ糖とかキャンデーでは次から次に飲んだり食べたりで車で
外出の折にはキャンデ一袋は度々でした 今は大建中湯は身辺には手の届くところに
いたるところに置いています
全身 : すぐに眠ってしまいます
顔面 : 顔色は良い方ではない
口 唇 舌 : 舌苔が少し厚い 口が乾く 良く水分をとる
胸 脇 : 動悸がする〔ダンピングの折〕 吐き気がある〔ダンピングの折〕
時々胆汁が上がる〔焼け付くような感じ その折 大建中湯服用すると後に残らない〕
大便 小便 陰部 : 便秘しやすい
腰 膝 下肢 : 足が冷える 時々こぶらがえり 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : 抜け毛が多い
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返事 :
>27の低血糖の折 5分後ぐらいで45 10分後ぐらいで60になりました
大建中湯の成分(干姜・人參・山椒)が有効だとは考えられません。
低血糖の改善も一過性ですし、もし大建中湯そのものが有効なら段々と低血糖を起こさ
なくなる筈です。
ご存知でしょうが大建中湯エキス15gには粉末飴10gが含まれています。
糖質の種類によって吸収される速度が違います。
おそらくそれでブドウ糖とかキャンデーとの違いが出ていると思います。
ですから単に低血糖を予防したければ大建中湯エキスではなく、粉末飴を食するだけで
もいいでしょう。
>舌苔が少し厚い 口が乾く 良く水分をとる
>吐き気がある〔ダンピングの折〕 時々胆汁が上がる〔焼け付くような感じ
これは胃熱の症候です。だから尚更大建中湯は不適当です。
腸閉塞に大建中湯を用いるのは常とう手段の一つではあります。
しかしそれは寒冷性の場合の適応であり、熱性の場合にはむしろ逆治になります。
もしダンピングの根本的な治療を望まれるなら次に胃切除術後の胆汁逆流性胃炎の文献を
引用しておきますから担当医に相談されるとよいでしょう。
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中医学では胆汁逆流性胃炎の大部分を「脾胃気虚・肝気鬱結」による「胃気不降」とみな
しています。それゆえ「健脾和胃・理気止痛」法として木香順気丸と黄連末を併用しています。
『中医臨床大全』(北京科学技術出版社1993年)
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おすすめの漢方処方
(1) 木香順気丸(もっこうじゅんきがん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 腹痛
女 29歳
もっとも治して欲しいこと : 毎日腹痛があります。
胃痛だったり、下腹部痛だったり、場所がはっきりしなかったりです。
最終的には胃がおかしい感じになりますが、便をすると楽になります。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 汗をかきにくい
顔面 : 白い めまい 目がかすむ 目が痛い
口 唇 舌 : 口が乾くが飲みたくない
喉 気管 : 痰は無い シャックリ
胸 脇 : 胸やけがする 吐き気がある
腹部 : 胃の辺りが痛い 臍の辺りが痛い 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 便秘 下痢 便秘と下痢をくりかえす
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 抜け毛
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
> 胃痛だったり、下腹部痛だったり、
> 場所がはっきりしなかったりです。
痛みの場所が移動するのは気血水のうち気の病変です。
「急におそってくる」のも気の特徴です。
> 便をすると楽になります。
これは便通によって気の停滞が一時的に通じるので楽になるのでしょう。
でも又すぐに「気滞」は繰り返します。
気滞は肝気の変調です。
おすすめの漢方処方
(1)四逆二陳湯(しぎゃくにちんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 脇痛
女 34歳
もっとも治して欲しいこと : 3ヶ月前ぐらいから徐々に左胸下から左わき腹、そしてそのまま
並行に背中(左胸下の裏側)までシクシク痛みます。
がまんできない程ではありませんが、気にしていて、体のあちこちや胃が痛みます。
3ヶ月前は生理が近くなると、胸もすごく張り上記の症状がでてきまして、生理が始まると感じなく
なり気にしていませんでしたが、徐々に増してきて、今は生理が始まっても変わらずその症状が続きます。
たまに運動もしないのに走ったあと横っ腹(左)が痛くなるのと同じ痛みも感じる時があります。
それと口の中にも口内炎らしき白いプツプツがでできています。
もともとビールを毎日飲んでいましたし、胃があれているのか口臭も気になりますし、
ゲップも時々出ますが、気分が悪く吐いた事は今のところありません。食欲はあります。
全身 : 気がふさぐ 汗っかき 不眠
顔面 : 普通 瞼がむくむ 頭痛 目が赤い 目が痛い
口 唇 舌 : 口が苦い 口が臭い 歯茎から血が出る 口が乾く
胸 脇 : 胸が痛い 脇が痛い 脇が詰まった感じ 胸やけがする
腹部 : 胃の辺りが痛い 臍の辺りが痛い 脇腹が痛い
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が冷える 足が冷える むくみがある
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 湿疹 さめ肌
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 月経痛がある おりもの
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返事 :
>責任持つ仕事していますので
>左胸下から左わき腹、そしてそのまま並行に背中(左胸下の裏側)までシクシク痛みます
>運動もしないのに走ったあと横っ腹(左)が痛くなるのと同じ痛みも感じる時があります
情志が抑鬱すると肝は条達を失い脇痛を発症する者が多い。
その様子は「胸悶不舒,口苦,曖気(げっぷ)頻作」で、症情は情緒波動に随って増減する。
これを「肝鬱気結」の証といいます。
>胃が痛みます…胸やけがする………(肝気が胃を克す)
>生理が近くなると、胸もすごく張り上記の症状がでてきまして…………(肝失疏泄)
>月経痛がある…………(肝失疏泄)
肝鬱すれば血虚をもたらし、精血虧虚により肝の経絡を濡養できず、疏泄作用が不十分になる。
おすすめの漢方処方
(1) 柴胡疎肝散(さいこそかんさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 小心者/手足冷え
男 43歳
もっとも治して欲しいこと : 一番目 生まれつき緊張しやすく、恥ずかしくなると顔が赤くなり、汗をかく。
強い口調で言われると怯えてしまう。
二番目 呼吸が浅く、内臓下垂。時々口が酸っぱい。手足がとても冷たい。声が小さい。
全身 : 気がふさぐ 健忘症 怒りっぽい さむけ 汗っかき
顔面 : 瞼がむくむ 頭が重い 目がまぶしい なみだ目 目が痒い 鼻づまり
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 唾液が多い 唇が乾き荒れ、舌でなめる
喉 気管 : 切れやすい痰が出る
胸 脇 : 吐き気がある
腹部 : 食欲が無い
大便 小便 陰部 : 下痢 切れが悪い 軟便
腰 膝 下肢 : 足が冷える 足の裏がほてる(夏のみ)
皮膚 頭皮 毛髪 : フケ性 若白髪
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返事 :
> 呼吸が浅く、内臓下垂。手足がとても冷たい。声が小さい。
> 舌苔が厚い 唾液が多い 唇が乾き荒れ、舌でなめる。
> 食欲が無い 下痢 切れが悪い 軟便
> 足が冷える 足の裏がほてる(夏のみ)
脾胃の気虚です。
> 時々口が酸っぱい。吐き気がある
> 生まれつき、緊張しやすく、恥ずかしくなると顔が赤くなり、汗をかく。
肝気が強く、これが脾虚に乗じて「脾虚木乗」のアンバランスになっています。
おすすめの漢方処方
(1) 六君子湯合左金丸・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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