裏磐梯カンジキトレッキング

  裏磐梯スキー場の上部に広がる噴火口台地をめぐるコースは、傾斜もなだらかで、自然の景観もよく、平日でも多くのヒールフリースキーヤーやスノーシューを着けたハイカーが集まってくる。
  このスキー場の特徴は、近隣のスキー場と比較すると、規模は小さく、リフトは3本しかないが、スキー場の上部に広がる噴火口台地をめぐるコースが整備されていることである。最近では、このすばらしい雪山の景観を求めて、スノーシューを着けた多くのハイカーがやってくる。
  2009年2月5日(木)すばらしい晴天となった。さあ、行こう、バックカントリーの故郷へ。今回は友人の速水さんを誘って、カンジキをつけて歩くことにした。
  磐梯ゴールドラインに通じる国道459号線から、左折して、裏磐梯スキー場への道に入り、スキー場の駐車場に車を止める。
  スキー場の第2リフトに乗って、てっぺんまで上がる。ここで、カンジキを装着する。コースは大勢のハイカーによって踏み固められているので、コースを離れなければ、カンジキなしで歩けるほどだ。標識にしたがい、右に折れ、林の中に入って、10分ほど行くと、いきなり目の前が開ける。木1本ない広い平らな景色、銅沼に到着したのだ。雪がなければ、赤茶けた岩が点在する池も、この時期は真っ白い雪と氷に覆われている。見上げれば、櫛ガ峰から天狗岩までの荒々しい火口壁が広がっている。 裏磐梯の写真
  氷結した銅沼の上を突っ切り、火口壁を前方に見ながら、南に進む。右側の切り立った斜面のあちこちから、水蒸気が噴出し、今なお活動中の山であることがわかる。雪原が終わったところで、ゆるやかに左に曲がって、大きな噴火岩のゴロゴロした丘陵を登る。
  丘稜を越え、火口壁の北面にたどり着くと、そこは広々とした台地で、このコースの終点である氷瀑に到着する。前面の櫛ケ峰とそれに続く火口壁は、冬の八ケ岳のようだ。ここまで、リフト終点から約1時間の行程である。暖かい日が続いているせいか、今年の氷瀑(イエローフォール)の成長はよくない、小便が凍ったような感じで、写真をとる気にもならない。
  大半のスキーヤーは、もと来た道を戻る。しかし、今回はカンジキ歩行なので、帰りは、東へ迂回するコースをとることにする。下ってすぐ右に川上温泉への踏跡がある。適度なアップダウンを繰り返しながら、直進する迂回路をたどり、北に向かうと、第2リフトの迂回コースの上部に出る。ゲレンデ内の歩行は、禁じられているので、リフト沿いに林の中を下る。結局は、第3リフトの下まで下らなければいけなかった。登りよりは、距離も長いし、時間もかかるが、違った角度での景色が楽しめる。
  ロッジまで、右手の林の中を登り返し、暖かい昼食をとり、駐車場に戻った。(2009年2月5日)

■上の写真;裏磐梯から見た櫛ケ峰    (Ryoji Honda)

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