不破耕助の鑑察日誌 |
ファイル2 恐怖、人間発火事件 脚本 大石哲也 監督 佐藤東弥 1998.7.20 Up
| STORY
春の選抜野球大会有力候補の天神学園野球部の取材を、先輩の淳平から押し付けられた耕助は、野球部コーチ西田の自然発火焼死事件に遭遇する。部員がもらした「黒岩ののろいかも・・・」という言葉から、新聞部は1年前練習中に事故で死んだ黒岩について調査を始める。 そんな中耕助は、野球部監督の妹、五代美香の「野球」に対する思い入れに興味を抱く。そして、美香が死んだ黒岩の彼女だったことを知る。 数日後、また、黒岩の事故に関わる野球部員が、謎の自然発火によって焼死した。静電気とリンを利用したトリックを見破った銀狼だが、今度は、絶対に起こるはずのない屋外で自然発火し、キャッチャーの飯島が殺された。 |
| 今回のキーワードは「シスコン耕ちゃん」。野球部の取材を押し付けられて姉を頼るわ、姉の電話に聞き耳を立ててイチャモンつけるわ、本当に姉ちゃんが好きなんだねぇ。そんなだから夕飯の仕度も一人でやる羽目になるんだよ。しかし、エプロン姿が実に板についてましたねー。前回のライダースーツも似合ってたけど、こっちの方が断然イイ!私もおいしいビーフシチューを作ってくれる弟が欲しいぞ!
それと、耕ちゃんの得意科目が科学ということが判明。私は生物・科学・物理・地学・・・と、とにかく「理科」と名のつく科目がすべて苦手だったので、「リンは低温で発火する」ということを知っている耕ちゃんを尊敬してしまいます。 新聞部のみんなにも「すごいじゃない!」とほめられる中、「科学の知識があったって、それを活かす行動力がないからね」という姉のキツい一言。その時は分からなかったけど、理科室のシーンで「人を傷つけるようなこと、平気で言っといて勝手なこと言うなよ!」と珍しく怒ってたので、よっぽどグサッときてたらしい。どうも「姉」というものは、弟に対して何を言っても大丈夫と思っている節がある(うちの姉弟だけかもしれないが・・・)。そうやって、弟は言葉の暴力に強くなっていくのである。 ところで、今回の耕助の演技、思いっきり「堂本光一」してる部分が多々あった。子供たちと野球をしてるとき、空振りして美香に「ちゃんとボール見てー!」と注意されると、照れ隠しか、キャッチャーに「ちゃんとボール見ろよ」というところ、家のドアを開けて「今帰った」とご主人様気取りの帰宅シーン、マッチの原料にリンが使われていることを知っていて、新聞部のみんなに「すごいじゃない!」とほめられ、空気をつかむようなしぐさをしながら、「当たり前じゃない!」と言うところ・・・。顔が素の「堂本光一」になってましたよ。役者としてほんとは良くないんでしょうけど、私の中の堂本光一のイメージが、不破耕助のキャラクターと重なる部分が多いので、「ま、いいんじゃない?」と思ってしまうのは、ファンのひいき目以外の何者でもありません。 今回の一押しのシーンは、ラスト近くの夕暮れのシーン。理事長を思いっきり殴ろうが、黒岩の事件のことで加害者が裁かれようが、もう美香は帰ってこない。やりきれなさを胸に一人たたずむ耕助。「耕ちゃん・・・」と後ろから声を掛ける冴子の肩に顔を埋め、声を殺して泣く姿に、お姉さんは母性本能をくすぐられっぱなし・・・。 そして、結局「シスコン耕ちゃん」のまま、話はおわるのでした。 |
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