五泉市と三川村の境界にある菅名連峰は天然ブナの原生林のあることで知られています。菅名岳に登るには、小山田から丸山尾根を登るのが一般的ですが、変化を求めて、沢沿いに「どっぱら清水」を経由して菅名岳に登る人が増えてきました。2008年度新潟日報旅行社のツアー登山もこのコースを採っています。
沢(新井沢)を登るコースは、途中に「どっぱら清水」や「橡の巨木」などの見所があるので、ハイキングコースとしてよく整備されています。何度も沢を横断する箇所がありますが、いずれもしっかりとした木橋がかけられていて安心です。水には不自由しないし、尾根コースにはないいろいろな山野草が咲いているのも魅力です。
5月2日、「いずみの里」から沢沿いに菅名岳(909m)に登りました。
「いずみの里」の付近に駐車場ができ、その代わり、林道にゲートが設けられました。林道を約15分歩くと、昔の登山口の広場に出ます。「どっぱら清水」へは、林道をそのまま直進します。約30分で小山田林道の終点(広場)に着きます。
終点から沢に下り、沢沿いに進みます。キケマンの群生地を過ぎ、水量豊かな沢の変化を楽しみながら、何回も沢を横断し、そのつど都度、左岸、右岸に移ります。清らかな沢筋には、いろいろな花が咲いていて眼を楽しませてくれます。
「どっぱら清水」周辺は巨木が多く、深山幽谷の気配が漂っています。「どっぱら清水」の分岐から約5分で、椿平の取り付き点に着きます。右の分岐は橡の巨木を見るためもので(約5分)、これも一見の価値があります。
沢を渡り、急な斜面に取り付きます。登山道は階段状に作られ、ジグザグに上がっています。椿平まで標高差150m、たどり着いたところが椿平で、丸山尾根の約5合目に相当するところです。周辺はブナ林に覆われ、なんとも気持ちの良いところです。
しばらくはおだやかな登りが続きますが、7合目の鐘のある休憩地を過ぎると、再び道はきつくなります。がんばって、8合目、9合目と登りきれば、菅名岳の山頂到着です。頂上は広く、開放感にあふれ、南東方向に飯豊連峰のすばらしい展望がありますが、この日は、春霞のため、よく見えず、残念でした。
ここまで来たなら、もうひとがんばり、大蔵山まで縦走して下山しましょう。今回は大蔵山の沢コースを下山することにしました。
いくつかアップダウンを経て、標高864mの大蔵山の山頂に着きます。残念なことに、今年は、縦走路ですら、ほとんど雪が残っていませんでした。
頂上で充分展望を楽しんでから、なだらかな尾根を下れば、約1時間で、階段コース(尾根コース)と沢コースの分岐に着きます。左の沢コースに入ると、ジグザグの急な下りとなり、約10分で3合目の小広場に着きます。ここで、道は左の急坂コースと右の沢コースに分かれます。沢コースの方が、変化があり、ムラサキケマンやいろいろな山野草が見られて楽しめます。(ヤマヒルもいますから、ご用心)。
左斜面をジグザグに下りて、水の流れていない沢底に出ます。沢伝いに下っていくと、細い水の流れが現れます。前方が開けると、左から急坂コースが合流し、水量の多い沢(南マタ)を丸木橋で横断し、さら進むと三五郎林道支線の終点(広場)に出ます。道路脇の草花(ムラサキケマン、キケマン、コンロンソウ)を愛でながら、林道をのんびり歩いていくと、右手に尾根コースの入り口があり、反対側の左の道に入り、杉林の中を下ると、「どっぱら清水」に通じる小山田林道に出ます。(2008年5月2日)
■上の写真;菅名岳沢コースどっぱら清水分岐 (Ryoji Honda)
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関連する写真(2009年4月24日撮影)