鬼平犯科帳 鬼平犯科帳との出会い |
| 「鬼平犯科帳」といって思い出すのは、高知で勤務していた頃の上司。この上司は私と4歳違い、時代劇が好きな人で、出張での移動中に降りた駅で、大画面に映る「桃太郎侍」に思わず足を止めてしまったというエピソードの持ち主です。こんな上司の大のお気に入りが「鬼平犯科帳」でした。 同じ職場の先輩も「鬼平はいいよ」と薦めるので、”そんなにいいなら・・・”と見てみることにした。どのシリーズの、どの話か、まったく覚えてないんですが、「因果応報」がテーマの話だった。自分から見ようと思ってチャンネルを合わせた割には、本を読みながら見てたもんで、チラッ、チラッとしか見てなかったけど、極悪人が逆恨みしている平蔵に「果たし状」を出したシーンには笑ってしまった。”鬼へいへ”とちゃんと宛名が書いてある。この時代、何があったかは知らないが、極悪人の道をたどる人が、ちゃんと寺子屋に通っていたとは考えにくい。にもかかわらず「鬼」という字をちゃんと漢字で書いているじゃないか!にもかかわらず、なんで「へい」は平仮名なのか?「鬼」よりずっと簡単なのに・・・。 これを上司に報告すると、「さすが、目の付け所が違うね!」と言われたが、翻訳すると「そんなことより、人間ドラマをちゃんと見ろよ」だったらしい(後日そう言われた)。ただそのあと「時代劇なのに立ち回りもなくて、いきなりの物悲しいギターのエンディングが、時代劇っぽくなかったですね」というと、「それが鬼平のいいところよ」とご満悦な様子だったので、機嫌を損ねずにすんだようです。 それから、鬼平を見続けたかと言うと、それっきりでほとんど見ていませんでした。ところが、今年に入って宮内洋にハマり、鬼平にゲスト出演しているということでビデオを借りてきたら、なんとあの篠田三郎が出てるじゃないか!それもレギュラーで。 今、私は高松支店で勤務しているんですが、高知支店に電話をしたついでに「初代酒井役が篠田三郎と知っていたら、もっと真剣に鬼平見たのにー」と言ったら、「篠田三郎って・・・?」という答え。「ウルトラマンタロウの人です」と言っても分かってもらえず、中村吉右衛門版鬼平最終回の回想シーンで篠田さんが出てたので、「あの猫八助けた人です」と言うと、「あの人、タロウしてたの?」と言われました。 人気番組「ウルトラマンシリーズ」の主役はってた人だし、年取ってもイメージの変わらない人だと思ってたんですが、やっぱり人によって印象度って違うんですね。私にとっては初めて好きになった俳優さんということで、強烈に印象に残ってるんですが、「すりこみ」に近いものかもしれませんね。 このホームページは、「私の好きな俳優さんを中心に」ということで始めたんで、どうしても篠田三郎に目が行くけど、今回は上司の言ってた”人間ドラマ”にも着目していこうと思って・・・・・・たんですが、やっぱりどうしても変なところに目が行ってしまう。まったく鬼平ファンには申し訳ないぐらい。つくづく、自分のことを「性格ゆがんでるなー」と思ってしまいました。
(1998.7.20)
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