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硬さ基準片カタログ(このカタログはpdf資料請求のページからダウンロード可能です。) 

日本工業規格準拠 硬さ基準片 硬さのスタンダードブロック

硬さ基準片とは定められた硬サ基準に照合して決められた数値のカタサが表示されている基準片をいい、硬さ基準を維持し、且 活用するために利用されるものをいう。 吉沢武男 カタサ研究会資料34-130


1.硬さ基準片について
 各種の工業的硬さ試験の管理には、関連する諸要因、すなわちそれぞれの試験方法ごとに、圧子、荷重(静的および動的)、くぼみ計測、および試料などについて吟味が必要です。
 硬さ基準片は、上記の複雑な諸要因を、測定現場において、総合的にかつ明確に現示するための標準試験片です。従って、その特性として、まず第一に硬さ均一性が優れ、また、硬さの経時変化はなく、できれば実用材料と同じ材料特性を持つことなどが強く要求されます。
 小社は1939年、初代社長山本正一による我が国での硬さブロック創始の伝統を受け継ぎ、世界唯一の専門メーカーとして、内外のご信頼、ご愛用を頂いております。

2.品賛システムについて
 小社の硬さ基準片の品質マネジメントシステムについて、下記規格の要求事項に適合していることを、(財)日本品質保証機構により、1997.12.26付けで認証を頂いております。登録証番号JQA-2078 ISO 9001-2000/JIS Q 99001:2000

3.硬さ基準片の特性
 小社製の硬さ基準片の要目は、表1(裏面)に示す通りです。
3.1 材料及び製法
 材料はそれぞれの試験法に適合して、優れた硬さ均一性が得られるように原材料が選択されています。また中央偏析を避け、平材を使用しています。
 次いで、それぞれの形状に機械加工後、入念な熱処理によって安定な組織を得て、所要の硬さを現出します。
 この場合、特に我が国独自の規格であるHV換算によるショア硬さ基準片では、厳正な共析炭素鋼により厳密に一定の換算関係を得ています。熱処理完了後、測定精度向上の目的で研削、ラッピングおよび湿式バフなど適当な方法により、必要かつ十分な仕上げを行います。この場合、材質への影響には特に配慮するとともに、必要に応じ、顕微鏡組織を検査し、不良組織の混入を防止しています。
3.2 基準片の硬さ測定
 熱処理および仕上げ加工の完了した硬さ基準片は、ロット(20個)毎に、それぞれ硬さ試験によりバラツキを確かめ、同時に信頼できる計測基準による基準値の決定を行います。

4.硬さ試験機と硬さ基準片の総合精度

 硬さ試験機の総合精度を計量的に確かめるのは、力、圧子、くぼみ計測、運動条件等を個別に検査することが必要で、またそれらの諸条件の工業的整合性はISOを中心としております。
 一方、それらの個別的諸条件を総合的に確認するのが硬さ基準片による間接検査です。従って計量的正確性に対して材料的不確実性が加算されるのは当然です。小社製硬さ基準片は、材料、熱処理、加工にBESTを尽くしております。(表2参照)

5.基準片の使用方法
5.1 硬さ基準片の選定
 
硬さ試験機の総合的な精度検査には、使用範囲に互って少なくとも3段階の基準片により間接検査を行います。日常的にはし使用頻度の高い硬さ水準を選びます。
さらに要求精度の高い場合には、同一水準について複数の硬さ基準片を使用します。
5.2 一般的注意事項
 
硬さ基準片により硬さ管理を行う場合、その前に試験機の間接検査を行うことが必要です。
 測定点数は少なくとも3点とし、X-R管理図法を実施します。測定位置は常に測定面の全面を代表できるようにします。
 硬さ基準片は、製造番号(側面)、硬さ基準値、検査時期などてん付検査票と照合します。なお、基準片の有効期間は5年以内とされていますが、保証期間は、検査年月日より3年間と致しております。
 また基準片の表裏面の疵、付着物、再加工などは、厳禁です。(アンビルについても同様)

 

6.耐用度
 硬さ基準片はその種別にかかわらず、十分な熱処埋によって硬さの経時変化はありません。しかし押圧による圧痕周辺部の加工硬化により、その耐用度には自ら限界があります(圧痕間隔:4d)。このため使用面を分割することが推奨されています(参照)。特に高精度を必要とする場合は表3約2分のlをお奨めします。 

  

 2001.01.15

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