以下の例はすべて 心陰虧損 (心労と津液の消耗が過ぎると心神は不安定になる)
心肝陰虚 (陰液や血液が不足すると相対的に陽気が盛んになる) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 蕁麻疹 1
2. 蕁麻疹 2
3. 甲状腺機能亢進症
4. 神経が高ぶって倒れそうになる
5. 不眠/生理が遅れる
6. 多汗症
7. 動悸
8. 頭汗
9. 統合失調症(精神分裂病) 1,2
10. 甲状腺腫/気鬱
11. 心臓発作(心悸)
12. 動悸/手足の痺れ/脱力感/盗汗
13. パニック障害
★ 蕁麻疹 1
女 30歳
病名と経過 : 子供の頃に小児喘息で10才くらいまでは発作がよくありました。
大人になってからはアレルギー性の鼻炎と慢性ジンマシンに悩まされています。
特にこの5年来は夏になると蕁麻疹が出て、ずっと秋口まで続き、涼しくなる頃になると
治まっていくのですが、あまりの痒さに夜も眠れず、仕事や家事にも集中できません。
皮膚科にも通っているのですが抗アレルギー剤を処方され飲んではいますが一向に改善しません。
痒みもおさまらず困っています。
とにかくこのジンマシンには本当に苦しんで(かゆみ)います。
ひっかいてしまうと広がっていきますし、ジンマシンの出ている部分はほてりもあります。
全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい 汗は出ていない 不眠
顔面 : 普通 鼻づまり 鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 アフター性口内炎がでる(疲れた時) 口は乾かない
喉 気管 : 切れやすい痰が出る
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 便秘
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰が冷える 足が冷える こぶらがえり
皮膚 : 発疹 かゆい 湿疹
婦人 : 月経痛がある
(生理痛は毎月かなりひどくて鎮痛剤を飲みます、また寝込んでしまう事もあります)
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返事 :
皮膚の痒みや発疹が突然起こり、治ったり発したり、あちこち一定しないのは風(ふう)
の病証と言います。
「諸痛痒瘡、皆心(しん)に属す」といって、皮膚の瘡瘍(できもの)は多くは心(しん)の
責任であると考えます。
心(しん)は血熱を生じます。
夏になると出て、涼しくなると治まるような蕁麻疹は血熱に風を狭むものと考えられます。
血熱はどこから生ずるのかというと素因に心(しん)の陰虚という状態があって、
陽気が収まりきらずに熱化するのです。
慢性化していることより考えて、対症的な治療よりも体質的な治療を優先すると
次のようになります。
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 玉女煎(ぎょくじょせん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(*) ちなみに症例 DBの「皮膚科」の慢性蕁麻疹026,070に実例が上がっていますから
参考にして下さい。
鼻づまり・アフター性口内炎・便秘・肩凝り・月経痛なども同時に治る可能性があります。
★ 蕁麻疹 2
女 21歳
もっとも治して欲しいこと : じんましん体質
じんましん体質で、今までにいろいろな漢方薬を飲みましたが2年ぐらいずっと完治していません。
全身 : だるい 汗をかきにくい
顔面 : 普通 瞼がむくむ 目が痒い 鼻づまり 鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口は乾かない
喉 気管 : 咳が出る ゼイゼイ音がする
胸 脇 : 胸やけがする
腹部 : 胃の辺りが痛い
大便 小便 陰部 : 脱肛
腰 膝 下肢 : 足がだるい 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 : 発疹 かゆい さめ肌
婦人 : 月経量が少い 月経が遅れる 月経が早くなる
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返事 :
>じんましん体質で、今までにいろいろな漢方薬を飲みましたが2年ぐらいずっと完治していません。
急性蕁麻疹は外的な原因によってよくある事ですが、
慢性蕁麻疹となると体質的な偏向がると考えられます。
その特徴が
>全身 : だるい 汗をかきにくい
>腰 膝 下肢 : 足がだるい 足の裏がほてる
>皮膚 頭皮 : 発疹 かゆい さめ肌
によく現れています。
「汗をかきにくい」、「さめ肌」、「足がだるい」、「足の裏がほてる」
というのは“津液不足”を意味しています。
津液は陰陽のバランスが崩れて「陰虚」になった時に不足しますから
「陽気」が亢進してアレルギーを起こします。
これを「陰虚陽亢」といって、多くの慢性病体質の原因になっています。
では何故「陰虚体質」になったのでしょうか?
まずは先天的な遺伝体質があったのでしょうが、それを助長させたのは
「気」の損傷です。
蕁麻疹は単に表皮の病気ではありません。
その下にある皮下組織に病変の本拠があります。
皮下組織を「肌表」と言いまして、脾胃の支配を受けています。
これよりして特に「脾胃の気」が損傷されていると考えられます。
>胸 脇 : 胸やけがする
>腹部 : 胃の辺りが痛い
脾胃の気の損傷によって食べ物からの津液の生産が乏しくなる為に胃は乾燥してきます。
つまり「気液両傷」です。
更に「津血同源(津は血の母となす)」の原理により、
気が損傷されれば血も損傷され、血が少なければ気もまた少なくなる、
といったふうに悪循環が起こります。
かくして血虚・血燥の状態になると「陰虚体質」は確立してしまいます。
すると余った陽気が「虚火浮上・虚陽上亢→虚風内動」と内風を呼び起こし、
掻痒が発生します。
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 玉女煎(ぎょくじょせん)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 甲状腺機能亢進症
女 29歳
病名と経過 : 眼はとびだしていない、この2ヶ月間は下痢がひどい、
とても疲れやすくて走ることもままならない。
全身 : だるい・気がふさぐ・おこりっぽい
顔面 : 普通
口 唇 舌 : 舌がもつれる・口が乾く(とても水分がほしい)
喉・気管 : しゃっくり
胸 脇 : 動悸がする( 階段を少し上っただけでどきどきする)
腹部 : 食べてもすぐお腹が減る
大便 : 下痢
手腕肩 : 手足がふるえる
婦人 : 月経がおくれる
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返事 :
バセドー氏病の症状は心悸,心慌,心煩不眠,自汗,短気(息切れ)等があり、
更に進むと急躁易怒,頭暈目眩,兩目外凸して干渋、痩せる等と表現されています。
肉体を構成する物質を「陰」とし、その働きを「陽」とします。
この陰陽のバランスが取れていれば痩せもせず肥りもしません。
いま急激に痩せたり動悸がしたり、イライラすると言うのは
「陽気が亢進して陰気が消耗した」ことを示しています。
ではなぜ急に陽気が亢進したのでしょうか?
ストレスとか刺激が多いと神経が緊張して多くのエネルギーを消費します。
即ちそれが陽気亢進というものですが、いったん陰陽のバランスが崩れ始めると
失われた陰分を補充してやらない限り、陽気の亢進はどんどん進みます。(陰虚陽亢)
陰の大元は肝腎ですが、いまは更に上部の心陰までも不足してきています。
これを「心肝陰虚」の証と分類します。
おすすめの漢方処方
(1) 補肝湯(ほかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 天王補心丹(てんのうほしんたん)・・・・・・・・・・(丸薬)
★ 神経が高ぶって倒れそうになる
女 28歳
もっとも治して欲しいこと : 一番は神経の不安を感じます。
以前精神科のお薬を服用していましたが最近また医者にかかっています。
神経が高ぶって倒れそうになります。
全身 : 気がふさぐ 微熱 汗っかき 寝汗をかく 不眠 昼間眠い
顔面 : 土色 鼻水 耳から汁がでる
口 唇 舌 : 喉が乾くので水分ばかりとっている
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 喉が痛い 呼吸困難 痰は無い
胸 脇 : 動悸がする 胸苦しい
腹部 : 腸が鳴る 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢 頻尿
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
婦人 : おりもの
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返事 :
>神経が高ぶって倒れそうになります。
「心<しん>は神明を主宰する」といい、神明とは意識や思惟のことを指します。
その神明にとって「脳は元神の府」として脳神経が関わっています。
生体における心<しん>とは心気・心陽・心陰・心血などから成り立っています。
これらがバランスを失すると神明の働きが狂ってきます。
こころの働きといっても必ず肉体の「心<しん>」の状態によって影響されるのです。
ですから精神を安定させるには先ず心気・心陽・心陰・心血の調整をしなければなりません。
いたずらに精神安定剤ばかりを飲んでいても埒があきません。
>微熱 汗っかき 寝汗をかく 不眠
>喉が乾くので水分ばかりとっている
>動悸がする 胸苦しい
>食べてもすぐ腹が減る
>頻尿
これらはすべて「心陰の不足」に起因します。
「陰虚陽亢」といって、陰気が不足(陰虚)すると陽気が高揚して
興奮・盗汗・発熱・不眠・動悸となります。
陰虚はまた体液の不足を意味しますから口渇が起こります。
心の陰虚が胃に及ぶと胃陰虚となり、空腹感が強くなります。
心の陰虚が心と表裏の関係にある小腸に及ぶと「小腸実熱」となり、頻尿や膀胱炎が起こります。
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 不眠/生理が遅れる
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 不眠、生理不定期
全身 : だるい 不眠
顔面 : 普通 めまい
頸部 背 手腕肩 : たまに左手がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い(使いすぎ)
婦人 : 月経痛がある 月経が不定期(一ヶ月から2ヶ月よくとぶ)
趣味でキックボクシングをしています。(試合もする)
減量のために一ヶ月で4〜5キロ落とすこともあるんですが、それが原因か、
激しい運動がよくないのか、キックボクシングを始めて約2年ですが、
ずっと生理不順が続いています。不妊症にならないか不安です。
それから、練習を夜遅くまでするため体が興奮状態でよくあまり寝れません。
次の日体がだるくて困ります。眠れる何かよい方法はありませんか?
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返事 :
>キックボクシングを始めて約2年ですが、ずっと生理不順が続いています。
>月経が不定期(一ヶ月から二ヶ月よくとぶ)
キックボクシングに限らず、女性が激しい運動をして生理不順になるのはよく耳にします。
それは多量の発汗と関係があります。
漢方では「津血同源」といって、津液と血液は同源とみなしています。
津液の一つである汗を多量にかくと血液が失われたのと同じ事になります。
すると衝脉・任脉が「血虚」になり、月経期になっても“血海”が満たないので出血に
至りません。(耗傷精血,営血虧少,致衝任血虚,血海到期不能盈液而溢)
>練習を夜遅くまでするため体が興奮状態でよくあまり寝れません。
これも同じ事です。
「汗は心液なり」といい、汗は「心陰」の一要素です。
したがって汗の出過ぎは「心陰不足,心陽偏旺」を招きます。
すると昼の陽気が夜の陰気に吸収されず、眠りは訪れず、また眠っても夢ばかりで、
足が火照って何度も夜中に目覚めます。(陽不入陰,心神不寧,眠而多夢易醒,五心煩熱)
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 多汗症
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 平熱が高く(37℃位)、冬でも少し動くと暑くなります。
全身に汗をかきますが、特に頭や背中や手にいつも熱を持っていて気が集中できません。
体の中の熱をとる漢方というのはないでしょうか?
全身 : 汗っかき 寝汗 不眠(眠りが浅い)
顔面 : 鼻づまり 鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 口が乾くが飲みたくない
胸 脇 : 動悸がする
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
皮膚 : かゆい
婦人 : おりもの
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返事 :
>平熱が高く(37℃位)、冬でも少し動くと暑くなります。
>全身に汗をかきますが、特に頭や背中や手にいつも熱を持って
>体の中の熱をとる漢方というのはないでしょうか?
「汗は心液なり」といい「心陰」の一要素です。
心陽と心陰がバランスよくあれば心神は安寧です。
もし心陰だけが何かの理由で不足していると相対的に心陽が盛んになり体が火照りやすく
なります。(陰虚生内熱)
このタイプの多汗症は消痩や口唇干燥などの陰虚証の様相を呈します。(陰血虧虚多汗)
>不眠(眠りが浅い)
>動悸がする
ともに「虚熱内擾」の結果です。(心煩不寝,手足心熱,潮熱陣作)
おすすめの漢方処方
(1) 生脉散(せいみゃくさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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女 27歳
もっとも治して欲しいこと: 汗をかくまでは結構時間がかかるのですがかきだしたら止まりません。
冷え性で足は冷たいです。かなり細身です。
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返事 :
>かなり細身です。
>汗をかくまでは結構時間がかかるのですがかきだしたらとまりません。
身体の陰陽のキャパシティが小さいのでエンジンもラジエーターも小さいのです。
従って陽気が発動し始めてもそれを抑える冷却水(陰気)が少ないのです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【追加説明】
汗をかきやすい人と汗をかきにくい人が居ますが、それは何故でしょうか?
汗とは陽液で、陽気の発散に使われるものです。
汗をかくという事で陰陽のバランスがとられています。
即ち体内の陽気<エネルギー>が陰気<物質>よりも過剰になると、過剰の分だ
け溢れてこぼれるのが汗です。
ではこの陽気とはどこから生ずるのでしょうか?
陰陽互根論からいえば陽気は陰気から生まれます。
現代的には運動エネルギーが糖質を分解することで生まれるという事です。
汗をかくと陽気が外部へ発散されるので過剰の熱が消えるのはいいのですが、
同時に気陰(気力と津液)も失われます。
(「壮火は気を消耗する」「暑熱は気を消耗し、陰を損傷する」)
健康ならばここで不足した津気は休養と食べ物によってすぐにカバーされます。
これを「陰平陽秘」(陰が足りて陽が多すぎず)の状態といいます。
ところが病的な多汗症とは津気の回復が追いつかない場合です。
津液は血液と同源で(「津血同源」)、まとめて陰分といいますが、
陰分が不足すると陽気を制御できなくなり、勝手に陽気が暴れまわります。
そんな陽気の事を「虚火」といい、「陰虚陽亢」こそが多汗症の実体です。
このように東洋医学でも陰陽のバランスのくずれと表現し、現代医学でも
交感神経と副交感神経の自律神経バランスのくずれと表現します。
★ 動悸
男 35歳
もっとも治して欲しいこと : 1.動悸 2.肩こり(頭〜首〜肩〜背中全体〜腰) 3.体の冷え
全身 : だるい 気がふさぐ 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 白い チック 目が痛い(ドライアイです)
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 口内炎がでる 口が乾く
胸 脇 : 動悸がする 吐き気がある場合あり 酸っぱい水が上がる
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
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返事 :
>動悸
まだ年齢が若いのに動悸があるのは体質的な内因があるからです。
>腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える
>若白髪
いずれも年齢の割には早すぎる事です。
これは「過度労神」といって、早い話が過労です。(営血虧虚,陰精暗耗)
漢方では「心陰(血や精)不足の心悸」といいます。
>口内炎がでる
心陰が不足すると反対に心陽が上亢して「虚熱」を発生し、心悸、心煩、易驚、失眠、
健忘、口干などを呈します。
おすすめの漢方処方
(1) 補元益陰湯(ほげんえきいんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 頭汗
女 64歳
もっとも治して欲しいこと : 朝、会社に着いた直後、走った訳でもないのに頭の中に大量
の汗をかきます。その量は頭を洗ったぐらいで、頭髪を絞ると汗がたれるぐらいです。
汗かきが落ち着くまでに15分ぐらいかかります。
日中にもちょっと暑く感じたり、神経が高ぶったりしますと頭の中に大量の汗をかきます。
全身 : 気がふさぐ 健忘症 微熱 午後から熱が高くなる 汗っかき 不眠
顔面 : 普通 瞼がむくむ めまい 頭が重い 目がかすむ
口唇舌 : 唇の色が紫色 唇が腫れる 舌苔が厚い 口が苦い 口が臭い 舌がもつれる
歯茎から血が出る
喉 気管 : 切れやすい痰が出る
胸 脇 : 胸苦しい
腹部 : 腹が張る 腸が鳴る
大便 小便 陰部 : 尿を失禁する 咳をすると尿が漏れる
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み 手指がしびれる
腰膝下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 膝が腫れる こぶらがえり かかとが痛い むくみがある
足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) かゆい
婦人 : おりもの
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返事 :
>ちょっと暑く感じたり、神経が高ぶったりしますと頭の中に大量の汗をかきます。
>午後から熱が高くなる
>不眠
>めまい 目がかすむ
陰虚(または血虚)による虚火上炎です。(陰虚則内熱)
>尿を失禁する 咳をすると尿が漏れる
>腰が痛い 腰がだるい 膝が腫れる かかとが痛い むくみがある 足がだるい
>斑点(しみ) かゆい
>おりもの
ほかに腎陰も不足しています。
あわせて心腎両虚です。
おすすめの漢方処方
(1) 味麦地黄丸(ばくみじおうがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 統合失調症(精神分裂病) 1
男 23歳
もっとも治して欲しいこと : たぶん、とんでもない質問かと思いますが宜しくお願いします。
3年前に精神分裂病を発病し投薬を続けております。(代理)
漢方の世界にその方面に効く薬草はあるのでしょうか?
消化器系だけのような気もするのですが、ヒョットしてと思いメールします。
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返事 :
>とんでもない質問かと思いますが
>漢方の世界にその方面に効く薬草はあるのでしょうか?
>消化器系だけのような気もするのですが、ヒョットしてと思いメールします。
漢方医学が庶民の手から離れて長い時間が過ぎ去りました。
その為いろんな誤解が生まれています。
過去においてはすべての病気に対して漢方はそれなりの効果を挙げていました。
その実績のすべてが忘却の彼方へと去りました。悲しいことです。
現代医学がもてあましている病気はまだまだ沢山あります。
むしろ現代医学がもてあましている病気にこそ漢方は本領を発揮することが出来ます。
精神分裂症も昔からずーっとある病気です。
昔の人が対策を考えていない訳がないでしょう。
昔の人は精神分裂症を“癲狂”という概念で考えています。
漢方では精神の病気も肉体の病気も一つながりのものとして考えます。
昔から「七情内傷」といって、喜・怒・憂・思・悲・恐・驚を精神情緒の病因と考えています。
これらの精神情緒は目で見えない心の働きですが、働きの元になる物質の基盤を五臓において、
相互に影響し合うものと考えています。
心神を乱す主なる原因は次の三種であると考えられています。
1. 臓腑の熱
2. 痰火
3. 淤血
そしてこれらの原因で発した狂乱躁動が日にちを経過し、やがて病勢も定まる時には
正気(気)も陰気(陰)も消耗して「気陰両傷」という状態になります。
気が不足すると精神は疲憊し、陰が傷つくと虚火が旺盛となりますます心神が乱れます。
この状態を「陰虚火旺発狂」といい、ここで長く経過する場合が多いものです。
おすすめの漢方処方
(1) 二陰煎(にいんせん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 統合失調症(精神分裂病) 2
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 7年前から発症し、寝る前の幻聴に悩まされています。
全身: だるい 気がふさぐ 汗はよくかき、特に手にかきます 不眠で寝つきが悪く途中で目が覚めます。
顔面: 普通 頭が重い 鼻づまり 耳鳴り
口: 舌苔が厚い 舌がもつれる 歯茎から血がでる 寝起きにいつも口が乾いています
喉: 切れやすい痰がでます
胸: ストレスがかかると胸が痛く動悸がします たまに酸っぱい水があがります
腹部: 胃の辺りがいつも痛く 脇腹がたまに痛みます 食欲は朝は全くなく食べられないのですが、
夕飯はかなりの量を食べます 便秘と下痢を繰り返し、小便の出は悪く 痔の出血があります
肩: 痛むときがありますがもめば楽になります 腰は痛むときがあり、膝は歩きすぎると痛くなります
皮膚: あごの辺りににきびができ跡が治りません 胸と肩が鮫肌です
婦人: 月経は2,3週間間隔できて、7〜9日ぐらい少量の血がでます。月経痛は2.3日目がひどいです
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返事 :
陰陽のバランスが乱れると「陰虚陽亢」といって、心身ともにある種の興奮状態が起こります。
それが肺で起これば悲しみと哭き、肝で起これば幻視妄聴、心で起これば心煩失眠、
腎で起これば遺精や出血や尿不利などになります。
> 汗はよくかき、特に手にかきます 不眠で寝つきが悪く途中で目が覚めます。
手の平の中心には心経絡が通っていて、虚陽があると発汗します。
虚陽は陰虚(陰の不足)によってもたらされ、陰陽バランスが取れないので心神が養われず心煩失眠になります。
> 舌がもつれる 歯茎から血がでる 寝起きにいつも口が乾いています
また心経絡は舌にも通っており、陰虚のためもつれたり出血したり乾いたりもします。
> 小便の出は悪く 痔の出血があります
> 月経は2,3週間間隔できて、7〜9日ぐらい少量の血がでます。月経痛は2.3日目がひどいです
心経絡のみならず腎経絡でも陰虚生熱が起こると早期月経になったり、尿利に影響が出ます。
これはまた陰虚陽亢とも云い、「滋陰潜陽」の方法をとらなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 大補陰丸(だいほいんがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 甲状腺腫/気鬱
女 52歳
もっとも治して欲しいこと : 1. 自律神経失調症
高気温、高湿度、低気温、乗り物、対人、難解な文章、面倒な事務手続き 等々のストレスを受けると
みるみる全身の状態が悪くなります(パニック症の感じ)。
電車に乗ろうと思っただけで具合が悪くなりました。夏は殆ど外出不可能になっています。
2. 右側甲状腺腫 ストレスを感じた時、グッーと締め付けられる感じがします。
3. 肩、腕、背中のコリ
4. 汗が殆ど出ません 運動をしても暑いときでも殆ど汗が出ません。暑いときや高湿度のときはつらいです。
全身 : 気がふさぐ(時々) 微熱(ストレス時) 汗をかきにくい
顔面 : 普通 めまい(時々) 頭痛(たまに)
口 唇 舌 : 口が臭い アフター性口内炎がでる(たまに) 歯茎から血が出る(歯磨き時) 口が乾く(ストレス時)
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 右側の甲状腺腫 呼吸困難(ストレス時)
胸 脇 : (ストレス時)動悸がする・胸苦しい・吐き気がある 酸っぱい水が上がる(たまに)
大便 小便 陰部 : 便秘気味(ストレスで下痢) 頻尿(ストレス時) 夜間排尿(1・2回)
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い 肘の痛み 腕の痛み 肩の痛み(全て良くほぐすと解消する)
婦人 : 最近は更年期で量も少なくなり間隔も不定期。
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返事 :
>パニック症の感じ
>呼吸困難、めまい、全身の細胞がドクドクする感じ、激しい動悸など
>甲状腺腫
>微熱(ストレス時) 汗をかきにくい 不眠
>アフター性口内炎がでる(たまに) 歯茎から血が出る(歯磨き時) 口が乾く
>動悸がする
>便秘気味
甲状腺腫は「痰気鬱結」が最初の原因ですが、日にちを経ると次第に正気も虚してきます。
正気の虚とは心肝の陰液と血液の虚損のことです。
ことに心陰が不足すると心悸・心煩・易驚・失眠・低熱・自汗・息切れなどが起こります。
また肝陰が不足すると易怒・目眩・目干渋や手足顫動・煩熱・盗汗・腰がだるい等の症状が起こります。
基本的な体質は「陰虚」にあるので、これを「心肝陰虚」証といいます。
口が乾き汗をかきにくいのは汗の元になる津液が不足しているからです。
治療法は滋陰補血法に甲状腺腫を小さくする軟堅散結の薬味を加えて次のようになります。
おすすめの漢方処方
(1) 補肝湯(ほかんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 心臓発作(心悸)
男 71歳
もっとも治して欲しいこと : 一番目=心房細動による心臓発作 二番目=不眠症
1 心臓発作
4年まえ脈拍が突然早くなり1時間以上続き病院に行ったところ、脈拍数140台、血圧150台でした。
降圧剤を飲み、まもなく脈は正常に戻りました。翌日、専門医院で心電図、内臓エコー、血液検査の結果
心房細動と診断され、3種類の薬を服用し治療を続けました。
翌年、外国旅行中2度目の発作が起きました。
夜、寝汗をかいて心臓の鼓動が早くなり両手の指先まで熱くなり、水で冷やし2時間ほどで治まりました。
翌々年(3回目)、昨年(4回目、5回目)と起きています。
5回目は発作の始まった時、胸が締め付けられるように痛みました。脈拍数は200近く血圧は110以下でした。
救急車で病院に行き点滴を受け約1時間後治まりました。
2 不眠症 今年冬から夜中にトイレに起き、その後寝付かれないことが多くなりました。
その他の身体状況: 腰痛、左脳動脈狭窄症
全身 : 健忘症 汗っかき 寝汗をかく 不眠
顔面 : 普通 鼻づまり(ときどき)
口 唇 舌 : 口は乾かない
喉 気管 : 切れやすい痰が出る
大便 小便 陰部 : 小便の出が悪い 切れが悪い インポ
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰が痛い こぶらがえり 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(顔のしみ)
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返事 :
>夜、寝汗をかいて心臓の鼓動が早くなり両手の指先まで熱くなり、
>健忘症 汗っかき 寝汗をかく 不眠
心臓の鼓動は、物質としての心臓本体(陰)と動力としての気(陽)との陰陽バランスで行われています。
心臓本体を養う陰液(血液と体液)が老化により不足すると、陽気ばかりが過剰になり心悸亢進します。
夜になっても陽気が盛んだと寝汗や不眠になります。
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 動悸/手足の痺れ/脱力感/盗汗
男 31歳
もっとも治して欲しいこと : 動悸、手足の痺れ、脱力感、吐き気、眩暈などの症状が頻繁に現れる。
2〜3年前からうつ病と診断され、パキシルを服用中。
首・肩の凝り及び張りがひどい。その影響からか頭痛もある。
その他の身体状況: 血圧高め 風邪をひきやすい
全身: だるい 気がふさぐ 微熱 午後から熱が高くなる 汗っかき 寝汗をかく(大量)
顔面: 赤い 顔面痙攣(左瞼がピクピクする) めまい 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目がまぶしい
喉 気管: 痰は無い 物が飲み込み辛い事がある
胸 脇: 動悸がする 胸苦しい 胸やけがする 吐き気がある 酸っぱい水が上がる
腹部: 胃の辺りが痛い 腹が張る
大便 小便 陰部: 下痢 頻尿 おねしょ 尿が泡立つ
頸部 背 手腕肩: 腕の痛み 肩の痛み 手指がしびれる
腰 膝 下肢: 腰が痛い 腰がだるい しびれる 足がだるい 足の裏がほてる(汗をかく)
皮膚 頭皮 毛髪: 発疹(真菌による赤い発疹)
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返事 :
> 動悸
> 汗っかき 寝汗をかく(大量)
> 血圧高め
> 顔面: 赤い
これは「心陰虚」
> 胸やけがする 吐き気がある
> 足の裏がほてる(汗をかく)
> 手足の痺れ、脱力感
これは「胃陰虚」
> 眩暈
これは「肝腎陰虚」
あわせて「心胃肝腎」と、身体全般の陰虚が著しい。
そのため陽気が制御されず、虚火が目立つ。
よくよく緊張や興奮状態が続いたのでしょう。
> うつ病と診断され、パキシルを服用。
鬱ではなく、過緊張です。
おすすめの漢方処方
(1) 補元益陰湯(ほげんえきいんとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ パニック障害
女 29歳
もっとも治して欲しいこと : 1番目:パニック障害
今年3月頃、電車でめまいと動悸に襲われ内科へ行きましたが原因がわからず。
その2週間後、会社で再びめまいに襲われ「体がおかしい」と思った瞬間 激しい動悸と過呼吸・
手足の震え・血の気が引くような気持ち悪さで倒れてしまいました。
後日心療内科でパニック障害と診断されました。
やはり生理前になると精神が不安定になり、頭がおかしくなりそうで不安感が増し動悸が度々起こります。
また、なぜか夜になると眠る事に対して(意識がなくなっていくことが)怖くなり寝つきが悪くなります。
眠りも浅く、夜中に何度も目が覚めます。アトピーもあるので、夜中に首や肘の内側を掻いてしまいます。
普段から物事に驚き易く、怖がりです。
全身:気がふさぐ 寝汗をかく 不眠
顔面:普通(部分的に赤い) 頭が重い 鼻づまり 耳鳴り
口 唇 舌:唇の色が紫色 口が乾く
喉 気管:声がかすれる 咳が出る
胸 脇:動悸がする 胸が痛い 胸やけがする
大便 小便 陰部:小便の出が悪い 切れが悪い
頸部 背 手腕肩:背中が痛い
腰 膝 下肢:腰が痛い 腰がだるい 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪:斑点(しみ) かゆい 湿疹(乾燥肌) 抜け毛 フケ性
婦人:月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
> 激しい動悸と過呼吸・手足の震え・血の気が引くような気持ち悪さで倒れて
> 生理前になると精神が不安定になり、頭がおかしくなりそうで不安感が増し動悸が度々起こります
> なぜか夜になると眠る事に対して(意識がなくなっていくことが)怖くなり
> アトピーもあるので、夜中に首や肘の内側を掻いてしまいます。
> 寝汗をかく 口が乾く 小便の出が悪い
過度の興奮状態が起こるのは日常の陰虚が根本にあるからです。
陰虚は精力消耗や汗のかき過ぎや出血過多などにより起こります。
おもに過労・ストレス・不眠・頑張り過ぎなどが続いた結果です。
これを漢方では「陰虚陽亢」による「虚火」といい、
結果としてもたらされた「心火」は陰・精・血などの虚した成分を補ってやらなければ消えません。
おすすめの漢方処方
(1) 天王補心丹(てんのうほしんたん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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