経絡指圧指導(プロコース) 

   料金 1単位  (約1時間)5000円   

     プロ向けのコースです。

     将来開業を希望する方、既に開業しているがステップアップしたい方のためのコース。

     参加は二人以上 一人は被験者でも可

     出張の場合は 別途交通費  

   参加資格

     医療系国家資格(鍼灸師 柔道整復師 あん摩マッサージ指圧師 医師 薬剤師 看護師 など)

    を有する人もしくはその学生

      

     経絡指圧講座・中級

     計画中

 

基本カリキュラム(サンプル) 

理論 

基本稽古

術式

1

・指圧の定義

・指圧の沿革

・指圧の三原則

・定位置での姿勢つくり

・左右への重心移動

座位

2

・指圧の効果

・手技三法の相違

・施術上の注意

・手から力を抜く

・呼吸を深くする

座位

3

・指圧の不適応症

・指圧に使う部位と腰(姿勢)の関係

・イメージによる重心移動

・左右への移動(手さばきと体さばき)

横臥位(上半身)

4

・二点弁別と二点圧迫

・原始感覚と判別性感覚

・押すことともたれることの相違

・全身が一つとなって動く

・拳肘膝を交えて

横臥位(下半身)

5

・気について(感応とパワー) ・散歩(きままに歩く) 横臥位(全身)

6

・動作とラセン

・運動法の原則 

・散歩・手で相手と対話する(手で素直に感じる) 伏臥位(背候診)(上半身)

7

・食養について ・散歩・対話 伏臥位(背候診)(下半身)

8

・指圧の反応現象

・リラクゼーション各種

・散歩・対話 伏臥位(全身)

9

・速効治療 ・散歩・対話 座位〜伏臥位

10

・経絡体操 ・散歩・対話

・内観(自分の内面を見つめる)

・解放(心身をリラックスさせる)

仰臥位(腹症と腹部)

11

・経絡・経穴 ・散歩・対話

・内観・解放

仰臥位(経絡伸展法)

12

・陰陽虚実 ・散歩・対話

・内観・解放

仰臥位(上腹・顔・頭・頸部)

13

・東洋医学の体系 ・散歩・対話

・内観・解放

仰臥位(全身調整)

14

・東洋の健康観 ・散歩・対話

・内観・解放

仰臥位(全身)

15

・指圧の展望(何を求めるか) ・散歩・対話

・内観・解放

全身指圧(総復習)

16

・全体の総まとめ ・散歩・対話

・内観・解放

全身指圧(総復習)

 

増永静人の経絡指圧は師の没後30年近くたっても光芒を放っています。

たとえば身体論の寵児斎藤孝先生の著書『五輪の身体』には以下のように書かれています。

少し長いですが興味深い内容なので引用させていただきます。

 

室伏 力まかせに投げているイメージがあるんでしょうね。でも力じゃない。実はいま、僕が何も

しないでもハンマーが飛んでいく方法が見つかりそうなんです。

齋藤 何もしないで? ついに空気投げか何か(笑)?

室伏 ハハハ。体操選手が大車輪をやるとき、自分の体重の何倍もの重さが手にかかってくるで

しょう。でも、引っ張られることに対しては耐えられる。筋肉には能動筋と受動筋があって、受動

筋は非常に強いんですね。

齋藤 受身の方が強い。

室伏 そうです。僕らもそういう筋肉を使ってるんです。いくら鍛えて握力があるといっても、せい

ぜい100キロぐらいですから。300キロ、350キロという重さを支えられるわけがない。だから、

より受身に徹さなきゃいけない。飛ばそうと思えば思うほど、受身になっていく。

齋藤 ある意味、ハンマーに回されているわけですね。

室伏 なんか宇宙っぽいんですよ。僕とハンマーが回転しながら、さらにサークルに沿って回って

いる。自転と公転みたいな。

齋藤 いわれてみれば、動きも楕円運動だし、引っ張りつつ引っ張られているという引力関係にも

似てますよね。

室伏 そこのバランスが全部うまくとれなきゃいけない。僕はコスミックスポーツって呼んでるんで

すけど(笑)。

齋藤 コスミックスポーツ。その受動感覚は面白いですね。自分が回してるんだけど、回されても

いるって感覚が。昔、アルバイトで指圧をやってたんですが、強く押しすぎてしまう傾向があった。

ツボだと思うと、ついグッといっちゃうんだけど、「痛い」とか文句いわれて。そのときに、意識を反

転させてみたんです。

室伏 押してるんじゃなくて、押されてる?

齋藤 そう。押してる圧力は変えない。でも、押されてるんだとイメージしただけで、相手がゆるむ

んですね。一体感が出る。増永静人さんという人が「支え圧」という指圧をやっていて、「筋力で押

すな。自分が液体化して、相手と一体になるように支える感じがいいんだ」といってるんです。そう

いうイメージですね。

 

                『五輪の身体』齋藤孝 2004 日本経済新聞社引用箇所(pp.34-36)