自己検診のススメ




現在の医学の進歩により
がん=不治の病というイメージから
がん=不死の病というものに、変わりつつあります。
もちろんそのためには、早期発見が最大のキーポイントとなります。
その中でも乳がんは、早期発見、早期治療さえ施されれば
完治可能ながんともいわれています。
「年に1度専門機関で検診を受けているから大丈夫」は要注意です。
そのときは異常がなくても、翌月にしこりができて気付かずに過ぎると
次の検診までの11ヶ月でしこりが大きくなってしまいます。
毎月ちゃんと自己検診をしていれば
しこりの大きさが1cmにもなれば、大抵は気づくはずなのです。
どうか「私は大丈夫」と思わずに必ず毎月自己検診をしましょう。




毎月生理が終わってから3〜4日経過した頃、閉経後の人は、毎月同じ日を目安に行ってください。



鏡の前で視診
両手を上げた状態と、下げた状態で左右の乳房に変化がないか見てみましょう。
●左右の胸の大きさ、乳頭の向きに変化はないか。
●乳房の皮膚にくぼみ、ひきつれはないか。
●乳頭に湿疹、ただれはないか。
●乳房全体が赤くなっていないか。
●腋の下のリンパ節にしこりはないか。

横になって触診
マクラを抜き、あお向けに寝ます。バスタオルなどをたたんで、背中の下に入れると良いでしょう。
●片方の腕を頭の下に置き、もう片方の4本の指の腹で、乳房を肋骨に触れるくらいの強さで、脇から乳房に向けてすべらせ、しこりがないか調べます。
●同じように、4本の指の腹で、乳頭を中心に円を描くようにすべらせ、しこりがないか調べます。
●乳頭をつまんで、分泌物がないか調べます。

主な乳腺疾患と特徴
乳腺の四大疾患と言われる病気の特徴をあげてみます。乳腺炎は授乳中の方に多く、こちらも早期治療が大切です。
病名 好発年齢 痛みの有無 しこりの性質
乳がん 40歳以上 痛まない 硬い、動かない
乳腺症 30〜40歳 痛むことが多い 軟らかくて凹凸が多い、境界が不明瞭、多発することがある
繊維線種 20〜30歳 痛まない 境界が明瞭でよく動く
乳腺炎 25〜35歳 強く痛む 軟らかい、境界が不明瞭

乳がん発生部位と頻度
乳がんは両乳房とも乳首より外側の上部に発生しやすいので、特に注意して調べましょう。
(資料)国立がんセンター



万が一なにか見つかったら
●脇や乳房にしこりがある・・・・・・・・・・どんな小さなしこりでも、見つけたらすぐに病院で診てもらいましょう。それが必ずしも乳がんとはかぎりません。良性と悪性の見分け方のひとつとして、丸くコロコロとよく動くしこりほど、良性。不規則な形でゴツゴツとしている、そしてしっかりと根づいていて動かないしこりほど、悪性の可能性が高いそうです。
●乳頭から血の混ざった分泌液・・・・・早期乳がんの初期症状として、血性の分泌液が出ることがあります。YUKI もこの症状が出たことによって、乳がんを早期で発見することができました。しかし、乳頭腫など、ほかの良性の病気でも同じ症状が出る場合があります。良性と悪性の見分け方のひとつとして、分泌物が1つの穴から出ている、分泌液の色が血液に近いほど悪性の可能性が高いそうです。
●その他、なにか異常を感じたら・・・・・迷わず病院で診てもらいましょう。その際は外科(乳腺外科ならなお良し)で診てもらうようにしましょう。内科や婦人科ではありませんのでご注意ください。