四阿山(長野県)

期日 2009年6月8日(月)

  2009年度新潟県高体連シニア山の会の春の登山を6月8日(月)、長野県菅平高原四阿山(2354m)で行いました。当日の参加者は、岡村、小山、速水、渡辺(富)、中村、唐木夫妻、本田(当番幹事)の8人です。
  前日は、菅平高原スイス村のペンション「てんとうむしの宿」に宿泊しました。宿は、菅平牧場の近くの森の中にあって、大きめの九輪草に囲まれていました。オーナーはこの地域の山のベテランで、植物にも大変詳しく、前日(7日)夕食前、宿周辺の森の中を案内し、ひっそりと咲く山野草について、解説してくれました。その中には、稀有の植物やオーナー自身が育てているものもありました。夕食は、お手製のフランス料理で、とてもおいしく頂きました。
  6月8日(月)薄曇りで、オーナーの話では9時頃から晴れてくるということでした。今回は充分期待できそうです。
  6時45分朝食、7時15分、各自の車で登山口の菅平牧場に向かいました。途中、料金所を通過しましたが、時間が早いため、受付はいませんでした。この先は私有地のため、通常一人200円の入山料金が必要ですが、宿では入山券を出してくれました。下山の際に見せたら、ただで通過できました。
  登山口の広場で車を停め、身支度を整え、7時30分出発しました。右の作業道を少し行くと、左手に四阿山の登山口がありました。平坦な道をしばらく進むと、せせらぎの音が聞こえ、やがて小川を木橋で渡ります。これから先、水場はありません。
  四阿山から西に伸びる尾根(中尾根)に取り付きます。シラカバの多いゆるやかな尾根をたどると、やがてオレンジ色のレンゲツツジが現われ、新緑に映え、とてもきれいです。約1時間で、小四阿のピーク(1917m)に着きました。四方が開け、左手には、どっしりとした根子岳の姿が見えてきました。前方には、これからたどる中四阿の岩稜が見えましたが、少しもやがかかり、天気が良くなるのは、もうちょっと先になりそうです。
根子岳山頂の写真
  ダケカンバの林を抜けると、展望の良い岩尾根になり、その先に中四阿の尖頭(2106m)がありました。登山道はピークを避けるようにつけられていますが、岩の上からすばらしい展望が広がり、特に、至近距離になった四阿山と根子岳の姿が雄大でした。
  中四阿から少し下って、樹林帯の中を登り返すと、根子岳分岐のある開けた平坦な草原に出ます。ここで、ザックを置いて、四阿山まで空身で往復することにしました。
  針葉樹の林を抜けると、突然、三角錐の四阿山が現われました。急な木道に入ると、すぐ、左から鳥居峠から来た木道が上がってきました。階段を登りきり、少し登ると、四阿山の山頂です。山頂は、南峰と北峰からなり、三角点は標高の低い北峰にあります。南峰には二つの祠がありますが、上州側の方の展望が良く、そこで、休憩をとりました。四阿山は古い時代の火山で、小根子岳から最高峰の四阿山を経て、浦倉山までつながる馬蹄形の稜線が外輪山の名残だということです。
  根子岳分岐に戻り、芝生の上で、昼食をとりました。歩行ピッチがそろい、予定より40分も早く着き、12時には、根子岳に向け出発しました。樹林帯の中の急な下りは、ところどころ段差があり、木の根っこが出ていて、神経を使いました。樹林がまばらになり、傾斜がゆるむと、ササが一面敷きつめられたような鞍部(十ケ原)に出ました。空気が澄んできて、前方にササの絨毯に覆われた根子岳がくっきり見えます。
  登山道はササ原の中ゆっくり傾斜を増し、登っていきます。二つの岩頭を越え、大きな岩(屏風岩)の横を抜けると、ひと登りで根子岳の山頂に着きます。見ためよりもあっけないというのが女性参加者の感想のようでした。
  広い山頂には、祠や展望盤が置かれており、展望が良く、烏帽子岳から、浅間山につながる山なみが印象的でした。北方には、志賀高原の山なみが見え、西方には、雪をつけた妙高、火打の姿も見えました。
  下山路は、菅平高原に向かってなだらかなスロープを下ります。石ころだらけの歩きにくい道ですが、花の百名山だけにシーズンともなると大勢のハイカーが来るのでしょう、道の両側にはロープが張られていました。時期が早いせいか、思ったほど植物は咲いていませんでした。
  ササと丈の低い潅木の斜面が終わると、ダケカンバの樹林帯となり、まもなく牧場の有刺鉄線の柵が現れ、柵の向こうには、草を食んでいる牛の姿が見えました。牧場の草原には、アズマギクとフデリンドウが咲き、レンゲツツジが咲き誇っていました。駐車場のある登山口の前に出ると、そこには、管理事務所や売店があって、絞りたてのミルクやソフトクリームを売っていました。ここで、秋の登山を約して15時10分解散しました。(文責 本田)

■上の写真 :根子岳山頂にて

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