以下の例はすべて 淤血阻絡 (外感内傷は共に血液の循環を悪くする) の証に該当します。
ここに解説の要点を集めてあります。
1. 血栓性静脈炎 (1)
2. 血栓性静脈炎 (2)
3. 閉塞性動脈硬化症
4. 原因不明の脱毛
5. リュウマチ/腱鞘炎
6. 下肢静脈瘤
7. 顔面の痺れ(交通事故)
8. 背中痛
9. 脊髄損傷/下半身不随
10. 下肢のリンパ浮腫
11. 手指のしびれ
手指の痛み
12. 帯状疱疹后遺神経痛
13. 尿失禁
14. ニキビ跡
15. 結滞脈
16. 下肢痛としびれ
17. 酒さ鼻
18. 腰痛
19. 頚椎症
20. ケロイド
21. 膜性増殖性腎炎
★ 血栓性静脈炎 (1)
女 58歳
病名と経過 : 長年の更年期障害ともとれる症状で悩んでいます。
もともとは35歳の時の子宮癌の手術で子宮と卵巣、リンパを摘出した
ところにさかのぼるのですが、以降リンパを摘出した影響で左足の静脈
がつまり、全体にひどく腫れてしまっています。
長い時間の歩行ができず、今までにも何度か血栓性静脈炎の高熱で入院もしました。
更年期障害の症状としては冷え性、めまい、頭が重い、食欲不振と発汗、
くちが乾く、苦いなどです。体質的には虚症だと思います。
気分的にはイライラしたりちょっとした欝にもなったりします。
医者からは自律神経失調症といわれ、安定剤を投薬されています。
あと眼がしょぼしょぼしてじっと開けていられないような感じがしますが
眼医者からも自律神経と言われています。
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返事 :
血栓性静脈炎の原因は手術時の経脉の損傷や下肢への「湿熱流注」により
気血が[病<於]滞して脉絡が不通となり、営血が循環しなくなって腫脹痛
をなすものです。
これを「湿熱蘊結,血脉*於阻」の状態といいます。
その他に自律神経失調症のような症状が出ていますが、これはむしろ血栓性
静脈炎がストレスとなっての結果もあるかと思われます。
更年期障害にしては年齢が少し行き過ぎている様です。
>冷え性、めまい、頭が重い、食欲不振と発汗、くちが乾く、苦いなどです。
いずれにせよ現在の症状としては先の「血脉(病<於)阻」と「湿熱」のほか
に「気虚」が加わっています。
おすすめの漢方処方
(1) 補中益気湯加減(ほちゅうえっきとうかげん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(2) 補中益気湯エキス+桂枝茯苓丸エキス+意苡仁エキス・・・・・・・・・・(市販品)
★ 血栓性静脈炎 (2)
男 43歳
病名と経過 :左足が腫れて脚の付け根からふくらはぎの方へ血管が茶色っぽく皮膚の上から見えます。
膝下の血管に瘤のようなものが感じられ触るととても痛いです。
ふくらはぎは全体がむくんでいて指で押さえるとへこみます。
病院の外科に行った所、前回と同じ事を言われ黴菌などで血管が詰まりやすくなっているとのことです。
ばい菌を殺す薬を貰い、その内、手術をするように勧められました。
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返事 :
前例に加えて、あなたの場合は「血脉(病<於)阻」と「湿熱」だけの漢方処方になります。
おすすめの漢方処方
1. 身痛逐[病<於]湯(ちくおとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
2. 卑解化毒湯(ひかいげどくとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 閉塞性動脈硬化症
男 51歳
もっとも治して欲しいこと : 昨年秋頃から右足指及び両手指に冷感(蒼白に成る)症状
及び右足親指に潰瘍出来、今年1月より病院にて閉塞性動脈硬化症と診断され薬を飲んでいます。
これから又寒くなり症状が出てきました(概ね気温20度以下で症状が出ます)。
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返事 :
>右足指及び両手指に冷感(蒼白に成る)症状及び右足親指に潰瘍出来
>今年1月より病院にて閉塞性動脈硬化症と診断され
閉塞性動脈硬化症を中国では「肢体動脉硬化性閉塞症」といい、漢方では
「血痺、脉痺、脱疽」の範疇に入ります。
病因は寒邪阻滞で、病機は気血淤滞,絡脉不暢ですが、体質的な問題を無視できません。
単に寒冷だけを排除しても気血の淤滞は改善されません。
もう一つ、血栓を溶解させなければならないという問題があります。
血栓の問題はコレステロールなどの血中脂肪分の生成と深く関わっています。
漢方では血中脂肪を「痰湿」と考えています。
痰湿は「津液」が変化したものです。
つまり「津液が煮詰まり濁痰になる」とします。
なぜ津液が煮詰まったかといえば、脾肺腎の気化機能の失調が原因です。
そしてそれは「脾腎陽虚気弱」の結果です。
血流が悪くなって生ずる粘稠な血液を「淤血(おけつ)」といいます。
血栓は痰湿と淤血の混合物です。
これから漢方では「痰淤同源」と言っています。
おすすめの漢方処方
(1) 北京市東直門医院陳淑長の方・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(鶏血藤・当帰・熟地・絡石藤・・・・・・・・・・・)
(2) 北京中医学院学報 陳氏温脉通・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(桂枝・当帰・黄耆・・・・・・・・・)
★ 原因不明の脱毛
男 18歳
もっとも治して欲しいこと : 抜け毛(頭皮の神経痛的痛みによる?)
一年前から頭皮が痛み出して、最初は毛染め液が悪かったのかと思っていたのですが、
全然治まらなかったので病院に行ったところ、頭皮に異常はないけど乾燥しているのかも
しれないと……。残念ながら頭皮の痛みも抜け毛も治まりません。
全身 : 気がふさぐ
顔面 : 普通
胸 脇 : 胸苦しい
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
皮膚 頭皮 毛髪 : 抜け毛
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返事 :
>頭皮の痛みも抜け毛も治まりません
原因不明の脱毛について漢方では経験上次の様な言葉があります。
「脱髪日久にして多方の治療を経てなお不効ならば淤血論治にて試してみるべし」
淤血(おけつ)とは血流が悪くなって生ずる粘稠で非生理的な血液をいいます。
また「血熱・陰虧・気血虚弱などの明確な原因が特定できない場合は淤血阻滞の脱髪として扱え」、
「無病脱髪は亦是れ血淤なり」とも言います。
そのことを《医林改錯》では「淤血不去,新血不生(古い血が去らなければ新しい血は生まれない)、
それでは髪が養われないので脱毛する」と表現しています。
舌の色や脉状のなかに淤血の徴候は見て取れるものですが、これは実際に本人を診察しなければ
分からない事です。
おすすめの漢方処方
(1) 通竅活血湯(つうきょうかっけつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ リュウマチ/腱鞘炎
女 39歳
もっとも治して欲しいこと : リウマチによる手足の関節の痛みと腱鞘炎の痛み
3年前に発症。右手親指、中指付け根にリウマチによる腫れ痛み有り。
右手小指、人さし指、左手人さし指、手首に腱鞘炎があり夜中や朝方に痛みが強くなる。
足の指の関節にも腫れがあり歩行時に痛みます。
だるい 気がふさぐ 怒りっぽい
頭が重い(時々) 肩の痛み(時々) 手指がしびれる(時々)
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返事 :
>3年前に発症。リウマチによる手足の関節の痛みと腱鞘炎の痛み
急性期が過ぎると経絡の気血の運行は滞り、淤血と痰濁に変化します。(痰滞与淤血相互搏結)
それらが骨骼や関節に停留してしまうと取り除きにくくなってしまいます。
気血が凝滞するゆえ骨骼は僵硬になり、淤血が内停するゆえ疼痛部位は固定して烈しくなり、
血液が周流しないゆえ肢体は麻木します。
おすすめの漢方処方
(1) 身痛逐淤湯(しんつうちくおとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 下肢静脈瘤
女 39歳
もっとも治して欲しいこと : 近左足の静脈が浮き出てきて、下肢静脈瘤というものでは
ないかと思っています。西洋医学では外科的治療法しかないようですが、漢方の方ではなに
か治療法がありませんでしょうか。
顔面 : 白い 頭痛 頭が重い
腹部 : 胃の辺りが痛い(ストレスがあるとき、いつもではありません)
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る
腰 膝 下肢 : むくみがある 足がだるい
婦人 : 月経が早くなる 月経痛がある(おなかが痛いのではなくて、頭痛)
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返事 :
>足の静脈が浮き出てきて、下肢静脈瘤というものではないか
下肢静脈の血行が悪くなり青筋が突起するのは多くは「気虚血淤」の結果です。
>月経痛がある(おなかが痛いのではなくて、頭痛)
月経期には出血により血海が虚し、血液は脳の経絡を養えなくなります。
だから月経後に後頭部が空痛したり、眼窩や眉稜骨が痛んだりします。
これも同じく「気虚血淤」の結果です。
おすすめの漢方処方
(1) 補陽還五湯(ほようかんごとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 顔面の痺れ(交通事故)
女 33歳
もっとも治して欲しいこと : 交通事故により顔面(鼻、こめかみ、頬)を骨折し、
現在、開口障害、顔面の痺れに悩んでおります。
全身 : 気がふさぐ
顔面 : 顔面麻痺 頭痛 頭が重い 目が痛い 目が痒い
腰 膝 下肢 : 腰が痛い
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返事 :
>交通事故により顔面を骨折し、現在、開口障害、顔面の痺れに悩んでおります。
>顔面麻痺 頭痛 頭が重い 目が痛い
外傷による血行障害を漢方では「淤血(おけつ)」といいます。
淤血内留,血行不暢のために筋脉が養われず、顔面麻痺が起こったのですね。
おすすめの漢方処方
(1) 通竅活血湯(つうきょうかっけつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 背中痛
女 29歳
もっとも治して欲しいこと : 2ヶ月ほど前から顕著になりだしたのですが夜寝ている
時に肩甲骨の間のあたりが痛みます。
布団が固いのかと思いマットを購入し敷きましたが一向に改善されません。
ただし日中はさほど痛みを感じません。
一番ひどいときはその痛みで目がさめることもあります。
赤ちゃんがいるので、いつも抱っこしているのですが、それが原因でしょうか。
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返事 :
>夜寝ている時に肩甲骨の間のあたりが痛みます。
>ただし日中はさほど痛みを感じません。
漢方では夜寝てから痛むのは「気血凝滞」による痛みと云われています。
その原因は「気虚血少」といって、経絡の失養にあります。
>赤ちゃんがいるので、いつも抱っこしているのですが、それが原因でしょうか。
多分それでしょう。
昼の疲れが夜まで残ると夜間に背中の経絡の気血が停滞して空虚になるので痛みになります。
昼間の活動によって再び経絡の気血は回復するので痛みは減軽します。
おすすめの漢方処方
(1) [益蜀]痺湯(けんぴとう)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 脊髄損傷/下半身不随
男 53歳
もっとも治して欲しいこと : 足のしびれ
2年前に脊髄を損傷し下半身不随です。それによるしびれです。
手に支えがあればなんとか一人で歩ける程度です。
全身 : 下半身不随
足 : しびれ、むくみ
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返事 :
>脊髄を損傷し下半身不随です。それによるしびれです。
>しびれ、むくみ
これは外傷による「淤血阻滞痿廃」ですね。
神経損傷と組織損傷のうち阻害物質である「淤血」を除くことによって回復し得る
ものを最大限に回復させる事は残された大切な手段です。
おすすめの漢方処方
(1) 黄耆桂枝湯(おうぎけいしとう)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 下肢のリンパ浮腫
女 37歳
もっとも治して欲しいこと : 脚のむくみ(膝から下)。子宮がんの手術の後遺症によりリンパ浮腫。
右足が異常にむくみだし、歩くのも困難です。
脚の指、足首が動きません。ふくらはぎもパンパンです。
脚を高くして寝ている、弾性ストッキングも着用、メドマーも購入、
アロママッサージも一週おきに通う、理学療法にも週一回通院しています。
ぜんぜんよくなりません。悲しいです。
全身 : だるい さむけ 微熱 汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 白い めまい 頭痛 頭が重い 目が赤い 目がまぶしい なみだ目 鼻血 耳鳴り
口 唇 舌 : 舌がもつれる
胸 脇 : 動悸がする 胸が痛い 胸苦しい 胸やけがする 吐き気がある
腹部 : 胃の辺りが痛い
大便 小便 陰部 : 出が悪い
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い 肩の痛み
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い 膝が腫れる 脚が痛い
しびれる 足が冷える こぶらがえり むくみがある 足がだるい 足の裏がほてる
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返事 :
>子宮がんの手術の後遺症により、リンパ浮腫といわれました。
>脚の指、足首が動きません。ふくらはぎもパンパンです。
こういう例はよく耳にします。
手術の後遺症で経脉不通のところが出来て「淤血(おけつ)」となり、四肢が腫脹するのでしょう。
手術ミスによる淤血ではなくて局部的な気虚が原因で起きた淤血ですから「気虚血淤」といい、
気虚と淤血の両方を治さなければなりません。
淤血ですから血流と関係があり、症状は夕方になるにつれて重くなります。(朝軽暮重)
おすすめの漢方処方
(1) 桃紅飲(とうこういん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 手指のしびれ
男 42歳
もっとも治して欲しいこと : 頚性麻痺による左手、中指・薬指・小指の機能障害
全身 : だるい 気がふさぐ 怒りっぽい 半身不随(脳性まひで右手右足がやや不自由)
汗っかき(汗かきで、冷房は極度に嫌い) 眠ってばかり
顔面 : 顔面麻痺 少々
頸部 背 手腕肩 : 頚が凝る 手指がしびれる 左手は麻痺感 右手はしびれ
腰 膝 下肢 : 歩けないというほどではないが、歩き方を忘れてきている。
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返事 :
>頚性麻痺による左手、中指・薬指・小指の機能障害
>手指がしびれる 左手は麻痺感 右手はしびれ
「気がめぐれば血もめぐり、気が滞れば血も滞る」(気行則血行,気滞側血滞)
このように気滞が主因で血流障害が起こるのを「気滞血淤」といいます。
しびれが軽度の場合は先ずこれから疑われます。
そして気滞を起こす原因の多くは過去の風寒湿などの外邪の皮膚経絡への侵襲です。
風邪を完全に治しきらなかったり冷えや湿気から身を守らなかった事が原因です。
おすすめの漢方処方
(1) 羌活行痺湯(きょうかつこうひとう)・・・・・・・・(煎じ薬)
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★ 手指の痛み
女 **歳
もっとも治して欲しいこと : 関節炎
リュウマチの検査は、一応ネガティブでした。しかしながらリュウマチではないかと疑っています。
医者はPCのキーのたたき過ぎだろうと言っています(それも、一理あるかもしれません。)。
現在は、左右の手の親指、小指、右手の中指が痛みます。
腫れは無く、この症状は半年くらい続いています。
しかし、右手の親指の痛みはもう10年来かもしれません。
顧客との接待で、ビール瓶を取り落としたことがあります。
親指の付け根の関節が痛んで力が入らなかったからです。
両手とも、今のところ変形はしていないようです。
今年になってから、指の関節が痛むと同時に、少し熱っぽかった気がします。
悪寒も少ししていました。風邪気味かな、とも思いました。
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返事 :
> 腫れは無く、この症状は半年くらい続いています。
> しかし、右手の親指の痛みはもう10年来かもしれません。
このように長い期間続いている痛みは気血の凝滞です。
おそらく気虚または気血両虧が原因の血滞があったのでしょう。(気虚血淤)
おすすめの漢方処方
(1) 痺痛効霊丹(ひつうこうれいたん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 帯状疱疹后遺神経痛
女 34歳
帯状疱疹のあとの痛み : 左のへその横からぐるりと背中までです
1月前に出て今は枯れていますが、痛がゆいのがずっとあって、時々『ぐじゅぐじゅぐじゅ〜』と
いたいのが走ります
全身 : 気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 微熱 午後から熱が高くなる
汗をかきにくい 眠ってばかり
顔面 : 赤い 瞼がむくむ 頭痛 頭が重い 鼻がかわく 鼻血
口 唇 舌 : 唇が腫れる 口が苦い 口が臭い 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る
口が乾く
胸 脇 : 脇が痛い 脇が詰まった感じ 胸やけがする
腹部 : 臍の辺りが痛い 脇腹が痛い
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす 頻尿 咳をすると尿が漏れる
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 背中が痛い
腰 膝 下肢 : むくみがある
皮膚 頭皮 毛髪 : 発疹 湿疹 にきび フケ性 かゆい 若白髪
婦人 : 月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる
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返事 :
>帯状疱疹のあとの痛み
現代医学では帯状疱疹をウィルス性の病毒感染症と考えていますが、
漢方では感染し易い人と感染しにくい人がいることから体質にも注目しています。
>気がふさぐ 怒りっぽい さむけ 微熱 午後から熱が高くなる
>顔面 : 赤い 瞼がむくむ 頭痛 頭が重い 鼻がかわく 鼻血
>唇が腫れる 口が苦い 口が臭い 歯茎が腫れる 歯茎から血が出る 口が乾く
>脇が痛い 脇が詰まった感じ…………(肝胆経の通る部位)
>便秘と下痢をくりかえす
>下肢 : むくみがある
>湿疹 にきび フケ性 かゆい 若白髪
>月経量が多過ぎる 月経痛がある 血の塊が混じる
これらは全て肝胆脾経の湿熱の存在を示唆しています。
湿熱が経絡を阻遏した結果、血熱が生じ、久鬱して化火し、火毒内燔となり
営血を灼熾し、湿熱毒気が循経外溢して肌膚に相搏った為と考えます。
つまりウィルス性の外感毒邪之火と体質的な肝胆湿熱が搏結し、湿熱邪毒が皮下に
壅滞した状態なのです。
急性期が過ぎて湿熱が取れ、ウィルスが姿を消しても后遺神経痛が残るという事は
皮下組織に残った余毒のせいです。
湿熱毒がさんざんに気血を損傷していったからです。
おすすめの漢方処方
(1) 益気活血散淤湯(えっきかっけつさんおとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 尿失禁
男 69歳
もっとも治して欲しいこと : 1番目 尿意を催したとき我慢できなくて、漏らしてしまう。
2番目 夜は6〜8時間寝ているのですが、日中猛烈に眠気が襲う、午前と午後に2回くらいづつ、さらに大アクビが出る。
昨年、狭心症を患い、病院処方薬を飲んでおります。
その他の症状 : 間歇性破行症(右足) 70〜80m歩くとツライ休憩後よくなるが繰り返し。
最近右手首で、脈拍が感じなくなった。
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返事 :
>昨年、狭心症を患い
>間歇性破行症
>最近右手首で、脈拍が感じなくなった。
これより「血淤気滞」の疑いがあります。
おそらくは肥満のコレステロールによる血行障害で経脉の運行が不通となり、筋肉が栄養されないからでしょう。
>日中猛烈に眠気が襲う、午前と午後に2回くらいづつ、さらに大アクビが出る。
血淤気滞により陽気が脳まで伝わらないためでしょう。
>尿意を催したとき我慢できなくて、漏らしてしまう。
脳のみならず四肢や尿道の筋肉にまで陽気が届いていません。
おすすめの漢方処方
(1) 血府逐淤湯(けっぷちくおとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ ニキビ跡
女 23歳
もっとも治して欲しいこと : 中学くらいからニキビに悩み、大量のニキビ跡が消えません。(赤く残っています)
朝おきるとしょっちゅう顔がむくみます。
全身 : だるい 汗をかきにくい
顔面 : 白い 赤い 頭痛 頭が重い
口 唇 舌 : 口が臭い 歯茎から血が出る
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 喉が痛い 咳が出る ゼイゼイ音がする
胸 脇 : 動悸がする 胸やけがする
大便 小便 陰部 : 頻尿 切れが悪い
頸部 背 手腕肩 : 肩の痛み
腰 膝 下肢 : むくみがある
皮膚 頭皮 毛髪 : にきび
婦人 : 月経が遅れる
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返事 :
>ニキビ跡が消えません。(赤く残っています)
いわゆる淤血(おけつ)が残った状態だと思います。
血流をよくして汚れた血液を排除してはどうでしょうか。
これを「排陳致新」といいます。
おすすめの漢方処方
(1) 桃紅四物湯(とうこうしもつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 結滞脈
男 67歳
もっとも治して欲しいこと : 数十年来、痛風・糖尿病・高血圧と持っており、病院からの内服を続けております。
4〜5年くらい前より脈が結滞を起こすようになりました。多い時は3〜5回に1回止まります。
全身 : だるい 健忘症 怒りっぽい 汗っかき 不眠
顔面 : 赤い 頭が重い 目がかすむ 目がまぶしい なみだ目 目が痛い
口 唇 舌 : 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 切れにくい痰がある
胸 脇 : 動悸がする 胸が痛い 胸苦しい 脇が痛い 胸やけがする
腹部 : 腸が鳴る 食欲が無い 食べてもすぐ腹が減る
大便 小便 陰部 : 下痢 頻尿 咳をすると尿が漏れる 小便の出が悪い 切れが悪い
頸部 背 手腕肩 : 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : さめ肌
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返事 :
>数十年来、痛風・糖尿病・高血圧と持っており、
>脈が結滞を起こす……3〜5回に1回止まります。
>動悸がする 胸が痛い 胸苦しい
>手指がしびれる
血流が悪くなって生ずる粘稠な血液を「淤血(おけつ)」といいます。
それが心臓や血管に現れると病気も最終段階です。
加えて肥満もあり、血中脂肪の「痰湿」はますます血流障害を助長します。
血管の浄化を促す漢方薬を活血化淤剤といいます。
おすすめの漢方処方
(1) 活血湯(かっけつとう)加減・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 下肢痛としびれ
男 58歳
もっとも治して欲しいこと : 腰椎ヘルニア手術後より、左脚(お尻、太腿、)の痛み、向うずねの痛みとしびれがあり
全身 : だるい 気がふさぐ 健忘症 さむけ 汗っかき 不眠
顔面 : 普通 目がかすむ 目がまぶしい なみだ目
口 唇 舌 : 唇の色が紫色 口が乾く
喉 気管 : 喉が詰まった感じ 声がかすれる
胸 脇 : 胸苦しい
大便 小便 陰部 : 便秘と下痢をくりかえす 頻尿 夜間排尿が多い 切れが悪い 血尿が出る 痔が痛む
頸部 背 手腕肩 : くびや肩が凝る 肩の痛み 手指がしびれる
腰 膝 下肢 : 腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い しびれる 足が冷える 足がだるい
皮膚 頭皮 毛髪 : 湿疹 斑点(しみ) かゆい おできや化膿 にきび 抜け毛 フケ性
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返事 :
>腰椎ヘルニア手術後より、左脚(お尻、太腿、)の痛み、向うずねの痛みとしびれ
>術後は足の冷えもあり、10日程前より、電気毛布を入れて寝ております。
>唇の色が紫色
術後に何らかの原因で「おけつ(淤血)」が生じましたね。
淤血が経絡を塞ぐので気血の鬱滞・失温から痛み・しびれ・冷えが現れます。
微細な淤血を溶かして経絡を復活させなければなりません。
おすすめの漢方処方
(1) 桃紅四物湯加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 酒さ鼻
男 42歳
もっとも治して欲しいこと : 20年間酒を飲み続け、鼻とその周辺が赤くなってます。
赤くなり始めたのは30歳を過ぎた頃からです。
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返事 :
漢方では“酒さ鼻”といい、飲酒や辛辣物を過食してその熱が発散せず胃に内伏し、
肺へと上って鼻端を薫蒸したものです。
鼻には陽明(肺・胃)の経絡が現われているからです。
その熱血が外の風寒に触れて凝縮して淤血に変わっています。
おすすめの漢方処方
(1) 通竅活血湯(つうきょうかっけつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 腰痛
男 43歳
もっとも治して欲しいこと : 一週間ほど前から突然腰痛、および上半身の筋肉痛、首痛などの症状が出ています。
特に物理的な原因などは思い当たらないため、仕事上のストレスによるものではないかと自分なりに考えているのですが。
鼻水 クシャミ 喉が痛い 背中が痛い 腰が痛い 足が冷える
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返事 :
>一週間ほど前から突然腰痛、および上半身の筋肉痛、首痛などの症状
>仕事上のストレスによるものではないかと
精神的ストレスがあると、筋肉が固くなってギックリ腰を起こしやすくなります。
するとその一寸した「閃挫」からなかなか回復しません。
なぜなら元からあったストレス体質が気の流れを悪くしていて「気滞」を起こしているからです。
きっかけは重いものを動かしたり変則的姿勢の継続ですが、気の流れを良くしなければ腰痛は治りません。
おすすめの漢方処方
(1) 通気散(つうきさん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 頚椎症
男 歳
もっとも治して欲しいこと : 椎間板ヘルニアからくると思われる各部の痛みをとって欲しい。
痛みは首の後ろからのどにかけてが一番ひどく、次いで左顔面 それから喉の横から左肩にかけてです。
気がふさぎ怒りっぽい 左瞼がむくむ 耳も目も痛い 耳鳴りもする
口内炎がでる 口は渇かない のどが痛い シャックリがつく すっぱい水が上がる
左わき腹が痛い(結石のため) 腸がごろごろ鳴る 背中が痛い 腕のしびれ 左肩の痛み 腰が痛い
体全体に痒い おできや化膿がしやすい
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返事 :
頚椎の椎間板ヘルニアですね。
痛みの直接原因は筋肉の硬直ですから治る可能性はあります。
おすすめの漢方処方
(1) 加減葛根桂枝湯(かげんかっこんけいしとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ ケロイド
男 21歳
もっとも治して欲しいこと : 顔を擦りむいたところがケロイドになってしまい、そこを切り取って縫い合わせましたが
またケロイドになってしまいました。真っ赤でテカテカしてて、パンパンに腫れ上がり大きなシコリができてしまいました。
全身 : 気がふさぐ 眠ってばかり
顔面 : ちょっと赤い 肌が乾燥気味
口 唇 舌 : 舌苔が厚い 舌苔の中に赤い点々がある
腰 膝 下肢 : たまに手指がしびれる 足が冷える
皮膚 頭皮 毛髪 : 紅斑、水泡(手の甲) にきび(顔、背中)
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返事 :
> 切り取って縫い合わせましたがまたケロイドになってしまいました。
> 真っ赤でテカテカしてて、パンパンに腫れ上がり大きなシコリができてしまいました。
ケロイドの事を漢方では皮膚瘢痕といい、「金・刀・水・火之傷愈合後に起こる」事として問題にしています。
その原因は主に「気血の凝聚」にあり、淤血阻滞による瘢痕といっています。
「活血化淤,軟堅散結」の法によって淤血を消去すれば治癒する可能性があるでしょう。
おすすめの漢方処方
(1) 桃紅四物湯(とうこうしもつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
★ 膜性増殖性腎炎
男 16歳
もっとも治して欲しいこと : 小学校2年生の時の学校尿検査でタンパク・潜血を指摘され、腎生検を受けたところ、
「膜性増殖性腎炎」と診断。
パルス療法も含めたステロイド治療を行ったが効果が全くなく、副作用に苦しみました。
その後、病状は安定していましたが昨年夏から急激に悪化し、12月から人工透析となってしまった。
現在尿量も乏しくなってしまっており、水分制限もきついです。
まずは、尿量を増やしたいです。
さらに、腎臓をこれ以上悪くせず、機能が改善できたら、と思っております。
貧血もひどく、甲状腺の異常という2次的な病気も心配です。
全身:だるい 気がふさぐ 健忘症 怒りっぽい
顔面:(やや)白い 鼻が乾く
口 唇 舌:舌苔が(やや)厚い 口が(時々)臭い
喉 気管:切れやすい痰が(少し)出る
大便 小便 陰部:小便の出が悪い 尿の色が濃い
頸部 背 手腕肩:背中が痛い
皮膚 頭皮 毛髪:かゆい 湿疹 にきび
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返事 :
> まずは、尿量を増やしたいです。さらに、腎臓をこれ以上悪くせず、機能が改善できたら、と思っております。
次の文献に近似例がありました。
‥‥‥
膜性腎症 陳以平 『中医臨床』vol.26-no4(2004/12)99
主症:顔面や四肢の浮腫,胸腹脹満,小便少,息切れ,無力感,
舌には淤点や淤斑がある,脈細弦または弦渋。
治法:利水消腫・活血化淤
方薬:当帰芍薬散加味
白朮・茯苓‥‥‥健脾調中
沢瀉・車前子・陳葫芦・椒目‥‥‥利水消腫
益母草・当帰・沢蘭・赤芍・川弓・水蛭粉‥‥‥活血化淤
症例6
患者:男性,56歳。
経過:膜性腎症(U期,基底膜病変)。
全身性の浮腫を繰り返し,尿量の減少,大量の蛋白尿がある。
ホルモン療法では効果がみられず,利尿薬により毎日500ml〜700mlの排尿がある。
温陽利水・峻下逐水・健脾利水などの方薬を服用したが効果はなかったので来院した。
所見:全身性浮腫,腹脹満がひどく,胸悶・息切れする,食欲不振,尿量の減少,舌淡胖,
舌辺に淤斑がある,苔薄白,脈細弦。
弁証:湿淤交阻による気滞
治法:活血利水・行気破滞
方薬:益母草・莪朮・大腹皮・意苡仁・亭歴子・車前草30 沢瀉20 当帰・桃仁・仙霊脾
・白朮・猪苓・茯苓15 沢蘭12 台烏薬10 広木香9 陳皮6g
治療経過:服薬後,腹脹は徐々に改善し,尿量も漸次増加したので,原方を加減して継続治療中。
症状は安定している。
‥‥‥
水湿血淤の証として、おすすめの漢方処方
(1) 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)加味・・・・・・・・・・(煎じ薬)
(白朮・茯苓・沢瀉・車前子・陳葫芦・椒目・益母草・当帰・沢蘭・赤芍・川弓)
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