期日 2008年6月8日(日)
2008年度新潟県高体連シニア山の会の春の春季登山を6月8日(日)、新潟県湯沢町苗場大源太山(1764m)で行いました。
当日の参加者は、岡村、唐木、速水、小山、浜田、渡部(含息子)、本田、高木(当番幹事)の9人です。前日は、オリンピックで回転4位に入賞した皆川賢太郎さんの生家のペンション「ハイジ」に泊まり、心づくしの山菜料理とフランス料理のおもてなしを受けました。
6月8日(日)曇りながら空は明るくどうやら雨の心配はなさそうです。登山口と下山口を変えるため、7時35分宿のマイクロバスを先導にし、全車で国道沿いの平標山登山口に向かいました。ここには、広い駐車場、トイレなどの施設があります。
ここで、各自の車を置き、宿の車で三国トンネル入り口の三国山登山口に向かいました。ここで、下車して、いよいよ登山の開始です。ちょうど、東京から来た団体さんが身支度を整えていました。
三国トンネルの入り口の標高が1076m、三国峠の標高が1244mですから、峠まで標高差160m、時間にして約30分のゆるい登りです。峠には、三国山を背に、鳥居が立ち、お堂があります。神社脇から左の登山道に入ります。ここから先は大きな木はなく、背の低い潅木帯の中を登ります。階段状の急な登りで、息が切れました。ところどころに、ミヤマキンバイの花がありましたが、曇りのため、閉じたままでした。
急な登りが終わると、木道となり、なだらかな広い草原へと導かれます。夏場はお花畑となるところです。植物保護のため、木道の両側には、ロープが張られていましたが、時期が早くて、草原には、ほとんど花は見られませんでした。
お花畑の先は、急なガレ場の登りとなりますが、木道が整備され、岩砕の上を歩く必要はありません。ここでは、さえぎるものがないので、もし晴れていたら、展望は抜群だったと思います。
ガレ場を登りきったところに、三国山を巻く縦走路の分岐点がありますが、我々は山頂を極めるのが目的ですから、直進して、三国山の山頂を目指します。
山頂のすぐ下にも、縦走路の上の分岐がありました。右の道を少し進めば、三国山の山頂です。あまり広くない山頂の中央には、三角点や頂上の看板がありました。あいにくの霧のため、展望はほとんど得られませんでした。峠から、約1時間。ここで、しばらく休憩を取りました。
山頂の分岐点で右(北)の平標縦走路に入ります。ところどころにムラサキヤシオやオオカメノキが咲く急な下りです。下りきったところで、左から、巻き道が入ってきました。この先、いくつもの小さなピークを越えます。道の両側には、次々に、季節の花が現れ、眼を楽しませてくれます。この時期に多い花は、コイワカガミとナエバキスミレです。
1597mのピークを越えた鞍部には、雪田があり、一休みに良い場所です。ゆるやかなササと草原の道を登りつめると、三角山(1685m)の山頂に着きます。左に、浅貝に下りる下山路があります。前方には、大源太山が大きく見えるはずですが、霧のためにまったく様子がつかめませんでした。
縦走路を先に進むと、道は山の左斜面を巻くようになりました。斜面にはダケカンバの美しい林が広がって、とっても、気分の良いところです。中間付近の右(東)に、大源太山の分岐がありました。登山口で会った団体さんが、休んでいました。どうやら、空身で大源太山を往復してきたようです。我々は、大源太山に登るのが目的ですから、荷物を全部持って山頂を目指しました。シラカバやダケカンバの美しい林が切れると、クマザサとドウダンツツジの茂みとなり、見通しも良くなってきました。
歩く人の少ない登山道は、芝で覆われていて、整備された庭園の中を歩くようで、とても癒されます。山頂の手前に三角点らしきものがありましたが、真の山頂はその先です。山頂は小さな広場になっていて、三角点や頂上の標識がありました。三国山頂から、ここまで、約2時間。
山頂で昼食をとっていると、元気な若者の二人ずれが登ってきました。どうやら、仙ノ倉から縦走して立ち寄ったようで、我々の姿を見て驚いていました。
昼食の後、分岐点に戻り、平標小屋に向かいました。林の中の林床にツバメオモトが可憐な花をつけていました。巻き道から展望の良い尾根に戻ると、背の低い潅木帯となり前方に電光形の雪渓が何本も浮かびあがってきました。平標山と仙の倉山の谷を埋めている雪渓です。天気が良ければ、すばらしい景観だったと思います。まことに、残念でした。
その代わり、随所にコイワカガミやアカモノの群生する場所があって、道の両側を埋めていました。(アカモノは赤いつぼみの状態で、今一でしたが)。圧巻は、突然現れたシャクナゲの大木です。枝には、いっぱい花をつけ、満開状態で、見事なものでした。
新装なった平標小屋の前で、一休み。大源太山頂から、約1時間の行程でした。オプションで計画した平標山を登る人は誰も出ませんでした。誰もが百花繚乱の静かな尾根歩きに充分満足したようでした。ここで、散会して、各自のペースで下山することにしました。下山口に各自の車が置いてあるから、便利です。このやり方は、我々の山行にもっとも適した方法のように思えました。
平標小屋から下りる道は、いつのまにか丸太の階段で整備され、あっけなく、林道下山口に着きました。(文責 本田)