以下の例はすべて 腎精虧損 (過労により腎精を失うと気化生血が出来なくなる) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 月経過少/カンジダ膣炎
2. 関節の痛み
3. 糖尿病性腎症/腰がだるい
4. ふらふら感/まぶしい
5. 老眼
6. 生理が来ない
7. 痔/アレルギー性鼻炎/月経前症候群
8. 関節や筋肉痛(虚痺)
★ 月経過少/カンジダ膣炎
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 3年前に流産(ソウハ)をしてから、生理の量が極端に少なく
なってしまい不妊症になってしまいました。膀胱炎とカンジタ膣炎はくりかえして起きています。
全身 : だるい 気がふさぐ 健忘症 寝汗をかく(時々)
口 唇 舌 : 歯茎から血が出る 口が乾く
胸 脇 : 胸やけがする
大便 小便 陰部 : 尿が濁る
腰 膝 下肢 : 腰が痛い
婦人 : 月経量が少 おりもの 不妊症
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返事 :
>生理の量が極端に少なくなってしまい不妊症になってしまいました。
>腰が痛い
月経血が少ないという事は「血海」が充満しないことで、精血両虚(腎虚血虚)になっています。
>膀胱炎とカンジタ膣炎はくりかえして起きています
>尿が濁る
これは「陰(精血)虚内熱」による炎症化と、膀胱の気化作用が働かないためです。
おすすめの漢方処方
(1) 当帰地黄飲(とうきじおういん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 関節の痛み
女 40歳
もっとも治して欲しいこと : 関節の痛み(両膝、両肘、右肩)
激しいスポーツを長年続けた結果、関節が痛んで夜も眠れません。
レントゲンでは骨の異常は無しです。スポーツはウェイトトレーニングです。
全身: 寝不眠(肩が痛くて眠れません。)
頚部背手腕肩:首や肩が凝る、肘の痛み、肩の痛み
腰膝下肢:膝が痛い、歩けますが、走れません。
婦人:月経量が少ない、月経痛
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返事 :
>激しいスポーツを長年続けた結果、関節が痛んで夜も眠れません。
>月経量が少ない、月経痛
先天的な資質が不足しているのに、それを上回るトレーニングをしたので骨や筋肉に無理が
かかり「腎精不足骨痛」になっています。
「腎は作強の官」「腎は骨を主り髄を生ずる」といいます。
労傷により腎精が不足になり「髄海虧虚」の状態になっています。
そのために筋骨を濡養できず、周身骨痛になったのです。
>膝が痛い、歩けますが、走れません。
また「腰は腎の府なり」で、膝はその続きです。
おすすめの漢方処方
(1) 健歩虎潜丸(けんぽこせんがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 糖尿病性腎症/腰がだるい
男 40歳
もっとも治して欲しいこと : 糖尿病性腎症にてアルブミン尿、夜間頻尿2〜3回、
食後2時間血糖150〜200、食欲あり
全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい 汗っかき 不眠
顔面 : 普通 鼻水
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 口が臭い 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口は乾かない
喉 気管 : 呼吸困難 痰は無い
胸 脇 : 胸やけがする
腹部 : 腸が鳴る 食欲が無い 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 夜間排尿が多い 尿が濁る 尿が濃い 痔の出血がある 陰部が痒い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
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返事 :
>糖尿病性腎症にてアルブミン尿
>夜間排尿が多い 尿が濁る 尿が濃い
>腰がだるい 腰が冷える 足が冷える 足がだるい
>若白髪
はやくも「腎気不足」の証がうかがえます。
おすすめの漢方処方
(1) 七宝美髯丹(しっぽうびぜんたん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ ふらふら感/まぶしい
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 妊娠4ヶ月目にパニック発作に一度会い、それから
ふらふら感、TVなどがまぶしく感じられ不快な数年を送っています。
いつも軽く車に酔ったような感じです。
これが続くと思うと憂鬱になり悲しくなります。
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 微熱 汗をかきにくい
顔面 : 普通 めまい 頭痛 目が赤い 目がまぶしい 耳鳴り
口 唇 舌 : 口が乾く
喉 気管 : 痰は無い
胸 脇 : 動悸がする
大便 小便 陰部 : 切れが悪い
腰 膝 下肢 : 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : さめ肌
婦人 : 月経痛がある 子宮筋腫 乳の出が少ない 乳が脹っても出が悪い
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返事 :
>ふらふら感
>耳鳴り
>切れが悪い
>腰がだるい 腰が冷える 足が冷える 足がだるい
漢方では「脳は髄之海,腎精が虧耗すれば髄海は不足する」といいます。
これらの症状はみな腎虚(腎精虧損)の所見です。
《霊枢・海論》という書には「髄海不足,則脳転耳鳴,脛酸眩冒,目無所見,懈怠安臥」
と書かれています。
(脳<髄海>が充足されていないとふらふら感、耳鳴り、足がだるく、立ち眩み、体が
だるくて寝てばかりいる)
「腎は先天の本」で遺伝体質的な部分が多いのです。
妊娠4ヶ月目といえば胎児のほうへ腎精が奪われてくる頃です。
それでパニック発作が起きたのでしょう。
>TVなどがまぶしく感じられ
>口が乾く
腎気が虧損して精を身体上部へ送れなくなり視力にも影響して羞明感が出たのでしょう。
おすすめの漢方処方
(1) 滋陰地黄丸(じいんじおうがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 老眼
女 46歳
もっとも治して欲しいこと : 急激な老眼の進行
42,3歳頃から何となく近くのものが焦点があわせにくいような気がすると
思っていましたがここ半年くらいでどんどん進んできており特にこの1ヶ月で
本当にひどくなっています。
もちろん眼鏡は購入して使用していますがかけて外したときにはますます焦点
が合わなくなっており、このまま進んだら近くのものは何も見えなくなって
しまうのではないかと不安で仕方ありません。
少しでも進行を抑えることは出来ないものでしょうか?
関係あるかどうか分かりませんが、最近、特に3ケ月くらい非常に睡眠時間の
少ない生活をしておりました。(1日の睡眠時間2〜4時間程度)
悩みその2:痴呆の予防
肉親は7人の内4人がひどい痴呆でした。遺伝する可能性が高いのではないかと心配しています。
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返事 :
>急激な老眼の進行
陰精を耗傷すると精が目まで上らないので「視近模糊」となる。
「腎は精を藏する」ゆえ陰精が虚すると腎の虚熱が暴れるので
足裏の煩熱・口干・盗汗など腎水の不足が表立つ。
>1日の睡眠時間2〜4時間程度
それもこれも皆、陰精を補給すべき夜に眠りが不足で陰精が補給出来ないからです。
>痴呆の予防
それのみか「腎は骨髄を生ず。髄は脳に通ず。脳は髄の海である」
ゆえ今に骨粗鬆症のような骨軟痿弱や智能低下・記憶不佳へと発展してゆく事になる。
(髄海不足痴呆)
おすすめの漢方処方
(1) 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)・・・・・・・・・・(丸薬)
★ 生理が来ない
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : 生理が来ない 足がむくむ
生理が始まったのは小5年と普通でしたが、その後生理が6ヶ月空いたりして毎月ある
ことがめったにありませんでした。三年前もっとも太っていたとき(54キロ)、
6ヶ月ぶりに3月から7月まで毎月生理が来ていました。
やっと成熟してきたんだと思ってたんですが、一人暮しを始めて、今度は体重が43キロに
なってしまいました。
生理が来ないと、子供も産めないからだになってしまうのですごく不安です。
全身 : 足が汗をかきにくい
顔面 : 普通 鼻づまり
口 唇 舌 : 口は乾かない
大便 小便 陰部 : 便秘
腰 膝 下肢 : 足が冷える むくみがある
婦人 : 月経が来ない 最近おりものが多くなってきた 卵巣の片方が5cmくらいで
脂肪性のものがつまって大きくなっている
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返事 :
>その後生理が6ヶ月空いたりして毎月あることがめったにありませんでした
先天的に「腎気不足」の体質ですね。
これはまた「腎精虧耗」ともいい、これにより肝血も亦虚して併せて「精血匱乏」となると、
月経をもたらす衝脉・任脉が空虚になり、胞宮には下るべき血もなく閉経となります。
これを「精血虧損,経閉不行」といいます。
>最近おりものが多くなってきた
腎気不足のために帯脉と任脉の締りが弱くなり精気が漏れるからです。
先天的な原因を改善するのは並大抵ではありません。
根気よく漢方薬を服用し続ければ成熟の遅れをカバー出来るかもしれません。
おすすめの漢方処方
(1) 帰腎丸(きじんがん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 痔/アレルギー性鼻炎/月経前症候群
女 38歳
もっとも治して欲しいこと : もう十年近くもある症状なのですが、出血と脱肛を
伴う痔の疾患と、たびたび起こる鼻炎、そして月経前症候群です。
まず、痔の疾患は特に急に温度が低くなるとき、秋から冬そして夏の冷房でも悪化する。
鼻炎は、病院でアレルギー性鼻炎と診断され、特に9月、10月の頃がひどいが、
年中鼻がぐすぐすして、そのためか暖房等や乾燥する日など喉が痛くなりやすく、
風邪をひきやすい。目に15年以上前から飛蚊症があり、眼科で何回か検査をしたが、
とくに病気はなく結膜炎と診断された。
月経前症候群ですが、生理の一週間前位から、肩や首が硬直して頭痛がし、めまい
や胃が気持ち悪くなり、おなか全体が膨張したようになりになり、便秘ぎみになる。
特に、この月経前に、上記の痔と鼻炎も悪化する。
生理の周期はいつも一定で、不正出血はない。
全身 : だるい さむけ 微熱 午後から熱が高くなる 汗をかきにくい 時々寝汗
顔面 : 普通 瞼がむくむ めまい 頭痛 頭が重い 目がまぶしい 目が痛い
目が痒い 鼻づまり 鼻水 耳鳴り
口 唇 舌 : 唇が白い 舌苔が厚い 口が臭い 口内炎ができやすい 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 喉が痛い 痰がある
胸 脇 : めまいと動悸がする 胸やけがする
腹部 : 胃の辺りが痛い 腹が張る
大便 小便 陰部 : 大便の量が少ない 血便 脱肛 痔が痛む 痔の出血がある
頸部 背 手腕肩 : 首から肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみ 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 斑点(しみ) にきび
婦人 : 血の塊が混じる 子宮筋腫 子供はいない
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返事 :
>出血と脱肛を伴う痔
>アレルギー性鼻炎
>15年以上前から飛蚊症
>生理の一週間前位から、肩や首が硬直して頭痛がし、めまい
>特に、この月経前に、上記の痔と鼻炎も悪化する。
生理の前とは健康な人ならもっとも気血が充実している時期です。
それなのに月経前が一番調子が悪いのは気血の両虚です。
痔の出血と脱肛は気虚のため「収摂」が出来ないので血が血管から漏れたり、
腸を挙げる力が弱くなり垂れ下がるからです。(脾気虚)
鼻炎も肺の体表を守る「衛気」の衰えです。(肺気虚)
飛蚊症は気血不足のため目が滋養されないからです。
当然月経も不完全です。それで月経前症候群などになるのです。
おすすめの漢方処方
(1) 人参養栄湯(にんじんようえいとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 関節や筋肉痛(虚痺)
男 45歳
もっとも治して欲しいこと : 2ヶ月ほど前から偏平足の左足が痛み出し、同時に右肩関節とその周囲の
筋肉痛が出てきた。
またその他にも手の指の一部の関節や,両足.ひざ,腰,肩,首の関節も痛くなってきた。
また足はそれほどでもないが両手がリラックスして寝ている時以外はいつも冷たい。
そして以前よりも増して疲れ易く身体全体が辛くなった。
そこで今は八味地黄丸を処方してもらい飲んでいる。
少し元気が出てきたような感じもするが少し胸の辺りが違和感有り、動悸までには至らないが少し脈拍が
72から84(一分間)ぐらいに少し早くなったりしている。でも関節通や手の冷えはあまり変わりない。
性欲は今はほとんど無く、早漏。
全く持久力が無い。以上のことから,まず関節や筋肉の痛みを取りたい。
そして手の冷えや疲れ易さを取りたい。出来ればセックスもしたいし夜も良く眠りたい。
全身 : だるい 気がふさぐ 痴呆(ぼけ) 健忘症 汗っかき 時々不眠
顔面 : 普通 時々少し赤い 疲れるとたまに耳鳴り
口 唇 舌 : 口が乾きやすい
喉 気管 : 痰は無い
胸 脇 : 少し脇が詰まった感じ
大便 小便 陰部 : 少し柔らかめの便 勃起時間が極めて短く,超早漏でセックスできない
緊張すると少ししか出なくてもトイレに行きたくなりやすい
頸部 背 手腕肩 : 腕の痛み 肩の痛み 手指の関節が痛い。炎症や腫れなどは無い。がしびれる
腰 膝 下肢 : 時々腰が痛い 時々膝が痛い 疲れるとこぶらがえり むくみ易い 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 若白髪
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返事 :
>偏平足の左足が痛み出し、同時に右肩関節とその周囲の筋肉痛が出てきた。
>手の指の一部の関節や,両足.ひざ,腰,肩,首の関節も痛くなってきた。
漢方では痺病といい、なかでも「虚痺」に属します。
>性欲は今はほとんど無く
>体力的にも元気が無くなり物覚えも悪くなって
>たまに耳鳴り
>口が乾きやすい
>緊張すると少ししか出なくてもトイレに行きたくなりやすい
直接原因は外因の「風湿」ですが、それに内因の「腎虚」も関与しています。
>足はそれほどでもないが両手がリラックスして寝ている時以外はいつも冷たい。
腎虚でも腎陽虚ではなく、腎精虧損です。だから八味丸では不充分です。
おすすめの漢方処方
(1) 加減六味丸(かげんろくみがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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