鑑察日誌 mini



2005/01/18
作品名:ゴジラvsモスラ  出演者:篠田三郎 (深沢重樹役)

 今回は東都大地質学教授の深沢重樹役。作品が作品なだけに特に活躍する場面もないだろうと思いながら見始めました。

 登場シーンこそ篠田さんらしい笑顔が見られて喜んだのですが、事態が悪くなり緊張が走り出した時点から険しい顔つきになります。ま、そりゃそうよね、ゴジラやバトラが暴れてるときにニコニコしてたら”怪しい人”だもの。分かってはいるんだけど、このままの状態で終わってしまうのかぁとちょっと落胆。

 ところが、深沢教授が富士山の火山観測所に行ったところからちょっと様子が変わってきます。国家環境計画局の中では南野局長@宝田明さんが一番偉かったのでそれほど目立ったなかった深沢教授ですが、火山観測所では教授が一番偉いらしくテキパキと指示を出していきます。事態が緊迫してくるとともに顔つきもキリリと引き締まり、どんどんカッコよくなる深沢教授。避難の途中で倒れている親子を見つけて真っ先に飛び出す姿は主役並みのカッコよさ。その後、危険を顧みずヘリコプターからゴジラを偵察するシーンまでありました。やっぱりヒーローにヘリコプターは良く似合う・・・。登場シーンで穏やかな人柄を表していただけに、余計に頼もしく見えます。

 篠田さんのあの笑顔がもちろん一番好きなんだけど、カッコいい篠田さんも大好きなわけで・・・。期待してなかった分楽しめました。でも一番印象に残ったのはラストのモスラが旅立っていくシーン。あんな大きな生物が羽をバタつかせて飛び立っていくわけですから、当然強い風が吹きます。それにあおられないようにと全員後ろに下がるのですが、深沢教授は隣にいた奥さんを左手でかばうように下がっていきました。。誰もそんな仕草を見せない中(さすがに主役の別所さんは子供をかばってたけど)これがすごく自然でさりげなくて・・・いや〜、奥さん役の田中好子さんがうらやましかった。なんだかんだ言っても”優しい”っていう形容詞がピッタリの篠田キャラが好きなんだなぁ(*^。^*)。


2004/09/26
作品名:十三通目の手紙  出演者:篠田三郎 (和田役)

 今回の篠田さんは元テレビ局のプロデューサー・和田役です。現役時代は敏腕と呼ばれていたそうで、タレントからは”和田詣で”なる儀式もあったそうな・・・。しかし、仕事で理不尽な目にあい、今は仕事を辞めて第二の人生を探している最中です。

 篠田キャラと言えば”いい人”ってことで、今回の和田さんも”いい人”です。でもただ”いい人”ってだけじゃない。人間を長くやっていると当然嫌なこともあります。時には人を傷つけたり蹴落としたりしなきゃいけない場面だってあるでしょう。逆に傷つけたり蹴落とされたりすることもあります。そんなときは誰だってくさったり、落ち込んだりします。和田さんはちょうどその時期で、ちょっと人生投げやりになっている感じ。このあたりが今までにないキャラで、すごく自然体で人間くさくて、非常に好感が持てました。もともと”ひねくれ者”や”哀愁背負っているキャラ”に弱いので、私としてはかなりポイント高し!。

 なんて言いながらも、”篠田さんを見る上で一番のおすすめは?”と聞かれたら、迷わず”ラスト近く佐藤(森次さん)と握手する寸前の笑顔”と答えてしまう。過去にあった嫌なことも佐藤さんとのわだかまりも全部洗い流してすっきりした和田さん。この映画で初めて見せた心からの笑顔にクラクラしてしまいました。あ〜ぁ、”いつもと違う篠田さんが見たい”なんて言いつつも、最後はいつもと同じように篠田スマイルにヤられてしまうのね。・・・っていうかいつもと違うキャラだからこそ、その笑顔がまぶしいのか?。どちらにしても大画面で篠田スマイルが見られて満足です(*^。^*)。作品自体もテンポがよくとても面白い話でした。


2004/09/05
作品名:マヤの一生  出演者:篠田三郎 (久保役)

 この作品はアニメなので、篠田さん出演といっても声のみです。声優さんも数多くいるというのになんで篠田さんが声をあてているんだろうと思っていましたが、「神山征二郎」という監督名を見て納得。篠田さんは神山監督のお気に入り俳優さんの一人らしく、映画「さくら」「遠き落日」・舞台「枯れすすき」と、自身の作品で篠田さんをよく使っています。

 物語は第二次世界大戦に入る直前から終戦までの、鹿児島で育った紀州犬・マヤの話で、篠田さんの役はマヤの飼い主・久保です。職業は教師というだけあって人当たりよくて優しいのですが、自分が正しいと信じたことについては他人に何と言われようとその考えを曲げないという面も持ち合わせています。このことで「強情っぱり!」と言われ煙たがられたりもするのですが、この”強情っぱり”が篠田キャラでは今までにない形容詞でなかなか新鮮に聞こえました。

 今回の久保さんは今までのキャラで言うと、「森の学校」のお父さんが一番近いですが、森の学校より若干優しそうな感じかな?。でもただ優しいだけじゃないってところが良かったです。優しいだけじゃ物足りないですからね(^^;;。見る前は”なんでアニメに篠田さん?”と思いましたが、見はじめると”篠田さんじゃなければ”と思えてきます。ファンの贔屓目なのは百も承知ですが、それでも篠田さんの声が久保というキャラクターに深みを与えていたように感じます。つくづく、これが実写でないのが残念です。子供に対して何とも言えない優しい表情を見せる篠田さんが、どういう顔をされるのかが見たかったです。 


2004/08/08
作品名:あさき夢みし  出演者:篠田三郎 (庶民の男役)

 逆光だったり布越しで撮影していたり・・・となかなか俳優さんの顔を判別しづらい作品だったが、それでも篠田さんは分かるだろうと思っていた。顔は見えなくても声で区別が付くだろうと思っていたのですが、結果は惨敗。もしかして、セリフなし?・・・と思いもう一度見直してみた。

 今回篠田さんは、蒙古襲来を防ぐ若者の借り出しを嫌がって逃げ出す庶民の男役。オープニングを除いて最初にアップで登場した役にも関わらず、初見では「これが篠田さん?」と思いつつも、すぐに「あ、違う・・・」と否定してしまった。理由は声が高かったから。30年も前の作品なので、今認識しているよりも高い声だろうとは思っていたが、これが裏返る寸前ぐらいの高い声でここまでは想像していなかった。しかし、その高い声のおかげでこの男の”自分一人では逃げ出すこともできず、ただ呆然としているだけ”という、気弱で情けない部分が表現されていたと思う。

 篠田さんの演技をいろいろ見てきたが、声を変えての役作りを見たのはこれが初めて。まぁ、普段とまったく違う声を出しても大丈夫だったぐらい出演時間が短かったということですが(^_^;)。篠田さんについていつもと違う面が見られたということで、私にとって記憶に残る一作。


2004/07/19
作品名:私鉄沿線97分署 #72 ココは何処?ワタシは誰!?  出演者:宮内洋 (河村医師役)

 今回は脳神経関係のお医者さまの役。最初の出番ではカメラアングルが悪く、なかなか宮内さんの顔がなかなか拝めない。声はするのに顔が見えず、画面の役者さんに「すみません、ちょっと寄ってもらえますか?」と言いたくなった。お医者さまなので白衣での登場だったのですが、途中紺のスーツで現れた宮内さん。一瞬”今回の役って刑事さんだっけ?”と思ってしまった。お医者さんだから当然貫禄はあるんだろうけど、宮内さんのかもし出す貫禄はお医者さまのそれとはちょっと違うかも?。やっぱり宮内さんには刑事役がよく似合う。

 最初の出番で”ただの医師役なんてもったいない”と強く思ったのですが、これはどうも存在感がありすぎたためか(or 私が宮内さんしか見ていないためか(^_^;))?。出番を重ねるごとに非協力的な態度からその存在感はどんどんふくらみ、”絶対ただのお医者さんじゃないよね?”と思ったら、やっぱり事件の犯人役でした。”これで犯人=メインキャストじゃなきゃ嘘だ〜!”ぐらい思いながら見ていたので、ある意味安心しました。こんなこと思いながら見ていたので、並みのサスペンス見るよりドキドキしたよ(^^ゞ。

 捕まったとき、記憶を取り戻した女性に「これで退院だね」と言う河村。私としては”自分が病院を去るまで(近日中)に退院させるという約束を守った”という医師としての河村の自信を言葉で表してほしかったなぁ。でも、珍しいお医者さまの役が見られて満足(*^_^*)

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