雄国山は、猫魔ガ岳の噴火によってできたカルデラ湖雄国沼を囲む外輪山のひとつで、標高は1271mである。1997年雄国沼から「ラビスパ裏磐梯」に抜ける新コースが整備されて、一躍脚光をあびるようになった。しかし、ラビスパからの登りは少々きついので、下山路にこのコースをとることが多い。
新潟から郡山まで盤越道が開通して、会津の山が身近なものになり、日帰りで行けるようになった。雄子沢川沿いの林間を雄国沼にいたるコースは、もっともポピュラーなハイキングコースである。雄国沼の手前に雄国山に登る分岐点がある。
6月20日(日)、台風6号が日本に上陸する前日、「山のともだち」のメンバー14名と雄国沼と雄国山を訪れた。
桧原湖西岸、国道459号線沿いに車を進めると、磐梯ゴールドラインの分岐点にいたる。そこから、わずかな距離で雄子沢登山口である。登山口には、大きな駐車場もあるが、休日には、満車になることが多い。
しばらくは、樹林帯の中のゆるやかな登りを行く。周囲の林は、ブナ、ミズナラを主体にした自然林で、左手を流れる雄子沢川から、涼しい風が吹き上げてくる。
林を抜ければ、レンゲツツジやサワフタギの花の美しい潅木帯に出て、まもなく雄国山と雄国沼の分岐点となる。左の道を行くと、まもなく小沢を横断し、雄国沼休憩舎に着く。
ここまで、我々は、ゆっきりムードで約1時間半かかった。休憩舎の周辺は広場になっており、内で休むも、外で休むも自由である。我々は、ここで早目の昼食を取った。
健脚者は、昼食後、分岐点まで戻り、雄国山を登ることにする。潅木帯を斜めに登り、尾根に出ると、一気に展望が開ける。最後に、階段を上りきると、雄国山の頂上である。
分岐点から山頂まで、約30分である。山頂には、展望台も設けられていて、磐梯山、安達太良山、吾妻山、飯豊山の四つの百名山が望める。直進する道は、「ラビスパ裏磐梯」に通じる雄国パノラマ歩道である。
一旦、同じ道を休憩舎まで下り、次に、全員で雄国沼湿原に向かう。途中、展望台に行く右の道路を見送り、左手の林の中に作られた道を下る。まもなく視界が広がって、雄国沼湿原に到着する。
湿原には、木道が設けられ、一周することもできる。木道には、ところどころに、広場も作られている。湿原には、四季折々の花が咲くが、特に、6月下旬から7月初旬のニッコウキスゲの群落は見事である。最短コースの喜多方方面から来た観光客の姿も見られる。
我々は、往路を戻り、休憩舎から忠実に雄子沢登山口に下った。