代車(借り物)日記〜今まで借りた代車や、レンタカーの日記(インプレッション)です〜
フォルクスワーゲン ゴルフ 2.0GLi (III型,1994年式)

今回のフォルクスワーゲンゴルフ
今回は、代車ではないのですが、ちょっとしばらく借りて乗る機会があった、
94年式フォルクスワーゲンゴルフです。
<データ>
1974年。独フォルクスワーゲン社が基幹車種であるビートルの後継としてリリースされたクルマ。
平凡なハッチバックのスタイルではあるが、作りの良さ、基本設計の良さから、世界的にこのテのクルマの
スタンダードと言われるクルマにまでなったものである。
このゴルフ自身、1974年に発表された初代(I型)、83年の2代目(II型)、91年の3代目(III型)
そして現在は、98年に発表された4代目(IV型)が現行として販売されている。
今回乗ったIII型は、本国ではエンジンが1.4リッターから存在するが、日本に正規輸入されたのは、
基本的には、1.8リッターのCLi、2リッターSOHCのGLi、2リッターDOHC16vのGTI16V、
その他、ディーゼルターボのCLDや、V6エンジン搭載のVR6、ワゴンなどが存在する。
このGLiというグレードは、日本向けのグレードで、本国ではほぼ同じモノが、GTIのグレード名で販売されていた。

ゴルフ後ろから
<インプレッション>
今回のクルマ。ビートルを手放して以来、久々のフォルクスワーゲン車です。
まずドアを開けようと、鍵穴にキーを差し込んだ瞬間。刺さりません!
そう、普通の日本車の場合、鍵穴は、縦に開いているんですが((|)←こういう感じ)
フォルクスワーゲンの場合だと、殆どの車種が横に開いている事を思い出しました。
((−)←こういう感じ)
改めてキーを差し込み、ドアのロックを解除した瞬間。
「フゥイーン、カチャ・チャッ・チャッ・チャッ・チャッ」
と、ロックが解除します。普通の日本車だったら、電磁ロックなので、ロックを解除すると、
「グァチャッ!!」と、一瞬にして全てのドアのロックが解除されるのですが、
フォルクスワーゲンの場合は、バキューム式で、解除すると、カチャ・カチャと、一つづつ
解除されていくんです。これは自分がかつて乗っていたフォルクスワーゲンサンタナも一緒で、
とても懐かしいです。
そして、ドアを空け乗り込み、シートに座った瞬間。
「匂いがサンタナと一緒だぁ(笑)」
そうなんです。どうやら樹脂部品なのか、接着剤の関係なのかわかりませんが、車内には、
サンタナと同じナンというか少し埃っぽく甘い匂いがします。これには驚き。

ゴルフのインパネ(とっちらかってますが御容赦を)
取り合えず車内は、いかにもドイツのフォルクスワーゲンらしい、派手さや高級さなどの、
ヘタな小細工はしていない機能的なインパネです。オーディオはエアコンコントロールユニットよりも
高い位置にあり、とても使いやすく、そしてエアコンのスイッチもダイヤル式で使いやすいです。
そしてイグニッションを捻りエンジンを掛けます。
「キュルルル・ズドドドバドドド」
と、決して普通の日本車よりは静かではないどころか却ってうるさいぐらいの、2リッター
SOHCのエンジンが始動します。
音質は、日本車にありがちな、キリキリカリカリという高めのエンジン音ではなく、
ズドドドドというバスの効いた音がします。音質的にはサンタナも似ていました。
走り出す前にライトを付けようとウィンカーレバーの頭の当たりを探すが、ライトのスイッチは無い。
そうだ、ライトのスイッチはフォルクスワーゲンは別の場所にあったことを思い出す。
このゴルフの場合はインパネの一番右にスイッチはありました。

ゴルフのライトのスイッチ(右側は排気やABSの警告灯)
同じく、ウィンカーは、右ハンドルなのに、左右逆。そう、ウィンカーが左で、ワイパーが右なんです。
コレも然り。フォルクスワーゲンでは当たり前。
考えてみたら、免許取ってから、サンタナ、ビートルと一貫してフォルクスワーゲンを乗ってきた
自分ですが、もう既に忘れて「日産」が体に染み込んでいるのを実感(笑)
メーターは勿論。派手さは無いですが、見やすいメーターです。

ゴルフのメーターパネル
<走行インプレッション>
まずオートマチックなので、ギアをDに入れるのですが、このATが日本車とちょっと違くて、
普通の日本車はN→Dはロック無しでボタンを押さなくてもDに入るのですが、
ゴルフの場合は、N→Dは、ロックが掛かっており、ボタンを押しながらでないとDに入れる事が
出来ません。(逆にD→Nは勿論ロック無しで入れる事が出来ます)
走り出すと、まず気づくのが、アクセルペダルの位置。何故か普通のクルマよりも左側にあって
戸惑います。これは左ハンドル車を右ハンドルにするとよくある事なので、これは慣れるしか
ありません。
あと、
「ナンともハンドルが重い」
普段自分が乗っているセドリックが逆に軽く、小指でも回せるくらいなので尚更かも知れませんが、
このハンドル。「パワステ付いてないんちゃうか?」って思ってしまうほど重いです。
考えてみたらビートルはともかく、過去にサンタナに乗っている時に、修理終わって代車から
サンタナに乗り換えると、異様にハンドルが重く感じたのを思い出しました。
これは慣れの問題で、30秒で、昔の感覚を思い出しました。
(一応、今までフォルクスワーゲンに乗ってきた自分に対する意地でもあります:笑)
走り出して見るとまず感じるのが、
「シートがいい」
です。ドイツ車捕まえてこんな事言うのは当たり前かもしれませんが、ナンともシートはいいです。
程好いサポート性、固めのシート、そして腰の弱い自分には優しい、腰の部分のサポート。
前に乗っていたサンタナ、ビートル共に(両方ともゴルフ(II型)のシートがベース)シートの
出来具合には満足していたのですが、さすがフォルクスワーゲン。相変わらずシートはいいです。
そして何より驚いたのは、
「速いッ!!!」
これにはかなり驚きました。このゴルフGLiのエンジン。ナンの変哲も無い4気筒2000cc
SOHC。馬力で見ても対した事ないし、これより高性能な直列4気筒2000ccのエンジンなんて
日本にはゴマンとあります。


ゴルフのナンの変哲もないエンジンルーム
4気筒2000ccSOHC。ちゃんとカムカバーにVWマークが入ってます(写真右)
....だけど、何故かいいんです。速いんです。
40キロぐらいの状態からアクセルをちょっと力を入れて踏み込むと、このエンジン。相変わらず
ドドドという、アルファロメオなどの官能的なエンジンとは無縁ですが、低い音を立てて、
モリモリとトルクに溢れ、力強くゴルフを加速させて行きます。
信号待ち後のスタートダッシュでも以外や以外、初期加速も結構いいです。パワーよりもトルクで
走っている感じです。
今まで、
「ゴルフ(GTI16V,VR6を除く)なんて、ドイツの機能一点主義の実用車やろ」
なんて思ってましたが、これは大きな誤解だと判明しました。
「ゴルフは加速がいい」なんて言っている人がいましたが、今まで「そんなんちゃうやろ?」なんて
思ってましたが、その通りでした。
その後、
高速に乗ってみましたが、「ぬえわキロ」で巡航してもビシッとした高速安定性。
そして、細かいカーブが続く様な道でも、重いけど、確かなハンドリング。
今回のゴルフGLiを数日乗って思った事。
「うーん。
本国でGTIを名乗るだけあって伊達じゃない!!」
そして、やっぱり、
「こりゃぁやっぱり、
マニュアルで乗りたい!!!」
って事でした。予想外にかなりよかったフォルクスワーゲンゴルフ。
そして、やっぱりこのクルマもフォルクスワーゲン一族なんだなぁ。と言う事を
かなり実感しました。
今回の結論。
うーん。先の事ですがの時期愛車として、またフォルクスワーゲン。
「ゴルフGTI16Vが結構欲しい」
ってなんて思ってしまいました。やっぱり自分はフォルクスワーゲンとは波長が合うのかも知れません。