1. 脳梗塞
2. 脳溢血
★ 脳梗塞
女 55歳
経過 : 数日前に母が急性脳梗塞で倒れました。
ある同じ病気で悩む男性から牛黄が脳梗塞に良いと教えて貰いました。
インターネットで調べると牛黄には血圧下降の効果があるとの事ですが、
母は3年前に不整脈の為カテーテル手術をしました。
不整脈の影響による急性脳梗塞です。
血をサラサラにする薬は飲んでいたのですがあまり効果が無かったようです。
現在は流動食は食べられますが左半身が麻痺してます。
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返事 :
牛黄を中風に使う例は昔からあります。
しかしその中風は、「卒然と昏倒し、舌強ばりものを言えず、喉中には痰が塞がりゴロゴロと音がする。
四肢は少し引きつり、人事不省である。」
という状態を指しています。
つまり牛黄は「気付け薬」の役割です。
強心作用があったり、血圧を下げたり、出血を止めたりもしますが、
それはごく弱いもので、主作用は「人事不省を正気に戻す」ものです。
ですから卒中や中風で倒れて意識がない最初の時の薬です。
意識が戻ればもう牛黄は必要ありません。
別の、血栓を溶かす作用のある薬剤の出番になります。
> 3年前に不整脈の為カテーテル手術をしました。
こういう病歴があると、既に今日あることは予想できましたね。
不整脈の原因は漢方的にいうと、「心気虚弱」の体質ということになります。
「心気」の働きが弱いと血流が悪かったり、脈動に結滞が出たりします。
これを「気虚血[病<於]」の状態といい、血栓が出来る元になります。
脳梗塞による左半身麻痺は経絡の気血が虚した事による痺れ・萎縮に該当します。
<漢方まんだら>のページの中の
C-4[病<於]血>B-2心 [病<於]阻脳絡097
(血気が逆上すると脳内血[病<於]を起こす)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち“[病<於]血阻滞・[病<於]塞神明”(おけつが意識を阻害する)
という状態だと想像されます。
これに対しては“活血去淤・通竅醒脳”法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 補陽環五湯加減(ほようかんごとうかげん)
★ 脳溢血
女 74歳
病名と経過 :
去年の暮れに高血圧による軽度の脳卒中で入院し、一時は退院しましたが、
つい先日、今度はまた違う箇所で脳内出血があり、再び入院しました。
血管の老化とコレステロールの蓄積とが重なりこのような事態を招いたものと思われます。
血管の浄化を助け、細胞の活性化を促す漢方薬の処方はございませんか。
今の状態ではまた出血するのではないかと思います。
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返事 :
血の流れが悪くて停滞したり(血滞)、或いは血管から漏れ多出た出血を
漢方では「[病<於]血」(おけつ)といい、独特の見方を致します。
脳溢血もその中に含まれます。
昏睡状態ということは目下、おけつが脳内に存在すると言う事ですから、
([病<於]血内停,阻塞脈絡)
出きるだけ早く吸収しなければならない状況です。
(治宜活血化[病<於]法)
おけつを吸収する薬物を「駆おけつ薬」といいます。
> 血管の浄化を促すような漢方薬を
ご希望のような薬効を果たすのが活血化[病<於]法です。
これはコレステロールも含めて血流に関する総合的な改善を図りますから、
脳溢血・高血圧・高脂血症はとうぜん適応症となります。
今はともかく、おけつを取り去る事に専念すべきです。
<漢方まんだら>のページの中の
C-4淤血>B-2心 淤阻脳絡097
(血気が逆上すると脳内血淤を起こす)
の証パターンが可能性として考えられます。
即ち“[病<於]血阻滞・淤塞神明”(おけつが意識を阻害する)という状態だと想像されます。
これに対しては“活血去淤・通竅醒脳”法を採用するのが良いと思われます。
おすすめの漢方処方
(1) 通竅活血湯(つうきょうかっけつとう)・・・・・・・・・・(煎じ薬)
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