里山の生活誌
捨てられた谷津田の復元
里山環境生物学研究所
谷津田の完成(1999年11月)
一時はどうなるかと思った開墾作業も,この地に永住してからは,さすがに順調に進み,この夏にはついに一応の姿ができあがった.まだやることはいろいろあるが,これで来春の田植えがまがりなりにも始められるはずである.
池になってしまった!!(1998年4月)
水路の部分を広げていき,水の落ち口の土手を少し高くすると水位が高くなって,島もほとんど隠れてしまう.一見,池のようになってしまった.そこで,しばらくは池としておくこととし,ドジョウを20匹ほど手に入れてこの池に放した.もともと,ここにはドジョウとザリガニとメダカとゲンゴロウとフウセンムシとアメンボが居る.最近ではカエルがしっかりと産卵し,オタマジャクシが目立っている.オタマジャクシは面白いことに水位の浅いところに集まっている.決して深いところには行かず,またばらばらにもならずにしっかりと集まっている.こうした池があると,いろいろな生きものがやってくるので面白い.
水路をつくる??(1997年10月)
谷津田の開墾も、この夏は葦の勢力に驚いてやる気をすっかり無くしたが、涼しくなってきてからまた少しずつ作業を始めた。すでに出来上がっていたたんぼの輪郭部分の水路に加えて、今回は内側を掘り下げる作業をしたが、端から掘るのも面白くないので、あちこちと水路を掘り進み、小さな島をつくっては楽しんでいる。島と島の間はどれもひととびに跳んで渡れる距離にした.だんだんと水の部分の面積が増えていくにしたがって,この水を目当てにした鳥たちも姿をみせるようになり,あたりの雰囲気がなんとなしにバラエティーに富んできたようである.
前途、ほど遠し(1997年2月)
開墾を初めて1カ月,谷津田の上の畑から眺めてみると,どうやら全体の輪郭ができあがってきたのがわかる.奇妙な形の谷津田となっているが,右手の手前の細いところが水源である.左側には地主が流し込んだ砂利の斜面の一部が見えている.水が流れるその先は広い谷津田につながっているが,ここも今では放棄されて,一面の葦原だ.右側の斜面はその上が雑木林につながっている.一応,外側の水路をつくったために全体の輪郭ができあがったが,これからはその内側の部分を掘り下げることとなる.たんぼの姿になるのはいつのことだろうか? 前途,ほど遠し!!
開墾を始める(1997年1月)
前まえから気になっていた斜面の雑木林の下の昔の谷津田を、とうとう開墾始めてしまった。この場所はお隣さんの廃材処理業者のところだが、自由に使ってもらって結構だという.谷がしらといっても小さなもので、昔も小さな谷津田だったのだろうが、今では地主が一部に土砂を入れてしまったので、この谷津田もますます小さくなってしまった.でも、一人で開墾するにはころあいの大きさかもしれない.長年放棄されていたため、ヨシの根がひどい深さにまである.一段掘り下げないと、どうしようもない.なにしろ、多くても隔週ごとの機会しかないので、完成するのは当分先の話になりそうだ.
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