以下の例はすべて 脾虚湿勝 (脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. アトピー性皮膚炎1,2
2. 過敏性大腸症候群
3. 下痢しやすい
4. 疲れ易い/下痢
5. さめ肌
6. 多汗症1,2
7. 眼の下のクマと多汗症
8. 肌荒れ
9. 水のような下痢
10. 体が温まると皮膚がちくちくする
11.
★ アトピー性皮膚炎1
女 16歳
病名と経過 :
数え切れないほどの病院回りをし、免疫抑制剤まで使いましたが悪くなる一方です。
何とかしてステロイドから離脱したいと思っています。
良い方法がありましたら教えて下さい。
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返事 :
ステロイド剤のリバウンドというのはアトピー性皮膚炎とは全然別の医源病です。
アトピーとリバウンド現象を一緒に考えている方がおられますが、それは間違いです。
アトピーを治すよりも先にリバウンドを何とかしなければなりません。
その為には辛抱でももう少しステロイド剤を続けて貰わなくてはなりません。
ステロイド剤を漸減しつつ漢方薬を併用していただきます。
アトピーの特徴は肌の乾燥と掻痒です。
しかし掻痒は肌の乾燥さえなければ起こりません。
従って肌の保湿性が維持できれば良いわけです。
肌の潤いは「津液(しんえき)」によって保たれています。
食物から吸収して清澄・稀薄な津液に化生する(気化作用)のは五臓の中の「脾」です。
そして津液を皮膚に分布する(気化作用)のは「肺」の働きです。
また津液は血液組成の一部分でもありますから、津液の量は血液の量の多少にも影響されます。
もともと陰血が不足する血虚の体質だと当然、津液の不足も起こりやすくなります。
以上の理由により、アトピーには二重の体質的な原因があります。
1.脾の気化作用が弱い
2.肺の気化作用が弱い
これを「脾肺気虚の証」といいます。
更に単に津液不足・血液不足だけなら皮膚が枯燥するだけで、
アレルギー性の掻痒などは起こらないはずです。
ここにもう一つ、外的原因としてアレルゲンを考えなければなりません。
掻痒のことを漢方では「痒風」と呼び、「風」の一種と考えます。
殊にアトピーのような熱性の掻痒は「風熱」といいます。
この風熱を吹き飛ばすのが「去風清熱薬」と呼ばれ、
現代医学的には抗アレルギー作用のあるものです。
また漢方では皮膚病における「かさぶた(瘡)」の状態を
「諸痛痒瘡、皆心(しん)に属す」といい、
皮膚の瘡瘍(できもの)は心(しん)との関わりで考えます。
引っ掻いて傷跡から出血するようなのは、
風熱の影響が深く「血分」にまで及んでいる事を示しているのです。
これは病邪が久しく皮膚に留まっているためです。
風熱を飛ばしても「血熱」だけが残留します。
それに対しては「涼血作用」のある薬草が必要になります。
以上の事から総合して治療対策は次のように纏めることが出来ます。
1.脾・肺の気化機能を強くする
2.風熱を去る
3.血熱を冷ます
<漢方まんだら>のページの中の
B-3.8脾.胃>A-3湿 脾胃気虚067
(脾胃の消化機能の衰えそのもの)
A-1.2風熱>B-4(合)肺 風熱外壅003
(風熱の邪が完全に散らず、皮膚に欝滞している)
B-2心>A-2熱 心血虧損054
(心労が続くと貧血をもたらす/心血虚証)
三つの証パターンを結合して考えなければなりません。
治療法は
[調補脾胃・健脾去湿]
[疎風清熱・宣肺透邪]
[補養心血・養陰配陽]
となります。
おすすめの漢方処方
(1) 健脾利湿湯(けんぴりしつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ アトピー性皮膚炎2
男 37 歳
病名と経過 : 28歳位から、アトピー性皮膚炎に悩まされています。
病院の診断ではダニ・ハウスダストに特にアレルギー反応が出ると言われました。
食べ物は特別アレルギーは無いそうです。
今のところ花粉症はありません。
湿疹は、お腹のベルト周り、膝下の足、背中に特に集中して出ています。
内臓も弱く、下痢が続いたので胃・大腸の内視鏡検査をしましたが特別悪い病気はないそうで、
神経性だとのことです。
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返事 :
アトピーは難物です。副腎皮質ホルモン剤を使用して、そのリバウンドが出ている場合は
余程の決意がなければホルモン剤から離脱できませんね。
ホルモン剤を使用していないか又は離脱できている人には方法があります。
漢方ではアトピーのような皮膚炎を「風熱」とか「血燥」とか呼びますが、
これは表面的な症状のことです。
風熱に「去風清熱」剤を与え、血燥に「補血滋陰」剤をを与えるだけでは対症療法にすぎません。
風熱や血燥を引き起こした原因の多くは“皮膚の津気失調”という生理現象です。
肌の潤いは「津液(しんえき)」によって保たれています。
食物から吸収して清澄・稀薄な津液に化生する(気化作用)のは五臓の中の「脾」です。
そして津液を皮膚に分布する(気化作用)のは「肺」の働きです。
この脾肺両臓の働きが悪くて津液を気化分布できない事が根本原因と考えられます。
かといって津液の絶対量が不足しているのではなく、必要な所へ運ばれないだけの状態ですから
口渇などはありません。
津液不足で乾燥した皮膚は長い月日のうちに熱を帯びてきます。
「陰虚化熱」という現象です。
熱は風を呼び、掻痒を発します。
それが風熱となり、血燥となります。
従って体質的な二つの素因を改善する事を治療の原点に置かなければなりません。
1.脾の気化作用が弱い、
2.肺の気化作用が弱い、これを「脾肺気虚の証」といいます。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 健脾利湿湯(けんぴりしつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 過敏性大腸症候群
女 22歳
病名と経過 : 過敏性大腸症候群、下半身の肥満
10年ほど前から緊張するとガスが出たり腹部の膨満感と腸がムクムクと動くのがわかり腹が鳴る。
下痢と便秘を繰り返す。
カウンセリングや、精神安定剤、整腸剤をのむが症状の軽減は一時期のもので現在も
その症状で悩まされている。
上半身は貧弱だが下半身はむくみ、だるさが取れない最近では腰の神経痛も出てきて痛みがひどい。
脂肪もなかなか取れず減量などするが下半身の脂肪だけは取れない。
全身 : さむけ、寝汗をかく
顔面 : 白い
口 唇 舌 : 口が臭い、口が乾く
腹部 : 腹が張る、腸が鳴る
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢を繰り返す
腰 膝 下肢 : 腰が痛い、腰がだるい、腰が冷える、痺れる、むくみがある、足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい、にきび、フケ性
婦人 : 月経量が多すぎる、月経痛がある、血の塊が混じる
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返事 :
>緊張するとガスが出たり腹部の膨満感と腸がムクムクと動くのがわかり腹が鳴る。
神経質は自衛本能の一つですから恥じることではありません。ただそれが
>下半身はむくみ、だるさが取れない
>月経量が多すぎる、月経痛がある
の様に蓄積されて形のあるものになってしまっては悪循環に陥ります。
何が原因かを考えてみますに、
漢方では「脾は運化を主る」と言います。
脾 (現代の膵臓) の働きは飲食物の営養物質(精微)を吸収し輸送することと、
もう一つは体内の水分吸収、排泄、つまり水分代謝の平衡を維持することです。
それに関連してまた「脾は湿を悪 (にく) み、燥を喜ぶ」とも言われます。
これは脾の機能が失調すると体内に余った多量の水分が溜まるのみか、
更には水分(水湿)の余剰は脾を傷つける事になるということです。
どうやらあなたの場合はこの「余分な水湿」が“邪”の因子となっているようです。
これを「脾陽不足」から来る「脾虚湿盛」または「寒湿困脾」と言います。
緊張や神経質という精神面の原因とは少し違います。
脾胃は四肢を司るのでむくみと同時にだるさ・倦怠感は当然襲ってくるでしょう。
月経量が多いのは出血が水湿で増量しているだけです。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 六君二朮湯 (りっくんにじゅつとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 六君子湯(りっくんしとう)エキス+五苓散 (ごれいさん) エキス・・・・・・・・・・(市販品)
* なおHPの 症例DB に過敏性結腸炎があります。
升陽益胃湯028 を参考にして下さい。
★ 下痢しやすい
女 29歳
病名と経過 : 常に胃腸の調子が悪く下痢をしやすい体質。
一回体調を崩すと結構長引く。
病院で同じ胃腸薬をもらい飲んでいますがもう一年になります。
服用当初は効いたのですが、最近はその効き目も落ちているような気がしています。
体に変な抵抗力がついているのではとつい思ってしまいます。
お医者様からは精神的部分も多分にあるとも言われており悩んでいます。
(夏バテをしやすい体質のようです)
全身 :気がふさぐ 寒気(お腹を壊したとき) 汗は出ていない
口唇舌:口は乾かない
胸 脇 :胸やけがする 吐き気がある
腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食欲が無い
大小便陰部:下痢
頸部背手腕肩:くびや肩が凝る
腰膝下肢:腰が痛い(お腹が壊れる直前)
婦人 : 月経量が多め 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
胃は受納・消化を司り、脾は精微の吸収・輸布を司ります。
脾胃をあわせて「後天の本」と言い、全身を栄養する中枢です。
脾胃の気が衰えて受納と吸収の働きが行われないのを「脾虚失運」といい、
「脾気虚」が根本原因です。
>腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る 食欲が無い
脾気の中でも特に脾の陽気が衰えると内寒が生じて気の滞りが起こりこうなります。
これを「脾陽不振」といいます。
>常に胃腸の調子が悪く下痢をしやすい体質。
>一回体調を崩すと結構長引く。
脾陽が不足すると食べ物は消化せず、湿濁から寒湿へと変化します。
それが下痢の原因です。
これを「寒湿困脾」の状態と言います。
>胸脇 : 胸やけがする 吐き気がある
胃気は下降し脾気は上昇するのが正常ですが、ここでは胃気の上逆が起こっています。
即ち「胃失和降(胃気上逆・濁陰不降)」の現象です。
食べ物の濁気が降下しなければ腹部に膨満感が生じます。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 六君二朮湯(りっくんにじゅつとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 六君子湯(りっくんしとう)エキス+人參湯(にんじんとう)エキス・・・・・・・・・・ (市販品)
★ 疲れ易い/下痢
女 30歳
もっとも治して欲しいこと : 疲れ易いこと
全身 : だるい 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 白い めまい 頭痛 頭が重い 目が痛い
腹部 : 腸が鳴る
大便 小便 陰部 : 下痢
(というか食べた後やお茶を飲んだ後、急にトイレに行きたくなる) 頻尿
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 膝が痛い 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 湿疹 かゆい 若白髪
婦人 : 血の塊が混じる
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返事 :
>もっとも治して欲しいこと : 疲れ易いこと
>全身 : だるい 眠ってばかり
>顔面 : めまい 頭痛 頭が重い
>腹部 : 腸が鳴る
>大便 小便 陰部 : 下痢
>(というか食べた後やお茶を飲んだ後、急にトイレに行きたくなる)
自然界の風・火・暑・湿・燥・寒の「六気」の過多あるいは不足は
人の生命現象と極めて密接な関係があります。
この異常な六気を「六淫」といって発病の原因と考えています。
この内の「湿」について考えてみましょう。
長夏梅雨の季節に最もよく現れるように、人間も長い間、湿気の多い環境にさらされると
胸悶してすっきりせず疲労倦怠を感じるようになります。
>皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい 湿疹
当然、湿は潮湿の性質をもつので皮膚が痒く水液が滲出するものを「湿疹」というし、
大便希薄のものは「湿勝てば則ち軟便・下痢する」といわれています。
腸間にゴロゴロと水声があるものは「水湿内停」です。
「胃は水穀の海」といい、水分や穀物を受納するところです。
一方、脾は水穀の運化を主るところです。
この脾気が虚して健運が出来なくなると水湿は生理的な“津液”に変化せず、
湿が聚って病理的な“停飲”となります。
これを「脾虚湿困証」といいます。
「脾陽不足」で水分が気化しないと寒湿が内生します。
或いは生冷を過食したり湿寒が外侵したりして脾が健運を失すれば升降機能が失調し、
清濁は分れず、飲食は消化せず、大便は清稀になるか甚しくは水様になり、腹痛腸鳴します。
このように水湿の停滞が長く続くと、昇るはずの“*清陽”が頭へ上がらないので
「頭重つつむが如く」なります。
(* 水穀から吸収された微精<栄養分>のうち、軽清の陽気<エネルギー>が
頭部・肌表・四肢に達して初めて各部位が機能する事ができる)
まさに“身体沈重,倦怠嗜臥者,乃脾経有湿”の状態です。
(体が重くだるくて眠ってばかりいるのは脾経に湿があるのである)
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
>腰 膝 下肢 : 膝が痛い 足が冷える
これらもそれに付随する症状です。
すみやかに「温中化湿」の法を取らなければなりません。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 六君二朮湯(りっくんにじゅつとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 胃苓湯(いれいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
*ホームページのメール相談例 胃腸科 「過敏性大腸症候群063」、
「下痢をしやすい063」も参考にして下さい。
★ さめ肌
女 27歳
もっとも治して欲しいこと : 膝下。脱毛器を使ったらニキビのようになってしまい、
赤い湿疹ができてしまいました。
その後は色素沈着し跡が黒々と残る。素足になりたいのになれません。
全身 : 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 普通 顔面麻痺 チック めまい 目がかすむ 目がまぶしい
目が痛い 目が痒い 鼻づまり 鼻水 クシャミ(現在花粉症)
口 唇 舌 : 口は乾かない
喉 気管 : 痰は無い シャックリ
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある
足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 かゆい 湿疹 さめ肌 ただれ おできや化膿 にきび
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
>膝下。脱毛器を使ったらニキビのようになってしまい、赤い湿疹ができてしまいまし
>た。その後は色素沈着し跡が黒々と残る。
>全身 : 汗をかきにくい
>皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 かゆい 湿疹 さめ肌 ただれ おできや化膿 にきび
皮膚が干燥して粗慥になった"さめ肌"のことを漢方では「皮膚甲錯」といいます。
これは「飢飽労碌,思慮過度或五味偏嗜」
(空腹になりすぎたり、或は飽食したりして食事が不規則になったり、
くよくよ悩み事があったり、嗜好のバランスが偏ったりすること)
が原因で脾胃の消化機能が失調し、体液(津液)の皮膚への補給が絶たれた為です。
これを「津液不布甲錯」といい毛嚢性角化性丘疹などが出来やすくなります。
>顔面 : 目がかすむ 目がまぶしい 目が痛い 目が痒い 鼻づまり
> 鼻水 クシャミ(現在花粉症)
これは津液不布による「二目干渋,視物昏花」といわれる症状ではないかと思われます。
>腰 膝 下肢:むくみがある
津液不布とは津液があるのにそれが正常に分布されないことで、
他方では水分の停滞があるためです。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 加味蒼朮膏(かみそうじゅつこう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 多汗症1
男 31歳
もっとも治して欲しいこと : 身体の中に熱と湿気がこもっているような感じで、
全身(特に頭や額)から多量に汗をかき、のぼせた時のような体力の消耗感がある
状態が一日の中で頻繁におこるところです。一年中を通して起こります。
その時に頭痛や動悸を伴うことも多いです。精神的に緊張したりすると一層症状が激しくなります。
手のひら、足の裏もほとんど常に汗をかいている状態で辛いです。
全身:だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 微熱 午後から熱が高くなる 汗っかき
寝汗をかく 眠ってばかり
顔面:普通 瞼がむくむ 頭痛
口 唇 舌:舌がもつれる 口が乾く
胸 脇:動悸がする 吐き気がある
腹部:腸が鳴る
大便 小便 陰部:下痢 頻尿
腰 膝 下肢:足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪:おできや化膿 にきび 抜け毛
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返事 :
>全身(特に頭や額)から多量に汗をかき、……体力の消耗感がある
>手のひら、足の裏もほとんど常に汗をかいている状態で
汗っかきは体表の肌目(キメ)があらく汗腺がゆるいのです。
汗腺の働きは「肺」の支配下にあり「肺気」が弱いと汗が漏れやすくなります。
肺気はその母である「脾気」によって育てられます。
従って脾気が弱いと肺気も弱くなります。
脾肺はともに「気」に関する臓器で、これが弱いと全身的な「気虚」を呈します。
それで体力の消耗感があるのです。
>身体の中に熱と湿気がこもっているような感じで
脾気が虚すると水湿の代謝が低下し病的な「痰飲」を産します。
これが長く体内にあると熱化して「湿熱」となり蒸々と発汗するのです。
>吐き気がある
>腸が鳴る
>下痢
みな脾気虚の症状です。
>足の裏がほてる
>おできや化膿 にきび 抜け毛
湿熱の症状です。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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★ 多汗症2
男 34歳
もっとも治して欲しいこと : 一番目、手足の汗
二番目、神経質、不安感、焦燥感
全身 : 疲れやすい、倦怠感、顔がむくみやすい、まぶたがむくみやすい、眠りが浅い、怒りっぽい
顔面 : 顔色普通、瞼がむくむ
大便 便通 : 3回/1日、軟便
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返事 :
>手足の汗
>疲れやすい、倦怠感、顔がむくみやすい、まぶたがむくみやすい
>便通 : 3回/1日、軟便
漢方では「四肢は脾胃がつかさどる(脾主四肢)」所とされており、
脾胃の気が不足する(脾胃気虚)と水湿を運化できず(消化機能が衰え)、
軟便・顔のむくみ(諸湿腫満は皆 脾に属す)・倦怠・手足の汗
などの症状をあらわします。
>神経質、不安感、焦燥感
また漢方では「憂思は脾肺を損傷しやすい」といいます。
精神と肉体は一元のものです。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿」という状態だと想像されます。
これに対しては「温燥健脾・去痰利湿」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 眼の下のクマと多汗症
男 18歳
もっとも治して欲しいこと : 眼の下のクマと多汗症
全身 : だるい 汗っかき 寝汗をかく 眠ってばかり
顔面 : 瞼がむくむ
口 唇 舌 : 口が臭い 歯茎から血が出る 口が乾く
大便 小便 陰部 : 尿が濁る 尿が濃い(黄色い) 陰部が痒い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰が痛い(たまに) 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい(尻がかゆいです) 湿疹(背中に少し湿疹のようなもの)
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返事 :
>眼の下のクマと多汗症
漢方医学の「五輪学説」によれば瞼の上下は脾胃に所属します。
従って「眼の下のクマ」は脾胃に何らかの異変がある事を指しています。
>全身 : だるい 汗っかき 寝汗をかく 眠ってばかり
>顔面 : 瞼がむくむ
>口 唇 舌 : 口が臭い 歯茎から血が出る 口が乾く
>大便 小便 陰部 : 尿が濁る 尿が濃い(黄色い) 陰部が痒い
>腰 膝 下肢 : 腰が痛い(たまに) 足がだるい
>皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい(尻がかゆいです) 湿疹(背中に少し湿疹のようなもの)
これらに共通の病因は「脾虚」と「湿熱」です。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿・化熱」という状態だと想像されます。
これに対しては「化湿健脾・利水清熱」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1)六君二朮湯加味(りっくんにじゅつとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2)六君子湯エキス+五苓散エキス・・・・・・・・・・(市販品)
★ 肌荒れ
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 季節の変わり目になる肌荒れおよびニキビ
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 汗っかき 眠ってばかり
顔面 : 蒼白 瞼がむくむ めまい 頭痛 目が赤い なみだ目
濃い鼻汁 鼻がかわく 耳が痛い
口 唇 舌 : 鼻が乾く 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる 切れにくい痰がある 痰は無い
シャックリ
胸 脇 : 胸やけがする
腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る
大便 小便 陰部 : 便秘 頻尿 夜間排尿が多い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える
かかとが痛い むくみがある 足の裏がほてる
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 斑点(しみ) おできや化膿 にきび
婦人 : 月経痛がある おりもの 乳房にしこりがある
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返事 :
>全身 : だるい汗っかき 眠ってばかり
>顔面 : 瞼がむくむ めまい 頭痛 なみだ目
>頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い
>腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある
>大便 小便 陰部 : 頻尿 夜間排尿が多い
>婦人 : おりもの
これらは「湿」の存在によるものです。
>口 唇 舌 : 鼻が乾く 口が乾く
>胸 脇 : 胸やけがする
>腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る 腸が鳴る
>大便 小便 陰部 : 便秘
>腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある
>皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 斑点(しみ) おできや化膿 にきび
さらに「熱」が加わって、脾胃の「湿熱」になっています。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿・化熱」という状態だと想像されます。
これに対しては「化湿健脾・利水清熱」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 除湿胃苓湯(じょしついれいとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 水のような下痢
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : 元々下痢しやすい体質だったが、半年程前からひどく
なり冷えを感じたとき、冷たい物を飲んだとき、水分を摂りすぎた時食べ過ぎた時
等にひどい下痢を起こすようになった。
特におなかが冷えた時がひどく、少し冷えたかなと思う程度でも水のような下痢が
止まらなくなる為、外出が不安。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい汗っかき 眠ってばかり
顔面 : 普通 赤い 頭痛 頭が重い 目がかすむ 目が赤い 目が痛い目が痒い
鼻づまり 鼻水 クシャミ 鼻が乾く
口 唇 舌 : 舌がもつれる 歯茎から血が出る 口が乾く
胸 脇 : 胸やけがする 吐き気がある
腹部 : 胃の辺りが痛い 腸が鳴る 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 下痢
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 : 下肢足が冷える むくみがある 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 斑点(しみ) かゆい 湿疹
婦人 : 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
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返事 :
>元々下痢しやすい体質だったが、
>少し冷えたかなと思う程度でも水のような下痢が止まらなくなる為、外出が不安。
《景岳全書・泄瀉》には「久瀉は無火なり、多くは脾腎の虚寒に因る」とあります。
このように「脾陽虚」によるものは「清冷下痢」といって鴨の糞のような便になります。
もともとは寒湿のものを食べたのが始まりで脾陽虚となったのですから当然「生冷」
のものを食べれば悪化します。
<漢方まんだら>のページの中の
B-3脾>A-3湿 脾虚湿勝063
(脾の消化機能が衰えると津液が停滞する/脾湿証)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち「脾失健運・津液停滞成湿・化熱」という状態だと想像されます。
これに対しては「化湿健脾・利水清熱」法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 体が温まると皮膚がちくちくする
男 25歳
もっとも治して欲しいこと : 体が温まったときに皮膚がちくちくします。
たとえばお風呂に入ったときやスポーツをして体を動かしたとき体が熱を持ってくると
それに伴って皮膚(足の甲や背中がとくにひどい)がちくちくし、かゆみと痛みを感じます。去年の夏からです。
三年前にも同じ症状が出ましたがそのときは何もせずに2ヶ月ほどで症状は治まりました。
顔面 : 鼻づまり 鼻水 クシャミ
口 唇 舌 : 舌がもつれる
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる
胸 脇 : 動悸がする
腹部 : 胃の辺りが痛い 臍の辺りが痛い
大便 小便 陰部 : 下痢 頻尿 切れが悪い
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返事 :
> 体が温まったときに皮膚がちくちくします。
> たとえばお風呂に入ったときやスポーツをして体を動かしたとき
> 下痢
肌肉は脾胃と関係があります。
消化機能を整えれば何かが変わるかもしれません。
おすすめの漢方処方
(1) 除湿胃苓湯(じょしついれいとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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