以下の例はすべて 肺陰虚損 (体質的な陰虚あるいは熱が津液を損なって肺の粛降作用を失する) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 鼻の乾燥と詰まり
2. 鼻粘膜が乾く
3. 咽痛
4. 咽痛/微熱/倦怠
5. 呼吸困難(喘息)
6. 喉の異物感/微熱
7. 乾いた咳
8. 口腔心身症(唾液が粘る)
9. 首が凝り鼻の奥が痛くなる
★ 鼻の乾燥と詰まり
男 67歳
病名と経過 :
病名はわかりません。数年前から花粉症のような症状で、就寝中、鼻が詰まるようになり、
耳鼻科にかかり、新薬を服用してきました。
鼻が曲がっているので手術をするようにと国立病院を紹介されました。
その病院へいきますと手術をしなくてよい、と言われ、点鼻薬を処方され、朝晩2回使っています。
それでも時々詰まり、その度に使います。
全身 : 時々不眠になる
顔面 : 鼻詰まり、鼻水、鼻がかわく
口 唇 舌 : 口が臭い(家内の言)鼻が乾く 夜中に口が乾くことがある
喉 気管 : 痰がでる(たまに)
大便 小便 陰部 : 頻尿 尿を失禁する、咳をすると尿がもれる(前立腺肥大の手術の後遺症)
頚部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る(たまに)
腰 膝 下肢 : 腰が痛い(たまに)
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返事 :
>就寝中、鼻が詰まる
>鼻がかわく
>夜中に口が乾くことがある
>前立腺肥大の手術
漢方の考え方はパズルを解くようなものです。
上の四つのことは一見何の関連も無いように見えますが、「陰陽」の眼鏡を通して見ると
実はスッキリと原因が見えてくるのです。
昼間ではなく、特に夜中に起こる病変には意味があります。
陰陽論では昼を陽、夜を陰とみなします。
昼に顕著な病変は陽気の病気で、夜に顕著な病変は陰気の病気です。
陽気とは無形の「機能」のことを指し、陰気とは有形の「物質」を指します。
人体は夜作られる物質の基礎の元に昼の活動性と言う機能を得ています。
この生理的物質のひとつに「津液(体液)」と言うものがあります。
津液の化生・吸収・散布・排泄のシステムを司るのは三焦・肺・脾・腎の四つの藏です。
いま鼻と前立腺に津液の不足が認められます。
その結果、前者では乾燥を、後者では肥大を見ました。
何故津液不足になったかと言うと、脾胃における津液の生成不足という内因(内傷)が挙げられます。
これを「脾陰不足」と言い、大抵は長年の辛熱性の食べ物が原因です。
おすすめの漢方処方
(1) 百合固金湯加味 (ひゃくごうこきんとうかみ)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 八仙丸(はっせんがん)・・・・・・・・・・(市販品)
★ 鼻粘膜が乾く
女 29歳
もっとも治して欲しいこと : 暖房などによる乾燥で鼻の粘膜が乾いて、頭がぽーとして、
口内炎、頭痛、鼻が痛くなるなどの症状がでます。
今までに飲んだ事のある漢方薬とその結果 : 日本で冷え性に効く漢方、2、3種類、
ちょっと効いてくると激しい頭痛がでて、仕方なく飲むのをやめたことがあります。
ちなみに、中国圏などでもらった漢方はそういう問題はありません。
全身 : だるい 健忘症 怒りっぽい(頭痛などによって、精神的に集中できなかったり、
怒りっぽくなったりします。)
顔面 : 普通 鼻がかわく
喉 気管 : 喉が痛い(今年まで加湿器を使っていれば鼻のほうは問題にならなっていなかったが、
喉はよく痛くなっていました。ただし、今年喉の方は気になっていないが、鼻のほうが大変です)
腰 膝 下肢 : 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび(鼻の調子が悪いときに)
婦人 : 月経痛がある
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返事 :
>鼻の粘膜が乾いて、頭がぽーとして、口内炎、頭痛、鼻が痛くなる
>喉が痛い
粘液や体液を「津液」といいます。
この津液の化生・吸収・散布・排泄のシステムを司るのは三焦・肺・脾・腎の四つの藏です。
今は「鼻は肺の外竅、喉は肺の門戸」から肺だけに症状が現れていますが、
肺だけの問題ではありません。
津液の生成に関わるのは第一に脾胃です。
脾胃で作られた津液を「脾陰」といいます。
体表から汗などになって津液が奪われるという場合もありますが、そういう外因(外燥)に
対してこちらは食べ物が辛熱性に偏った為の内因(内燥)に由るものです。
>日本で冷え性に効く漢方、2、3種類、ちょっと効いてくると激しい頭痛
>がでて、仕方なく飲むのをやめたことがあります。ちなみに、中国圏などでもらっ
>た漢方はそういう問題はありません。
津液不足には温性の薬草は禁物です。
冷え性に効く漢方薬というのは多くは温性です。
ますます津液を奪うので乾燥が憎悪します。そのために激しい頭痛がしたのでしょう。
>にきび(鼻の調子が悪いときに)
「津は血の母となす」と言う言葉があります。
津液と血液とは浸透しあい、転化しあっており、津血は同源であるという意味です。
従って津液が不足すると心血は不足し、「虚熱」が発生します。
この熱がニキビの原因になっています。
>月経痛がある
心血の不足から月経に関係深い衝脈・任脈の二脈が空虚となり、「津虧血燥」による
月経痛が起こります。
おすすめの漢方処方
(1) 百合固金湯(ひゃくごうこきんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 八仙丸(はっせんがん)・・・・・・・・・・(市販品)
★ 咽痛
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : 4年前に風邪を引いた時に喉を無理に使ったためかすぐ喉が
痛くなります。
葛根湯を飲むと胃が痛くなります。
汗はかきにくい。顔面普通。
舌のり真っ白!! 喉が痛いに比例して舌がピリピリする事があります。
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返事 :
>4年前に風邪を引いた……
四年来の咽痛ということはもはや外因による時期は過ぎてしまい、体質的な内因が原因である
事は間違いありません。
>喉が痛いに比例して舌がピリピリする事があります。
「舌は心の苗」といい、心(しん)の病変は先ず舌に現れるものです。
従って舌痛は心の陰陽が平衡を失った事の表われです。
舌痛でもっとも多いのは「陰虚火旺舌痛」です。
《舌診研究》には「多見於失眠及夜間労作之人」と書かれています。
これは「素体陰虧」すなわち体質的に津液(陰液)が不足しているタイプです。
一方、咽喉は湿潤されていなければならないのに津液不足(陰虚)だと虚熱をもち、痛みを生じます。
慢性の咽痛は殆どが「陰虚」が原因です。
>葛根湯を飲むと胃が痛くなります。
葛根湯は体を温めて汗をかかせる薬ですからますます津液不足になります。
津液のうちの胃陰が不足すると胃痛になります。
陰虚の程度がひどくなり、「陰虚津傷,虚火上炎」となると舌は赤みを帯びて裂紋が
入る事がありますが、程度が軽く、「気陰兩虚」になると舌の外見は左程変わりません。
>舌のり真っ白!!
これは実際に見てみなければ分かりませんが、陰虚のほかにもう一つ、「湿」か「痰」の存在
が疑われます。
おすすめの漢方処方
(1) 百合固金湯(ひゃくごうこきんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 八仙丸(はっせんがん)・・・・・・・・・・(市販品)
★ 咽痛/微熱/倦怠
男 29歳
もっとも治して欲しいこと : 一年近く、微熱、全身倦怠感が続いている。のどにはれがある。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 発熱 微熱 午後から熱が高くなる 寝汗をかく
顔面 : 白い 瞼がむくむ めまい 頭痛 頭が重い 目が赤い 目がまぶしい
目が痛い 目が痒い
喉 気管 : 喉が痛い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 首の寝違え 肩の痛み 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい むくみがある 足がだるい 足の裏がほてる
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返事 :
>一年近く、微熱、全身倦怠感が続いている
>喉が痛い
このような長い間の咽痛は大抵「虚火上炎」による「陰虚津傷」です。
咽痛だけなら「肺陰虚」で考えますが、
>腰が痛い 腰がだるい むくみがある 足がだるい 足の裏がほてる
>目が赤い 目がまぶしい 目が痛い 目が痒い
腰や目の症状も出ているので「肺腎肝の陰虚」を兼ねている「陰虚咽痛」です。
外部からの感染症ではなくストレスなどによる「内傷」です。
これは「気陰兩虚」に属しますから急いで気陰を補って「虚熱」を去らなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 百合固金湯(ひゃくごうこきんとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 呼吸困難(喘息)
男 67歳
もっとも治して欲しいこと : 呼吸を楽にしたい 動けるようになりたい
全身 : だるい(いつも) 少しでも動くと呼吸が苦しい
顔面 : 鼻詰まり
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 喉が痛い 声がかすれる 咳が出る ゼイゼイ音がする
呼吸困難 切れにくい痰がある
胸 脇 : 動悸がする 胸苦しい 脇が詰まった感じ
腹部 : 腹が張る 腸が鳴る
頸部 背 手腕肩 : 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い
皮膚 頭皮 毛髪 : かゆい フケ性
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返事 :
>咳が出る ゼイゼイ音がする 呼吸困難
診断は喘息でしょうか……。
>喉が痛い 声がかすれる
>切れにくい痰がある
>かゆい フケ性
これらは肺陰の虚です。いわゆる「陰虚津傷」です。
>だるい(いつも) 少しでも動くと呼吸が苦しい
肺気の虚もあります。あわせて気力と津液の両虚です。(肺気陰両虚)
おすすめの漢方処方
(1) 生脈散(せいみゃくさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 喉の異物感/微熱
男 29歳
もっとも治して欲しいこと : 1. 喉の異物感の改善 2. 微熱の改善
今年、右肺が自然気胸となり、内視鏡により手術を行う。
一部切除を行ったがまた再発。安静にて肺を自然に膨らました。
その時より喉の異物感(閉鎖感)及び微熱37℃3分前後が続いている。
体温は朝起きたときは36℃4分程度なのですが、昼過ぎより37℃3分前後になります。
また喉の閉鎖感を感じる部位は舌の付け根の奥で、粘膜に水分が無くなっている様な感じ。
全身 : だるい 気がふさぐ さむけ 微熱 午後から熱が高くなる 寝汗をかく 眠ってばかり
顔面 : 普通 瞼がむくむ 頭痛 目がかすむ 目が痛い 耳鳴り
口 唇 舌 : 舌がもつれる 口は乾かない
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 切れやすい痰が出る
頸部 背 手腕肩 : 背中が痛い
腰 膝 下肢 : 足がだるい
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返事 :
>今年、右肺が自然気胸となり、内視鏡により手術を行う。
>一部切除を行ったがまた再発、
>その時より喉の異物感(閉鎖感)及び微熱37℃3分前後が続いている。
咽部梗阻(梅核気)の成因には肝気上逆・痰凝気滞・肺熱陰虚の三つがあります。
気胸の手術後ですから「肺熱陰虚」がもっとも疑われます。
>朝起きたときは36℃4分程度なのですが、昼過ぎより37℃3分前後になります。
>喉の閉鎖感を感じる部位は舌の付け根の奥で、粘膜に水分が無くなっている様な感じ
>微熱 午後から熱が高くなる 寝汗をかく
やはり「肺陰虚」による虚熱が残っています。
咽喉から気管への粘膜が濡潤を失い肺気の粛降がうまくいっていません。
おすすめの漢方処方
(1) 養陰清肺湯(よういんせいはいとう)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 乾いた咳
女 41歳
もっとも治して欲しいこと : 乾いた咳が止まらない。
10日前に強烈な冷房のためか、むせるような軽い咳に始まり、扁桃腺あたりの痛みが一日続いた後、
しつこい痰の出ない乾いた咳が連続して出るようになった。
常に咳が出そうな感触が胸部にあり、話すときなど吐く息のときに出やすい。
また、夜、寝ると呼吸が苦しく、寝る姿勢のいかんにかかわらず、止まらなくなり呼吸困難
に陥る。
起き上がると間もなく止まる。
体が温まると咳が出るというのではない。眠りについたと思うと咳で目が覚める。
30分おきくらいにそれを繰り返すので、眠った気がしない。
昨年、春、秋にも、風邪をきっかけにした同様の症状にそれぞれ約二ヶ月悩まされた。
全身 : むくむ
顔面 : 普通 瞼がむくむ
口 唇 舌 : 口が乾く(喉が乾く)
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 喉が痛い 声がかすれる 咳が出る
咳にヒューという音が混じる 呼吸困難 切れにくい痰がほんの少しある
胸 脇 : 胸苦しい
腹部 : 腹が張る
大便 小便 陰部 : 便秘と軟便をくりかえす 咳をすると尿が漏れる
腰 膝 下肢 : むくみがある
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返事 :
>昨年、春、秋にも、風邪をきっかけにした同様の症状にそれぞれ約二ヶ月悩まされた。
繰り返し同じ症状になるという事は体質的な内因があるようです。
>乾いた咳が止まらない。
>扁桃腺あたりの痛みが一日続いた後、
>口が乾く(喉が乾く)
肺の津液(肺陰)が不足しています。(肺陰虚)
肺陰虚という体質の人は乾燥にとても弱く、粘膜が乾燥すると咽痛・干咳・嗄声を起こし、
津液が回復されない限りはいつまでも続きます。(肺失滋潤,肺気上逆)
これを「肺陰虚咳嗽」といいます。
おすすめの漢方処方
(1) 沙参麦冬湯(しゃじんばくどうとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 口腔心身症(唾液が粘る)
男 55歳
もっとも治して欲しいこと : 唾液が多く、かつ、粘りが強く、ぬるついて、
口の中で泡が立ったりして、喋るのに支障がある。
全身 : だるい。さむけと発汗が交互におきる。汗っかき。不眠。
顔面 : 普通。顔面痙攣(右眉毛の上が痙攣する)。めまい。頭が重い。
目がまぶしい。なみだ目。鼻づまり。鼻水。
口 唇 舌 : 舌がもつれる。唾液が多い(かつ、ねばる)。口が乾く。
喉 気管 : 切れにくい痰がある。
胸 脇 : 動悸がする。
腹部 : 腸が鳴る。
小便 : 切れが悪い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 膝が痛い。足が冷える。
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ)。抜け毛。フケ性。
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女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 原因不明で唾液が止まらなくなりティッシュに取っても
次から次から溢れてきて、家事も外へ外出することも出来ません。
しばらくしてそれまで苦しんでいた唾液過多は治まったのですが、今度は舌が舌の裏
というか下にベターっとくっつき、下の前歯が抜けそうなくらい舌の吸着がひどく、
時には舌の裏がしびれたような感じがします。
それだけならまだしも、出てくる唾液がまるで鼻水みたいにヌルー、ベターっとして、
ボンドや接着剤のようなんです。
ですからそれを飲みこもうとしたら今度はのどに溜まる感じがして、喉が苦しくなり
「オエー」っと吐きそうになります。それは特に朝ひどく毎日朝が来るのが怖くて、
目が覚めてから「今日も1日中このへんな唾液で苦しいのか」と思うと動悸がします。
そのせいでうつ状態になり何も出来なくなり、すぐ近くのスーパーへ買い物に行く
のも必死なのです。
あと、とにかくだるくてきつくて倦怠感も強く、いつも家で泣きながら寝ています。
口腔外科にも2箇所行きましたが、「口の中は異常なし、口腔心身症でしょう」
と言われ、今神経科に係っていますが一向に良くなりません。どこへ行くにもお茶と
あめを持って出かけなければなりません。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 不眠
口 唇 舌 : 口が苦い 舌がもつれる 口は乾かない
喉 気胸 : 喉動悸がする 吐き気 喉が苦しい 倦怠感
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男 46歳
もっとも治して欲しいこと : 唾液が多く喋っていると口の中に唾が溜まって不快感がある
全身 : だるい 汗をかきにくい
顔面 : 頭がおもい 目がつかれる 目がかすむ
口唇舌 : 舌がもつれる 唾液が多い
腹部 : 胃下垂 食欲がない
大便 小便 : 切れが悪い ときどき痔の出血がある
頚部 背 手腕肩 : 首肩がひどくこる 後頭部から首の後ろが冷たくなって血が
通っていない感じがする 首をまわすとごりごりした感がある.
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返事 :
>唾液が多く、かつ、粘りが強く、ぬるついて、
唾液は五液(汗・涕・泪・涎・唾)の一つで、「五臓化液の説」によれば
「心は汗、肺は涕、肝は泪、脾は涎、腎は唾」を生産するので、五液の
分泌異常は五臓の異常と関係が深い事になります。
普通は唾と涎を合わせて唾液と称していますが、唾は粘稠で涎はさらさらしています。
漢方では「肺痿」の病というのがあります。
これは気候が暑かったりして体内に「燥熱」が生じ、津液が肺や胃に回らない状態の病です。(陰虚肺熱)
津液が不足すると肺では咳嗽が出やすくなり、口が渇き、声がかすれ、肌が乾燥し、唾液が粘稠になります。
現代の唾液分泌過多症に該当します。
※ 次のホームページによく似た例が出ていますので参考にして下さい。
脳膜炎後遺症
おすすめの漢方処方
(1) 麦門冬湯(ばくもんどうとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 首が凝り鼻の奥が痛くなる
女 31歳
もっとも治して欲しいこと : 首の凝り。春になると首が凝り鼻の奥が痛くなり頭痛が起こる。
二番目 鼻炎
全身:だるい 怒りっぽい 汗っかき 不眠(寝付きが悪い) 眠ってばかり
顔面:普通 頭痛 目が痒い 鼻づまり クシャミ 鼻が乾く 鼻血 耳鳴り
口 唇 舌:口が乾く
喉 気管:喉が痛い 痰は無い
胸 脇:動悸がする 胸やけがする
腹部:腹が張る 食べてもすぐ腹が減る
頸部 背 手腕肩:背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢:腰がだるい 腰が冷える
皮膚 頭皮 毛髪:さめ肌 にきび 抜け毛
婦人:月経が遅れる 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
> 春になると首が凝り鼻の奥が痛くなり頭痛が起こる。
> 鼻づまり クシャミ 鼻が乾く 鼻血 口が乾く
春になると、という事から季節性があるようです。
花粉症ではなくとも春の乾燥性の空気自体が原因物質となり、
アレルギー性鼻炎などになりやすいものです。
鼻乾や鼻血や口乾からアレルギー性であることが伺われます。
漢方ではアレルギー性の原因を「風熱」といい、
これが肺経に鬱して熱化すると「気滞」を起こし、
鼻づまりや鼻の奥の痛みや頭痛になります。
> 胸やけがする 食べてもすぐ腹が減る
> さめ肌
肺経の鬱熱が長居すると肺胃の陰気を消耗し、上記のような症状を呈するようにもなります。
おすすめの漢方処方
(1) 辛夷清肺飲(しんいせいはいいん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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