「世界に千頭前後しか生息しない希少動物の小型猿「ゴールデンライオンタマリン(以下GLTと略)」を国内で唯一飼育し、数多くの繁殖に成功している浜松市動物園はこのほど、同園で生まれた雄2匹をシンガポールにある動物園「ジュロンバードパーク」に向け輸出した。種の保存を目的に国際組織が進める地球的規模の繁殖計画の一環で、同園からの輸出は昨年8月、雄1匹を送り出したのに続き2回目。
牛島園長をはじめ獣医や飼育担当ラスタッフ9人が今月10日午前5時半すぎ、1歳と2歳になる雄を別々の木箱に移動。木箱は、動物の運搬専門業者が用意したトラックの荷台に慎重に載せられ、ベルトでしっかりと固定された。2匹は特に興奮する様子もなく、きょとんとした表情で金網部分からスタッフをのぞき込んでいた。2匹を載せた車は、午前6時半に関西国際空港に向けて出発。手塩にかけたGLTの旅立ちにスタッフらは「どうかお達者で」と声を掛け、いつまでも見送り。2匹は同夜、シンガポールに無事到着した。
GLTはキヌザル科に属する小型の猿。全身が金色の毛で覆われ、頭から肩にかけてはライオンのたてがみのように見える。ワシントン条約では、最も絶滅が危惧されるT類の指定を受けている。米国にある国際血統登録管理委員会は、国際的な繁殖計画を推進。今回の輸出も同委員会からの要請を受けて実現した。この2匹のほかに、現在2匹の親猿と6匹の子猿を飼育する同縁では、今春、さらにもう1匹の若い雄をオーストラリアに輸出することが既に決まっている。牛島園長は「GLTは生後1年で成熟するので、今回の2匹も繁殖能力が十分ある。どんどん子孫を増やしてほしい」と大きな期待を寄せている。」
ライオンタマリンは、綺麗な色してて、ちっちゃっくて、かわいらしい南米原産のサルなのですが、顔をじっくり見てみると、おっさんぽい顔だったりします。その美しい色ゆえに乱獲に遭い、絶滅危惧種になっています。
浜松市動物園には、先月行ってきたところ。確かにキヌザル科(=マーモセット科)が充実していました。ライオンタマリンは、2つの檻に分かれて住んでました。確認できただけでも5匹。人懐っこい連中だったので、ライオンタマリン舎の前でかなりの時間を過ごしました。ここって世界的にも誇れるところだったんですねえ。すばらしい。なお、浜松にはライオンタマリンの他に、クロミミマーモセット、ピグミーマーモセット、ワタボウシタマリン、アカテタマリンというマーモセット科のサルがいました。
ライオンタマリンと言えば、昨年シンガポールに行ったときに、シンガポール動物園の園内で放し飼いになっていたライオンタマリンが結構近くで見れて感激しました。そのときはジュロンには行かなかったんですよねえ。バードパークなのにタマリンがいたのか。そっちにも足を伸ばしておくべきだったかなあ。
原生林に住む野生種を守るのが先決で、国際的な絶滅危惧種繁殖計画といっても次善の策にすぎないと思う。しかし、なんもやらんよりいくらかましである。繁殖計画に日本が貢献できるというのがうれしいところ。なんといっても、日本は希少種の密輸大国として世界的に悪名の高い国でもあるので、こういった貢献をどんどんしていかなあかんよなあ。(Maki)