坂井市古城マラソン’08


2008年6月15日(日)
コース:丸岡町
カテゴリー:ハーフ 40歳以上男子
ゼッケンNo.:511
結果:1時間55分54秒 69位(86人中)


撮影:ナガレくん(チームDANDAN)

モチベーションの上がらない日々が続いていた。
ランの練習は全くしていない、というかヤル気にならなかった。
最後に走ったのは…、3月の駅前マラソンだ。
うひゃ〜2ヶ月半も練習なしで、いきなりハーフ本番か?

ハッキリ言って走るのやめようと考えていた。
走れるわけがない、気持ちが乗らない、こんな状態でハーフを走れるわけがない。

数日前、そんなボクにチームDANDANのミヤガワさんがメールをくれた。
「モチベーションが上がらないなら、マラソンはキャンセルして気分転換にMTBの走行会に行こうよ」
毎週日曜日には、ついんずの朝練があるのだが、時々ゆっくりサイクリングやMTBのイベントもあるのだ。
同日はMTBでダブトラを走る走行会。
ミヤガワさんはそれに行こうと誘ってくれたのだ。

これには気持ちが揺らいだ。
でも、すぐには返事を返さず悩んでいた。
答えはでているようなものだったが、何だか不思議な感覚で、ミヤガワさんの誘いを保留していたのだ。

*
前日の土曜日は休みだったので、気分をリフレッシュしようと一人朝練をした。
といっても自転車の朝練、悩んでいてもランの練習ではない(苦笑)。
モチベーションが上がらないまま走り出したのだが、梅雨入り前の低い湿度と20度弱の過ごしやすい気温が気持ちよかった。
走り出しからどんどんと気分が乗ってきて調子よくなっていった。

久々に金谷トンネルへの1.8kmの上りをタイムアタックしてみた。
春先の調子よかった頃と遜色ないタイム。
体調は悪くないようだ。
下ったあとも気分良く走り、なんだかやる気が少し上がってきた。

きっと温度と湿度が快適だったからだろう。
天気予報で明日の状態を調べると、今日と変わらないようだ。
例年の古城マラソンは暑くて厳しいレースになるのだが、快適に走れると分かると、乗ってきた気分との相乗効果でハーフを走る気になってきた。
ミヤガワさんにはお誘いのお断りメールを送り、休日をゆっくり過ごして本番に備えた。
時間をおかず、丸岡に住むナガレくん(チームDANDAN)にメールを送り、マラソン中自転車を置かせてもらうようお願いした。
二つ返事でOKをくれたステキなチームメイトです。
もちろん、ミヤガワさんも。


写真(右)はナカムラさん(TeamDANDAN)


*
当日はロードで丸岡へ向かった。
ずいぶん早い時間帯に会場に着いたので、ハーフコースの下見に出かけた。
5kmの折り返し地点を右折し、田園の中を進む。
風景が変化しないあたりが精神修行となりそうなコースだ。

コースはロードレースコースを逆方向に進む。
自転車ではあまり感じない緩い坂がランではきつそうに思う。
のぼりは曽々木まで長く続き、今度は下る。
ここらでペースアップしておきたいと思うが、そのときに足と相談しよう。

折り返しは果たしてどこか?
緩い坂を下る、下る、ずいぶんと下る。
ゴルフクラブへの曲がり角まで下ってやっと折り返しだ。
そして、10kmの看板。
「え?ここでまだ10kmなの?」
ずいぶん途方に暮れた。

折り返し、次は再び田園の中へとコースは左折する。
ここもずいぶん長い平坦路だ。
コースは再び曽々木へと戻るが、受付時間がなくなってきそうだったので、曽々木ではなく会場へ向かった。

復路はロードレースコースと同じ曽々木を登る。
約15km地点がそこにあたるが、きびしいポイントとなりそうだ。
2時間で完走できれば御の字か?

受付を済ませ、ナガレくんのお宅へ向かう。
会場から約1kmのロケーションだ。
ロードレースのときもいつもお世話になっている。
ご夫婦で笑顔で迎えていただいた。
おまけにアミノバイタルProまで差入れしてくれて。

ナガレ宅に自転車を置かせてもらい、アップがてら会場へと戻る。
会場ではチームDANDANのナカムラさんと会う。
同じDANDANジャージなのでお互いにすぐに見つけられた。
ナカムラさんもハーフを走る。
奥さんの応援付き。


よく目立つDANDANジャージ

二人で後方に並んでスタートした。
「目標は2時間」
と言っていたナカムラさんだったが、スタート直後ダッシュして前に行った。
ボクは練習不足なのでムリせずゆっくりスタート。

5kmを28分ペースで行けば、目標の2時間を切れる。
ずいぶんと楽なペースなので、気がラクだ。
体感的には6分/kmくらいの遅さに感じていたが、それでも焦らなかった。

沿道でナガレくん夫妻が応援してくれていた。
カメラを構えてくれていた姿が遠くから確認できたので、コースを変えて手を振って近づいていった。
「DANDANジャージはよく目立つので、遠くからでもすぐ分かりましたよ」
とナガレくん。
こういう応援はとてもうれしい。
今まで不足していたモチベーションが急上昇。


遠くからでもよく目立つ

2.5km地点、13分06秒。
意外と悪くない。
というより、体感していたスピードより速い。

田園地帯に入り、777番のおじさんをペースメーカーにする。
速すぎず、遅すぎず、ちょうどいい一定ペースをきざんで、気持ちよく走れた。
なかなか走り慣れた人なのだろうと推察。

5km地点、26分21秒。
ロードレースコースに入り、ゆるい上りが長く続く。
ペースを落とすランナーも増える中、777番のおじさんのペースは相変わらず一定。
曽々木の坂まではおじさんのおかげで気持ちよく走れた。

下り基調になって、下見の時に考えていたペースアップを実践してみた。
777番のおじさんとはここでサヨナラ。

10km地点、52分49秒。
ほぼ一定ペースを維持している。
自分でも怖いくらい、機会のように正確だ(?)
折り返し手前でナカムラさんとすれ違いハイタッチ。
いいペースで前を走っているようだ。

田園地帯では、遠くに見えるランナーに追いつくことを目標にしたが、追いつけそうでなかなか追いつけない。
後ろから軽快な足音ともに女性ランナーがボクを追い越した。
この特急列車にボクは即座に乗っかった。

女性ランナーの足取りだけを見て、同じピッチを刻んでみた。
すると、さっきまでなかなか追いつけなかった前のランナーにあっと言う間に追いついてしまった。
女性ランナーというのは同じペースを維持するのがとてもウマイ。
尊敬する。

やっとおいついたのだが、急勾配の短い坂が目の前に現れ、ボクは失速。
女性ランナーには置いていかれ、追いついたランナーにも再び離された。
追い打ちをかけるように曽々木の坂が目の前に現れた。
坂の途中で15km。
1時間19分47秒。
失速で少しタイムをロスした。
ロードレースでも古城マラソンでも曽々木の坂は壁のようにボクの前に立ちはだかる。

タイムロスは15km過ぎから顕著になった。
例年に比べ涼しいとはいえ、やはり季節的には暑い。
脱水だけは避けようと、給水ポイントでは水分補給をしっかりしてきたつもりだったが、さすがにエネルギー切れか?

そういえば、パワージェルをジャージのポケットに入れていたのを忘れていた。
あと5km地点なのにこんなところで遅めのエネルギー補給。
そして、頭から水をかぶって冷却。
ついでに少し歩いた。

あと4km。
長い距離ではないと頭では考えるが、進まない風景に体力も落ちていく。
でも、まぁ、2時間は切れるだろうとお気楽に考えた。
ペースメーカーにしていた777番のおじさんに再び抜かれてしまったが、もう付いていく体力はない。

あと2km。
給水所は片づけが始まっていたが、スタッフの人から大きな声援を受ける。
この声援になぜかうれしくなってペースアップ。
意外と走れる足がまだ残っていた。

あと1km。
このペースを維持することはなんとかできそうだ。
前にいるランナーを抜けるかな?
一人抜いた。

もう一人…
と、その人もペースを上げたので抜くのはムリだった。
ゴール前ではナカムラさんの奥さんがカメラを構えていてくれた。


撮影:ナカムラ夫人

練習不足、不安、モチベーション欠落。
いろんな要素を跳ね返し、1時間55分でゴール。
上出来の結果だった。

ちなみにナカムラさんは1時間48分。
お互いに健闘をたたえ合い、ゴール後のうどんをすする。
かつおだしとよく効いた塩分が疲れたカラダにしみわたる。
「あ〜、なんでこんなにウマイんだろ?」
このうまさはマラソンを完走しないと味わえない味だ。

ナカムラさんと別れ、ナガレくん宅に戻る。
涼しげな木陰のテラスでお茶をごちそうになった。
「ハーフのベストタイムはどのくらいですか?」
ナガレくんの質問に過去のデータベースを呼び起こすと、そういえばハーフで2時間を切ったのは初めてだ。
フルマラソンのハーフ地点では1時間47分くらいだったが、ハーフの記録としては自己ベストだ。
意外なオマケも付いて、すっかりモチベーションは回復したのだった。

リザルト