代車(借り物)日記〜今まで借りた代車や、レンタカーの日記(インプレッション)です〜
フォルクスワーゲン ヴェントGLi (III型、1992年式)

今回の借り物 フォルクスワーゲンヴェントGLi
今回の借り物日記は、メインコンテンツ「ヘッポコサラリーマンのメルセデス維持日誌」の通り、
管理人の230Eがエアコン故障し、長期入院の際お借りしたフォルクスワーゲンヴェントです。


ヴェント前から(左写真)横から(右写真)ゴルフ(III型)にトランクを付けたデザインなのが解ります。
このヴェントを簡単に説明すると、見たまんまフォルクスワーゲンゴルフ(III型)にトランクを付けた
ノッチバックモデル。代々ゴルフには、トランクを付けたノッチバックモデルが存在し、
日本では、初代のI型、II型ベースのものはジェッタ、III型ベースはこのヴェント、IV型ベースは
ボーラ(現在販売中)というネーミングが付けられています(北米ではI型から現行までずっとジェッタ)
ハードウェアに関してはベースであるゴルフと殆ど同じ。デザインもCピラーまで殆ど同じ。
唯一の違いは、テールに付いたトランクとなります。
このトランクは代々、クラス最大の容量を誇る巨大なモノ。
これの有無で新車価格では約100万円の差。
よく冗談で100万円で巨大なトランクを買うかどうか。なんて言われます。

ヴェントの最大の美点。巨大かつ広大なトランクルーム
ヴェントに関しては、エンジンは1.8リッターSOHC、2リッターSOHC、2.8リッターV6(VR6)と
基本的にはベースのゴルフ(III型)に準じますが、ゴルフに存在したディーゼルターボ(CLD)や、
2リッターDOHC(GTI16V)などのエンジンや、マニュアルミッションのモデルは存在しなく、
全体的にゴルフより大人しい印象を与えています。
<インプレッション>
今回お借りしたのは、92年式でグレードは、GLi。
92年式というと、このヴェントの日本仕様としては、最初期型にあたるモデルで、
日本ではヤナセが扱いとしては最初で最後の年式になります(93年より、扱いはフォルクスワーゲンジャパンの
ファーレン、デュオ店での扱いになり、ヤナセはフォルクスワーゲンから手を引き、大々的にライバル車の
オペルを販売することになりました)

ヴェントの内装。ゴルフ(III型)と同じインパネデザインです。
乗ってみると運転席周りは、前にこの借り物日記で取り上げたIII型ゴルフGLi(94年式)と全く一緒。
年式の微妙な違いで、オーディオ(このヴェントはパナソニック製<でもカセットが壊れてた:笑)や、
エアバッグの有無などがあります(92年はエアバッグ無し、94年はデュアルエアバッグ)。
このヴェントはエアバッグ無しですが、このエアバッグ無しのステアリング。
こ、これは!!・・・・と思ったら、管理人が過去に乗っていたメキシコ製ビートルと
全く同じステアリングでした。うーん。なんとも握っていて懐かしい(笑)

考えてみたら前に乗っていたメキシコビートルと同じステアリング
インパネデザインに関しては、ゴルフの項目でも書きましたが、VW車には共通するイメージ。
派手さ豪華さは一切無いけど、機能一徹。質実剛健。
然るべき場所に必要なスイッチなどがあり、タッチもしっかりしています。
エンジンは、これも前に取り上げたゴルフGLiと同じ。GLiなので2リッターSOHCとなります。
日本ではゴルフ、ヴェント共にGLiというグレード名になりますが、ドイツ本国では、
GTI(SOHC)に積まれるエンジンと同一になります(日本仕様はDOHCのゴルフGTI16Vのみ)。

ヴェントの2リッターSOHCエンジン
エンジンを掛けると、もちろん音もゴルフと同じ。
ギアをDにし走り出すと、やはり毎度フォルクスワーゲンはエンジン音、決して日本車の様に静かでは
ありませんが、耳障りではない音質です。
そしてこれもゴルフの項目でも書きましたが、意外に速い!!
今回も同じ印象ですが、この2リッターSOHCエンジン。最高出力も2リッターとしては特別大したこともないし、
ツインカムや可変バルブタイミング、ターボなどのハイテク装備は一切無いですが、速いんです。
これは例えばホンダのエンジンの様に高回転まで周りパワーがある。というカンジではなく、
ナンとも「トルクの固まり」というカンジ。豊富なトルクでジワジワジワとパワーが出て、速度が
乗ってくるというイメージ。まさにトルク走りしている。という感覚になります。
ゴルフと比べてトランクが付いた分重いのでどうなのかな?とも思ったのですが、殆ど気になりませんでした。
高速走行に関して特筆する点は、考えてみれば管理人にとって久々のFF車。
高速に乗ってまず思うのが
「恐ろしいぐらいに安定性が高い」
という点です。FFなのであたりまえじゃない。と思われるかも知れませんがこれが結構新鮮。
シートの出来もいいし、エンジンもトルクフル、そしてこの高速安定性。
このまま1000キロ走って下さい。と言われても文句言わずYESと答えたくなるクルマでした。

ヴェントのメーターパネル
12年落ちでこれだけしっかりしているというのはスゴいなぁ・・・と思いつつ、
デジタルのトリップメーターのモードをオドメーターにしてみたら・・・・管理人は目を疑いました。
そこに表示されたいたのは「約16万キロ」

よく見ると驚きの約16万キロ!!
確かに本国ドイツではまだまだな距離かも知れませんが、この日本に於いて17万キロ走って
これだけマトモなクルマというのに驚きました。
カナリ好印象だったヴェント。
今回の結論としては「フツーのいいパパを演じきれるクルマ」
今回は、いつも書いているのとは逆に、敢えてマニュアルではなくオートマチックで乗りたいです。
荷室も広く、室内広々、適度なサイズ(5ナンバー枠に収まる)走りも良い。そしてオートマチック。
フツーにいいパパするには、とても好条件なクルマに感じました。
管理人も所帯持ったら(「普通」の奥様だったらの場合)、こういうクルマを選ぶのもいいのではないか。
としみじみ考えさせられた一台でした。